第5話 天才少女
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◇第5話 天才少女 【スキット】◇
* 何の魔術? *
エステル
「リリーティア、あの時なんの魔術を使ったんです?」
リリーティア
「あの時?」
エステル
「カロルを庇ったとき、魔術を唱えていましたよね?」
リリーティア
「ああ、あの時の。・・・少しでも攻撃の威力を体に受けないようしたんだ」
カロル
「・・・どういうこと?」
リリーティア
「防御力を上げたって言ったらいいかな。身体力を強化して、本来受ける衝撃を和らげたんだよ」
ユーリ
「へえ、そんな術もあるんだな。じゃあ、この先ヤバい敵とか遭ったら、それ使えば少しは楽になるかもな」
リリーティア
「危機的状況を変えられる手段のひとつにはなるかな」
エステル
「だからってリリーティア、あんな無茶はしないでください。びっくりしましたよ」
カロル
「ボクもだよ。まあ、おかげで助かったんだけどさ」
リリーティア
「それは、心配かけてごめん。でも、本当に大丈夫だから」
* 視線 *
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
カロル
「さっきから、リリーティアのことずっと見てるよね」
リタ
「・・・・・・」
エステル
「あ、わかりました!リリーティアとお友達になりたいんですよ、きっと」
リタ
「・・・・・・」
ユーリ
「どう見ても、そうは見えないぞ」
リタ
「・・・・・・」
ユーリ
「・・・・・・リリィ、お前なにかしたのか?」
リリーティア
「・・・・・・私、何かした?」
ユーリ
「いや、こっちが聞いてんだけど」
リリーティア
「むしろ、こっちが聞きたい」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・視線が痛い」
* 視線 ② *
リリーティア
「・・・・・・」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・リタ?」
リタ
「な、なによ?」
リリーティア
「いや、さっきから私のほう見てるから、なにか用なのかなって思って」
リタ
「べ、別に・・・何もないわよ」
リリーティア
「・・・・・・ほんと、私、なにしたのかなぁ」
* エステルと呼んでください ③ *
リタ
「あんた、エステリーゼだっけ?」
エステル
「はい、長くて呼びにくいと思うので、エステルって呼んでください」
リタ
「エステリーゼって、見たところ貴族のお嬢様よね?よくあんた素行の悪いとの一緒にいるわね」
エステル
「・・・あ、いえ、ユーリはいい人、だと思いますよ。・・・それと、わたしのことは、エステルって呼んでもらって構いませんよ」
リタ
「わかったわ、エステリーゼ」
ユーリ
「ありゃ、エステル以上の強情さだな」
リリーティア
「・・・ははは」
* 遺跡探索 *
エステル
「遺跡の中って、外とは全然違うんですね」
カロル
「うん、なんか不思議な感じ。見たことないものとかあるし」
ユーリ
「なんだ、カロルも初めてなんだ」
カロル
「ま、まあね。ボクの専門は魔物を狩ることだし。あ、これなんだろ」
リタ
「あんまその辺のもの触らな方がいいわよ。罠とかあるから」
エステル
「今、何かカチって音しませんでした?」
リリーティア&ユーリ
「危ない、カロル!」
カロル
「うわあああっ!」
リリーティア
「あ・・・ご、ごめん!カロル、大丈夫?!」
ユーリ
「わりぃ、余裕なかったんでやりすぎた」
カロル
「これじゃ罠にはまった方がましだったよ・・・」
*ソーサラーリング感想*
ユーリ
「昔の人間は、こんなリングひとつでいろいろなもんを動かしてたのかねえ」
リリーティア
「この遺跡だけじゃなく、他でも同様の仕掛けが見つかってるから、おそらくそうだろうね」
カロル
「小さいくせに、便利なんだね」
リタ
「誰かさんと違ってね」
カロル
「え?」
リリーティア
「・・・・・・リタ」
エステル
「でも、ソーサラーリングの所有を認められるなんて、リタもすごいです。ごく限られた人にしか与えられていないと聞いていましたから」
ユーリ
「ふ~ん、信用されてんだな」
リタ
「あんた以外にはね」
* お城って言わなかった? *
リタ
「ねえ、あんた、さっきお城がどうとか言ってなかった?」
エステル
「え?あ、それは・・・」
ユーリ
「ああ、前にオレが城にいたんだよ。騎士やってたんでね」
リタ
「はあ?あんたが、騎士?なにバカ言ってんのよ」
エステル
「信じられないかもしれませんが本当のことなんです。そうですよね、リリーティア」
リリーティア
「ええ」
リタ
「はぁん・・・世の中、まだまだわからないことでいっぱいね」
ユーリ
「ったく、どいつもこいつも似たような反応しやがって。ほら、行くぞ」
リタ
「あ、話すり替えられた」
* お城って言わなかった? ② *
リタ
「で、実際どうなのよ?」
リリーティア
「え?」
リタ
「お城のことよ」
リリーティア
「ああ・・・、私、昔から城で生活してたから、よく彼女に城にある図書館の本を貸してたんだよ」
リタ
「・・・ふ~ん」
リリーティア
「(・・・疑ってるなぁ)」
* このメンバーで旅するのか *
ユーリ
「帝都を出たときは、オレとエステルとラピードだけだったのにな」
エステル
「今はリリーティア、カロル、リタも一緒です。旅の仲間が増えるとなんだかうれしいですね」
リリーティア
「そうだね」
カロル
「ボクはなんだか、このメンバーに不安を感じるけど」
リタ
「あたしはあんたに不安を感じるけど」
ユーリ
「あんまカロル先生をいじめんなよ」
エステル
「仲良く旅をしましょうね、リタ」
リタ
「え、まあ・・・そ、そうね」
リリーティア
「ふふ」
* リタっていくつ? *
エステル
「リタはずっとアスピオで研究を続けていたんです?」
リタ
「そうよ、もう五年にはなるかしらね」
エステル
「五年って・・・リタ、今、いくつです?」
リタ
「ん・・・?十五だけど」
エステル
「し、しっかりしてますよね。十歳でもう魔導器(ブラスティア)の研究をしてたなんて」
リタ
「そう?そういうあんたはいくつよ?」
エステル
「えと、今年、十八になりました」
リタ
「・・・しっかりしないとね」
エステル
「は、はい・・・がんばります」
* 魔導学 歴代最年少 *
エステル
「リリーティアは、いくつの時から魔導器(ブラスティア)の研究をしていたんです?」
リリーティア
「いくつ?えっと・・・、正式に研究員になったのは・・・・・・八歳?・・・の時だったと思う」
リタ
「七歳でしょ」
リリーティア
「え?・・・そう、だったのかな」
エステル
「七歳!・・・リリーティアも、昔からしっかりしてたんですね」
カロル
「ていうか、リタがなんで知ってんの?」
リタ
「だから、あたしらのような魔導士には有名だって言ったでしょ」
ユーリ
「有名だからってそこまで知ってるもんか・・・?」
リタ
「魔導学歴代最年少で魔道士になったって有名なのよ。今もそれは破られてないし」
リリーティア
「・・・・・・そんなこと言われてたなんて、知らなかった」
*リタとラピード*
ラピード
「・・・・・・」
リタ
「なに見てるのよ」
ラピード
「ワン!」
リタ
「ちょっと、犬、こっちこないでよ」
カロル
「あれ?リタって犬だめな人?」
リタ
「べ、別にそんなんじゃないわよ。うっ・・・」
エステル
「あの、リタ、これなんですけど・・・。あ、ラピード!」
リリーティア
「ん?どうしたの、ラピード?」
カロル
「ラピードの好き嫌いって、すごくはっきりしてるよね」
第5話 天才少女 【スキット】 -終-
* 何の魔術? *
エステル
「リリーティア、あの時なんの魔術を使ったんです?」
リリーティア
「あの時?」
エステル
「カロルを庇ったとき、魔術を唱えていましたよね?」
リリーティア
「ああ、あの時の。・・・少しでも攻撃の威力を体に受けないようしたんだ」
カロル
「・・・どういうこと?」
リリーティア
「防御力を上げたって言ったらいいかな。身体力を強化して、本来受ける衝撃を和らげたんだよ」
ユーリ
「へえ、そんな術もあるんだな。じゃあ、この先ヤバい敵とか遭ったら、それ使えば少しは楽になるかもな」
リリーティア
「危機的状況を変えられる手段のひとつにはなるかな」
エステル
「だからってリリーティア、あんな無茶はしないでください。びっくりしましたよ」
カロル
「ボクもだよ。まあ、おかげで助かったんだけどさ」
リリーティア
「それは、心配かけてごめん。でも、本当に大丈夫だから」
* 視線 *
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
カロル
「さっきから、リリーティアのことずっと見てるよね」
リタ
「・・・・・・」
エステル
「あ、わかりました!リリーティアとお友達になりたいんですよ、きっと」
リタ
「・・・・・・」
ユーリ
「どう見ても、そうは見えないぞ」
リタ
「・・・・・・」
ユーリ
「・・・・・・リリィ、お前なにかしたのか?」
リリーティア
「・・・・・・私、何かした?」
ユーリ
「いや、こっちが聞いてんだけど」
リリーティア
「むしろ、こっちが聞きたい」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・視線が痛い」
* 視線 ② *
リリーティア
「・・・・・・」
リタ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・リタ?」
リタ
「な、なによ?」
リリーティア
「いや、さっきから私のほう見てるから、なにか用なのかなって思って」
リタ
「べ、別に・・・何もないわよ」
リリーティア
「・・・・・・ほんと、私、なにしたのかなぁ」
* エステルと呼んでください ③ *
リタ
「あんた、エステリーゼだっけ?」
エステル
「はい、長くて呼びにくいと思うので、エステルって呼んでください」
リタ
「エステリーゼって、見たところ貴族のお嬢様よね?よくあんた素行の悪いとの一緒にいるわね」
エステル
「・・・あ、いえ、ユーリはいい人、だと思いますよ。・・・それと、わたしのことは、エステルって呼んでもらって構いませんよ」
リタ
「わかったわ、エステリーゼ」
ユーリ
「ありゃ、エステル以上の強情さだな」
リリーティア
「・・・ははは」
* 遺跡探索 *
エステル
「遺跡の中って、外とは全然違うんですね」
カロル
「うん、なんか不思議な感じ。見たことないものとかあるし」
ユーリ
「なんだ、カロルも初めてなんだ」
カロル
「ま、まあね。ボクの専門は魔物を狩ることだし。あ、これなんだろ」
リタ
「あんまその辺のもの触らな方がいいわよ。罠とかあるから」
エステル
「今、何かカチって音しませんでした?」
リリーティア&ユーリ
「危ない、カロル!」
カロル
「うわあああっ!」
リリーティア
「あ・・・ご、ごめん!カロル、大丈夫?!」
ユーリ
「わりぃ、余裕なかったんでやりすぎた」
カロル
「これじゃ罠にはまった方がましだったよ・・・」
*ソーサラーリング感想*
ユーリ
「昔の人間は、こんなリングひとつでいろいろなもんを動かしてたのかねえ」
リリーティア
「この遺跡だけじゃなく、他でも同様の仕掛けが見つかってるから、おそらくそうだろうね」
カロル
「小さいくせに、便利なんだね」
リタ
「誰かさんと違ってね」
カロル
「え?」
リリーティア
「・・・・・・リタ」
エステル
「でも、ソーサラーリングの所有を認められるなんて、リタもすごいです。ごく限られた人にしか与えられていないと聞いていましたから」
ユーリ
「ふ~ん、信用されてんだな」
リタ
「あんた以外にはね」
* お城って言わなかった? *
リタ
「ねえ、あんた、さっきお城がどうとか言ってなかった?」
エステル
「え?あ、それは・・・」
ユーリ
「ああ、前にオレが城にいたんだよ。騎士やってたんでね」
リタ
「はあ?あんたが、騎士?なにバカ言ってんのよ」
エステル
「信じられないかもしれませんが本当のことなんです。そうですよね、リリーティア」
リリーティア
「ええ」
リタ
「はぁん・・・世の中、まだまだわからないことでいっぱいね」
ユーリ
「ったく、どいつもこいつも似たような反応しやがって。ほら、行くぞ」
リタ
「あ、話すり替えられた」
* お城って言わなかった? ② *
リタ
「で、実際どうなのよ?」
リリーティア
「え?」
リタ
「お城のことよ」
リリーティア
「ああ・・・、私、昔から城で生活してたから、よく彼女に城にある図書館の本を貸してたんだよ」
リタ
「・・・ふ~ん」
リリーティア
「(・・・疑ってるなぁ)」
* このメンバーで旅するのか *
ユーリ
「帝都を出たときは、オレとエステルとラピードだけだったのにな」
エステル
「今はリリーティア、カロル、リタも一緒です。旅の仲間が増えるとなんだかうれしいですね」
リリーティア
「そうだね」
カロル
「ボクはなんだか、このメンバーに不安を感じるけど」
リタ
「あたしはあんたに不安を感じるけど」
ユーリ
「あんまカロル先生をいじめんなよ」
エステル
「仲良く旅をしましょうね、リタ」
リタ
「え、まあ・・・そ、そうね」
リリーティア
「ふふ」
* リタっていくつ? *
エステル
「リタはずっとアスピオで研究を続けていたんです?」
リタ
「そうよ、もう五年にはなるかしらね」
エステル
「五年って・・・リタ、今、いくつです?」
リタ
「ん・・・?十五だけど」
エステル
「し、しっかりしてますよね。十歳でもう魔導器(ブラスティア)の研究をしてたなんて」
リタ
「そう?そういうあんたはいくつよ?」
エステル
「えと、今年、十八になりました」
リタ
「・・・しっかりしないとね」
エステル
「は、はい・・・がんばります」
* 魔導学 歴代最年少 *
エステル
「リリーティアは、いくつの時から魔導器(ブラスティア)の研究をしていたんです?」
リリーティア
「いくつ?えっと・・・、正式に研究員になったのは・・・・・・八歳?・・・の時だったと思う」
リタ
「七歳でしょ」
リリーティア
「え?・・・そう、だったのかな」
エステル
「七歳!・・・リリーティアも、昔からしっかりしてたんですね」
カロル
「ていうか、リタがなんで知ってんの?」
リタ
「だから、あたしらのような魔導士には有名だって言ったでしょ」
ユーリ
「有名だからってそこまで知ってるもんか・・・?」
リタ
「魔導学歴代最年少で魔道士になったって有名なのよ。今もそれは破られてないし」
リリーティア
「・・・・・・そんなこと言われてたなんて、知らなかった」
*リタとラピード*
ラピード
「・・・・・・」
リタ
「なに見てるのよ」
ラピード
「ワン!」
リタ
「ちょっと、犬、こっちこないでよ」
カロル
「あれ?リタって犬だめな人?」
リタ
「べ、別にそんなんじゃないわよ。うっ・・・」
エステル
「あの、リタ、これなんですけど・・・。あ、ラピード!」
リリーティア
「ん?どうしたの、ラピード?」
カロル
「ラピードの好き嫌いって、すごくはっきりしてるよね」
第5話 天才少女 【スキット】 -終-