番外・現パロなど様々
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「はい!」
目の前に突き出されたのは、ななしの左手。黙っていると、その手がさらに近づく。
なんとなく苛ついた。
「なんの真似だ?」
「いだだだだぼっ暴力反対!!」
その手のひらに己の右手を合わせ、五本の指全てに力を入れる。
反り返る指と一緒に、ななしの背も反り返った(何故そうなる)
「あ…危なかった…。指が骨折したらどうするんですか!?」
「自業自得だろ」
「そんな言葉ですむほど世の中甘くありません!そうなったら政宗さんにはわたしの介護についてもらいます!手が使えませんからね、食事もあーんってしてもらうし服も着させてもらって、おっお風呂だって…お互いが素っ裸で……キャー!政宗さん破廉恥!!でも見ま」
気がつくとななしのあごをつかんでいた。
「いっそのこと寝たきり生活はどうだい?」
「そいつァマジ勘弁」
♪
「test?」
「そうです!わたしの左手から、政宗さんが『この指…ッ!あまりにも愛しすぎて本人ごと奪っちまいてえ』って思った指を握ってください」
「俺ァ指にそんな感情抱かねェ」
「やだなあ物のたとえですよ!(チッ!)」
相変わらずななしのcomicalな言動は理解できねぇが、握るだけならと手をのばす。
サッ。
「……」
「……」
サッ。
サッ。
サッ。
「おい」
俺の手の先に、常に薬指を用意するななし。
試しに小指に手をのばすと、素早い動きでななしの手全体が移動し、薬指がそこにあった。
意味ねえだろ。
「付き合ってられるか」
「ああああっすみませんすみません!! つい薬指が勝手に動いちゃうんですッ!」
「自分で言ったら余計に付き合ってらんねーな」
ななしの望み通りにすることが癪にさわる。
片手でななしの手首をつかむと、中指を握りしめた。
「…!! いやだァァァァ!!!」
途端に泣き叫びながら、目の前から消えた。
なんなんだアイツは。
強制誘導、失敗しました