メモと小ネタ帳
ウェイト(ジル・ワーリック語り)
2024/11/01 00:34FF16
影の海岸とその後のロズフィールド兄弟喧嘩の流れでクライヴが行なったことは責められたり責任感が強い彼がひとりで何もかも背負うつもりだったという姿勢に物を申したいというのは分かります。
ジョシュアくんの台詞も英語版だとそう簡単にフェニックスの力を渡してたまるものか、何もかも背負わせない(ひとりで背負っていくつもりなんだろう)という旨を含んでいますし。
クライヴは節目節目で好意を抱いてくれているジルに対して狡いところがあるなと私自身プレイして感じていたので。
私はそれと同じようにジルも狡いというか感情や彼女が自分でいたいというウェイトがクライヴにかなりかかっているなと感じています。
ジルもジルで彼に縋っているように見えたとクラジルの語りのフェニックス・ゲート辺りにも入れていますが。あとメティアの願いが叶ったというのはクライヴが生きていたという意味。お互いに生きていたからこそまた会えた、というもの。
彼女の台詞で自分で考えて~の辺りの下り、鉄王国突入辺りでは因縁を断たないといけないと動いていて。その動機自体は人でいたいそして彼と一緒にいたいからというもの。
少女時代と因縁を断った後は(厳密に言うとフーゴに捕らえられた後)自ら進み出て何かするよりクライヴを支える側に彼女は回っているのですよね。
ふたりが同じものを見たり、同じ場所にいるときでも視点が違っているのが本編からも伝わって来ていて。
例を挙げていくと青年期の悲しみの入り江にてベアラーたちが石化して亡くなっていく場面。何も知らなかったふたりが現実を知らされ無力でもあると伝わるカットシーン。ジルは先に去り、クライヴも後に続きます。
神父からマーサに2人亡くなったと伝えて欲しいと伝達を受け、この時クライヴは振り向きジルは背中だけを見せています。
お互いに目にした現実から何を思ったのかはプレイヤーさんそれぞれですがふたりの反応の違いが興味深いですね。
ジルはシドに対してベアラーたちやドミナントがこの大陸でどう扱われているのか歓楽街で尋ね、シドから未熟であることをクライヴと共に知る。
その後の5年間はふたりで潜伏しながらヴァリスゼアのあちこちを見て回り。
難民街でシドの名と彼の決め台詞を語りラムウの力を用いるクライヴは助けようとしていたベアラーたちにも誰がそんなことを望んでいるのかと責められ。
ジルがこの時ベアラーたちを助けようとクライヴがしていることから彼らを窘めますがシドが語っていた未熟な世界であるが故に責任が生じていることを理解していたクライヴはそれを止め“すまない”と彼らに詫びる。
マザークリスタル破壊も含めてウェイトをどこに置いていたのかけっこうここでもはっきりしていますね。
ジル自身最後まで結末を見守る覚悟はありましたが、影の海岸で“あなたを守るために”の台詞から彼女自身のウェイトがクライヴにかかっていて彼女はそのために自分は生きている、生きていたいというのがここでも露わにされている。英語版だとシドと同じで彼自身の救いに関して絡めています。
どちらにしても、彼そのものが中心。
彼女自身彼を守れるなら命を投げ出しても良い、という片鱗を見せている。この時にクライヴはシドから受け継いだ人が人らしくの夢を、人として死ねるよりも人として生きていけるようにとシヴァの力を吸収することになるのです。
彼はジルの罪を背負ってでも彼女を人へと戻す道を選びました。死ではなく生そのものを。
その傾向が人の業や種としての理の背景を知ってからは(目の前にいる相手が自分の人生をどん底に落とした相手であるにも関わらず)共存出来ないのかと提案している面にも表れています。
隣に命がけで兄を守ろうとフェニックスの力をずっと使っているジョシュアも口を挟ない様子を見る限り兄とこの辺りは似ている。
再三書いていますがクライヴのジルに対する愛情は普遍的なもので罪を背負うというのも彼自身の最後まで抗うという意思である。最終盤で核になっていったのは弟との誓いであり。
それを果たしてからがふたりがまた本当の意味でお互いに向き合い生きていくということでもあります。
ジョシュアくんの台詞も英語版だとそう簡単にフェニックスの力を渡してたまるものか、何もかも背負わせない(ひとりで背負っていくつもりなんだろう)という旨を含んでいますし。
クライヴは節目節目で好意を抱いてくれているジルに対して狡いところがあるなと私自身プレイして感じていたので。
私はそれと同じようにジルも狡いというか感情や彼女が自分でいたいというウェイトがクライヴにかなりかかっているなと感じています。
ジルもジルで彼に縋っているように見えたとクラジルの語りのフェニックス・ゲート辺りにも入れていますが。あとメティアの願いが叶ったというのはクライヴが生きていたという意味。お互いに生きていたからこそまた会えた、というもの。
彼女の台詞で自分で考えて~の辺りの下り、鉄王国突入辺りでは因縁を断たないといけないと動いていて。その動機自体は人でいたいそして彼と一緒にいたいからというもの。
少女時代と因縁を断った後は(厳密に言うとフーゴに捕らえられた後)自ら進み出て何かするよりクライヴを支える側に彼女は回っているのですよね。
ふたりが同じものを見たり、同じ場所にいるときでも視点が違っているのが本編からも伝わって来ていて。
例を挙げていくと青年期の悲しみの入り江にてベアラーたちが石化して亡くなっていく場面。何も知らなかったふたりが現実を知らされ無力でもあると伝わるカットシーン。ジルは先に去り、クライヴも後に続きます。
神父からマーサに2人亡くなったと伝えて欲しいと伝達を受け、この時クライヴは振り向きジルは背中だけを見せています。
お互いに目にした現実から何を思ったのかはプレイヤーさんそれぞれですがふたりの反応の違いが興味深いですね。
ジルはシドに対してベアラーたちやドミナントがこの大陸でどう扱われているのか歓楽街で尋ね、シドから未熟であることをクライヴと共に知る。
その後の5年間はふたりで潜伏しながらヴァリスゼアのあちこちを見て回り。
難民街でシドの名と彼の決め台詞を語りラムウの力を用いるクライヴは助けようとしていたベアラーたちにも誰がそんなことを望んでいるのかと責められ。
ジルがこの時ベアラーたちを助けようとクライヴがしていることから彼らを窘めますがシドが語っていた未熟な世界であるが故に責任が生じていることを理解していたクライヴはそれを止め“すまない”と彼らに詫びる。
マザークリスタル破壊も含めてウェイトをどこに置いていたのかけっこうここでもはっきりしていますね。
ジル自身最後まで結末を見守る覚悟はありましたが、影の海岸で“あなたを守るために”の台詞から彼女自身のウェイトがクライヴにかかっていて彼女はそのために自分は生きている、生きていたいというのがここでも露わにされている。英語版だとシドと同じで彼自身の救いに関して絡めています。
どちらにしても、彼そのものが中心。
彼女自身彼を守れるなら命を投げ出しても良い、という片鱗を見せている。この時にクライヴはシドから受け継いだ人が人らしくの夢を、人として死ねるよりも人として生きていけるようにとシヴァの力を吸収することになるのです。
彼はジルの罪を背負ってでも彼女を人へと戻す道を選びました。死ではなく生そのものを。
その傾向が人の業や種としての理の背景を知ってからは(目の前にいる相手が自分の人生をどん底に落とした相手であるにも関わらず)共存出来ないのかと提案している面にも表れています。
隣に命がけで兄を守ろうとフェニックスの力をずっと使っているジョシュアも口を挟ない様子を見る限り兄とこの辺りは似ている。
再三書いていますがクライヴのジルに対する愛情は普遍的なもので罪を背負うというのも彼自身の最後まで抗うという意思である。最終盤で核になっていったのは弟との誓いであり。
それを果たしてからがふたりがまた本当の意味でお互いに向き合い生きていくということでもあります。