第16話 幽霊船
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◇第16話 幽霊船 【スキット】◇
* 三つで一つ *
エステル
「そういえば、この街の結界魔導器(シルトブラスティア)と、ノール港の結界魔導器(シルトブラスティア)は、元々はひとつの魔導器(ブラスティア)だったんですよね?」
リリーティア
「ええ。さすがエステル、よく知ってるね」
ユーリ
「それも城の本で読んだのか」
エステル
「はい。正確には、三つでひとつの魔導器(ブラスティア)としてあるみたいで、あとのひとつは二つの街の中央に沈んでいるそうです」
レイヴン
「それ引き上げらんないかねえ。そんでそれを売れば、一生暮らせる金が手に入るよ」
ユーリ
「それが出来てりゃ、<帝国>がとっくにやってんだろ。誰だって考えそうなことだぜ」
レイヴン
「・・・そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃない」
* 船出は危険な香りなのね *
ユーリ
「立ち上げたばっかなのに、五大ギルドと顔つなぎできるなんて幸先いいな」
ジュディス
「そうね。カロルも夢に一歩近づいて、喜んでるんじゃないかしら?」
リタ
「ガキんちょなら、なんかあっちの方で悩んでるわよ」
カロル
「いきなり魚人が相手だなんて、『凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)』は、運が悪いのかな・・・。うわ~、どうしよう!しかも失敗したら、『幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)』の社長(ボス)からの印象が悪くなるよ。たいへんだ。たいへんだ」
エステル
「ユーリとジュディスとは、まったく逆のことを考えてますね・・・」
リリーティア
「カロルは慎重なんだね」
リタ
「あれは慎重じゃなくて後ろ向きって言うんでしょ」
* のぼる際にはご注意を? *
エステル
「この上、けっこう高いですね」
リタ
「・・・おっさん、先にのぼりなさいよ」
レイヴン
「何コワいの?別に俺様は最後でいいわよ」
リタ
「いいからさっさとのぼりなさい!あんたみたいなのが、先にいったほうがいいのよ!」
レイヴン
「それどういう・・・ん?何よ、そういうこと!ていうか、それだったらジュディスちゃんの-------」
リタ
「早くいけっ!」
レイヴン
「ぐはぁ!」
エステル
「リリーティア、そういうことってどういうことです?」
リリーティア
「えっと・・・・・・まぁ、どんなところにもマナーがあるってこと、かな」
エステル
「??」
* 幽霊船のお楽しみ *
レイヴン
「はっ?!ま、まさか、これは・・・!」
リリーティア
「どうしたんですか?」
レイヴン
「女性陣4人の中に男が1人、し・か・も、楽しいイベントが俺様を待っているじゃないか!」
エステル
「楽しいイベント?」
レイヴン
「きゃ~、こわ~い!ひしっ!大丈夫だよ、子猫ちゃん、僕がついてる。とか、なんとか密着の大チャンスが今ここに!」
エステル
「あんな楽しそうな姿見てたら、わたし、なんだかあまり怖くなくなってきました」
リリーティア
「・・・レイヴんさん、自分でそのチャンス潰してますよ」
* コバンザメよりも *
エステル
「どうしたんです?パティ」
パティ
「ユーリと一緒に行きたかったのじゃ・・・」
エステル
「わ、わたしたちと一緒は、嫌なんです?」
パティ
「うちは、コバンザメよりもぴったんと、ユーリにくっついていたいのじゃ」
リタ
「はぁ、何いってんだか。ほんとに連れてきてよかったのかしら」
パティ
「うちとユーリはラブラブなのじゃ」
リリーティア
「え?・・・何?」
リタ
「指差してどうしたのよ突然?」
パティ
「牽制なのじゃ」
リリーティア
「えっと・・・、ご、ごめん、もしかして、私何かした・・・?」
パティ
「うんにゃ、複雑な乙女心というものじゃ」
リタ
「なにそれ?」
リリーティア
「ふふ」
パティ
「だから、誘惑しても無駄なのじゃ」
リリーティア
「ほんと、面白い子だね」
レイヴン
「面白いというか、不思議というか」
* リリーティアはモテモテ *
エステル
「やっぱり、みんな一緒だと心強いですね」
カロル
「こいうときに実感するなあ。協力することの大切さをさ」
リタ
「ま、まあ、そうね。ガキんちょにしてはいいこと言うじゃない」
ユーリ
「協力らしいことは一切やってないけどな」
リリーティア
「まあいいじゃない。一緒にいて怖さがやわらぐなら」
レイヴン
「そんな簡単なもんかねえ。・・・ぎゃー!あそこに亡霊の影が!」
エステル
「きゃあっ!」
リタ
「いやああっ!」
カロル
「ぎゃああああ!」
リリーティア
「っ・・・!?」
レイヴン
「あ、悪い、わんこの影だったみたい」
ラピード
「ワン、ワン!」
リタ
「あ、あんた、殺すわ。今すぐ殺してあんたを亡霊にしてあげる!」
ユーリ
「ていうか・・・・・・リリィ、だいじょぶか?」
リリーティア
「く、くる・・し・・・・・・」
ジュディス
「あなたたちがその腕放してあげないと、先に彼女が亡霊になっちゃうわよ」
パティ
「ティア姐、モテモテじゃの」
* 髑髏の魔物 *
カロル
「あのガイコツの化け物、なんだったんだろ。普通の魔物とは違ったよね」
パティ
「アーセルム号を彷徨う魂が宿った魔物かもしれないのじゃ」
リタ
「そそ、そんなことあるわけないでしょ!非科学的よっ!」
エステル
「ラピードはなにか感じませんでした?」
ラピード
「ワンワン!ワンッ!」
カロル
「ラピード、なんて?」
エステル
「えと・・・わかりません」
カロル
「通訳はユーリじゃないと無理だね。ねえ、ユーリ!」
リタ
「ちょ、ちょっと、別にそこまでして解明しなくたっていいんじゃない!?」
パティ
「あの魔物、逃がしたままでよかったのかの・・・」
リリーティア
「パティ・・・?」
* 箱について *
リタ
「やっぱり、何をやっても澄明の刻晶(クリアシエル)の箱は開かないわね・・・。あんな怪しげな場所にあったものだから、中身の確認くらいはしておきたいのに」
カロル
「魔術で壊しちゃうとか、どう?」
リタ
「それは、だめよ」
リリーティア
「そうだね。もしかしたら中身まで壊れてしまうかもしれないから」
エステル
「そうなったら届けられなくなってしまいます」
リタ
「いや、そうじゃなくて、もう試したけど、こいつなかなか頑丈で壊れなかったのよ」
リリーティア
「・・・・・・」
エステル
「・・・えっと、上手い言葉が見つかりません」
カロル
「いいんだよ、二人とも。無理にフォローしなくても」
エステル
「と、とにかく、中身がすごく大切なものだから、頑丈な箱に入れたってことですよね」
リリーティア
「そ、そういうことだね」
* リリーティアのお宝 *
エステル
「髪飾り、無事に戻ってよかったです」
リタ
「まったく、あそこから飛び降りるなんて言ったときは、何考えてるのかと思ったわよ」
リリーティア
「あ・・・はは。それは、本当にごめんなさい」
パティ
「それだけティア姐にとって、それはお宝ということなのじゃ」
リリーティア
「お宝?・・・ふふ、そうだね。私にとって一番のお宝かな」
エステル
「それ、素敵ですね」
* 送り主は誰? *
エステル
「リリーティア、その髪飾りは誰かからの贈り物なんです?」
レイヴン
「!?」
リリーティア
「ええ、そうだよ」
エステル
「・・・・・・」
リリーティア
「ん?な、なに・・・?」
エステル
「すみません、その送り主さんは誰なのかと気になってしまって。あまりにとても大切にされているので・・・」
リリーティア
「あ、ああ・・・」
エステル
「あの、聞いてもいいです?」
リリーティア
「えーっと・・・(私はいいんだけど・・・)」
レイヴン
「(しーっ!)」
エステル
「リリーティア?」
リリーティア
「・・・んー、それは秘密ってことで」
エステル
「秘密、ですか・・・・・・なんだか気になります」
* 送り主は誰? ② *
エステル
「リリーティア、その送り主さんって家族の誰かからです?」
リリーティア
「え・・・?」
エステル
「迷惑でなければ、それだけでも教えてくれませんか?」
リリーティア
「まぁ・・・身内からではないのは確かだけど」
エステル
「ふんふん・・・」
リリーティア
「エステル・・・?」
* 送り主は誰? ③ *
エステル
「それだけ大切なものということは、つまり、大切な人からの贈り物ってことですよね?」
リタ
「ちょっと、なんなの唐突に」
パティ
「エステルの目が一段と輝いているのは気のせいかの?」
ジュディス
「何だかいきいきしているわね」
リリーティア
「えー、っと・・・」
エステル
「その方は私の知っている人です?」
リリーティア
「いや・・・」
パティ
「ティア姐、たじたじじゃの」
ジュディス
「でも、私も少し気になるわ。その髪飾りの送り主さん」
リリーティア
「ちょっと、ジュディスまで・・・」
* 送り主は誰? ④ *
エステル
「もしかして、その方は騎士団の方ですか?」
リタ
「あんた、まだ諦めてなかったのね」
パティ
「すごい執念なのじゃ」
リリーティア
「だから、その・・・」
ジュディス
「私も気になって気になって、最近夜も眠れないわ」
リタ
「・・・そうだったっけ?」
ジュディス
「そのせいでお肌も荒れてきて、私とても困ってるのよ」
パティ
「・・・そうは見えんがの?」
ジュディス
「だから責任とって、そろそろ教えてくれないかしら?」
リリーティア
「・・・ジュディス、なんだかこわいんだけど」
ジュディス
「ふふ、気のせいよ」
リリーティア
「もしかしてノードポリカにつくまで、これって続くの・・・?」
第16話 幽霊船 【スキット】 -終-
* 三つで一つ *
エステル
「そういえば、この街の結界魔導器(シルトブラスティア)と、ノール港の結界魔導器(シルトブラスティア)は、元々はひとつの魔導器(ブラスティア)だったんですよね?」
リリーティア
「ええ。さすがエステル、よく知ってるね」
ユーリ
「それも城の本で読んだのか」
エステル
「はい。正確には、三つでひとつの魔導器(ブラスティア)としてあるみたいで、あとのひとつは二つの街の中央に沈んでいるそうです」
レイヴン
「それ引き上げらんないかねえ。そんでそれを売れば、一生暮らせる金が手に入るよ」
ユーリ
「それが出来てりゃ、<帝国>がとっくにやってんだろ。誰だって考えそうなことだぜ」
レイヴン
「・・・そんな冷たい言い方しなくてもいいじゃない」
* 船出は危険な香りなのね *
ユーリ
「立ち上げたばっかなのに、五大ギルドと顔つなぎできるなんて幸先いいな」
ジュディス
「そうね。カロルも夢に一歩近づいて、喜んでるんじゃないかしら?」
リタ
「ガキんちょなら、なんかあっちの方で悩んでるわよ」
カロル
「いきなり魚人が相手だなんて、『凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)』は、運が悪いのかな・・・。うわ~、どうしよう!しかも失敗したら、『幸福の市場(ギルド・ド・マルシェ)』の社長(ボス)からの印象が悪くなるよ。たいへんだ。たいへんだ」
エステル
「ユーリとジュディスとは、まったく逆のことを考えてますね・・・」
リリーティア
「カロルは慎重なんだね」
リタ
「あれは慎重じゃなくて後ろ向きって言うんでしょ」
* のぼる際にはご注意を? *
エステル
「この上、けっこう高いですね」
リタ
「・・・おっさん、先にのぼりなさいよ」
レイヴン
「何コワいの?別に俺様は最後でいいわよ」
リタ
「いいからさっさとのぼりなさい!あんたみたいなのが、先にいったほうがいいのよ!」
レイヴン
「それどういう・・・ん?何よ、そういうこと!ていうか、それだったらジュディスちゃんの-------」
リタ
「早くいけっ!」
レイヴン
「ぐはぁ!」
エステル
「リリーティア、そういうことってどういうことです?」
リリーティア
「えっと・・・・・・まぁ、どんなところにもマナーがあるってこと、かな」
エステル
「??」
* 幽霊船のお楽しみ *
レイヴン
「はっ?!ま、まさか、これは・・・!」
リリーティア
「どうしたんですか?」
レイヴン
「女性陣4人の中に男が1人、し・か・も、楽しいイベントが俺様を待っているじゃないか!」
エステル
「楽しいイベント?」
レイヴン
「きゃ~、こわ~い!ひしっ!大丈夫だよ、子猫ちゃん、僕がついてる。とか、なんとか密着の大チャンスが今ここに!」
エステル
「あんな楽しそうな姿見てたら、わたし、なんだかあまり怖くなくなってきました」
リリーティア
「・・・レイヴんさん、自分でそのチャンス潰してますよ」
* コバンザメよりも *
エステル
「どうしたんです?パティ」
パティ
「ユーリと一緒に行きたかったのじゃ・・・」
エステル
「わ、わたしたちと一緒は、嫌なんです?」
パティ
「うちは、コバンザメよりもぴったんと、ユーリにくっついていたいのじゃ」
リタ
「はぁ、何いってんだか。ほんとに連れてきてよかったのかしら」
パティ
「うちとユーリはラブラブなのじゃ」
リリーティア
「え?・・・何?」
リタ
「指差してどうしたのよ突然?」
パティ
「牽制なのじゃ」
リリーティア
「えっと・・・、ご、ごめん、もしかして、私何かした・・・?」
パティ
「うんにゃ、複雑な乙女心というものじゃ」
リタ
「なにそれ?」
リリーティア
「ふふ」
パティ
「だから、誘惑しても無駄なのじゃ」
リリーティア
「ほんと、面白い子だね」
レイヴン
「面白いというか、不思議というか」
* リリーティアはモテモテ *
エステル
「やっぱり、みんな一緒だと心強いですね」
カロル
「こいうときに実感するなあ。協力することの大切さをさ」
リタ
「ま、まあ、そうね。ガキんちょにしてはいいこと言うじゃない」
ユーリ
「協力らしいことは一切やってないけどな」
リリーティア
「まあいいじゃない。一緒にいて怖さがやわらぐなら」
レイヴン
「そんな簡単なもんかねえ。・・・ぎゃー!あそこに亡霊の影が!」
エステル
「きゃあっ!」
リタ
「いやああっ!」
カロル
「ぎゃああああ!」
リリーティア
「っ・・・!?」
レイヴン
「あ、悪い、わんこの影だったみたい」
ラピード
「ワン、ワン!」
リタ
「あ、あんた、殺すわ。今すぐ殺してあんたを亡霊にしてあげる!」
ユーリ
「ていうか・・・・・・リリィ、だいじょぶか?」
リリーティア
「く、くる・・し・・・・・・」
ジュディス
「あなたたちがその腕放してあげないと、先に彼女が亡霊になっちゃうわよ」
パティ
「ティア姐、モテモテじゃの」
* 髑髏の魔物 *
カロル
「あのガイコツの化け物、なんだったんだろ。普通の魔物とは違ったよね」
パティ
「アーセルム号を彷徨う魂が宿った魔物かもしれないのじゃ」
リタ
「そそ、そんなことあるわけないでしょ!非科学的よっ!」
エステル
「ラピードはなにか感じませんでした?」
ラピード
「ワンワン!ワンッ!」
カロル
「ラピード、なんて?」
エステル
「えと・・・わかりません」
カロル
「通訳はユーリじゃないと無理だね。ねえ、ユーリ!」
リタ
「ちょ、ちょっと、別にそこまでして解明しなくたっていいんじゃない!?」
パティ
「あの魔物、逃がしたままでよかったのかの・・・」
リリーティア
「パティ・・・?」
* 箱について *
リタ
「やっぱり、何をやっても澄明の刻晶(クリアシエル)の箱は開かないわね・・・。あんな怪しげな場所にあったものだから、中身の確認くらいはしておきたいのに」
カロル
「魔術で壊しちゃうとか、どう?」
リタ
「それは、だめよ」
リリーティア
「そうだね。もしかしたら中身まで壊れてしまうかもしれないから」
エステル
「そうなったら届けられなくなってしまいます」
リタ
「いや、そうじゃなくて、もう試したけど、こいつなかなか頑丈で壊れなかったのよ」
リリーティア
「・・・・・・」
エステル
「・・・えっと、上手い言葉が見つかりません」
カロル
「いいんだよ、二人とも。無理にフォローしなくても」
エステル
「と、とにかく、中身がすごく大切なものだから、頑丈な箱に入れたってことですよね」
リリーティア
「そ、そういうことだね」
* リリーティアのお宝 *
エステル
「髪飾り、無事に戻ってよかったです」
リタ
「まったく、あそこから飛び降りるなんて言ったときは、何考えてるのかと思ったわよ」
リリーティア
「あ・・・はは。それは、本当にごめんなさい」
パティ
「それだけティア姐にとって、それはお宝ということなのじゃ」
リリーティア
「お宝?・・・ふふ、そうだね。私にとって一番のお宝かな」
エステル
「それ、素敵ですね」
* 送り主は誰? *
エステル
「リリーティア、その髪飾りは誰かからの贈り物なんです?」
レイヴン
「!?」
リリーティア
「ええ、そうだよ」
エステル
「・・・・・・」
リリーティア
「ん?な、なに・・・?」
エステル
「すみません、その送り主さんは誰なのかと気になってしまって。あまりにとても大切にされているので・・・」
リリーティア
「あ、ああ・・・」
エステル
「あの、聞いてもいいです?」
リリーティア
「えーっと・・・(私はいいんだけど・・・)」
レイヴン
「(しーっ!)」
エステル
「リリーティア?」
リリーティア
「・・・んー、それは秘密ってことで」
エステル
「秘密、ですか・・・・・・なんだか気になります」
* 送り主は誰? ② *
エステル
「リリーティア、その送り主さんって家族の誰かからです?」
リリーティア
「え・・・?」
エステル
「迷惑でなければ、それだけでも教えてくれませんか?」
リリーティア
「まぁ・・・身内からではないのは確かだけど」
エステル
「ふんふん・・・」
リリーティア
「エステル・・・?」
* 送り主は誰? ③ *
エステル
「それだけ大切なものということは、つまり、大切な人からの贈り物ってことですよね?」
リタ
「ちょっと、なんなの唐突に」
パティ
「エステルの目が一段と輝いているのは気のせいかの?」
ジュディス
「何だかいきいきしているわね」
リリーティア
「えー、っと・・・」
エステル
「その方は私の知っている人です?」
リリーティア
「いや・・・」
パティ
「ティア姐、たじたじじゃの」
ジュディス
「でも、私も少し気になるわ。その髪飾りの送り主さん」
リリーティア
「ちょっと、ジュディスまで・・・」
* 送り主は誰? ④ *
エステル
「もしかして、その方は騎士団の方ですか?」
リタ
「あんた、まだ諦めてなかったのね」
パティ
「すごい執念なのじゃ」
リリーティア
「だから、その・・・」
ジュディス
「私も気になって気になって、最近夜も眠れないわ」
リタ
「・・・そうだったっけ?」
ジュディス
「そのせいでお肌も荒れてきて、私とても困ってるのよ」
パティ
「・・・そうは見えんがの?」
ジュディス
「だから責任とって、そろそろ教えてくれないかしら?」
リリーティア
「・・・ジュディス、なんだかこわいんだけど」
ジュディス
「ふふ、気のせいよ」
リリーティア
「もしかしてノードポリカにつくまで、これって続くの・・・?」
第16話 幽霊船 【スキット】 -終-