メモと小ネタ帳

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  • 嬉しい(クラジル)

    20240921(土)18:43
    ※不意打ちの続きみたいなもの。



    ぽすんとジルが胸元に顔を埋めてきた。
    「どうかしたのか」
    普段から我慢させてしまっているから、残された時を可能な限り共に戦って過ごすだけでなく夜眠りにつく前に君に感謝とあいさつを送ったりして―以前からずっとそうしてきたのだが今はお互いの心がほどけたような間柄となってからなおさらこうした時を大切にしたいとそう思っている―クライヴは優しく尋ねた。
    「こうしているとね、自然と笑顔になれるの」
    ジルが落ち着いた声色でそれでいて嬉しいのだと伝わる言葉の端から端まで温かい感情を乗せて紡いでくれる。
    それでねと彼女が続ける。
    「もっと、ずっと…あなたの音を聞きたい」
    「結構うるさくないのか」
    思わず出てしまったその言葉にジルは彼の腕の中で幾らか瞬きをし。
    クライヴは照れているのだろう、鼓動が強まった。相手が君では誤魔化せないなと抱き寄せている力が強まった。

    (嬉しい)

    彼のこの音を引き出せるのが私だけなのだ。
    想いそのものの音。命の音。子どもの頃には知らなかった大好きな音。
    彼にとって必要で大切な人になれているのだと。

    叔父様が語ったクライヴの癖は何なのかは未だに分からない。
    それでも見極めて、彼の想いを受け入れたみたいに受け入れられたらと思う。
    「今みたいにたくさんのこと話して」
    「インビンシブルに帰って来たらこうしようか。皆には内緒で」
    「…子どもたちももうとっくに気づいている」
    「そうだな」
    ここでそうなれて嬉しいよと彼がまた語ってくれた。

    (嬉しい)

    再会する喜びを知ったふたりだけのひととき。
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    FF16

  • 例の件

    20240921(土)13:54
    パルワールド自体はARKと呼ばれる恐竜サバイバルゲームを元に作られているから著作権の方は問題がない。
    問題があるとすれば特許を振りかざすことによってインディーゲームから出る芽が潰される可能性が高くなるということ。
    サードパートナも避けていくでしょう。
    PSBlogで楽しみながらインディーゲーム特集を眺めていたらこうした事例がTGS前に起きてしまい、非常に残念です。
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    CSゲーム関係

  • うらやましい(色んなキャラで)

    20240917(火)23:52
    ・少年期のクライヴとジョシュア

    ジルからチョコボの雛が産まれたと聞いて、こっそり屋敷を抜け出したジョシュア。
    ジョシュア「チョコボはふわふわしていて可愛いな」
    クライヴ「アンブロシアが小さかった時を思い出すな。あっという間に俺と狩りが出来るくらい成鳥した」
    小トルガル(じー…)「キャン🐺」
    ジョシュア「あ…」
    ジョシュアが近づいてトルガルを抱っこする。クライヴは頭をぽんと撫でる。
    クライヴ「大丈夫だ、トルガルも大物になると父上もロザリアの騎士たちも口を揃えて言っている。その時は一緒に狩りに出よう」
    ジョシュア(僕も一緒に行きたいな…)「そろそろ母様が帰ってくるから先に屋敷に戻るね」
    クライヴ「馬(チョコボ)のにおいが引っ付いたままだと疑われるぞ」
    ジョシュア「そう思ってね、部屋にハーブを侍女たちに頼んで飾ってもらったんだ。その中には本で読んだ墓荒らしが黒死病にかからないように体を洗った混合液の主成分もある。身体が弱い僕に効くか試してみたんだと伝えれば母様も引っ込むでしょう?」
    クライヴ「お前のその頭の回転の速さと手際の良さには驚くよ」
    ジョシュア(僕は兄さんみたいに戦えないから)
    うらやましいと思う以前に、兄さんが受け継ぐべきだったのだ。そうであって欲しかった。それが叶わないのであれば知恵を働かせて、支えてくれる兄と協力して乗り越えていくしかない。
    後に離れ離れとなった弟は本を通して真実と現実を知り—。兄との誓いからこの世界の理(おきて)を乗り越えることを決心するのだ。

    ・とある竜騎士さん(日記風味)

    今日はディオン様が3回お声を掛けて下さった。テランスは5回だ。
    正直テランスがうらやましい。明日は負けないように次の戦地でもっと戦果を上げようと思う。


    ・ノースリーチの門番兵

    ノースリーチ―マダムことイサベラと出会い。彼女が頼みたいことがあると、信頼を得る為に相談に乗ることにしたクライヴ。
    門番兵A「おい、お前」
    クライヴ「‥‥」
    門番兵A「マダムに拾ってもらえるとは、運が良かったな色男」
    後ろからトルガルが付いて行き通り抜けていく。
    門番兵(あの狼もマダムの目に適ったのか…うらやましい奴)
    門番兵B「おい、顔に出ているぞ。なあにマダムはこの街を纏めてくれているが、それ故に誰のものともならないさ」
    門番兵A「けどよ、あいつを見る目がちょっと他の奴と違っていなかったか?」
    門番兵B「そうか?まああの人の素性は誰にも分からないからな。だからこそ、良いんだ」
    門番兵A「ああ、そうだな」

    ・ボグラド市場にて自治領までの通行を見張るダルメキア兵

    周りの騒ぎや呻きを見渡しながら—。
    クライヴ「ここ最近はずっとこうなのか」
    ダルメキア兵「ああ、マザークリスタルが消滅してクリスタルの配給が無くなっているからな…。朝から晩まで気が休まる時がないぜ、全く…」
    クライヴ「酒場のマスターからとっておきがあると伝えてくれと言われて来たんだが…」
    ダルメキア兵「そりゃあありがたい!ちょうど交代の時間だ、今すぐ行くぜ」
    市場に出てから―。
    ダルメキア兵「通行所付近は乾燥と日差しが強いから安い酒でも喉は潤せるがあのマスターのとっておきと言われると楽しみで仕方ないぜ。後で何か礼をしたいんだが…」
    クライヴ「ドレイクファングが無くなった後、せめて形を記念にと模ったパンを作った職人に出会った。ダリミルならそう遠くないはずだ」
    ダルメキア兵「最近は小麦の収穫が少なくなっていると市場の奴もこぼしていたな。よし、商い人に頼んで取り寄せてもらうか。クリスタルが消滅したり戦がなければ俺もここから好きに動けるんだがな」
    クライヴ「‥‥‥」
    ダルメキア兵「まあ、他に動ける奴をうらやましく思っても仕方がない。ここを難民街みたいに無法地帯には出来ないからな。ひとまず皆で乾杯とするぜ。呼びに来てくれてありがとな」
    クライヴ(混沌としている情勢を食い止めるために残る、か…)

    ・キエルとディオン

    持ち合わせも無く、料理の仕度をしているキエルの手伝いも出来ないので何となく居心地が悪そうなディオンが小さなテーブルについている。
    キエル「よくここに住んでいる人たちが言っていたんです。自治領の中心街に居住を構えている貴族たちがうらやましいって」
    ディオン「……」
    キエル「劇を見て華やかな衣装の舞踏会で貴族たちだけの交流を楽しんで。高価なお酒を飲んで美味しいものをたくさん食べて。毎日を優雅に楽しんでいるんだろうって」
    ディオン「君も…そのように思っていたのか…?」
    キエル「中心街に薬を売りに出た時に気が付いたのです。皆目の前の楽しみにしがみついて生きようとしているんだって。色んなものから目を背けながら。それと…」

    あなたがバハムートの姿で苦しんでいた姿を見た時、そうじゃないって分かった。

    キエル「ずっとずっと耐えていたの、知らなかった。バハムートが護ってくれる。皆そう言っていたから。あなたの苦しみに気づかなかった。だからお薬もこれもせめてものお詫びなんです」
    ディオン「…余の方が詫びるべきだ」
    キエル「それは私だけじゃない、ですよね。あなたは護りにまた出られていく」
    色んな野菜が入ったスープをお皿にすくいながら少女は続ける。
    キエル「貴族の人がうらやましい。最初からそう決めつけないようにこれからしていきます。あなたと出会えてそれを教えてもらえたから」
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    FF16

  • PS5のアップロードにて

    20240917(火)20:50
    FF16をプレイすると不具合が出て来ているらしく、SIEさんに問い合わせているとお知らせが。
    アップデート自体はありがたいですし、続きからと消えてしまった項目もこれで復活してくれるとありがたいです。
    この時をまた経験として活かしてくれるプラットフォーマーとCS3の方々だとそう考えておりますが、スタッフの方々大変お疲れ様です。
    すでにDLCを買っているので気にしていなかったのですがPS5版のコンプリートエディション(PC版の内容と同じ)は発売延期されましたと発表がありました。
    エルデンリングやHorizonも不具合が起きているので安定待ちかしら。
    いずれにせよ、気長に他のゲームをしながら待ちます💡
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    CSゲーム関係

  • 無限に

    20240916(月)22:32
    描いていたくなるアストロくん。
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    CSゲーム関係

  • アストロくん

    20240915(日)22:28
    すごいなあとずっとプレイしながら思っています。
    できなかったら自分が悪い(笑)
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    CSゲーム関係

  • どんな時が好き(クラジル)

    20240915(日)20:37
    クライヴ「…抱きしめているときだな。ジルがここにいてくれるんだと嬉しくなる」
    ジル「私も。あなたの腕の中にいるととても落ち着くの」

    子どもの頃に出来ていたら良かったなと思ったりもした。けれどもしそうしてしまっていたらジョシュアへの誓いそのものがぐらついてしまいそうで。

    クライヴ「今君が傍にいてくれることにも感謝している」
    ジル「うん…。私自身が決めたことだから」

    ジル、と続ける。
    クライヴ「…本当は怒っているんじゃないか」
    ジル「…それ以上にあなたと一緒に居たいから」
    彼女がそうした人だからこそ、ジョシュアが代わりに怒ったのだろう。
    ジル「あなたが…あなたでいてくれるなら」
    ジルの頭を引き寄せておでこをあてるふたり。
    クライヴ「ありがとう、ジル」
    彼女は彼から想いが注がれて満たされていくこの時が大好きなのだ。

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    FF16

  • 敵キャラには

    20240915(日)20:17
    悪の美学とか敵の魅力とかそうしたものにあまり子どもの頃から夢を見ていなかったといいますか(セフィロスもリメイクシリーズには触れていないのでそちらは分かりませんが7本編だけだと謎だらけの人という印象)自分の好きなものを出てくるキャラクターたちに注ぐのではなく。
    (空っぽの器に自分の好きなように妄想して詰め込んでいくオタク的な見方をしていないと言えば通じるかな?)
    その人に本来あるものを好きになるので。
    あと若年層ほど行なったことには責任が生じるとよく分かっているから。
    敵キャラにそれほど拘らないと思います。

    理はけっこう好きです。生き残ろうとする動機も分かるし。
    強者の孤独なんて弱者が勝手に夢見るものでしかない。
    本当に強いものは孤独も不足も感じないのだから。
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    FF16

  • シドルファスとバルナバス

    20240915(日)16:22
    クライヴとジョシュアが兄弟喧嘩したみたいに。

    いっそのこと大喧嘩でも出来たら良かったのかと思ったりして。
    もっともそれをしてもベネ姐さんも連れ出せなかった。
    シドが自分のやっていることに対して奇妙なくらい評価が低いのはその影響もありそうです。

    ドミナントの意思が降ろした召喚獣たちと共に変化していって。
    シドの声がクライヴに届き。
    最後はあのようにぶつかり合っていったのは人が歩んで行った神話の舞台そのものだったから。

    それが終わって初めて人への歴史へと移っていく。
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    FF16

  • 揃って(ジョシュアとディオン)

    20240913(金)21:50
    サロン内で語り合うジョシュアとガブ。
    その前をジルが通りかかり、ふたりに丁寧にあいさつをする。

    (インビンシブル内で颯爽とクライヴの部屋に向かうジルを見ながら)
    ガブ「ジルは凛としているよな。ロザリスの中庭でジルを救出してからクライヴにはすぐ奴(フーゴ)を追ってもらって一緒に奴が放った魔物や部下たちと戦っていたんだけどよ。後で具合を崩したのが信じられないくらいあいつらを寄せ付けない毅然とした戦い方だった」
    ジョシュア(本来ならジルは戦いを知らないままだったはずだ…)
    「僕らの支えになろうと昔から傍にいてくれた。今は戦わなければならないとその覚悟でいてくれる」
    ガブ「クライヴの馬(チョコボ)もそうなんだろ?」
    ジョシュア「うん、そう易々と兄さんに魔物が寄り付かないように強烈な蹴りを魅せてくれる。兄さんが褒めているよ。アンブロシアもとても気高い」
    最近になってクライヴとジルがそうした雰囲気を醸し出していると気づいたガブ、おう。と頷いて。意味ありげに笑みを浮かべて。
    ガブ(それがあいつの好みなのな)「で。お前はどうなんだ、ジョシュア」
    ジョシュア「どう見える?」
    ガブ「俺に聞くのか。お前の従者の子とそうした感じじゃないってのは分かるさ」
    ジョシュア「ヨ―テは良くやってくれていてとても感謝している。僕はそうだね、愛すると決めたなら最後まで貫く。そうする」
    ガブ「それは義務からか?お前が家を受け継ぐと決められていたからか?バイロンさんだったら良い相手とか見つけてくれそうだけどな…」
    ジョシュア「さあ、どうかな。…ガブ、失礼。席を外すよ」
    ガブ(クライヴとは違って見えにくいところあるよな…)

    真っ直ぐインビンシブル内のハッチから出て来たジョシュア、視線をディオンに向ける。

    ジョシュア「失礼するよ、僕に何か用があったのにすぐに踵を返されたものだから…」
    ディオン「いや、すまない。今後のことで確認しておきたい点があったのだが…。…聞くつもりはなかった」
    ジョシュア「気にしていない。あなたと出会ったあの日…お互いに使命があるとそう感じていた。産まれてからすぐにドミナントであったと神皇と母が語り合っていて。あなたと僕はどこか似ているとそう感じていた」
    ディオン「‥‥‥」
    ジョシュア「ガブが指摘していたことはある意味では正しい。僕は決められた人と結ばれるのだと幼心にそう考えていた。父と母もそうだったから。
    結果はあなたもご存知の通り。
    貴族国家としての形態は崩れたが兄や叔父たちは放棄された三国同盟を起こし国と国ではなく人と人とが手を取り合おうとこれからのヴァリスゼアを考えている」
    ディオン「あの日からすでに…理性的な判断を下していたのだな。そこは余とは違う」
    ジョシュア「あなたの部下があなたの身を真摯に気遣ってくれていたからこそ。そうした彼との絆があったから。モースの書物だけではなく。
    僕の石化を見てあなたは僕の言葉を信じてくれた。彼にも感謝しています」
    ディオン「余の方からも感謝する。テランスにこの戦いから戻ったならそう伝えてくれないか」
    ジョシュア「それはふたりで揃って話した方が良いでしょう。僕も兄もザンブレクの人々や竜騎士団の彼らには負い目がある」
    ディオン「ここに来たのは約束とはいえ、余が決めたことだ。…3人でそうするか」
    ジョシュア「兄さんが怒られるのはマードック将軍と僕を除いたらこれで3度目かな」
    ディオン「ほう。兄弟喧嘩というものか」
    ジョシュア「戻って来れたら結構見られると思いますよ」
    ディオン「兄の方が折れるのか?いや、お前達のことだ。揃って笑い合っている姿が思い浮かぶ」

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    FF16