第21話 覚悟
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◇第21話 覚悟 《あとがき》◇
※先に夢小説を読んでからの閲覧をおすすめします※
今回はマンタイク解放のお話でしたね。
毎回、同じようなことを言ってますが、
書いている内にあれもこれもと場面をいれたくなる、いつもの悪い癖が今回も発症してしまいました。
砂漠に連れて行かれそうになっていたのを助けた、あの若い夫婦に関する場面がまさにそれです。
助けて欲しいと夢主に頼む若い夫婦。
この二人は一度だけの登場で終わるはずだったのに、
解放された後のマンタイクにて二度目の登場になりました。
そんなに関わるはつもりなかったんだけどな、おかしいなぁ。
その上、お腹のなかには二人の赤ちゃんもいるという。
それを知った時の場面で、
”自分が歩んできた道の後に広がる闇の深さを改めて知らされた気がした”
とありましたが、
夢主はこれまで多くの命を奪ってきました。
『カルボクラムでの実験』や『ブラックポープ号事件』など
彼女自身は望まなかった、けれど、それを止める努力もせずに行うことを選んだ過去があります。
(一度に多くの命を犠牲にした大規模な実験は、以降、一度も行っていませんが)
ずっとその罪を重く受けとめている彼女ですが、
一度に多くの命を犠牲にする実験というものは、
いわば、被検体となった一人一人の人間のことについて把握など簡単にできません。
データを取るために実験後の被検体を見ていたとしても、すでにそれはほとんど”人間”ではない状態なわけで。
街ひとつを実験台にしたのですから、そこには人知れずに散った命が大勢あります。
その命の中には、
マンタイクで出会ったあの若い夫婦のように幸せの中にいた人たちや
生まれてくるはずだった小さな命もあったでしょう。
そして、キュモールは、己が欲の為にその命たちさえも犠牲にしようとしました。
夢主もまた『カルボクラムでの実験』や『ブラックポープ号事件』の当事者で、
自分で勝手な理由の立てて、多くの命を犠牲にしてきました。
それはつまり、キュモールと同じことをしてきたとも言えます。
そのことをちゃんと受け止めている夢主だからこそ、
キュモールの”悪事”を、自身が過去に犯した”過ち”とを同じように重ね合わせ、
ゆえに、目の前にいる小さな命を含めた三人の家族は、
「かつて自分が奪った命でもあるのだ」と重ね合わせてしまったのです。
だから、あの時の夢主は
自分が奪ってきたものを、今になって形として突きつけられた気がしたんです。
「お前は、いま目の前にいるこの家族の幸せを奪ってきたんだぞ」
「お前は、小さな小さな命をもその手で奪ってきたんだぞ」
そんなことを言われたような思いに陥ったんです。
・・・・・て、もう説明がぐだぐだや!!
いつものように、軽く読み流して下さい。
うまく自分の言いたいことがまとまれば、随時修正しますので。
自分の気持ちを文章で表現するのはやっぱり難しいですね。
改めまして、ここからは話に沿って書いていこうと想います♪
キュモールとの一触即発!?-----の場面は、ずいぶんと前から話に入れたかった場面でもありました。
どのタイミングで入れようかと思っていましたが、今回ようやく話の中に入れられた!
アレクセイに対する夢主の気持ちを表現したかったんです。
昔と今のアレクセイの心は大きく変わったけれど、
それでも、あの人のことを何も知らないで侮辱されることは辛くて、何より悔しいのです。
それはまた昔から彼女の心にある純粋な想い。
幼い頃からアレクセイが苦悩している姿を見てきた彼女にとっては、
いろいろと想うことがあるんですよね。
「何も知らないのに、勝手なことを言わないで!」
と、幼子のようにただただ叫ぶことができたらどんなにいいでしょう。
でも、今ではもうそれだけでは済まされないほどに、
アレクセイに対する夢主の想いは、言葉では言い表せないほどに複雑に絡んだものになっています。
「騎士団長閣下は、そんなことで心を動かすような方ではありません」
今の夢主にとってはそれが精一杯のアレクセイに対する想い。
言葉として口に出せた、あの人への想いなんです。
そして、
あの人に対する様々な想いを呑み込んだ。の後に書いた
それは、湧き上がる怒りを抑えるように。
それは、溢れ出る苦しみに耐え忍ぶように。
これも一応、夢主が抱えているものを抽象的(?)に書いたものです。
湧き上がる怒りを抑えるように ⇒ あの人の心を踏みにじったことへの怒り
そこから生まれた貴族に対する 復讐心。
溢れ出る苦しみに耐え忍ぶように ⇒ あの人を支えられなかったことへの後悔、
そこから生まれた自分に対する 背徳心(罪深いと思う気持ち)
の、つもりで書き手の私としては考えているのですが・・・。
まあ、あれです。
これもいつも言っていますが、
読み手側がそれぞれに読み取り、それぞれに夢主の感情を感じてくれればと思います。
正解はありません!
読み手ひとりひとりに答えがあるものだと私は思っています。
夢小説ですからね。
夢主さん(読み手)、それぞれに感じ方も考え方も違いますから、いろんな解釈をしてくださいませ♪
それから、5ページ目であるエステルとの会話の場面。
これは、もともとスキットとして書く予定でした。
本文をすべて書き終えた後に、スキットを考えているのですが、
「良かれと思って取った行動でも、それが正しい行動であるとは限らない。
救いたいと思って取った行動でも、それは誰かを傷つけることだってある」
エステルに言った夢主の言葉。
この言葉を書いたとき、「これはちゃんと話の中にいれるべきでは・・・」とふと思ったわけです。
スキットで終わらせるものとは、なんか違うなぁと。
今後、すぐ先で訪れるであろうエステルの苦悩を思うと、話の中にいれるべきだと思ったんですよね。
ちなみに、夢主が言った言葉は彼女の過去の事を示しています。
「良かれと思って取った行動でも、それが正しい行動であるとは限らない」
↓↓
結界魔導器の強化を施し、街を滅されるきっかけをつくってしまったこと
「救いたいと思って取った行動でも、それは誰かを傷つけることだってある」
↓↓
レイヴンとイエガーのこと
まあ、どちらの言葉でも同じ解釈ができます。
とにかく、彼女がエステルのことを思って言った言葉は、
自分の犯した過ちから出た言葉でした。
「それに、----------」
といいかけた瞬間、視界が黒く瞬き、
断片的に黒い砂嵐が彼女の視界に映ったのは・・・、
彼女の中にある本能がそれを見せた、と言ったらいいのかな。
目の前に困っている人がいると周りが見えなくなるエステルは
このままだと過去の自分(夢主)と同じことをしてしまうだろう。
それだけはさせてはならない。
今ここで、もっとちゃんとエステルに言っておくべきだ。
過去の過ちを背負う彼女の中の本能がそう告げていた、見たいな感じです。
「このままここでの話を済ませてはならない」
「彼女にも、自分のように歩む道を狂わせるつもりか」
と過去の自分(夢主)が今の自分(夢主)に忠告したんです。
だから、本当は「それに、一番に謝らなければ------」と最初からそう話を切り上げようとしたけど、
すぐに思い直して、改めてエステルに助言したというわけです。
続く、キュモールの暗殺の場面は、まあ重かったですね。
当たり前ですが。
暗い場面を書くのってなんでこんなに疲れるの。
とは言ったものの、
その後の場面、夢主とフレンが会話するところが、
今回の話の中では、一番に書き進められなかった場面でした。
その分、文字数も多いのですが。
なにせ、見ると今回の話の中で9ページ目が一番データ量が大きかったですから。
この1ページだけに、どのくらいの月日を費やしてたんだと、
自分で自分につっこみたいくらい、ほんと時間をかけすぎた気がする。
その理由のひとつに、
ソディアの扱いをどうしようかと悩んだのもあるんです。
よく考えたら、ソディアと夢主って今まで一度も会話を交わしたことなんてないですから。(←だったよね?)
夢主がソディアに対して、「フレンを支えてほしい」と伝える。
あの人のようにならないように。
自分のようにならないために。
いつも傍でフレンを見ているソディアだからこそ、夢主は彼女にそれだけはずっと伝えたかった。
っていうのは、以前から考えていたことだったんです。
いかんせん、それもどのタイミングで入れようかと模索し続け、
そうして、ようやく今回の話で入れることができました!
ん~、思っていた以上に、ソディアの扱いが難しいんですけど。
今後、夢主とどう関わっていけばいいんだ
色々と考えていますが、この先どうなるのか本当にわかんないです。
これからの展開によっては、今回のソディアとの会話も後々修正が入るかもしれません。悪しからず。
そして、お次は、お祭り騒ぎの場面。
これはもう最初にあの夫婦のことは書いたので、ここでは省きまして、先を進めますね。
あの時、「とても嬉しそうね」とジュディスが言っていましたが、
夢主は、心の底から嬉しそうな顔で街の人と触れ合うフレン隊のことを見ていました。
夢主自身は、本当に無意識だったようですが。
騎士と市民が互いに手を取り、笑いあう姿。
かつては、誰よりもそれを願い、誰よりもそれを望んでいた夢主ですからね。
今では、その事より何よりも『”やつ”らをこの世界から消す』ことを望む夢主であっても、
その心にはやっぱり昔のままの想いもちゃんと残ってるんです。
そのすぐあとの話に書いてあった、
鮮やかな浅葱(あさぎ)の隊服が深みある碧(あお)の色へと重なり、
青藍(せいらん)の外套は紺青の色へと重なっていく。
これは言わずもがな、キャナリ小隊のことです。
フレン隊とマンタイクの住民が楽しげにしている姿に、
かつての、キャナリ小隊と帝都の下町の人たちとの姿を重ね合わせていました。
次の場面は、
ユーリとフレンとの会話。
ユーリとエステルとの会話。
ここからへんはもうそのままゲーム本編通りの会話が進んでいくだけですし、
これといって、特記事項はないかなぁ。
夢主はだたそれを盗み聞きしてるだけですもんね、うん。 ←雑っ!?もっと言い方ないのか!
最後は、
ユーリたちの覚悟を改めて知りながら、
夢主自身も改めて自分の中にある覚悟を見詰めていました。
これまで犯した自分の罪はいつか世に知られる。
【過去編第2章 第9話:未来】でも書いているように、彼女はすでに当初から心を構えています。
いつか罰せられる日が来ると。
それが、彼女のひとつの覚悟です。
それでも、
「やつらは、私が消す」
この世から、その存在のすべてを。
二度とやつらに脅かされない世界を手に入れる、必ず
と言っているように、
”やつ”らを倒すために、強大な力を手に入れることが
今の彼女の中にあるひとつの決意です。
この”やつ”らというのは
始祖の隷長のことでもあり、
ラゴウやキュモールのような者たちのことも指しています。
と、こんな感じでしょうか。
ん~最後はもう走り走りになった感が否めない。
思えば、今回はレイヴンとの会話がほとんど無かったなぁ。
ほとんどというか、一切会話を交わしてない!
話の流れ上、そうなったから仕方がないのですが。
あ!
でも、あれですよ!
街の人を送り届けて、夢主が宿に戻ったあとの話のことです。
エステルがどうしても街の人たちを助けたくて、
夢主と共に騎士団の詰め所に行くと言い出した場面。
「なら、私も一緒に行って、もう一度話を----------」
「---------それは、やめたほうがいいんじゃないの」
エステルが言い終わる前に、レイヴンが割って入った。
それはどこかきっぱりとした物言いだった。
「あれは嬢ちゃんの言葉に耳を貸すような、
聞き分けのいいお利口ちゃんじゃないんだからさ」
行っても無駄なことをわかっていたから、エステルにああ言ったって感じですが。
さっきまで黙って聞いていた彼が、突然割って入ってきたのは、
やはりそこは、”何より夢主のことを心配してのあの発言”だったと思っています。
仲間のためなら、度々無理をする彼女だと知っているから、
今回もエステルのために無理をするのではと思ったのかもしれません。
だからこそ、レイヴンにしては珍しく、
この時は”きっぱりとした物言い”で言ったんだと思います。
「それは、やめたほうがいいんじゃないの」
その言葉の奥には、
「これ以上、夢主に無茶をさせないでくれ」
という彼の想いがあったのではないでしょうか。
という、書き手側である私の勝手な妄想でした!!
これもまた、読み手それぞれに解釈してくれればと思います。
ある人は
「行っても無駄なことをわかっていたから、単に止めたただけでしょ」(現実的なリタ風に)
と、そのままの意味で捉えてくれもいいし、
書き手の私のように、
「きっと、彼女のことを想ってああ言ったんですよ」(夢見がちなエステル風に)
と、深読みして下さってもいいですよ♪
レイヴンとの会話がないからって、ここで長く語ってしまった。
でも、やっぱり、せめてスキットの中での会話はいれても良かったかなぁ。
今回、ユーリはずっと思い詰めた様子だったので、スキットには参加させなかったんだけど。
ラピードは・・・・スキットとなるといつも空気で-----(わ、ちょ、ごめん!かまないで!)
はぁ、今回はいつも以上に、時間がかかってしまったように思います。
途中まで書いていたデータが消えたっていうのもあるんだけど。
ああ、でも、やっぱりシリアスになってくると、一段と書くスピードが遅くなってしまいますね。
とくに今回はキュモールが関わる話だけに、重~く暗~くなるのは覚悟してた。
その分、書き進めるのも遅くなるだろうなとも覚悟してた。
・・・・・・してたけども
想像以上に1ページ1ページがなかなか書き進められなかったなぁ。
今の調子でこれじゃあ、次の話も、そのまた次の話もどうなるんだ?!
この先、もっともーっと重くなるってのに。
頑張ろう、うん。
それしかないじゃないの!
次はいよいよ、あの闘技場の話になるのか!?
いや、その前に、ガドスの喉笛を突破しなければならないので、次の話でどこまで進むのやら。
まったく構成が立てられていません。
闘技場となると・・・・わぁ、気が重いよ、これ。
それに、だんだんとダングレストでのあの出来事が近づいてきてるんですけど!!
どうなるの!!これからの話!!
書き手の自分でさえ、予想できない。
書くうちにいろいろ変わっていくこと多いから・・・
そんなこんなで、
ダラダラ~と長く書すぎてしまいましたが、
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました
次回、騎士団の検問を強行突破 & ベリウスと対面(までいくのかな?)
お楽しみに!!
またまた気長に待っていてくれると嬉しいです
管理人:ニクス 2017/02/17記
※先に夢小説を読んでからの閲覧をおすすめします※
今回はマンタイク解放のお話でしたね。
毎回、同じようなことを言ってますが、
書いている内にあれもこれもと場面をいれたくなる、いつもの悪い癖が今回も発症してしまいました。
砂漠に連れて行かれそうになっていたのを助けた、あの若い夫婦に関する場面がまさにそれです。
助けて欲しいと夢主に頼む若い夫婦。
この二人は一度だけの登場で終わるはずだったのに、
解放された後のマンタイクにて二度目の登場になりました。
そんなに関わるはつもりなかったんだけどな、おかしいなぁ。
その上、お腹のなかには二人の赤ちゃんもいるという。
それを知った時の場面で、
”自分が歩んできた道の後に広がる闇の深さを改めて知らされた気がした”
とありましたが、
夢主はこれまで多くの命を奪ってきました。
『カルボクラムでの実験』や『ブラックポープ号事件』など
彼女自身は望まなかった、けれど、それを止める努力もせずに行うことを選んだ過去があります。
(一度に多くの命を犠牲にした大規模な実験は、以降、一度も行っていませんが)
ずっとその罪を重く受けとめている彼女ですが、
一度に多くの命を犠牲にする実験というものは、
いわば、被検体となった一人一人の人間のことについて把握など簡単にできません。
データを取るために実験後の被検体を見ていたとしても、すでにそれはほとんど”人間”ではない状態なわけで。
街ひとつを実験台にしたのですから、そこには人知れずに散った命が大勢あります。
その命の中には、
マンタイクで出会ったあの若い夫婦のように幸せの中にいた人たちや
生まれてくるはずだった小さな命もあったでしょう。
そして、キュモールは、己が欲の為にその命たちさえも犠牲にしようとしました。
夢主もまた『カルボクラムでの実験』や『ブラックポープ号事件』の当事者で、
自分で勝手な理由の立てて、多くの命を犠牲にしてきました。
それはつまり、キュモールと同じことをしてきたとも言えます。
そのことをちゃんと受け止めている夢主だからこそ、
キュモールの”悪事”を、自身が過去に犯した”過ち”とを同じように重ね合わせ、
ゆえに、目の前にいる小さな命を含めた三人の家族は、
「かつて自分が奪った命でもあるのだ」と重ね合わせてしまったのです。
だから、あの時の夢主は
自分が奪ってきたものを、今になって形として突きつけられた気がしたんです。
「お前は、いま目の前にいるこの家族の幸せを奪ってきたんだぞ」
「お前は、小さな小さな命をもその手で奪ってきたんだぞ」
そんなことを言われたような思いに陥ったんです。
・・・・・て、もう説明がぐだぐだや!!
いつものように、軽く読み流して下さい。
うまく自分の言いたいことがまとまれば、随時修正しますので。
自分の気持ちを文章で表現するのはやっぱり難しいですね。
改めまして、ここからは話に沿って書いていこうと想います♪
キュモールとの一触即発!?-----の場面は、ずいぶんと前から話に入れたかった場面でもありました。
どのタイミングで入れようかと思っていましたが、今回ようやく話の中に入れられた!
アレクセイに対する夢主の気持ちを表現したかったんです。
昔と今のアレクセイの心は大きく変わったけれど、
それでも、あの人のことを何も知らないで侮辱されることは辛くて、何より悔しいのです。
それはまた昔から彼女の心にある純粋な想い。
幼い頃からアレクセイが苦悩している姿を見てきた彼女にとっては、
いろいろと想うことがあるんですよね。
「何も知らないのに、勝手なことを言わないで!」
と、幼子のようにただただ叫ぶことができたらどんなにいいでしょう。
でも、今ではもうそれだけでは済まされないほどに、
アレクセイに対する夢主の想いは、言葉では言い表せないほどに複雑に絡んだものになっています。
「騎士団長閣下は、そんなことで心を動かすような方ではありません」
今の夢主にとってはそれが精一杯のアレクセイに対する想い。
言葉として口に出せた、あの人への想いなんです。
そして、
あの人に対する様々な想いを呑み込んだ。の後に書いた
それは、湧き上がる怒りを抑えるように。
それは、溢れ出る苦しみに耐え忍ぶように。
これも一応、夢主が抱えているものを抽象的(?)に書いたものです。
湧き上がる怒りを抑えるように ⇒ あの人の心を踏みにじったことへの怒り
そこから生まれた貴族に対する 復讐心。
溢れ出る苦しみに耐え忍ぶように ⇒ あの人を支えられなかったことへの後悔、
そこから生まれた自分に対する 背徳心(罪深いと思う気持ち)
の、つもりで書き手の私としては考えているのですが・・・。
まあ、あれです。
これもいつも言っていますが、
読み手側がそれぞれに読み取り、それぞれに夢主の感情を感じてくれればと思います。
正解はありません!
読み手ひとりひとりに答えがあるものだと私は思っています。
夢小説ですからね。
夢主さん(読み手)、それぞれに感じ方も考え方も違いますから、いろんな解釈をしてくださいませ♪
それから、5ページ目であるエステルとの会話の場面。
これは、もともとスキットとして書く予定でした。
本文をすべて書き終えた後に、スキットを考えているのですが、
「良かれと思って取った行動でも、それが正しい行動であるとは限らない。
救いたいと思って取った行動でも、それは誰かを傷つけることだってある」
エステルに言った夢主の言葉。
この言葉を書いたとき、「これはちゃんと話の中にいれるべきでは・・・」とふと思ったわけです。
スキットで終わらせるものとは、なんか違うなぁと。
今後、すぐ先で訪れるであろうエステルの苦悩を思うと、話の中にいれるべきだと思ったんですよね。
ちなみに、夢主が言った言葉は彼女の過去の事を示しています。
「良かれと思って取った行動でも、それが正しい行動であるとは限らない」
↓↓
結界魔導器の強化を施し、街を滅されるきっかけをつくってしまったこと
「救いたいと思って取った行動でも、それは誰かを傷つけることだってある」
↓↓
レイヴンとイエガーのこと
まあ、どちらの言葉でも同じ解釈ができます。
とにかく、彼女がエステルのことを思って言った言葉は、
自分の犯した過ちから出た言葉でした。
「それに、----------」
といいかけた瞬間、視界が黒く瞬き、
断片的に黒い砂嵐が彼女の視界に映ったのは・・・、
彼女の中にある本能がそれを見せた、と言ったらいいのかな。
目の前に困っている人がいると周りが見えなくなるエステルは
このままだと過去の自分(夢主)と同じことをしてしまうだろう。
それだけはさせてはならない。
今ここで、もっとちゃんとエステルに言っておくべきだ。
過去の過ちを背負う彼女の中の本能がそう告げていた、見たいな感じです。
「このままここでの話を済ませてはならない」
「彼女にも、自分のように歩む道を狂わせるつもりか」
と過去の自分(夢主)が今の自分(夢主)に忠告したんです。
だから、本当は「それに、一番に謝らなければ------」と最初からそう話を切り上げようとしたけど、
すぐに思い直して、改めてエステルに助言したというわけです。
続く、キュモールの暗殺の場面は、まあ重かったですね。
当たり前ですが。
暗い場面を書くのってなんでこんなに疲れるの。
とは言ったものの、
その後の場面、夢主とフレンが会話するところが、
今回の話の中では、一番に書き進められなかった場面でした。
その分、文字数も多いのですが。
なにせ、見ると今回の話の中で9ページ目が一番データ量が大きかったですから。
この1ページだけに、どのくらいの月日を費やしてたんだと、
自分で自分につっこみたいくらい、ほんと時間をかけすぎた気がする。
その理由のひとつに、
ソディアの扱いをどうしようかと悩んだのもあるんです。
よく考えたら、ソディアと夢主って今まで一度も会話を交わしたことなんてないですから。(←だったよね?)
夢主がソディアに対して、「フレンを支えてほしい」と伝える。
あの人のようにならないように。
自分のようにならないために。
いつも傍でフレンを見ているソディアだからこそ、夢主は彼女にそれだけはずっと伝えたかった。
っていうのは、以前から考えていたことだったんです。
いかんせん、それもどのタイミングで入れようかと模索し続け、
そうして、ようやく今回の話で入れることができました!
ん~、思っていた以上に、ソディアの扱いが難しいんですけど。
今後、夢主とどう関わっていけばいいんだ
色々と考えていますが、この先どうなるのか本当にわかんないです。
これからの展開によっては、今回のソディアとの会話も後々修正が入るかもしれません。悪しからず。
そして、お次は、お祭り騒ぎの場面。
これはもう最初にあの夫婦のことは書いたので、ここでは省きまして、先を進めますね。
あの時、「とても嬉しそうね」とジュディスが言っていましたが、
夢主は、心の底から嬉しそうな顔で街の人と触れ合うフレン隊のことを見ていました。
夢主自身は、本当に無意識だったようですが。
騎士と市民が互いに手を取り、笑いあう姿。
かつては、誰よりもそれを願い、誰よりもそれを望んでいた夢主ですからね。
今では、その事より何よりも『”やつ”らをこの世界から消す』ことを望む夢主であっても、
その心にはやっぱり昔のままの想いもちゃんと残ってるんです。
そのすぐあとの話に書いてあった、
鮮やかな浅葱(あさぎ)の隊服が深みある碧(あお)の色へと重なり、
青藍(せいらん)の外套は紺青の色へと重なっていく。
これは言わずもがな、キャナリ小隊のことです。
フレン隊とマンタイクの住民が楽しげにしている姿に、
かつての、キャナリ小隊と帝都の下町の人たちとの姿を重ね合わせていました。
次の場面は、
ユーリとフレンとの会話。
ユーリとエステルとの会話。
ここからへんはもうそのままゲーム本編通りの会話が進んでいくだけですし、
これといって、特記事項はないかなぁ。
夢主はだたそれを盗み聞きしてるだけですもんね、うん。 ←雑っ!?もっと言い方ないのか!
最後は、
ユーリたちの覚悟を改めて知りながら、
夢主自身も改めて自分の中にある覚悟を見詰めていました。
これまで犯した自分の罪はいつか世に知られる。
【過去編第2章 第9話:未来】でも書いているように、彼女はすでに当初から心を構えています。
いつか罰せられる日が来ると。
それが、彼女のひとつの覚悟です。
それでも、
「やつらは、私が消す」
この世から、その存在のすべてを。
二度とやつらに脅かされない世界を手に入れる、必ず
と言っているように、
”やつ”らを倒すために、強大な力を手に入れることが
今の彼女の中にあるひとつの決意です。
この”やつ”らというのは
始祖の隷長のことでもあり、
ラゴウやキュモールのような者たちのことも指しています。
と、こんな感じでしょうか。
ん~最後はもう走り走りになった感が否めない。
思えば、今回はレイヴンとの会話がほとんど無かったなぁ。
ほとんどというか、一切会話を交わしてない!
話の流れ上、そうなったから仕方がないのですが。
あ!
でも、あれですよ!
街の人を送り届けて、夢主が宿に戻ったあとの話のことです。
エステルがどうしても街の人たちを助けたくて、
夢主と共に騎士団の詰め所に行くと言い出した場面。
「なら、私も一緒に行って、もう一度話を----------」
「---------それは、やめたほうがいいんじゃないの」
エステルが言い終わる前に、レイヴンが割って入った。
それはどこかきっぱりとした物言いだった。
「あれは嬢ちゃんの言葉に耳を貸すような、
聞き分けのいいお利口ちゃんじゃないんだからさ」
行っても無駄なことをわかっていたから、エステルにああ言ったって感じですが。
さっきまで黙って聞いていた彼が、突然割って入ってきたのは、
やはりそこは、”何より夢主のことを心配してのあの発言”だったと思っています。
仲間のためなら、度々無理をする彼女だと知っているから、
今回もエステルのために無理をするのではと思ったのかもしれません。
だからこそ、レイヴンにしては珍しく、
この時は”きっぱりとした物言い”で言ったんだと思います。
「それは、やめたほうがいいんじゃないの」
その言葉の奥には、
「これ以上、夢主に無茶をさせないでくれ」
という彼の想いがあったのではないでしょうか。
という、書き手側である私の勝手な妄想でした!!
これもまた、読み手それぞれに解釈してくれればと思います。
ある人は
「行っても無駄なことをわかっていたから、単に止めたただけでしょ」(現実的なリタ風に)
と、そのままの意味で捉えてくれもいいし、
書き手の私のように、
「きっと、彼女のことを想ってああ言ったんですよ」(夢見がちなエステル風に)
と、深読みして下さってもいいですよ♪
レイヴンとの会話がないからって、ここで長く語ってしまった。
でも、やっぱり、せめてスキットの中での会話はいれても良かったかなぁ。
今回、ユーリはずっと思い詰めた様子だったので、スキットには参加させなかったんだけど。
ラピードは・・・・スキットとなるといつも空気で-----(わ、ちょ、ごめん!かまないで!)
はぁ、今回はいつも以上に、時間がかかってしまったように思います。
途中まで書いていたデータが消えたっていうのもあるんだけど。
ああ、でも、やっぱりシリアスになってくると、一段と書くスピードが遅くなってしまいますね。
とくに今回はキュモールが関わる話だけに、重~く暗~くなるのは覚悟してた。
その分、書き進めるのも遅くなるだろうなとも覚悟してた。
・・・・・・してたけども
想像以上に1ページ1ページがなかなか書き進められなかったなぁ。
今の調子でこれじゃあ、次の話も、そのまた次の話もどうなるんだ?!
この先、もっともーっと重くなるってのに。
頑張ろう、うん。
それしかないじゃないの!
次はいよいよ、あの闘技場の話になるのか!?
いや、その前に、ガドスの喉笛を突破しなければならないので、次の話でどこまで進むのやら。
まったく構成が立てられていません。
闘技場となると・・・・わぁ、気が重いよ、これ。
それに、だんだんとダングレストでのあの出来事が近づいてきてるんですけど!!
どうなるの!!これからの話!!
書き手の自分でさえ、予想できない。
書くうちにいろいろ変わっていくこと多いから・・・
そんなこんなで、
ダラダラ~と長く書すぎてしまいましたが、
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました
次回、騎士団の検問を強行突破 & ベリウスと対面(までいくのかな?)
お楽しみに!!
またまた気長に待っていてくれると嬉しいです
管理人:ニクス 2017/02/17記
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