メモと小ネタ帳

読むこと考えること(ジョシュア)

2024/07/17 17:40
FF16
ウォールード王国の監獄で囚われていた少女がドリスとひと言ふた言話し合っている。
ジョシュアがロザリアのおとぎ話フェニックスタロウスの内容について尋ねられてその本を取りにと書庫へ入ると。
ドリスはかつての師のことで気になっていることがあり兄に相談したいのですがと小声で持ちかけて来た。
僕が代わりに相手をするから行っておいでと促すとドリスは会釈をし、ありがとうございますと書庫を後にする。

ウォールード王国から拠点に来た静かに本を読むことが多い少女の目の前にかがむ。

本が好きなんだね。
うん。ジョシュア様もそうだってみんなが教えてくれた。
僕も君くらいの頃は本ばかり読んでいたからね。身体が弱かったから。
読むことは楽しいです。でももっと…
どうかしたのかな。

ここの皆さんがしていることを知りたいです。

閉じ込められていた間はこわくてずっと出来なかったのだろう。

いい質問だね。僕も小さい頃は皆何をしているだろうってよく尋ねていたんだ。
そうなんだ、教えて下さい。

本の知識だけでは分からないことをよく兄に尋ねていた。
読むのは簡単で、兄さんが伝えてくれたことの意味は味わいながら時間をかけていた。
すぐにすっと分かることもあれば、納得できなくてそれでも飲み込んだりしていた。
大好きで、大切なときだった。

「まずは、そうだねー」
ひとつひとつ、僅かなものでも。
君にも届けよう。

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