メモと小ネタ帳
クラジルの距離感
2024/10/18 23:49FF16
+ジョシュアも含めて。
少年期にジルちゃんを引き寄せるのを引っ込めていたクライヴですが。
この時には弟への後ろめたさが上回っていたからだと分かります。
アナベラ(実の母親)に愛されて来なかったのも含めて、振り返ったジョシュアが寂しそうに兄を見て、ジルがじっと彼を見つめるカットシーン。
思春期に入っていたからというのも勿論、弟が兄さんが受け継ぐべきだったと自分に向けてくる感情含めてどうにもならない現実を受け止めながら(少年期はクライヴは受け止めてジョシュアは兄の言葉から受け入れて父親の死を目の当たりにして激昂のままに顕現していますが皆を守ると兄と約束したと戦いに向かう、受け入れる選択を取っていたと分かる)為すべきことを為さなければジルに何か伝えることは出来ないとそう考えていたのが伝わってきます。
それらが崩れて離れ離れになり、再会出来てからはシドにジルを任せると青年期初期は自分の行なっていることが正しいことだとは思っていない距離を置いた言動。
結局全てが崩れてからシドに諭され自分の想いに(元から素直な性格ではある)正直にそれでいて元々人そのものを見つめるという本質も合わせて彼女をまっすぐ抱きしめた後、大切なのだと接していくことになります。
ジルは兵器として扱われた年数がロザリアで過ごした時より長かったのでクライヴへの想いを奥底にしまいこんだまま、心も凍らせたままだったのであの時の自分は彼に対してこうしていた、こう言っていたと思い起こしながらの言動。ロザリアにジルと共に帰って来たとスリー・リーズ湿地帯に辿り着いたばかりのクライヴは懐かしい思い出と共に変わっていないとそう語るのです。イーストプールで微笑んだ彼女の様子が少女の頃の笑みと同じだったとそう見抜いたのと同じように。
ジルはそうではないと、クライヴも自分も兵として扱われて来たからその苦しみや辛さは分かる、戦えない自分が戦えるようになった、同じドミナントなのだから分かち合えるとあの頃の自分は心が凍り付いた時にいなくなった旨を語ります。
実際の彼女はクライヴの傍にいたいという想いが中心にあるのでふたりが5年間向き合わなければならないヴァリスゼアの現状―現実を受け止めながら拠点の皆を立ちなおらせるのを含めて目の前のことで必死であったでしょう。
その度にフェニックスゲートで語り合ったすれ違いがあるとはいえ、ぶつかり合ったり仲たがいするよりシドの前で誓った時と同じ様に手を取り合いながらお互いの想いを確かめ合っていたのでしょうね。確かめ合うことは出来ても恋愛的な意味では前に進める状況ではなくても。
距離感が幼なじみとはいえ再会してからずっとかなり近いふたりですが、離れていた時が長かったのと人としてもまともに扱われて来なかったことを含めてお互いにあるものへもっと目を向けるようになっている。
混沌とした情勢へ向かうヴァリスゼアの中で互いにあるものを輝かせて向き合い見つけていこうと相手への尊厳、ちょっとした仕草や視線の運びからそれが伝わってくるふたりであります。
この辺りはジョシュアも同じで、彼の方はもっと俯瞰した見方をしています。冷静であり、どこか自分に対しても引いた姿勢。だからこそ兄の傍にいると負けず嫌いな姿勢を見せたり時には彼女の代わりに怒ったりして切磋琢磨出来る兄弟の関係を築いているのだなあと。
少年期にジルちゃんを引き寄せるのを引っ込めていたクライヴですが。
この時には弟への後ろめたさが上回っていたからだと分かります。
アナベラ(実の母親)に愛されて来なかったのも含めて、振り返ったジョシュアが寂しそうに兄を見て、ジルがじっと彼を見つめるカットシーン。
思春期に入っていたからというのも勿論、弟が兄さんが受け継ぐべきだったと自分に向けてくる感情含めてどうにもならない現実を受け止めながら(少年期はクライヴは受け止めてジョシュアは兄の言葉から受け入れて父親の死を目の当たりにして激昂のままに顕現していますが皆を守ると兄と約束したと戦いに向かう、受け入れる選択を取っていたと分かる)為すべきことを為さなければジルに何か伝えることは出来ないとそう考えていたのが伝わってきます。
それらが崩れて離れ離れになり、再会出来てからはシドにジルを任せると青年期初期は自分の行なっていることが正しいことだとは思っていない距離を置いた言動。
結局全てが崩れてからシドに諭され自分の想いに(元から素直な性格ではある)正直にそれでいて元々人そのものを見つめるという本質も合わせて彼女をまっすぐ抱きしめた後、大切なのだと接していくことになります。
ジルは兵器として扱われた年数がロザリアで過ごした時より長かったのでクライヴへの想いを奥底にしまいこんだまま、心も凍らせたままだったのであの時の自分は彼に対してこうしていた、こう言っていたと思い起こしながらの言動。ロザリアにジルと共に帰って来たとスリー・リーズ湿地帯に辿り着いたばかりのクライヴは懐かしい思い出と共に変わっていないとそう語るのです。イーストプールで微笑んだ彼女の様子が少女の頃の笑みと同じだったとそう見抜いたのと同じように。
ジルはそうではないと、クライヴも自分も兵として扱われて来たからその苦しみや辛さは分かる、戦えない自分が戦えるようになった、同じドミナントなのだから分かち合えるとあの頃の自分は心が凍り付いた時にいなくなった旨を語ります。
実際の彼女はクライヴの傍にいたいという想いが中心にあるのでふたりが5年間向き合わなければならないヴァリスゼアの現状―現実を受け止めながら拠点の皆を立ちなおらせるのを含めて目の前のことで必死であったでしょう。
その度にフェニックスゲートで語り合ったすれ違いがあるとはいえ、ぶつかり合ったり仲たがいするよりシドの前で誓った時と同じ様に手を取り合いながらお互いの想いを確かめ合っていたのでしょうね。確かめ合うことは出来ても恋愛的な意味では前に進める状況ではなくても。
距離感が幼なじみとはいえ再会してからずっとかなり近いふたりですが、離れていた時が長かったのと人としてもまともに扱われて来なかったことを含めてお互いにあるものへもっと目を向けるようになっている。
混沌とした情勢へ向かうヴァリスゼアの中で互いにあるものを輝かせて向き合い見つけていこうと相手への尊厳、ちょっとした仕草や視線の運びからそれが伝わってくるふたりであります。
この辺りはジョシュアも同じで、彼の方はもっと俯瞰した見方をしています。冷静であり、どこか自分に対しても引いた姿勢。だからこそ兄の傍にいると負けず嫌いな姿勢を見せたり時には彼女の代わりに怒ったりして切磋琢磨出来る兄弟の関係を築いているのだなあと。