第13話 楼閣
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◇第13話 楼閣 【スキット】◇
* 合流できてよかったね&ジュディスについて *
レイヴン
「俺様としたことが大きすぎるミスを犯した!こんなことならもっと早くに乗り込んでくるべきだった」
リタ
「はい、ちょっとちょっと、誰かおっさんを黙らせてよ」
エステル
「ミスってなんです?」
レイヴン
「よ・く・ぞ、聞いてくれました。ユーリよりも先にそちらのクリティア族のお嬢さんに出会えていれば、今頃ふたりは-------!」
リタ
「とぉっ!」
レイヴン
「ふべら!」
リリーティア
「リ、リタ・・・」
カロル
「ちょ、ちょっとやりすぎなんじゃあ・・・」
リタ
「なに、文句あるの?」
カロル
「な、ないです。・・・リリーティア、リタがこわいんだけど」
リリーティア
「き、気のせいだよ。・・・たぶん」
ユーリ
「やっぱり、おっさんにとっちゃ、オレとの合流はどうでもよかったんだな」
エステル
「えと、わたしはユーリが無事ですごくよかったと思ってますよ。ね、リリーティアもそうですよね」
リリーティア
「ええ。こんな調子だけど、これでもみんなあなたのこと心配してたんだよ」
ユーリ
「そりゃ、どうも」
* ラピードとジュディス *
ジュディス
「この子も、あなたたちの仲間?」
ユーリ
「ああ、あんま人になつかないけど、気にしなでくれよ」
ジュディス
「私はジュディスよ、よろしくね」
ラピード
「ク~ン」
エステル
「え?どうしてジュディスがなでるのは許しくれるんです?」
レイヴン
「わんこも見るとこ見てるんじゃなあい?」
エステル
「わ、わたしだって」
ジュディス
「あら」
リリーティア
「ん?なあに、ラピード?」
ジュディス
「彼女にもなついている見たいよ」
ユーリ
「リリィには、はじめからけっこうなついてんだよな」
エステル
「・・・・・・わたしの何がいけないんです?」
* フレンからの伝言 *
リリーティア
「そうだ、フレンからあなたへ伝言頼まれてたんだ」
ユーリ
「あいつからの伝言って、あんま聞きたくねえな」
リリーティア
「無茶をしないでくれってさ」
ユーリ
「・・・へいへい。ま、だいたい予想はついてたけど」
エステル
「フレンもバルボスを追って、私たちと一緒についていきたそうでしたけど」
カロル
「さすがに、部下ほっぽって小隊長が一人でっていうのはできないもんね」
ユーリ
「あいつならやりかねねえけどな」
リリーティア
「騎士団としてもバルボスのことはユーリたちに任せっきりにはできないところがあるからね。彼には悪いけど、今回は騎士団として私が動いているってことで納得してもらうしかない」
リタ
「いちいち口実並べなきゃ動けないなんて面倒ね」
リリーティア
「まぁ、ね。・・・それが<帝国>騎士なんだよ」
* 仲間を紹介中 *
エステル
「それで、リリーティアは<帝国>の騎士なんです」
カロル
「リリーティアは<帝国>騎士団のナンバー3なんだよ!」
リタ
「で、なんであんたがそんな自慢げなわけ?」
リリーティア
「だ、だからそれは違うってば。・・・その呼び方、本当にやめてほしいんだけど」
ジュディス
「あら、そんなすごい騎士様だったの」
リリーティア
「違うからね、ジュディス。それはあまりに大げさすぎるから、誤解しないで」
エステル
「でも、隊長主席の特別補佐を務めているんですから、大げさでもなんでもないと思いますよ」
リリーティア
「・・・だから、それはただの肩書きであって-------」
レイヴン
「なに言ってんの。もっと堂々と胸張って騎士団ナンバー3のリリィちゃん」
リリーティア
「っ、・・・レイヴンさん!ですから、その呼び方はやめてくださいと・・・!」
レイヴン
「ええ~、俺様事実を言ってるだけなのに~♪」
[#da=1#
「(からかってるようにしか思えない・・・!)」
エステル
「ふふ、意外とリリーティアも素直じゃないですよね」
リリーティア
「いや・・・・・・素直とかそういうことじゃないと思う」
ジュディス
「ふふふ、本当に愉快な人たち」
* ガスファロストの塔について *
ユーリ
「この塔、下の方は妙に作りが古かったのに、上の方は新しいよな?」
ジュディス
「昔からあった建物の上に、増築したかんじ」
リリーティア
「もともとここには打ち捨てられた古い遺跡があったはずだから、おそらくその遺跡を土台にしてここが造られたんだろうね」
カロル
「こんな場所に塔があるなんて、全然知らなかったよ。いつのまにできたんだろう」
レイヴン
「見たところ、上の方はそれなりに新しいし、そんなに経ってないんじゃないの?」
エステル
「バルボスが建てたんでしょうか?」
カロル
「『紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)』は確かに大きなギルドだけど、これだけのもの作る力はないと思うよ」
ユーリ
「金はラゴウが工面してた、そんなとこだろ」
カロル
「あ、そうか。それなら納得できるね」
リタ
「こんなものを何で作ったのかは、さっぱりわからないままだけど」
リリーティア
「・・・・・・・・・」
* 人は見かけによらぬもの ② *
カロル
「ボク、リリーティアってもっとこう大人しいっていうか、慎重に行動する人だと思ってた」
ユーリ
「考えてみりゃあ、以外に大胆な行動とることが多いよな」
ラピード
「ワン!」
リリーティア
「・・・・・・そうかなぁ?」
カロル
「さっき、ここに侵入するときだってそうだったし・・・」
リリーティア
「あれは、ああするしかないと思ったんだけど」
エステル
「リリーティアはいつも静かに周りを見守っている感じですから。でも、いざという時には躊躇せずに前に飛び出すんです。だから、普段の雰囲気と行動の違いに、みんなびっくりさせられる時があるんですよ」
リリーティア
「・・・・・・・・・」
ユーリ
「やっぱエステルは人をよく見てんな」
エステル
「ふふ、そのいざという時のほとんどが、わたしたちを守るための行動をとった時なんですよね」
リリーティア
「っ・・・・・・!」
エステル
「あと、私たちのこと-------」
リリーティア
「エ、エステル待って。・・・も、もう、いいから」
エステル
「どうしてです?」
リリーティア
「・・・・・・どうしても」
第13話 楼閣 【スキット】 -終-
* 合流できてよかったね&ジュディスについて *
レイヴン
「俺様としたことが大きすぎるミスを犯した!こんなことならもっと早くに乗り込んでくるべきだった」
リタ
「はい、ちょっとちょっと、誰かおっさんを黙らせてよ」
エステル
「ミスってなんです?」
レイヴン
「よ・く・ぞ、聞いてくれました。ユーリよりも先にそちらのクリティア族のお嬢さんに出会えていれば、今頃ふたりは-------!」
リタ
「とぉっ!」
レイヴン
「ふべら!」
リリーティア
「リ、リタ・・・」
カロル
「ちょ、ちょっとやりすぎなんじゃあ・・・」
リタ
「なに、文句あるの?」
カロル
「な、ないです。・・・リリーティア、リタがこわいんだけど」
リリーティア
「き、気のせいだよ。・・・たぶん」
ユーリ
「やっぱり、おっさんにとっちゃ、オレとの合流はどうでもよかったんだな」
エステル
「えと、わたしはユーリが無事ですごくよかったと思ってますよ。ね、リリーティアもそうですよね」
リリーティア
「ええ。こんな調子だけど、これでもみんなあなたのこと心配してたんだよ」
ユーリ
「そりゃ、どうも」
* ラピードとジュディス *
ジュディス
「この子も、あなたたちの仲間?」
ユーリ
「ああ、あんま人になつかないけど、気にしなでくれよ」
ジュディス
「私はジュディスよ、よろしくね」
ラピード
「ク~ン」
エステル
「え?どうしてジュディスがなでるのは許しくれるんです?」
レイヴン
「わんこも見るとこ見てるんじゃなあい?」
エステル
「わ、わたしだって」
ジュディス
「あら」
リリーティア
「ん?なあに、ラピード?」
ジュディス
「彼女にもなついている見たいよ」
ユーリ
「リリィには、はじめからけっこうなついてんだよな」
エステル
「・・・・・・わたしの何がいけないんです?」
* フレンからの伝言 *
リリーティア
「そうだ、フレンからあなたへ伝言頼まれてたんだ」
ユーリ
「あいつからの伝言って、あんま聞きたくねえな」
リリーティア
「無茶をしないでくれってさ」
ユーリ
「・・・へいへい。ま、だいたい予想はついてたけど」
エステル
「フレンもバルボスを追って、私たちと一緒についていきたそうでしたけど」
カロル
「さすがに、部下ほっぽって小隊長が一人でっていうのはできないもんね」
ユーリ
「あいつならやりかねねえけどな」
リリーティア
「騎士団としてもバルボスのことはユーリたちに任せっきりにはできないところがあるからね。彼には悪いけど、今回は騎士団として私が動いているってことで納得してもらうしかない」
リタ
「いちいち口実並べなきゃ動けないなんて面倒ね」
リリーティア
「まぁ、ね。・・・それが<帝国>騎士なんだよ」
* 仲間を紹介中 *
エステル
「それで、リリーティアは<帝国>の騎士なんです」
カロル
「リリーティアは<帝国>騎士団のナンバー3なんだよ!」
リタ
「で、なんであんたがそんな自慢げなわけ?」
リリーティア
「だ、だからそれは違うってば。・・・その呼び方、本当にやめてほしいんだけど」
ジュディス
「あら、そんなすごい騎士様だったの」
リリーティア
「違うからね、ジュディス。それはあまりに大げさすぎるから、誤解しないで」
エステル
「でも、隊長主席の特別補佐を務めているんですから、大げさでもなんでもないと思いますよ」
リリーティア
「・・・だから、それはただの肩書きであって-------」
レイヴン
「なに言ってんの。もっと堂々と胸張って騎士団ナンバー3のリリィちゃん」
リリーティア
「っ、・・・レイヴンさん!ですから、その呼び方はやめてくださいと・・・!」
レイヴン
「ええ~、俺様事実を言ってるだけなのに~♪」
[#da=1#
「(からかってるようにしか思えない・・・!)」
エステル
「ふふ、意外とリリーティアも素直じゃないですよね」
リリーティア
「いや・・・・・・素直とかそういうことじゃないと思う」
ジュディス
「ふふふ、本当に愉快な人たち」
* ガスファロストの塔について *
ユーリ
「この塔、下の方は妙に作りが古かったのに、上の方は新しいよな?」
ジュディス
「昔からあった建物の上に、増築したかんじ」
リリーティア
「もともとここには打ち捨てられた古い遺跡があったはずだから、おそらくその遺跡を土台にしてここが造られたんだろうね」
カロル
「こんな場所に塔があるなんて、全然知らなかったよ。いつのまにできたんだろう」
レイヴン
「見たところ、上の方はそれなりに新しいし、そんなに経ってないんじゃないの?」
エステル
「バルボスが建てたんでしょうか?」
カロル
「『紅の絆傭兵団(ブラッドアライアンス)』は確かに大きなギルドだけど、これだけのもの作る力はないと思うよ」
ユーリ
「金はラゴウが工面してた、そんなとこだろ」
カロル
「あ、そうか。それなら納得できるね」
リタ
「こんなものを何で作ったのかは、さっぱりわからないままだけど」
リリーティア
「・・・・・・・・・」
* 人は見かけによらぬもの ② *
カロル
「ボク、リリーティアってもっとこう大人しいっていうか、慎重に行動する人だと思ってた」
ユーリ
「考えてみりゃあ、以外に大胆な行動とることが多いよな」
ラピード
「ワン!」
リリーティア
「・・・・・・そうかなぁ?」
カロル
「さっき、ここに侵入するときだってそうだったし・・・」
リリーティア
「あれは、ああするしかないと思ったんだけど」
エステル
「リリーティアはいつも静かに周りを見守っている感じですから。でも、いざという時には躊躇せずに前に飛び出すんです。だから、普段の雰囲気と行動の違いに、みんなびっくりさせられる時があるんですよ」
リリーティア
「・・・・・・・・・」
ユーリ
「やっぱエステルは人をよく見てんな」
エステル
「ふふ、そのいざという時のほとんどが、わたしたちを守るための行動をとった時なんですよね」
リリーティア
「っ・・・・・・!」
エステル
「あと、私たちのこと-------」
リリーティア
「エ、エステル待って。・・・も、もう、いいから」
エステル
「どうしてです?」
リリーティア
「・・・・・・どうしても」
第13話 楼閣 【スキット】 -終-