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君のペースに巻き込まれる幸せな日常(D灰)
「らーびっ!」
ほら……またさ。
「ラビっ!お~い!聞いてるぅ~?」
横で俺なんかよりも兎のようにひょこひょこと忙しなく茶色い頭が揺れる。
「なんだい?そんなとこでセンチメンタルジャーニーしちゃって☆」
ほら……いつも梓は俺の心に土足で踏み込んでくる。
だから俺はいつものように手慣れた笑顔を見せたはず……だったけど。
一瞬彼女が小さく目を見開いたのを見逃さなかった。
ほんと、彼女はデリカシーがなさそうに人にちょっかいをかける割には
こういうのはすぐに気づくもんだなと自分と少しだけ似た
おちゃらけた中に潜む冷静さと観察眼に我ながら関心していると
また誤魔化すために困ったように眉を下げるラビ。
「どうしたんさ?」
「ラビ……イタズラ手伝ってよ」
そしてそんな俺の小さな嘘に少しだけ拗ねた顔を浮かべた梓は
目線をふいっとそらしながら呟いた。
そんな彼女が俺と同い年くらいなはずなのに何故か年不相応の幼さと
その中に彼女なりの触れてはいけない何かを感じた気まずさが入り交じった表情と仕草をしたので
ああ、可愛い人だなと今度は本当につい頬が緩んでしまった。
「おっ!!いいね~♪――二人で何する?」
さっきまで感傷に浸っていたのが少しだけ馬鹿らしく思えた。
過去の出会いと別れに浸り自分が与えられた記録者としての役割の意義を考えて
少しだけナーバスになってしまったが、そのおかげで彼女に出会えたんだ。
少しくらい、後ほんの少し彼女のペースに振り回されていたいと願った何気ない教団での日常の昼下がりだった。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
ラビの名前って49番目らしいですね。
このお題を見た時からパッとラビと夢主が浮かびました。
キャラを自分のペースに強引に巻き込んじゃえるのはD灰夢主くらいかなーっと笑
そして、そんな彼女についていけそうなのはラビくらいかなと思ったら
まだ連載では絡めていないのですが、つい絡ませて見たくなりました笑
「らーびっ!」
ほら……またさ。
「ラビっ!お~い!聞いてるぅ~?」
横で俺なんかよりも兎のようにひょこひょこと忙しなく茶色い頭が揺れる。
「なんだい?そんなとこでセンチメンタルジャーニーしちゃって☆」
ほら……いつも梓は俺の心に土足で踏み込んでくる。
だから俺はいつものように手慣れた笑顔を見せたはず……だったけど。
一瞬彼女が小さく目を見開いたのを見逃さなかった。
ほんと、彼女はデリカシーがなさそうに人にちょっかいをかける割には
こういうのはすぐに気づくもんだなと自分と少しだけ似た
おちゃらけた中に潜む冷静さと観察眼に我ながら関心していると
また誤魔化すために困ったように眉を下げるラビ。
「どうしたんさ?」
「ラビ……イタズラ手伝ってよ」
そしてそんな俺の小さな嘘に少しだけ拗ねた顔を浮かべた梓は
目線をふいっとそらしながら呟いた。
そんな彼女が俺と同い年くらいなはずなのに何故か年不相応の幼さと
その中に彼女なりの触れてはいけない何かを感じた気まずさが入り交じった表情と仕草をしたので
ああ、可愛い人だなと今度は本当につい頬が緩んでしまった。
「おっ!!いいね~♪――二人で何する?」
さっきまで感傷に浸っていたのが少しだけ馬鹿らしく思えた。
過去の出会いと別れに浸り自分が与えられた記録者としての役割の意義を考えて
少しだけナーバスになってしまったが、そのおかげで彼女に出会えたんだ。
少しくらい、後ほんの少し彼女のペースに振り回されていたいと願った何気ない教団での日常の昼下がりだった。
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【あとがき】
ラビの名前って49番目らしいですね。
このお題を見た時からパッとラビと夢主が浮かびました。
キャラを自分のペースに強引に巻き込んじゃえるのはD灰夢主くらいかなーっと笑
そして、そんな彼女についていけそうなのはラビくらいかなと思ったら
まだ連載では絡めていないのですが、つい絡ませて見たくなりました笑