メモと小ネタ帳

揃って(ジョシュアとディオン)

2024/09/13 21:50
FF16
サロン内で語り合うジョシュアとガブ。
その前をジルが通りかかり、ふたりに丁寧にあいさつをする。

(インビンシブル内で颯爽とクライヴの部屋に向かうジルを見ながら)
ガブ「ジルは凛としているよな。ロザリスの中庭でジルを救出してからクライヴにはすぐ奴(フーゴ)を追ってもらって一緒に奴が放った魔物や部下たちと戦っていたんだけどよ。後で具合を崩したのが信じられないくらいあいつらを寄せ付けない毅然とした戦い方だった」
ジョシュア(本来ならジルは戦いを知らないままだったはずだ…)
「僕らの支えになろうと昔から傍にいてくれた。今は戦わなければならないとその覚悟でいてくれる」
ガブ「クライヴの馬(チョコボ)もそうなんだろ?」
ジョシュア「うん、そう易々と兄さんに魔物が寄り付かないように強烈な蹴りを魅せてくれる。兄さんが褒めているよ。アンブロシアもとても気高い」
最近になってクライヴとジルがそうした雰囲気を醸し出していると気づいたガブ、おう。と頷いて。意味ありげに笑みを浮かべて。
ガブ(それがあいつの好みなのな)「で。お前はどうなんだ、ジョシュア」
ジョシュア「どう見える?」
ガブ「俺に聞くのか。お前の従者の子とそうした感じじゃないってのは分かるさ」
ジョシュア「ヨ―テは良くやってくれていてとても感謝している。僕はそうだね、愛すると決めたなら最後まで貫く。そうする」
ガブ「それは義務からか?お前が家を受け継ぐと決められていたからか?バイロンさんだったら良い相手とか見つけてくれそうだけどな…」
ジョシュア「さあ、どうかな。…ガブ、失礼。席を外すよ」
ガブ(クライヴとは違って見えにくいところあるよな…)

真っ直ぐインビンシブル内のハッチから出て来たジョシュア、視線をディオンに向ける。

ジョシュア「失礼するよ、僕に何か用があったのにすぐに踵を返されたものだから…」
ディオン「いや、すまない。今後のことで確認しておきたい点があったのだが…。…聞くつもりはなかった」
ジョシュア「気にしていない。あなたと出会ったあの日…お互いに使命があるとそう感じていた。産まれてからすぐにドミナントであったと神皇と母が語り合っていて。あなたと僕はどこか似ているとそう感じていた」
ディオン「‥‥‥」
ジョシュア「ガブが指摘していたことはある意味では正しい。僕は決められた人と結ばれるのだと幼心にそう考えていた。父と母もそうだったから。
結果はあなたもご存知の通り。
貴族国家としての形態は崩れたが兄や叔父たちは放棄された三国同盟を起こし国と国ではなく人と人とが手を取り合おうとこれからのヴァリスゼアを考えている」
ディオン「あの日からすでに…理性的な判断を下していたのだな。そこは余とは違う」
ジョシュア「あなたの部下があなたの身を真摯に気遣ってくれていたからこそ。そうした彼との絆があったから。モースの書物だけではなく。
僕の石化を見てあなたは僕の言葉を信じてくれた。彼にも感謝しています」
ディオン「余の方からも感謝する。テランスにこの戦いから戻ったならそう伝えてくれないか」
ジョシュア「それはふたりで揃って話した方が良いでしょう。僕も兄もザンブレクの人々や竜騎士団の彼らには負い目がある」
ディオン「ここに来たのは約束とはいえ、余が決めたことだ。…3人でそうするか」
ジョシュア「兄さんが怒られるのはマードック将軍と僕を除いたらこれで3度目かな」
ディオン「ほう。兄弟喧嘩というものか」
ジョシュア「戻って来れたら結構見られると思いますよ」
ディオン「兄の方が折れるのか?いや、お前達のことだ。揃って笑い合っている姿が思い浮かぶ」

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