銀魂:沖田
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土曜日、わたしは誰の待ち伏せもうけずに学校へ出勤することができた。
「すんません、ちょっと良いッスか?」
「あ、はい」
午前中デスクワーク(主に雑務だけど)におわれ、昼になり休憩をとっていたところを坂田先生が少し遠くから声をかけてきた。
問題児の多いZ組をうけもつ、死んだ魚のような目をした男性だ。本当にこんなやる気のなさで担任ができるなんて、羨ましいというか、なんというか。ちなみに今日彼が出勤しているのは、昨日の放課後に行った補習テストの採点。なぜ昨日しなかったのかはわからない。
そんなわたしをよそに、坂田先生はキャスターを使って椅子に座ったまま移動する。職員室内の移動だから構わないけど、この人昨日は廊下までやってたな…注意できたらいいな。
隣まで近づいた坂田先生は、相変わらず眠そうな目をしつつ口を開いた。
「俺のクラスに沖田ってやつがいるんスけど、知ってます?」
「! え、ええ…まあ」
「そいつがッスねー、先生のことが好きらしいんですよ」
「……ッ!!」
バ、レた。
どうしよう、あらぬ疑いをかけられたら非常に嫌だ。
いや落ち着いて、わたしと沖田くんは仲が良いように見えるだけで、別に付き合ってるわけじゃないんだ。それを伝えればいい。だってそれが真実なんだから。
わたしは真剣だということをわかってもらおうと、顔だけではなく体ごと、坂田先生に向ける。
「あの、それには深いわけが」
「あー知ってます知ってます、アイツから聞いたんで。付き合ってはねえ、先生にゃ今は断られてるって」
「え……。な、なんだ。そうなんですか…」
手のひらをひらひら~と振り、坂田先生が言う。それにホッと一安心する。
しかし次の瞬間、射貫くような目つきがわたしをとらえた。
「気ぃつけろよ」
「えっ?」
口調がガラッと変わり、しかも突然そんなことを言うのできょとんとする。
坂田先生は窓から外の景色を睨みつけながら、
「アンタは、本当に占い通りなんだよな」
「え? あ、は、はい…奇跡みたいですけど…」
「なら半殺しにゃあされねーか」
「はぁ………………。…ッはん?!」
はんごろし、という単語がすぐには変換できなくて、時間差で衝撃をうける。
なぜ、この状況でそんな物騒な言葉が出てくるんだ。
「坂田先生、今なんて…半殺しって言いませんでした?!」
「それがあったんだよ、アンタが来る前の話に」
「……わたしが、どこに来る前の話ですか?」
「ここ。この学校。しかも犯人沖田だから」
「…まっさかー!」
だって沖田くんはいつもニコニコしていて、怒ったこともない。ちょっとずる賢い子ではあるけど、それを利用して人を傷つけるようには、とてもじゃないが見えない。
そう反論すると、坂田先生はおでこに手のひらをあててため息をついた。
「アイツ、かんっっっぺきに猫かぶってんな」
「そんな…」
「まあ聞きな。一年前か…。沖田のことを好きだった一年後輩の女子生徒がいてよォ。沖田が運命の人を探してるって聞いて、嘘ついたんだわ。血液型と誕生日と出身地」
本名だけはななし先生の名前まんまだったけど、と補足される。
へえ、同姓同名ってあるんだ。少し感動してしまったものの、相手が真面目に話を続けるので、黙って耳をかたむける。
「既に沖田に尋ねられた女子を回って、運命の人の条件を確認したらすぐに名乗り出たらしい。そん時はアイツもすっかり信じて喜んだろうな。ところが、本当の誕生日と運命の誕生日は、本当のほうが先でよ。友達から誕生日プレゼントをもらうのを見られたらしいんだ」
「………ど、どうなったんですか…? その、沖田くんは…」
「当然、その場でブチ切れて、殴ったり蹴ったり……。見た奴らの話じゃ散々だったらしい。しまいにゃ止めに入った男子生徒たちも巻き添えくらっちまったらしいし。結局その女子は全治一ヶ月の重傷。今でも沖田のことを恐れて、不登校のまんまだ」
絶句した。
沖田くんが、そんな生徒だったなんて。一ヶ月経った今もわたしはそのことを彼から聞いていない。
坂田先生は鼻の下までずれた眼鏡をかけ直した。
「……まー、せっかく出会った運命の人とやらに、自分が嫌われるような事実は隠すもんだろ。安心しな、アンタにゃあ全身全霊で尽くすらしいから」
フォローになってませんから。
そんな突っ込みも、する気にはならなかった。
「そんな気にすんなって、誰だってそういうスイッチは持ってるもんだ。アイツは運命絡みだけど。アンタはいつも通りアイツと接すりゃあいい」
どうせなら、聞きたくなかったです。
そう呟いた声は相手に届くことなく、空中で霧散した。
月曜日。
わたしは沖田くんを気にしながら出勤したけど、それは杞憂だった。
「お休み?」
「えー、まあ。バカだけが取り柄なのに風邪ひいたらしいんスわ」
土曜日とは違い、再び妙な敬語をつかう坂田先生が伝えてくれた。
どうやら職員室に入る前に、沖田くん本人からそう電話があったらしい。
道理で、学校に着いても見かけなかったわけだ。
「そっちには連絡入ってないんスか?」
「あ…いえ、入ってないです。でも担任に普通連絡しますよ」
「いや、アイツのことだからアンタに電話しそうなんで…」
「そんなことないですって」
クスクス笑って坂田先生と話していると、不意に視線を感じた。
なんとなく、背中を向けていた職員室のドアを振り返る。
「………」
誰もいなかった。
いや、もしかして。
「先生?」
わたしが見た時には、いなかった。
「あ…いえ、なんでもないです」
そう思うことが怖かった。
「(…あれ)」
放課後。
今まで携帯電話をマナーモードにしていたわたしは、昼休みから全く確認していないことに気づいた。
画面を開き、
「っ!!」
ギョッとした。
『不在着信:50件』
思わず携帯電話を落としそうになる。
しかしなんとか耐えて、首をかしげながら着信履歴を確かめた。
「……うそ…」
全てが全て、沖田くんだった。
等間隔ではなく、五分おきだったり、十分おきだったり、かと思えば一分ごとにかかっているのもある。
どうして昼から、こんなに電話をしてきたんだろう。
「(どうしよう…)」
電話したほうがいいのかな。正直怖すぎる。
坂田先生に相談しようにも、まだZ組のHRが終わってないのか職員室に戻ってこない。
ブルブルブル、ブルブルブル。
「!!」
沖田くんから、また、電話が。
つい電源ボタンに親指がのびたけど、慌てて頭を振って止めた。
……大丈夫、大丈夫。電話に出るだけだ。それに相手は病人。怖いわけがない。それにわたしは教師だ。生徒の心配をするのが当たり前なのに、電話を切るなんて酷いことだ。
一方、まだコールは続いている。わたしは決心をして、通話ボタンを押した。
出だしの声が、カラカラだったけど。
「も しもし」
返ってきた声は、思った以上にか細い声だった。
『…ななし先生…ですかィ』
「うん」
『よかった…。やっと、つながった…』
「今まで授業に出てて…ごめんね。具合はどう?」
『あァ、まだ熱が下がらなくて…』
時折激しい咳き込みをする沖田くんに、段々恐怖より心配の情が大きくなってきた。次第に、脳内での暴力事件のスケールが小さくなっていく。
先生、と弱々しい声で呼ばれ、できるだけ刺激を与えないように優しく答えた。
『…俺、一人暮らしなんですけど、飲み物が少なくなってきたんでさァ…。放課後、仕事が終わった後で…構いやせん。そこらで買って、持ってきてくれやせんか…?』
「仕事なんて後でいい、先にそっちに行くから。飲み物は何がいいの? ……うん、うん、わかった。今から買って行くから、安静にしてるんだよ」
『へェ、わかりやした…』
電話を切ると、すぐに立ち上がった。
そして近くの先生に一言断ると、携帯電話とバックだけ持って学校を飛び出した。
以前教えてもらった(というか強引に教えられた)住所を参考にして、沖田くんの家に到着する。
わたしの近所ではなかったから、ちょっと迷っちゃったなあ…。沖田くん、大丈夫かな。
「…ていうか、ここ、一人暮らしなの…?!」
学生が一人暮らしというんだから、大体アパートとかを連想するんだけど。
目の前にそびえ立つのは、高層マンション。家族でとか、キャリアのある人が好みそうな立派なマンションだ。
もしかしたら間違ってるのかなーと思い、ホールに入ってインターホン近くの住民一覧を眺める。
あ、あった。
10階の角部屋。
「……………」
くうぅ、負けるものか!! アパートでも住みやすければいいんだっ。
負け惜しみを胸に、インターホンをつかって沖田くんを呼び出し、自動ドアを開けてもらう。そしてエレベーターに乗ると10階まで上がった。
「わあ、いい景色…」
街を一望できるほどの高さに、思わず足が止まる。
見とれていると、ガンと音がした。
すぐに前方を見ると、沖田くんが開いたドアから顔だけ出して、こちらを見ていた。
「沖田くん」
慌ててそこまで駆け寄り、苦笑いで挨拶をかわした。景色に夢中のあまり、本来の任務を忘れていたことがバレてないといいけど…。
「ごめんね遅くなって、ちょっと迷っちゃって…。ジュース、これで良かった?」
「ありがとうごぜェやす、ななし先生。ゴホッ」
「わ、まだ起きちゃ駄目だったんじゃない?」
眉をひそめて様子をうかがう。顔はそんなに赤くなってないし、おでこには熱をさますジェルシートが貼ってある。
これでジュースがあれば、水分もちゃんと補給できて大丈夫だろう。
「ジュースの他に、プリンとか買っておいたの。食欲がなくても、何かお腹にいれないと治るものも治らないから、ちゃんと食べてね」
さて、用もすんだ。
わたしが長居しても良いことはないんだから、早く帰ってあげないと。
「じゃ、わたしはこれで」
その時。
ずる、と前の沖田くんがこちらに向かって倒れかけた。
慌てて抱き止めたものの、
「……あの、沖田くん?」
「すいやせん……。…ちょっと…立ちくらみが…」
これは、部屋まで運べということでしょうか。
少し躊躇してしまう。だって生徒とはいえ仮にも男子なんだし、教師が入っていいものだろうか。
考え込んでしまったわたしを急かすように、沖田くんが咳をする。
ええいっもうどうにでもなれ!!
「肩かすから、自分の足で歩ける?」
「なん、とか…」
ドアを片手で押さえて、素早くあたりを見回す。うん、大丈夫、誰もいない。
沖田くんと肩をくむような態勢で、わたしは玄関へ入った。
靴をぬいで、沖田くんを連れて一歩踏み出す。
ガチャン。
「(ん?)」
金属音が、沖田くんのほうから聞こえた。
沖田くんを見ると、ちょうど彼もこちらを見ている。
その顔が、急に笑った。
「え?」
目を丸くしている瞬間、彼の動きは素早かった。
わたしの腕から抜け出て背後に回り、
「つーかまえた」
長い腕を回すとわたしの両手をつかみ、胸の前でくっつけた。
まるで、刑事ドラマとかで犯人が「手錠をかけてください」というような……。
「……何」
何が起きたのか理解できなかった。
わたしの片手首に、銀色の輪っかが かかっている。
そして頑丈そうな短い鎖につながれ、もう一つの輪がぶらんぶらんと下がっている、コレ。
ボンヤリと眺めていると、後ろからのびた手がもう片方の手首に、残った輪っかをかけた。
ガチャン。
その金属音が鼓膜に響き、半ば逃避していた脳を現実に引きもどす。
わたしは生徒に、手錠をかけられたのだ。
「何よこれェェッ!!」
「落ち着いてくだせェ、ななし」
「は…はァ?! 落ち着いてられるわけないでしょう!! 早く外しなさい!」
「お断りしまさァ」
さっきまでの気弱な部分はどこへやら、思い切り元気な挙げ句ちゃっかり呼び捨てにする沖田くんに怒りをおぼえる。
「はァ、いー匂い。こんな間近でかげるとは」
「かっかぐとか言わないの! いい加減にして沖田くん!」
後ろからがっちりと抱きすくめられ、身動きがとれない。さらに手錠までかけられて…最悪だ。
そのうち、沖田くんが熱に浮かされて早口で捲し立てた。
「俺だって我慢してたんだ、アンタと出会って、一ヶ月は。でももう限界でさァ。土曜日やっぱ会いたくて学校に行ったら、坂田の野郎といちゃついてやがって、胸くそ悪くなって、でも教師だからアンタもしょうがなく話してるんだろうと思って、辛抱した」
「ど、土曜日来てたんだ…」
「そうでさァ。でもアンタの邪魔はしてない。ちゃんと仕事が終わるまで見守ってやした。職員室から出たら、他の奴らがななしを誘わないように家まで見送りもした」
「……それ、ストーカーっていうんだけど」
冷えた口調で言っても、沖田くんの耳には入らなかったらしい。
「で、考えたんでさァ。どうやったら結婚してなくても、一緒にいられるのか。簡単でしたぜィ、アンタも一緒にここに住めばいいって」
「そんなこと、無理に決まってるでしょ!」
「そう言うと思って、これ用意してたんでィ」
手錠がかかった両手を、愛おしむように撫でられる。
ぶるっと震えたわたしは、その手から逃れるように両手をあげた。
しかし気分を害した風もないようで、耳元でくすりと笑われる。
「それで昨日今日と部屋を掃除したり、ななしの分の食器や布団も準備してたんでさァ。……けど、昼までは作業に没頭できたんだが、終わった後がいけねェ。ななしの声が聞きたくて聞きたくて聞きたくて聞きたくて、携帯電話にずっとかけちまってた」
「!! それじゃ…、仮病だったの?!」
「そうでもしねーと、アンタは俺んちに来てくれねーでしょう」
確かに、普通に誘われたら断固拒否するけど。
「ななし、アンタはもう俺とずっと一緒でさァ。俺があと数ヶ月我慢すりゃ、結ばれる」
ふざけないで、と口を開いた瞬間だった。
そこを覆うように布があてられ、苦しさのあまり、つい勢いよく吸い込んでしまった。
むせるわたしを気遣うように(アンタがやったくせに!)沖田くんが背中をなでる。かと思えば、膝の裏に手をいれ、スッと横抱きにした。
そして玄関から部屋へと歩き始める。
「何するのっ、はなへ……えっ!?」
急に舌が回らなくなった。まるでしびれるように、その感覚がない。舌に集中して上下に動かそうと力を入れても、動いたような感じがしないのだ。
まさか、あの布に何か薬品がまざっていた…?
真っ青になり沖田くんを睨みつけると、なんてことのないように返答があった。
「大丈夫でさァ、一過性の麻痺なだけなんで」
「(麻痺…? なんでそんなこと…)」
「…それにしても、舌っ足らずなななしも可愛いですぜ。そんな舌であえがれちゃァ、たまんねェだろうな」
「……!?」
後者の台詞を、うっとりと呟く。
その発言にも、姿にも、ぞわぞわと粟立った。
いくら暴力は奮われないといえ、別の意味で危険すぎる。
「さ、着きやした」
ゆっくりと地面…いや、柔らかいベッドに身をおかれる。
すぐに逃げようと上半身を起こしたけど、それは無駄だった。
「ひっ!」
上から沖田くんがまたがってきたのだ。
「やだなあ、そんなに怖がらないでくだせェ」
恐怖に震えるわたしを安心させるかのように微笑む。その微笑みが恐ろしい。
どうしてこんなことをして、そんなに笑うことができているのか。
「(悔しい…!)」
この生意気な、狂った生徒に怒鳴り散らしたい。
それなのに舌も口も上手く動かず、子供みたいに「いやだ」を繰り返して抵抗することしかできない。
そんな自分が情けなくて、前の人物が怖くて、泣きそうになりながら顔をそむける。すると まるであやすように、額から前髪を優しく払いながら、沖田くんの顔がみるみる近づく。
わたしの耳元まで沈むと、そっと囁いた。
「アンタは運命だからって理由で俺が執着してると思ってんだろうけど、俺はななし自身が好きなんでさァ。この柔らかい髪も、俺を触る手も、適度に細い指も、俺を見つめる瞳の色も、微笑む唇の形も、安心させてくれる声も、香水なんかより良い匂いも、気遣ってくれる優しい心も、素直になれない意地っ張りなところも、全部、全部、愛してます。俺以上にななしを愛する奴なんて、一生かけても見つからねェよ」
長めの横髪を一房つかむと、鼻に押しつけ空気ごと吸い込む。
それが、彼にとってのスイッチだった。
突然目の色が変わり、わたしの首に顔をうずめる。息も荒く、鼻息が首筋にあたったのがわかった時、これ以上にないほどの嫌悪感が体を支配した。
「!! い、やあっ!!」
首筋に温かいものがぺとりとくっつき、味わうようにゆっくりと滑る。
それが止まったかと思えばチリッとした痛みが走り、直後 音が立てられるくらいに強く吸い付かれる。
「や、め…!」
手錠がガチャガチャと音を立てる。
それをわずらわしそうに、彼の手がぎゅっとベッドへ押しつけた。
やがて しばらくすると、沖田くんの顔が首から離れていく。
「…アンタは、もうここから出られねェ。安心してくだせェ、俺が一生養うんで。ななしは何も心配せずに、俺だけを見てくれれば良い。俺だけを見て、俺だけを想って、俺だけを愛してくれりゃあ、それで良い」
言い終わると、手錠を押さえてないほうの片手を、ブラウスの襟元にかけた。
片手だというのに、ぐいっと引くだけで前のボタンが一つ取れる。
……まさか。血の気が引く。頭が真っ白になった。
「(嫌だ、信じられない、そんな、こと)」
舌はまだ回らない。
これほどまでに罵声を張り上げたいと思ったことはない。
「今日が俺たちの記念日でさァ」
涙が流れる。
「いや…いや…いやあぁ…」
「ななし……」
頭を横に振るわたしを見下ろして、沖田くんの手が少し緩んだ。
「(お願い、やめて。言う通りにする)」
ここにいるから、これ以上はやめて。
渾身の願いを、目力にこめる。
「………」
「………」
しばらく見つめ合うと、沖田くんが はあ、と息をついた。
もしかして、通じたのだろうか。
希望が見えたわたしを、しかし目の前の男は舌なめずりをした上でどん底にたたき落とした。
「そんな顔されたら、燃えるだろうが」
数々のボタンが 勢いよく飛び散る音。
そしてわたしの絶叫が、綺麗に重なった。
ろうを得て蜀を望む
結局彼はSでした。