名称と考察メモ
・Come to me/Come follow me
Come to meは作中で出て来た“来い、イフリート!”の英語版の台詞です。
Come follow meはAwakeningトレーラーで歌われていた歌詞です(後にこのBGM、作中で出て来なかったので何で使わなかったんだ!と海外プレイヤーに怒られて(笑)祖堅さんがDLCトレーラーでも使いましたと(笑))
クライヴは作中で受け入れるという選択を節目で取っている為この台詞が出て来ます。
終盤に差し掛かり真相がバルナバスから明かされた後はジルの過去も合わせて人間の業ー罪そのものを背負いながらも共に生きる為にこの運命に最後まで抗うと彼女と誓います。青年期にシドの台詞に救いの話が出て来ますが英語版ではこの場面は救いについて焦点を置かれたクライヴとジルのやり取りとなります。
彼がシドから受け継いだ人が人でいられる世界ー人らしく死んでいくことより生きることそのものへと変化していったのがはっきりと描写された場面。
Come follow me は最終盤でのクライヴの核となるものがジョシュアを守るという誓いから始まった彼が与えられそうして彼の中から生み出されたもの全てを指している歌詞なのではないかとそう考えております。
コンセプトとして初期の頃からロズフィールド兄弟の関係を指して作られた歌詞なのだと。
青年期ではガブと笑い合うクライヴに対し日本語ではガルーダの力も持っているからなとシドが語る場面、英語版ではお前は元々ロザリアの盾だったからなと違いがあります。この青年期の台詞は自治領にて自我を失ったバハムート(ディオン)を止める為に立ち向かうフェニックス(ジョシュア)を守ろうとクライヴが自らを盾だと名乗る場面に繋がっています。
Come follow me(Crystal of history)は直訳的には私について来て、作中のテーマを考えると“導かれて”“導いて欲しい”に近いニュアンスでしょうか。
出来損ないの王子ではなく、イフリートのドミナントでもない。
ひとりの男が立ち上がることによって人々―炎の民が集い始めそうして人と人との繋がりを認識しそこから生まれた精神を受け継いでいったロザリアの民。
生まれたばかりの弟から生まれた彼の決意と自分が存在している意味。
再生の炎を宿すフェニックスーこの身をもって不死鳥の盾とならんと再び誓い立ち上がった彼の生き様そのもの。
ジョシュアもまた目覚めてからはクライヴにフェニックスの祝福を送ったあの日と何一つ変わらないで最も信頼する存在である兄への誓いを貫いて。
この歌詞を見る度にロズフィールド兄弟の生き様を思い浮かべられるのです。
・8つの属性と召喚獣たち
対となる8つの属性※と召喚獣たち。
※クライヴ青年期にシドルファスが解説してくれるが属性は火・氷・雷・水・土・風・光・闇がヴァリスゼアには存在している。
風の大陸・灰の大陸とそれぞれに属性に沿った民が存在する。
※召喚獣自体それぞれの強さにおいて力の差はない。
あるとすればドミナントがどのような存在であるか真実を知る者と知らない者。
・イフリート(フェニックス)ーシヴァ
炎と氷。
北欧神話においては始まりの属性、故にトルガルはフェンリルとなる。
※クライヴたちの祖父の時代にフェニックスとシヴァのドミナントがぶつかり合う。
シヴァの勝利となったが北部地方がすでにマザークリスタルドレイクアイが消滅していた為、内政が安定せず最終的に和平の証としてジルがロザリアに差し出される。
個人的な関係ではイフリート(クライヴ)の炎によって凍り付いていた心が溶かされていったシヴァ(ジル)といったところ。
あらゆる召喚獣の力を奪う存在であるイフリートに対し、他者に力を分け与えられる唯一の存在であるフェニックスもまた対となる。
・ガルーダータイタン
風と大地。
※作中では対決はしていないが、思惑があって懐柔させたベネディクタと彼女を失い激昂のままタイタンへと顕現したフーゴ。
彼はベネディクタへの盲目な愛ゆえに自らの滅びを招いた。誰からも愛されない世界であるが故に滅びを願う顕現化を行なったベネディクタと、愛していたのに滅んだフーゴ。
・バハムートーオーディン
光と闇。
※バハムートの抑止力がなければ民に被害が及ぶと光の道を歩み父からの愛を求めていたディオン。
オーディンの力を用い国を平定させた後、混沌とした闇の道を歩んでいたバルナバス。母に愛されながらマリアス教の教えを刷り込まれていた。
どちらも最愛の人を失う。また成し遂げようとした事柄によって両者とも悲劇を招く。
片方は贖罪の道を選び、もう片方は業の道を選んだ。
戦いにおいて自らを確立させようとしたバハムート。戦いにおいてこれこそが自身の望みだと高らかに哄笑し自らの生を満たそうとしたオーディン。
・ラムウーリヴァイアサン
雷と水。
ゲーム内ではアビリティとして相性も良い。
外大陸からきた男が覚醒したラムウと、北部出身のジルと似通った服であり褐色(ダルメキア)肌で槍(ザンブレク)を掲げ、鎧(ウォールード)姿を見せるヴァリスゼアの人々の特徴を担うリヴァイアサンのドミナント。
惹きつけられた大陸へ訪れた者と外大陸の真実を知らないヴァリスゼアの人々。
召喚獣は今作英語でEikon=Imageそのものを指す。創造主である理から創られた、かたち。
理が消滅し、結果として彼らの幻想ともいえる召喚獣たちは魔法と共に神話として終わりを迎える。
一足先に真実を知ったシドルファス、厳しい現実が続いたとしても抗うと決意したクライヴ、兄への想いから真実へと辿り着いたジョシュア、父の幻影を追い求めるのを止め自らを確立させたディオンらは結果として勝ち得る。
愛する女の幻影を求めたフーゴ、最愛の母の幻影を映し出す理に自らを差し出したバルナバス、ひたすら本来の自分からも逃げていたベネディクタは滅びの道を辿る、という対比。
Come to meは作中で出て来た“来い、イフリート!”の英語版の台詞です。
Come follow meはAwakeningトレーラーで歌われていた歌詞です(後にこのBGM、作中で出て来なかったので何で使わなかったんだ!と海外プレイヤーに怒られて(笑)祖堅さんがDLCトレーラーでも使いましたと(笑))
クライヴは作中で受け入れるという選択を節目で取っている為この台詞が出て来ます。
終盤に差し掛かり真相がバルナバスから明かされた後はジルの過去も合わせて人間の業ー罪そのものを背負いながらも共に生きる為にこの運命に最後まで抗うと彼女と誓います。青年期にシドの台詞に救いの話が出て来ますが英語版ではこの場面は救いについて焦点を置かれたクライヴとジルのやり取りとなります。
彼がシドから受け継いだ人が人でいられる世界ー人らしく死んでいくことより生きることそのものへと変化していったのがはっきりと描写された場面。
Come follow me は最終盤でのクライヴの核となるものがジョシュアを守るという誓いから始まった彼が与えられそうして彼の中から生み出されたもの全てを指している歌詞なのではないかとそう考えております。
コンセプトとして初期の頃からロズフィールド兄弟の関係を指して作られた歌詞なのだと。
青年期ではガブと笑い合うクライヴに対し日本語ではガルーダの力も持っているからなとシドが語る場面、英語版ではお前は元々ロザリアの盾だったからなと違いがあります。この青年期の台詞は自治領にて自我を失ったバハムート(ディオン)を止める為に立ち向かうフェニックス(ジョシュア)を守ろうとクライヴが自らを盾だと名乗る場面に繋がっています。
Come follow me(Crystal of history)は直訳的には私について来て、作中のテーマを考えると“導かれて”“導いて欲しい”に近いニュアンスでしょうか。
出来損ないの王子ではなく、イフリートのドミナントでもない。
ひとりの男が立ち上がることによって人々―炎の民が集い始めそうして人と人との繋がりを認識しそこから生まれた精神を受け継いでいったロザリアの民。
生まれたばかりの弟から生まれた彼の決意と自分が存在している意味。
再生の炎を宿すフェニックスーこの身をもって不死鳥の盾とならんと再び誓い立ち上がった彼の生き様そのもの。
ジョシュアもまた目覚めてからはクライヴにフェニックスの祝福を送ったあの日と何一つ変わらないで最も信頼する存在である兄への誓いを貫いて。
この歌詞を見る度にロズフィールド兄弟の生き様を思い浮かべられるのです。
・8つの属性と召喚獣たち
対となる8つの属性※と召喚獣たち。
※クライヴ青年期にシドルファスが解説してくれるが属性は火・氷・雷・水・土・風・光・闇がヴァリスゼアには存在している。
風の大陸・灰の大陸とそれぞれに属性に沿った民が存在する。
※召喚獣自体それぞれの強さにおいて力の差はない。
あるとすればドミナントがどのような存在であるか真実を知る者と知らない者。
・イフリート(フェニックス)ーシヴァ
炎と氷。
北欧神話においては始まりの属性、故にトルガルはフェンリルとなる。
※クライヴたちの祖父の時代にフェニックスとシヴァのドミナントがぶつかり合う。
シヴァの勝利となったが北部地方がすでにマザークリスタルドレイクアイが消滅していた為、内政が安定せず最終的に和平の証としてジルがロザリアに差し出される。
個人的な関係ではイフリート(クライヴ)の炎によって凍り付いていた心が溶かされていったシヴァ(ジル)といったところ。
あらゆる召喚獣の力を奪う存在であるイフリートに対し、他者に力を分け与えられる唯一の存在であるフェニックスもまた対となる。
・ガルーダータイタン
風と大地。
※作中では対決はしていないが、思惑があって懐柔させたベネディクタと彼女を失い激昂のままタイタンへと顕現したフーゴ。
彼はベネディクタへの盲目な愛ゆえに自らの滅びを招いた。誰からも愛されない世界であるが故に滅びを願う顕現化を行なったベネディクタと、愛していたのに滅んだフーゴ。
・バハムートーオーディン
光と闇。
※バハムートの抑止力がなければ民に被害が及ぶと光の道を歩み父からの愛を求めていたディオン。
オーディンの力を用い国を平定させた後、混沌とした闇の道を歩んでいたバルナバス。母に愛されながらマリアス教の教えを刷り込まれていた。
どちらも最愛の人を失う。また成し遂げようとした事柄によって両者とも悲劇を招く。
片方は贖罪の道を選び、もう片方は業の道を選んだ。
戦いにおいて自らを確立させようとしたバハムート。戦いにおいてこれこそが自身の望みだと高らかに哄笑し自らの生を満たそうとしたオーディン。
・ラムウーリヴァイアサン
雷と水。
ゲーム内ではアビリティとして相性も良い。
外大陸からきた男が覚醒したラムウと、北部出身のジルと似通った服であり褐色(ダルメキア)肌で槍(ザンブレク)を掲げ、鎧(ウォールード)姿を見せるヴァリスゼアの人々の特徴を担うリヴァイアサンのドミナント。
惹きつけられた大陸へ訪れた者と外大陸の真実を知らないヴァリスゼアの人々。
召喚獣は今作英語でEikon=Imageそのものを指す。創造主である理から創られた、かたち。
理が消滅し、結果として彼らの幻想ともいえる召喚獣たちは魔法と共に神話として終わりを迎える。
一足先に真実を知ったシドルファス、厳しい現実が続いたとしても抗うと決意したクライヴ、兄への想いから真実へと辿り着いたジョシュア、父の幻影を追い求めるのを止め自らを確立させたディオンらは結果として勝ち得る。
愛する女の幻影を求めたフーゴ、最愛の母の幻影を映し出す理に自らを差し出したバルナバス、ひたすら本来の自分からも逃げていたベネディクタは滅びの道を辿る、という対比。