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今だけだよ
大好きな家族、大好きになりかけていた町。
当たり前だと思っていたのに、失ってみると当たり前じゃないが溢れていたリアル。
泣くのはもうこれっきりにしたい。何度も誓った。
でも、私は自分が思っていたよりも弱かったみたい。
身体が、心が痛くて……一人ぼっちは寂しくて。
今まで生きてきた世界の温もりを知ってしまったから?
前よりもずっとボロボロで、なんて壊れやすくもろくなったんだろう?
でも、涙は絶対に見せられない。
さぁ、もう笑わなきゃ。
足元をすくわれないように……。大切な人たちを守れるように。
呼ばれた声にビクッと肩がゆれる。
バルコニーの扉に背を持たれかけた男がまだビビってんのかと鼻で笑った。
どこか揶揄いと、少しだけ眩しいものを見つめるような瞳。
「きっと……今だけだよ」
少女は、困ったように男を見上げて笑った。
こんな風にすぐ驚く私も、眩しそうに私を見つめるアナタの瞳も。
全部……今だけのものなんだから。
心の中でそう言い聞かせながら、笑顔を張り付けてパーティー会場の波に飛び込んだ。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【あとがき】
ポエムみたいなSSになってすいませんw
ネタが浮かばなかったからとか、雰囲気でごまかすのが得意だからとか
そういう理由で筆が進んでいたわけでは……はい、すみません。
じょじょに汚れていく夢主。
自分でも強くなるためには仕方がないと思いつつ
幸せな日常にはもう戻れないんだなという寂しさ。
そういう心情がうまく表現できれていればうれしいです。
大好きな家族、大好きになりかけていた町。
当たり前だと思っていたのに、失ってみると当たり前じゃないが溢れていたリアル。
泣くのはもうこれっきりにしたい。何度も誓った。
でも、私は自分が思っていたよりも弱かったみたい。
身体が、心が痛くて……一人ぼっちは寂しくて。
今まで生きてきた世界の温もりを知ってしまったから?
前よりもずっとボロボロで、なんて壊れやすくもろくなったんだろう?
でも、涙は絶対に見せられない。
さぁ、もう笑わなきゃ。
足元をすくわれないように……。大切な人たちを守れるように。
呼ばれた声にビクッと肩がゆれる。
バルコニーの扉に背を持たれかけた男がまだビビってんのかと鼻で笑った。
どこか揶揄いと、少しだけ眩しいものを見つめるような瞳。
「きっと……今だけだよ」
少女は、困ったように男を見上げて笑った。
こんな風にすぐ驚く私も、眩しそうに私を見つめるアナタの瞳も。
全部……今だけのものなんだから。
心の中でそう言い聞かせながら、笑顔を張り付けてパーティー会場の波に飛び込んだ。
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【あとがき】
ポエムみたいなSSになってすいませんw
ネタが浮かばなかったからとか、雰囲気でごまかすのが得意だからとか
そういう理由で筆が進んでいたわけでは……はい、すみません。
じょじょに汚れていく夢主。
自分でも強くなるためには仕方がないと思いつつ
幸せな日常にはもう戻れないんだなという寂しさ。
そういう心情がうまく表現できれていればうれしいです。