呼び出しが来ないかハラハラな風見
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今日は待ちに待った裕也くんの非番の日。
トロピカルランドにデートに来た。
平日なので比較的混んではいない。
「わーい、これなら結構アトラクション乗れちゃうかもね!」
「え、えぇ、そうですね…」
だが、裕也くんは来た時からずっとソワソワしている。
なんだか終始心ここに在らずと言った感じだ。
…もしかして、こういう人の多いレジャーランドは苦手だったりするんだろうか?
裕也くんは真面目で堅苦しいところがあるし、あり得なくは無い。
(楽しみにしてるって言ってたんだけどな…)
そんなことを思いながら最初のアトラクション、観覧車に乗った。
「おぉー、高い!ホラ見て、ベルツリーが見えるよ!」
「あぁ…確かに、本当ですね…」
なんとか盛り上げようとするも、普段より上の空といった感じで普遍的な返ししかしてこない。
(私が積極的になるしかない…!)
奥手の彼をゆさぶる手は一つ。
少し恥ずかしいが、前の座席に座ってぼーっと景色を眺める裕也くんにスッと擦り寄った。
「え…!?」
ちゅっ
「っ!?」
頬に軽いキス。
しかし、心を呼び戻すには十分すぎるようだった。
裕也が驚いて仰反り、一瞬で顔を真っ赤にした。
それは私も同じことだった。
「な、何だ、急に!」
「…いいでしょ、2人だけなんだし」
「いっ、意外と他のゴンドラから見えるんだぞ…」
「…ねえ…もしかして…今、つまらない…?」
思い切って聞いてみた。
「っ!?いや、そんなわけないじゃ無いか!」
「…でもなんか、裕也くん…ずっと上の空なんだもん…」
「えっ!…あっ…違うんだ…これは…」
「…?」
渋々と言った感じで裕也くんは切り出す。
「…僕の仕事は非番といえど緊急で呼び出されることが多いし…折角のデートなのに呼び出されて途中解散になるかと思うと、気が気でなくて…」
眼鏡の位置を直しながら、裕也くんは続ける。
「今日だって四羽が僕に合わせて休みを取ってくれたのに…そんな風になると思うと…」
「それで落ち込んでたの…?」
「まあ…あと、観覧車に良い思い出が無いというか…」
「え!?そうだったの…!ごめんなさい!」
「いっ、いや!いいんだ!ただ以前ちょっと怪我をしただけだから…!」
(観覧車で怪我…?)
ドアに挟まったりしたんだろうか…
いや、きっちりとした裕也くんに限ってそんなことはないだろう。
・・・
観覧車を降り、近くのテラスでコーヒーを飲みながら考える。
なんとかして楽しんでもらいたい。
せめて、今日は仕事のことを忘れて欲しい。
…いや、むしろ仕事の話を楽しめるようにするのも良いかもしれない。
私は思い切って切り出してみた。
「あ、じゃあ…もし呼び出されたら、私、今度会うときになんでも裕也くんの言うこと聞くよ!」
「ぶっ!?!」
裕也くんが飲んでいたコーヒーを思い切り吹き出した。
「あぁっ…やっぱ嫌だ?」
「いっ…いやっ…そんなことないが…っでも、それじゃ理不尽じゃないか…四羽が…」
「だ、だって…裕也くんに楽しんでほしいから…」
困り顔の私を見て、渋々といった様子で裕也くんはコーヒーをもう一口。
「…分かった。もし仕事の連絡がきたら…絶対に言うこと聞いてもらう」
・・・
時は流れ、私たちはトロピカルランドを楽しんだ。
気づけばもうすっかり辺りは暗くなっていた。
「呼び出し…来なかったね」
「ええ…」
「もしかして…逆に呼び出されたかった…?」
「!!…いや…まあ…そりゃあ…」
歯切れの悪い裕也くんがとても愛おしく感じた。
「…最後までデートしてくれたし…特別に言うこと聞くよ…?」
裕也くんが揺れ動く。
「それじゃあ約束の意味無いでしょう…?」
「あはは…無いかも…」
「…それに、まだ最後にはしない」
「え…?」
「続行するので…」
・・・
-翌日-警察庁
「おはようございます降谷さん!休暇をいただきました!ありがとうございました!」
いつになく声にハリのある風見に、古谷が訝しげな視線を送った。
「…どうした風見、なんか嬉しいことでもあったのか?」
「いえ!特には!」
(デート行ったな…)
そう推測した古谷は、やれやれといった表情で続けた
「まあ、息抜きできたなら何よりだ」
「ありがとうございます!あっ、そうだ降谷さん!僕をいつでも呼び出していいですよ!!非番でもどんどん呼び出してくださいね!!」
「…????」
トロピカルランドにデートに来た。
平日なので比較的混んではいない。
「わーい、これなら結構アトラクション乗れちゃうかもね!」
「え、えぇ、そうですね…」
だが、裕也くんは来た時からずっとソワソワしている。
なんだか終始心ここに在らずと言った感じだ。
…もしかして、こういう人の多いレジャーランドは苦手だったりするんだろうか?
裕也くんは真面目で堅苦しいところがあるし、あり得なくは無い。
(楽しみにしてるって言ってたんだけどな…)
そんなことを思いながら最初のアトラクション、観覧車に乗った。
「おぉー、高い!ホラ見て、ベルツリーが見えるよ!」
「あぁ…確かに、本当ですね…」
なんとか盛り上げようとするも、普段より上の空といった感じで普遍的な返ししかしてこない。
(私が積極的になるしかない…!)
奥手の彼をゆさぶる手は一つ。
少し恥ずかしいが、前の座席に座ってぼーっと景色を眺める裕也くんにスッと擦り寄った。
「え…!?」
ちゅっ
「っ!?」
頬に軽いキス。
しかし、心を呼び戻すには十分すぎるようだった。
裕也が驚いて仰反り、一瞬で顔を真っ赤にした。
それは私も同じことだった。
「な、何だ、急に!」
「…いいでしょ、2人だけなんだし」
「いっ、意外と他のゴンドラから見えるんだぞ…」
「…ねえ…もしかして…今、つまらない…?」
思い切って聞いてみた。
「っ!?いや、そんなわけないじゃ無いか!」
「…でもなんか、裕也くん…ずっと上の空なんだもん…」
「えっ!…あっ…違うんだ…これは…」
「…?」
渋々と言った感じで裕也くんは切り出す。
「…僕の仕事は非番といえど緊急で呼び出されることが多いし…折角のデートなのに呼び出されて途中解散になるかと思うと、気が気でなくて…」
眼鏡の位置を直しながら、裕也くんは続ける。
「今日だって四羽が僕に合わせて休みを取ってくれたのに…そんな風になると思うと…」
「それで落ち込んでたの…?」
「まあ…あと、観覧車に良い思い出が無いというか…」
「え!?そうだったの…!ごめんなさい!」
「いっ、いや!いいんだ!ただ以前ちょっと怪我をしただけだから…!」
(観覧車で怪我…?)
ドアに挟まったりしたんだろうか…
いや、きっちりとした裕也くんに限ってそんなことはないだろう。
・・・
観覧車を降り、近くのテラスでコーヒーを飲みながら考える。
なんとかして楽しんでもらいたい。
せめて、今日は仕事のことを忘れて欲しい。
…いや、むしろ仕事の話を楽しめるようにするのも良いかもしれない。
私は思い切って切り出してみた。
「あ、じゃあ…もし呼び出されたら、私、今度会うときになんでも裕也くんの言うこと聞くよ!」
「ぶっ!?!」
裕也くんが飲んでいたコーヒーを思い切り吹き出した。
「あぁっ…やっぱ嫌だ?」
「いっ…いやっ…そんなことないが…っでも、それじゃ理不尽じゃないか…四羽が…」
「だ、だって…裕也くんに楽しんでほしいから…」
困り顔の私を見て、渋々といった様子で裕也くんはコーヒーをもう一口。
「…分かった。もし仕事の連絡がきたら…絶対に言うこと聞いてもらう」
・・・
時は流れ、私たちはトロピカルランドを楽しんだ。
気づけばもうすっかり辺りは暗くなっていた。
「呼び出し…来なかったね」
「ええ…」
「もしかして…逆に呼び出されたかった…?」
「!!…いや…まあ…そりゃあ…」
歯切れの悪い裕也くんがとても愛おしく感じた。
「…最後までデートしてくれたし…特別に言うこと聞くよ…?」
裕也くんが揺れ動く。
「それじゃあ約束の意味無いでしょう…?」
「あはは…無いかも…」
「…それに、まだ最後にはしない」
「え…?」
「続行するので…」
・・・
-翌日-警察庁
「おはようございます降谷さん!休暇をいただきました!ありがとうございました!」
いつになく声にハリのある風見に、古谷が訝しげな視線を送った。
「…どうした風見、なんか嬉しいことでもあったのか?」
「いえ!特には!」
(デート行ったな…)
そう推測した古谷は、やれやれといった表情で続けた
「まあ、息抜きできたなら何よりだ」
「ありがとうございます!あっ、そうだ降谷さん!僕をいつでも呼び出していいですよ!!非番でもどんどん呼び出してくださいね!!」
「…????」
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