本編
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ななしじゃねーが、最近朝が寒ィ。広い部屋に一人で寝るもんだから、さみしいもんだ。・・・って、こんなこと言うのはCoolじゃねェな。そろそろ起きるか・・・いや、でも今日の布団はなぜかあったけーから・・・・・・
「・・・・・・」
・・・・・・Ha? なんであったけーんだ。しかもなんだ、さっきから腕に巻き付いてるもんは。さらにその巻き付いてるもんは、ぎゅうぎゅうと俺の腕を締め付けてくる。明らかに敵じゃねえ、しめるなら首だろ? そこまで考えて、俺は嫌な予感がした。敵じゃない奴なら、あとは、アイツしかいねえ。巻き付かれてないほうの腕で掛け布団をつかむと、勢いよく放り投げる。そして現れたのはやはり、
「ななし・・・・・・」
「はあ・・・政宗さんの匂いがしま「Get lost.(失せろ)」・・・え? なんですかゲットロスト? ロストゲット? ていうかちょっ今いい所なんですから」
「失せろっつってんだよ」
腕からこいつの手を無理矢理はがし、布団の外に避難する。Shit,結果的にこいつのおかげで起床できたな・・・。ななしは今度は俺の布団に抱きつき、うつぶせになって枕に顔をうずめていた。何してんだ?
「政宗さんの髪、こんな匂いしてますよ!」
「・・・・・・今・すぐ・出ていけ!!」
ななしの頭をつかみ、俺は命令とともにソイツを廊下に放り投げた。ぎょええええええ、と女らしからぬ絶叫で、ななしは部屋から消えた。代わりに、物が勢いよくぶつかった時の音が、城内に響いた。
「・・・今日は、全員早起きになるな」
冬になると、アイツらはななしのように遅く起きるようになる。こういう時、この手を使うと便利かもしれねえな、と俺は一瞬、本気で思った。ただし、あんな変態的行動はもうごめんだ。
お前の将来、ストーカーな
政宗さんの反抗はヒロインにとって無意味です。