百神(短編)
※当方宅のオリ冒険者(♀)のアルディリアは自国語とバビロニア勢の国の言葉だけは流暢に喋れます(実は)
※それ以外の国の言葉は安定の片言です。
※敢えてのCPはシン←シャマとアレ←主(♀)になります。
(『チョコクッキー・スノーボール』と若干リンクしている短文になりますよ)
パラパラと、見ているだけでお腹が空いてきちゃいそうなお菓子の写真が沢山載っている本を眺めながら、私は「うんうん」と頷いていた。
「何か良さそうなのは有った?」って言いながらホットミルクを渡してくれる子は、私の親友…一応”解放者”ってのをやっている子よ。その子はアルディリアって言うんだけど、私は『アルデ』って呼んでいるのよ。
「ありがとう」ってホットミルクを受け取ってから、「これだ!ってのが決まらないのよねー」と素直に答えたわ。
「うーん…色々見てると逆に目移りしちゃうもんね」
「そうなのよ!ほら何れも美味しそうなんだもん」
「分かる分かる!
このシフォンケーキとかクランベリーのミニパウンドケーキなんて、いざ作ったらつい自分達で食べちゃいそうだもんね」
「そうよねー、私もいざ作っても食べちゃわ無いか不安だわ」
「「困ったねー」」なんて、二人で話しながら『簡単!手作りチョコレシピ』とか書いてる料理本を眺めていたの。
《バレンタイン狂想曲(カプリッチオ)》
私は今アルデの旅に同行している。
世界中の色んな国の神様達が力を奪われて、力を分散させられて…それを数個の石に封じられて、複数の魔神達がその石を持って行ってしまっているのを、取り返して全て集めて、再び解放させていく旅。
ただ解放されただけでは本来の力が出せないからって、今度は力を複数に凝縮されてる石を探して……と、本当に苛酷で果ての見えない旅。
私自身もそんなアルデから助けられた神様の一人で、私の他にも助けられた神様は沢山居るのよ。
だから皆がアルデに協力しているわ、アルデに誘われたら直ぐに旅の準備して付いていっているしね。
あ、それでも勿論、太陽神としてのお仕事もこなしてはいるのよ?……ただ今のこの時間は、太陽も沈む夜の時間で、アルデが泊まっているお部屋に私はお邪魔しているというだけ。
お邪魔、と言ってもコッソリ人間の振りしてお金払って一緒に泊まっているんだけどね。
アスタル様やシンに見付かったら怒られるかも知れないけど、何時もしてる訳じゃないしって自分に言い訳してるのよね。
と言うか、アルデだって何時も一人で眠るのは寂しいみたいだし。私も太陽神殿では何時も一人で居るから寂しい気持ち、分かるから……うん、だから一緒にお泊まりしちゃうのかもね。こうやって二人で一緒に居ると楽しいから、ヴァルキリーさんやアマテラス達も時々してるって言ってたからきっと皆も同じ気持ちよ。
「でもどうする?バレンタインまで余り時間が無いよ?」
そんなアルデの問いに、「アルデはアレスさんに何をプレゼントするか決まったの?」って尋ねてみたわ。
質問に質問で返すのも悪い気がしたけど、参考にしたいじゃない?
アルデはどの国の神様も大切に思ってくれてるし、平等にクリスマスなりバレンタインなりってプレゼントを考えるし、祝賀会なんて一番張り切っちゃう子だけど、そんなこの子が(異性の中で)特に心を許してる相手があのギリシャの軍神さんだって気付く迄に、余り時間は掛からなかったのは良い思い出かも知れないわね。
「にいさまは普段から甘いものは余り食べないから、少しラム酒を入れた生チョコにするか、カフェショコラにしようかなって思ってるよ」
ほら、やっぱり。
アレスさん用のチョコレートは別に考えてるのよね。アルデが私と同じ様に悩んでいるのは、他の神様達に何をプレゼントするかで悩んでいただけ。
私はどちらかと言えば逆なんだけど、だからきっとバランスが取れているんだと思うわ。
「シン様って甘いものは嫌いなの?」
「ううん。そんな事は無いわ、まあ…物凄く甘いって物は駄目かも知れないけど、程々の甘さならそんなに嫌がらないと思う」
「だから余計に迷うのよ」と続けると、「それは別の意味で難しいね」とアルデは苦笑している。
そうよ、難しいのよ。
今年はティアマト達と一緒に『友チョコ』しようってお話してる、そちらは直ぐにイメージが纏まったわ。
ムンムさんにはチョコクッキーに粉糖をまぶしたスノーボール。息抜きに丁度良いかなって思ったし、とても気を使ってしまう子みたいだったから気軽に受け取って貰えそうだなって思ったの。
アルルさんにはシリアルバー。作業の片手間でも食べやすくて、イチゴの甘酸っぱさとホワイトチョコレートの甘さが良い気分転換になると思ったから。
エッラさんにはチョコレートムース。色合いも綺麗だし、チョコレートの甘味とラズベリーの甘酸っぱさがまたエッラさんのイメージに合うなって何となく思ったの。
ハンナハンナさんにはバタフライクッキー。蝶々も花の蜜を飲むものね、ハンナハンナさん達とも仲良く蜜を分け合えたら良いねって思ったから、迷わずこれにしたわ。
イシュタルさんにはお洒落なチョコレアチーズ。前にアルデと食べた時に凄く美味しかったし、バビロニアには無い物だからきっと見た目も味も気に入ってくれると思うのよね。
ティアマトにはプチタルトショコラ。きちんとアプスさんと分けられる数にして、加えて二人が困らない物って考えたらこれになってた。だってティアマトはきっとアプスさんには一番大きくて本格的な手作りケーキをプレゼントするに決まっているから。
だからプチタルトショコラが丁度良いかなって思ったの。
アスタル様にもチョコチップクッキーを贈りたいし、アマテラスやヒメにもカップチョコレートをプレゼントしたいのよね。
そして此れは内緒だけど、アルデにはマンディアンとホワイトマンディアンの二種類をプレゼントするんだって決めてあるのよ。ピスタチオとドライフルーツのアプリコットとクランベリーを乗せたコイン位の形をしたチョコレート、これなら旅の合間でも食べやすくて持ち運べるもの。
ただ残り最後の……シンへのチョコレートが決まらない。
困ったわ。何れを選んでも笑って受け取ってはくれると思うけど、逆に何れを選んでもシンが本当に喜んでくれるのかどうかは分からなくて。
だってこう言うのって作ってる方は楽しいけど、渡された方は其れが本格的なもので有れば有る程に身構えるって言うじゃない?
確かにいきなり『本命です!』って思わせそうなケーキとか、そう言うのを渡されたら悪い気がするものね。
もう付き合ってるとか、記念日だとか、そう言う二人なら問題は無いだろうけど……同僚で幼馴染みで、何時もお世話になってるとは言っても、ただ其れだけの相手に贈る物としてはって考えると『これは駄目よね』って躊躇してしまうの。
きっとアルデも私の躊躇う理由に気付いてる。だから一緒に考えて悩んでくれているのだけれど。
「あっ!」って何かを思い付いたみたいにパッと顔を上げたアルデが私にこんな提案をしてくれた。
「皆にプレゼントするお菓子の味見をシン様にお願いして、その中からシン様が一番『美味しい』って褒めてくれたお菓子をバレンタイン当日にプレゼントすれば良いんだよ!」
…って。
(終わり)
一見『名案だ!』とも思えますが、実は穴だらけです(笑)
いざシン様本人に味見して貰うとなると無意識に『シンの口に合うかしら?』と想いながら作ってしまうので、本人からは「美味しいよ」「悪く無いし、きっと彼女(各々の女神)の口にも合う筈だよ」みたいな感想を占めてしまうに違いなく、こうなるとまた「どうしよう…!バレンタインまでに間に合わないよ!!o(T△T=T△T)o」とシャマシュは大いに焦り、追い詰められたシャマシュは(何を思ったのか)「この中から選んで!」とシン様本人に決めて貰おうとします。
勿論、今まで散々味見しては残ったお菓子を大量に貰って来たシン様ですので選ぼうにも選べない状況だったり。
「まだ部屋に残ってるから、これで」
と敢えて選ぶとすれば……多分、マンディアンとホワイトマンディアンでは無いかと思います。
でもきっと出来ないだろうなあ…。
結局、選べずに「シャマシュ、君は作ってばかりで余りきちんと食べられていないだろ?……お茶を入れてあげるから、一緒に食べようよ」って誘いそうな気がする。
暫くチョコレート菓子が続いていそうな、と言うか匂いを嗅ぎ付けたアスタルじぃじが連日食べに来てくれそうでは有りますよね(笑)
因みにアルデは他の神様達(とお仲間さん達)には生チョコとブラウニーのプレゼントをすると思います。
生チョコはアレス兄様の口にも合う様にラム酒が少し入ってますが、連日焼き続けたブラウニー(シャマシュがオーブンを使う時は生チョコ作ったり、カフェショコラを作ってました)を当日は全員に配り続けたり。
きっと14日の夜(日付的には15日やね)はアレス兄様と一緒に過ごしたんだろうね。
何時もはソッと帰ってしまう(野宿の時は逆に寝ずの番をしてるけど)アレス兄様が帰らず一緒に居てくれるのが嬉しいけど、連日の疲れorお子様体質なアルデは眠ってしまうのですが、アレス兄様は手を出しませんよ。
有る意味で男をあげますよ、出そうになる手を引っ込めてずっと大黒天様達から教わったお経を唱え続けながら長い夜を過ごしてるに違いない。
アレスはお経を唱えた!
心が何処か穏やかになってくる!
アレスはレベルが上がった!
アレスは写経を覚えた!
みたいな感じです。はい。
きっとレベルがMAXになったらハデス様の域に到達出来ますよ(それもどうかと…)
こういう感じの話は書くのも楽しくて良い気分転換になりますね!
※それ以外の国の言葉は安定の片言です。
※敢えてのCPはシン←シャマとアレ←主(♀)になります。
(『チョコクッキー・スノーボール』と若干リンクしている短文になりますよ)
パラパラと、見ているだけでお腹が空いてきちゃいそうなお菓子の写真が沢山載っている本を眺めながら、私は「うんうん」と頷いていた。
「何か良さそうなのは有った?」って言いながらホットミルクを渡してくれる子は、私の親友…一応”解放者”ってのをやっている子よ。その子はアルディリアって言うんだけど、私は『アルデ』って呼んでいるのよ。
「ありがとう」ってホットミルクを受け取ってから、「これだ!ってのが決まらないのよねー」と素直に答えたわ。
「うーん…色々見てると逆に目移りしちゃうもんね」
「そうなのよ!ほら何れも美味しそうなんだもん」
「分かる分かる!
このシフォンケーキとかクランベリーのミニパウンドケーキなんて、いざ作ったらつい自分達で食べちゃいそうだもんね」
「そうよねー、私もいざ作っても食べちゃわ無いか不安だわ」
「「困ったねー」」なんて、二人で話しながら『簡単!手作りチョコレシピ』とか書いてる料理本を眺めていたの。
《バレンタイン狂想曲(カプリッチオ)》
私は今アルデの旅に同行している。
世界中の色んな国の神様達が力を奪われて、力を分散させられて…それを数個の石に封じられて、複数の魔神達がその石を持って行ってしまっているのを、取り返して全て集めて、再び解放させていく旅。
ただ解放されただけでは本来の力が出せないからって、今度は力を複数に凝縮されてる石を探して……と、本当に苛酷で果ての見えない旅。
私自身もそんなアルデから助けられた神様の一人で、私の他にも助けられた神様は沢山居るのよ。
だから皆がアルデに協力しているわ、アルデに誘われたら直ぐに旅の準備して付いていっているしね。
あ、それでも勿論、太陽神としてのお仕事もこなしてはいるのよ?……ただ今のこの時間は、太陽も沈む夜の時間で、アルデが泊まっているお部屋に私はお邪魔しているというだけ。
お邪魔、と言ってもコッソリ人間の振りしてお金払って一緒に泊まっているんだけどね。
アスタル様やシンに見付かったら怒られるかも知れないけど、何時もしてる訳じゃないしって自分に言い訳してるのよね。
と言うか、アルデだって何時も一人で眠るのは寂しいみたいだし。私も太陽神殿では何時も一人で居るから寂しい気持ち、分かるから……うん、だから一緒にお泊まりしちゃうのかもね。こうやって二人で一緒に居ると楽しいから、ヴァルキリーさんやアマテラス達も時々してるって言ってたからきっと皆も同じ気持ちよ。
「でもどうする?バレンタインまで余り時間が無いよ?」
そんなアルデの問いに、「アルデはアレスさんに何をプレゼントするか決まったの?」って尋ねてみたわ。
質問に質問で返すのも悪い気がしたけど、参考にしたいじゃない?
アルデはどの国の神様も大切に思ってくれてるし、平等にクリスマスなりバレンタインなりってプレゼントを考えるし、祝賀会なんて一番張り切っちゃう子だけど、そんなこの子が(異性の中で)特に心を許してる相手があのギリシャの軍神さんだって気付く迄に、余り時間は掛からなかったのは良い思い出かも知れないわね。
「にいさまは普段から甘いものは余り食べないから、少しラム酒を入れた生チョコにするか、カフェショコラにしようかなって思ってるよ」
ほら、やっぱり。
アレスさん用のチョコレートは別に考えてるのよね。アルデが私と同じ様に悩んでいるのは、他の神様達に何をプレゼントするかで悩んでいただけ。
私はどちらかと言えば逆なんだけど、だからきっとバランスが取れているんだと思うわ。
「シン様って甘いものは嫌いなの?」
「ううん。そんな事は無いわ、まあ…物凄く甘いって物は駄目かも知れないけど、程々の甘さならそんなに嫌がらないと思う」
「だから余計に迷うのよ」と続けると、「それは別の意味で難しいね」とアルデは苦笑している。
そうよ、難しいのよ。
今年はティアマト達と一緒に『友チョコ』しようってお話してる、そちらは直ぐにイメージが纏まったわ。
ムンムさんにはチョコクッキーに粉糖をまぶしたスノーボール。息抜きに丁度良いかなって思ったし、とても気を使ってしまう子みたいだったから気軽に受け取って貰えそうだなって思ったの。
アルルさんにはシリアルバー。作業の片手間でも食べやすくて、イチゴの甘酸っぱさとホワイトチョコレートの甘さが良い気分転換になると思ったから。
エッラさんにはチョコレートムース。色合いも綺麗だし、チョコレートの甘味とラズベリーの甘酸っぱさがまたエッラさんのイメージに合うなって何となく思ったの。
ハンナハンナさんにはバタフライクッキー。蝶々も花の蜜を飲むものね、ハンナハンナさん達とも仲良く蜜を分け合えたら良いねって思ったから、迷わずこれにしたわ。
イシュタルさんにはお洒落なチョコレアチーズ。前にアルデと食べた時に凄く美味しかったし、バビロニアには無い物だからきっと見た目も味も気に入ってくれると思うのよね。
ティアマトにはプチタルトショコラ。きちんとアプスさんと分けられる数にして、加えて二人が困らない物って考えたらこれになってた。だってティアマトはきっとアプスさんには一番大きくて本格的な手作りケーキをプレゼントするに決まっているから。
だからプチタルトショコラが丁度良いかなって思ったの。
アスタル様にもチョコチップクッキーを贈りたいし、アマテラスやヒメにもカップチョコレートをプレゼントしたいのよね。
そして此れは内緒だけど、アルデにはマンディアンとホワイトマンディアンの二種類をプレゼントするんだって決めてあるのよ。ピスタチオとドライフルーツのアプリコットとクランベリーを乗せたコイン位の形をしたチョコレート、これなら旅の合間でも食べやすくて持ち運べるもの。
ただ残り最後の……シンへのチョコレートが決まらない。
困ったわ。何れを選んでも笑って受け取ってはくれると思うけど、逆に何れを選んでもシンが本当に喜んでくれるのかどうかは分からなくて。
だってこう言うのって作ってる方は楽しいけど、渡された方は其れが本格的なもので有れば有る程に身構えるって言うじゃない?
確かにいきなり『本命です!』って思わせそうなケーキとか、そう言うのを渡されたら悪い気がするものね。
もう付き合ってるとか、記念日だとか、そう言う二人なら問題は無いだろうけど……同僚で幼馴染みで、何時もお世話になってるとは言っても、ただ其れだけの相手に贈る物としてはって考えると『これは駄目よね』って躊躇してしまうの。
きっとアルデも私の躊躇う理由に気付いてる。だから一緒に考えて悩んでくれているのだけれど。
「あっ!」って何かを思い付いたみたいにパッと顔を上げたアルデが私にこんな提案をしてくれた。
「皆にプレゼントするお菓子の味見をシン様にお願いして、その中からシン様が一番『美味しい』って褒めてくれたお菓子をバレンタイン当日にプレゼントすれば良いんだよ!」
…って。
(終わり)
一見『名案だ!』とも思えますが、実は穴だらけです(笑)
いざシン様本人に味見して貰うとなると無意識に『シンの口に合うかしら?』と想いながら作ってしまうので、本人からは「美味しいよ」「悪く無いし、きっと彼女(各々の女神)の口にも合う筈だよ」みたいな感想を占めてしまうに違いなく、こうなるとまた「どうしよう…!バレンタインまでに間に合わないよ!!o(T△T=T△T)o」とシャマシュは大いに焦り、追い詰められたシャマシュは(何を思ったのか)「この中から選んで!」とシン様本人に決めて貰おうとします。
勿論、今まで散々味見しては残ったお菓子を大量に貰って来たシン様ですので選ぼうにも選べない状況だったり。
「まだ部屋に残ってるから、これで」
と敢えて選ぶとすれば……多分、マンディアンとホワイトマンディアンでは無いかと思います。
でもきっと出来ないだろうなあ…。
結局、選べずに「シャマシュ、君は作ってばかりで余りきちんと食べられていないだろ?……お茶を入れてあげるから、一緒に食べようよ」って誘いそうな気がする。
暫くチョコレート菓子が続いていそうな、と言うか匂いを嗅ぎ付けたアスタルじぃじが連日食べに来てくれそうでは有りますよね(笑)
因みにアルデは他の神様達(とお仲間さん達)には生チョコとブラウニーのプレゼントをすると思います。
生チョコはアレス兄様の口にも合う様にラム酒が少し入ってますが、連日焼き続けたブラウニー(シャマシュがオーブンを使う時は生チョコ作ったり、カフェショコラを作ってました)を当日は全員に配り続けたり。
きっと14日の夜(日付的には15日やね)はアレス兄様と一緒に過ごしたんだろうね。
何時もはソッと帰ってしまう(野宿の時は逆に寝ずの番をしてるけど)アレス兄様が帰らず一緒に居てくれるのが嬉しいけど、連日の疲れorお子様体質なアルデは眠ってしまうのですが、アレス兄様は手を出しませんよ。
有る意味で男をあげますよ、出そうになる手を引っ込めてずっと大黒天様達から教わったお経を唱え続けながら長い夜を過ごしてるに違いない。
アレスはお経を唱えた!
心が何処か穏やかになってくる!
アレスはレベルが上がった!
アレスは写経を覚えた!
みたいな感じです。はい。
きっとレベルがMAXになったらハデス様の域に到達出来ますよ(それもどうかと…)
こういう感じの話は書くのも楽しくて良い気分転換になりますね!