メモと小ネタ帳

うらやましい(色んなキャラで)

2024/09/17 23:52
FF16
・少年期のクライヴとジョシュア

ジルからチョコボの雛が産まれたと聞いて、こっそり屋敷を抜け出したジョシュア。
ジョシュア「チョコボはふわふわしていて可愛いな」
クライヴ「アンブロシアが小さかった時を思い出すな。あっという間に俺と狩りが出来るくらい成鳥した」
小トルガル(じー…)「キャン🐺」
ジョシュア「あ…」
ジョシュアが近づいてトルガルを抱っこする。クライヴは頭をぽんと撫でる。
クライヴ「大丈夫だ、トルガルも大物になると父上もロザリアの騎士たちも口を揃えて言っている。その時は一緒に狩りに出よう」
ジョシュア(僕も一緒に行きたいな…)「そろそろ母様が帰ってくるから先に屋敷に戻るね」
クライヴ「馬(チョコボ)のにおいが引っ付いたままだと疑われるぞ」
ジョシュア「そう思ってね、部屋にハーブを侍女たちに頼んで飾ってもらったんだ。その中には本で読んだ墓荒らしが黒死病にかからないように体を洗った混合液の主成分もある。身体が弱い僕に効くか試してみたんだと伝えれば母様も引っ込むでしょう?」
クライヴ「お前のその頭の回転の速さと手際の良さには驚くよ」
ジョシュア(僕は兄さんみたいに戦えないから)
うらやましいと思う以前に、兄さんが受け継ぐべきだったのだ。そうであって欲しかった。それが叶わないのであれば知恵を働かせて、支えてくれる兄と協力して乗り越えていくしかない。
後に離れ離れとなった弟は本を通して真実と現実を知り—。兄との誓いからこの世界の理(おきて)を乗り越えることを決心するのだ。

・とある竜騎士さん(日記風味)

今日はディオン様が3回お声を掛けて下さった。テランスは5回だ。
正直テランスがうらやましい。明日は負けないように次の戦地でもっと戦果を上げようと思う。


・ノースリーチの門番兵

ノースリーチ―マダムことイサベラと出会い。彼女が頼みたいことがあると、信頼を得る為に相談に乗ることにしたクライヴ。
門番兵A「おい、お前」
クライヴ「‥‥」
門番兵A「マダムに拾ってもらえるとは、運が良かったな色男」
後ろからトルガルが付いて行き通り抜けていく。
門番兵(あの狼もマダムの目に適ったのか…うらやましい奴)
門番兵B「おい、顔に出ているぞ。なあにマダムはこの街を纏めてくれているが、それ故に誰のものともならないさ」
門番兵A「けどよ、あいつを見る目がちょっと他の奴と違っていなかったか?」
門番兵B「そうか?まああの人の素性は誰にも分からないからな。だからこそ、良いんだ」
門番兵A「ああ、そうだな」

・ボグラド市場にて自治領までの通行を見張るダルメキア兵

周りの騒ぎや呻きを見渡しながら—。
クライヴ「ここ最近はずっとこうなのか」
ダルメキア兵「ああ、マザークリスタルが消滅してクリスタルの配給が無くなっているからな…。朝から晩まで気が休まる時がないぜ、全く…」
クライヴ「酒場のマスターからとっておきがあると伝えてくれと言われて来たんだが…」
ダルメキア兵「そりゃあありがたい!ちょうど交代の時間だ、今すぐ行くぜ」
市場に出てから―。
ダルメキア兵「通行所付近は乾燥と日差しが強いから安い酒でも喉は潤せるがあのマスターのとっておきと言われると楽しみで仕方ないぜ。後で何か礼をしたいんだが…」
クライヴ「ドレイクファングが無くなった後、せめて形を記念にと模ったパンを作った職人に出会った。ダリミルならそう遠くないはずだ」
ダルメキア兵「最近は小麦の収穫が少なくなっていると市場の奴もこぼしていたな。よし、商い人に頼んで取り寄せてもらうか。クリスタルが消滅したり戦がなければ俺もここから好きに動けるんだがな」
クライヴ「‥‥‥」
ダルメキア兵「まあ、他に動ける奴をうらやましく思っても仕方がない。ここを難民街みたいに無法地帯には出来ないからな。ひとまず皆で乾杯とするぜ。呼びに来てくれてありがとな」
クライヴ(混沌としている情勢を食い止めるために残る、か…)

・キエルとディオン

持ち合わせも無く、料理の仕度をしているキエルの手伝いも出来ないので何となく居心地が悪そうなディオンが小さなテーブルについている。
キエル「よくここに住んでいる人たちが言っていたんです。自治領の中心街に居住を構えている貴族たちがうらやましいって」
ディオン「……」
キエル「劇を見て華やかな衣装の舞踏会で貴族たちだけの交流を楽しんで。高価なお酒を飲んで美味しいものをたくさん食べて。毎日を優雅に楽しんでいるんだろうって」
ディオン「君も…そのように思っていたのか…?」
キエル「中心街に薬を売りに出た時に気が付いたのです。皆目の前の楽しみにしがみついて生きようとしているんだって。色んなものから目を背けながら。それと…」

あなたがバハムートの姿で苦しんでいた姿を見た時、そうじゃないって分かった。

キエル「ずっとずっと耐えていたの、知らなかった。バハムートが護ってくれる。皆そう言っていたから。あなたの苦しみに気づかなかった。だからお薬もこれもせめてものお詫びなんです」
ディオン「…余の方が詫びるべきだ」
キエル「それは私だけじゃない、ですよね。あなたは護りにまた出られていく」
色んな野菜が入ったスープをお皿にすくいながら少女は続ける。
キエル「貴族の人がうらやましい。最初からそう決めつけないようにこれからしていきます。あなたと出会えてそれを教えてもらえたから」

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