第18話 黄砂の街
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◇第18話 黄砂の街 《あとがき》◇
※先に夢小説を読んでからの閲覧をおすすめします※
本編18話 アップしました~♪
今回は砂漠の街マンタイクでのお話。
いつものことですが、予定では7、8ページぐらいだったのが
最終的には4、5ページほど増えてしまった・・・。
まずはじめに、お詫びしたいことがあります!!
実は前回の話に関してなんですが、最後の部分を大きく変更しております。
・変更前⇒ガドスの喉笛を出て、いよいよ砂漠に足を踏み入れた夢主
・変更後⇒ガドスの喉笛で一晩を過ごし、砂漠を目の前にした夢主
今回の話の最後を締めくくるに伴って、申し訳ありませんが変更させてもらいました。
勝手ですみませんが、どうかご容赦くださいませ!
前回は闘技場での騒動、暗殺者の乱入、紅の小箱の奪還や洞窟での魔物との戦い等々・・・。
いろんな事件が立て続けに起きて全体的に慌しさがありましたが、今回はそれとは正反対でしたね。
マンタイクで一日ゆっくり過ごす夢主たちでした。
ゆっくりといっても大きな騒動がなかっただけのことで、夢主は変わらず様々な葛藤の中で過ごしていましたが。
特にパティのこととなると、夢主は複雑な想いを胸の内に抱え、戦っています。
ブラックホープ号事件。
この頃の夢主は、手段を選ばなくなったアレクセイに狂気じみたものを感じる度に、
自分の意思と感情を奥底に沈め、彼の人形(どうぐ)だと言い聞かせていました。
この時、自身では気付いていませんでしが、心身ともに弱り果てていた夢主は
そう思うことで辛うじて自分自身の精神的な部分を保っていたんですね。
そんな中で、夢主はあの事件を起こしたわけですが、
夢主は後々にそれは都合の良いように解釈をして、
自分の行動を正当化しようとしていたのだと己の愚かさに気付きます。
アレクセイの命令だから。
心臓魔導器(ガディスブラスティア)を停止させると脅されたから。
自分はあの人の人形(どうぐ)に過ぎないから。
そうして自分が悪くないと言わんばかりに正当化していたのは、
あのカルボクラムでの実験も、ブラックホープ号での実験も、
自分が何が何でも阻止しようと動かなかっただけ。
すべては己の意思で行ってきたことなのだと、夢主は己の選択に責任とその罪を受け止めました。
その頃から夢主は、自分の意思で選択し、自分の足で歩み始めます。
己の理想のために選択する不正な行いの数々。
一生の罪とし、恨まれ憎まれるべき罰を覚悟し、
それでもそれが己の進む道ならば突き進む。
脅威なる敵の存在に、世に潜む陰謀の恐怖に、
二度と負けない力(強さ)を掴むために。
・・・・・・ん?
なんだか過去編第2章の7話と8話のあとがきみたいになってるような。
一生の罪、罰の覚悟をしっかりと背負い生きている夢主ですが
パティに対する世間の風当たりを目の当たりにする度、
己が犯した罪の重さを改めて感じ、またパティに対する罪悪感が募り、
彼女との接し方が分からなくなる夢主です。
おそらく、これはこの先も長く夢主は苦悩することになると思います。
それでも、自分で選んだ道はしっかりと歩み進んで行くでしょう。
そして、
工芸品店の店主とのやり取りは、
この話を書く中で一番大きな変更点だったでしょうか。
マンタイクに訪れた夢主が、
10年前、自分の父がアレクセイにマンタイクから土産を買ってきたことをふと思い出すくだりは、
過去編であるその話を書いていた当時からありました。
ただ、街中を歩いて工芸品店があるのを見た夢主がふと思い出すだけの、
ちょっとした場面として書くつもりでしたが、
店主とのやり取りを書くのも面白そうだなぁと思って試しに書き始めてみたら
ついつい1ページいっぱいに使っちゃいましたよ・・・。
文様やら木彫り人形やら、可笑しなお面等々、
マンタイクの伝統工芸というものを勝手に捏造したので、
ヴェスペリアの世界観に違和感を与えしまっていないかちょっと不安なのですが。
世界観を壊してしまっていたらすみません!!
そもそも、夢主の父がアレクセイに対して、
どんな土産を買ってきたのかまで考えてなかったのですが、
今回このやり取りを書いていて、自分の中でそれが明確になったので、
親友に買ってきた土産の真相を今後の本編の中にいつか入れ込みたいなぁ、って思っているところです♪
なんて言っておきながら、結局入れるのを断念するかもしれませんが。
大体こういう感じにという話の構成はあるので、
どのタイミングで違和感なく入れ込むかが一番の問題です。
それから、やり取りの中で老父の店主は夢主の笑顔を見て、
前にも会ったような気がすると言っていましたが、
さて、それは何故でしょうか?
これはもうお察しの通り、”10年前に夢主の父が老父の工芸品を買ったことがあるから”です。
過去編で一度書いたのですが、
夢主の父ヘリオースの笑顔とリリーティアの笑顔はまさに瓜二つなのです。
親子とは言えど、あまりにも同じ笑顔なんですね。
そう、だから夢主の笑顔を見て老父ははっとしたんです。
老父の記憶力は衰えていなかったということですね。
そして、最後の場面。
いよいよ砂漠中央部へと足を踏み入れましたね。
(前回のあとがきでも同じことを書きましたが・・・話の流れを変更したので仕方がない;)
夢主にとって辛い過去が眠る場所。
その場所で立っているためには、
どうにか辛い記憶を必死に抑えこみ、
時に、否定して記憶そのものを無に返し、
自ら暗示をかけるように「大丈夫」という言葉を繰り返す夢主。
マンタイクでもすでに何度かその姿が見られましたが、
果たして夢主は砂漠の旅を乗り越えることができるのか----------。
それはまた次回の話に乞うご期待ということで!
と、今回の製作裏話(あとがき)でした♪
あれです、
話がちょっとシリアス的になると一段と書くスピードが遅くなっている気がします。
絵でもそうなんですが、小説ってシリアスな部分を書いていると
こっちも気分が沈んでしまいますよね、ちょっと感情移入してしまって。
そのせいか、他の場面を書き終えた時と比べて、
シリアスな場面を書き終えると、なんだかどっと疲れを強く感じます。
ん、ちょっと待って・・・、
本編ってさ、これからどんどんシリアスな場面増えていくよね?・・・・・・大丈夫か、自分?!
ああ、書き手がこんなんじゃだめですね!
しっかり書かないと!
ただでさえ更新が遅いのに!
そんなこんなで、次回の話もがんばりますっ!
それでは、また。
管理人:ニクス 2016/04/05記
※先に夢小説を読んでからの閲覧をおすすめします※
本編18話 アップしました~♪
今回は砂漠の街マンタイクでのお話。
いつものことですが、予定では7、8ページぐらいだったのが
最終的には4、5ページほど増えてしまった・・・。
まずはじめに、お詫びしたいことがあります!!
実は前回の話に関してなんですが、最後の部分を大きく変更しております。
・変更前⇒ガドスの喉笛を出て、いよいよ砂漠に足を踏み入れた夢主
・変更後⇒ガドスの喉笛で一晩を過ごし、砂漠を目の前にした夢主
今回の話の最後を締めくくるに伴って、申し訳ありませんが変更させてもらいました。
勝手ですみませんが、どうかご容赦くださいませ!
前回は闘技場での騒動、暗殺者の乱入、紅の小箱の奪還や洞窟での魔物との戦い等々・・・。
いろんな事件が立て続けに起きて全体的に慌しさがありましたが、今回はそれとは正反対でしたね。
マンタイクで一日ゆっくり過ごす夢主たちでした。
ゆっくりといっても大きな騒動がなかっただけのことで、夢主は変わらず様々な葛藤の中で過ごしていましたが。
特にパティのこととなると、夢主は複雑な想いを胸の内に抱え、戦っています。
ブラックホープ号事件。
この頃の夢主は、手段を選ばなくなったアレクセイに狂気じみたものを感じる度に、
自分の意思と感情を奥底に沈め、彼の人形(どうぐ)だと言い聞かせていました。
この時、自身では気付いていませんでしが、心身ともに弱り果てていた夢主は
そう思うことで辛うじて自分自身の精神的な部分を保っていたんですね。
そんな中で、夢主はあの事件を起こしたわけですが、
夢主は後々にそれは都合の良いように解釈をして、
自分の行動を正当化しようとしていたのだと己の愚かさに気付きます。
アレクセイの命令だから。
心臓魔導器(ガディスブラスティア)を停止させると脅されたから。
自分はあの人の人形(どうぐ)に過ぎないから。
そうして自分が悪くないと言わんばかりに正当化していたのは、
あのカルボクラムでの実験も、ブラックホープ号での実験も、
自分が何が何でも阻止しようと動かなかっただけ。
すべては己の意思で行ってきたことなのだと、夢主は己の選択に責任とその罪を受け止めました。
その頃から夢主は、自分の意思で選択し、自分の足で歩み始めます。
己の理想のために選択する不正な行いの数々。
一生の罪とし、恨まれ憎まれるべき罰を覚悟し、
それでもそれが己の進む道ならば突き進む。
脅威なる敵の存在に、世に潜む陰謀の恐怖に、
二度と負けない力(強さ)を掴むために。
・・・・・・ん?
なんだか過去編第2章の7話と8話のあとがきみたいになってるような。
一生の罪、罰の覚悟をしっかりと背負い生きている夢主ですが
パティに対する世間の風当たりを目の当たりにする度、
己が犯した罪の重さを改めて感じ、またパティに対する罪悪感が募り、
彼女との接し方が分からなくなる夢主です。
おそらく、これはこの先も長く夢主は苦悩することになると思います。
それでも、自分で選んだ道はしっかりと歩み進んで行くでしょう。
そして、
工芸品店の店主とのやり取りは、
この話を書く中で一番大きな変更点だったでしょうか。
マンタイクに訪れた夢主が、
10年前、自分の父がアレクセイにマンタイクから土産を買ってきたことをふと思い出すくだりは、
過去編であるその話を書いていた当時からありました。
ただ、街中を歩いて工芸品店があるのを見た夢主がふと思い出すだけの、
ちょっとした場面として書くつもりでしたが、
店主とのやり取りを書くのも面白そうだなぁと思って試しに書き始めてみたら
ついつい1ページいっぱいに使っちゃいましたよ・・・。
文様やら木彫り人形やら、可笑しなお面等々、
マンタイクの伝統工芸というものを勝手に捏造したので、
ヴェスペリアの世界観に違和感を与えしまっていないかちょっと不安なのですが。
世界観を壊してしまっていたらすみません!!
そもそも、夢主の父がアレクセイに対して、
どんな土産を買ってきたのかまで考えてなかったのですが、
今回このやり取りを書いていて、自分の中でそれが明確になったので、
親友に買ってきた土産の真相を今後の本編の中にいつか入れ込みたいなぁ、って思っているところです♪
なんて言っておきながら、結局入れるのを断念するかもしれませんが。
大体こういう感じにという話の構成はあるので、
どのタイミングで違和感なく入れ込むかが一番の問題です。
それから、やり取りの中で老父の店主は夢主の笑顔を見て、
前にも会ったような気がすると言っていましたが、
さて、それは何故でしょうか?
これはもうお察しの通り、”10年前に夢主の父が老父の工芸品を買ったことがあるから”です。
過去編で一度書いたのですが、
夢主の父ヘリオースの笑顔とリリーティアの笑顔はまさに瓜二つなのです。
親子とは言えど、あまりにも同じ笑顔なんですね。
そう、だから夢主の笑顔を見て老父ははっとしたんです。
老父の記憶力は衰えていなかったということですね。
そして、最後の場面。
いよいよ砂漠中央部へと足を踏み入れましたね。
(前回のあとがきでも同じことを書きましたが・・・話の流れを変更したので仕方がない;)
夢主にとって辛い過去が眠る場所。
その場所で立っているためには、
どうにか辛い記憶を必死に抑えこみ、
時に、否定して記憶そのものを無に返し、
自ら暗示をかけるように「大丈夫」という言葉を繰り返す夢主。
マンタイクでもすでに何度かその姿が見られましたが、
果たして夢主は砂漠の旅を乗り越えることができるのか----------。
それはまた次回の話に乞うご期待ということで!
と、今回の製作裏話(あとがき)でした♪
あれです、
話がちょっとシリアス的になると一段と書くスピードが遅くなっている気がします。
絵でもそうなんですが、小説ってシリアスな部分を書いていると
こっちも気分が沈んでしまいますよね、ちょっと感情移入してしまって。
そのせいか、他の場面を書き終えた時と比べて、
シリアスな場面を書き終えると、なんだかどっと疲れを強く感じます。
ん、ちょっと待って・・・、
本編ってさ、これからどんどんシリアスな場面増えていくよね?・・・・・・大丈夫か、自分?!
ああ、書き手がこんなんじゃだめですね!
しっかり書かないと!
ただでさえ更新が遅いのに!
そんなこんなで、次回の話もがんばりますっ!
それでは、また。
管理人:ニクス 2016/04/05記