第2話 青年
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◇第2話 青年 【スキット】◇
* エステルと呼んでください *
エステリーゼ
「リリーティア」
リリーティア
「なんでしょう、エステリーゼ様?」
エステリーゼ
「これからはわたしのことエステルって呼んでください」
リリーティア
「いえ、それは・・・、立場上そうはいきませんので」
エステリーゼ
「今は一緒に旅をする仲間、です。だから、敬語も必要ありません」
リリーティア
「そう言ってくださるのは嬉しいのですが、しかしですね・・・」
エステリーゼ
「難しいことではないですよ。ユーリと話をしている時と同じように、わたしに話せばいいだけなんですから」
リリーティア
「エステリーゼ様、それはさすがに」
エステリーゼ
「エステル、です!」
リリーティア「う・・・・・・」
ユーリ
「よっぽど呼んでもらいたいんだな」
ラピード
「ワフ~」
* ラピードとリリーティア *
ラピード
「ワフ」
リリーティア
「そういえば、砦ではありがとう。閉門を止めてくれたことと、あと、エステリーゼ様の傍にいてくれたことも含めて。助かったよ」
ラピード
「ワン!」
リリーティア
「ふふ。これからよろしく、えっと、確か名前は・・・」
エステリーゼ
「リリーティア、ずるいです!」
リリーティア
「え?」
ユーリ
「へえ、珍しいな。ラピードが人になつくなんて」
リリーティア
「そうなの?」
ユーリ
「ああ」
リリーティア
「改めて、これからよろしくラピード」
ラピード
「ク~ン」
エステリーゼ
「まだ、わたしなんて、一度も撫でたことありません・・・」
* エステルと呼んでください ② *
リリーティア
「エステリーゼ様」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「あの、エステリーゼ様?」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・エステル様」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・参りました」
エステリーゼ
「!」
リリーティア
「仲間としてよろしく、エステル」
エステル
「はい!リリーティア」
ユーリ
「結局、リリィが負けたか。意外とエステルって強情だな」
ラピード
「ワフ~」
* あの時の *
ユーリ
「そういや、あの時のあれはリリィがやったのか?」
エステル
「あの時?」
ユーリ
「俺がガキの人形拾って魔物の群れが迫ってきてた時だよ」
エステル
「あ!そういえば、急にあたり一面が白くなって、魔物たちの動きが少し遅くなりましたよね」
リリーティア
「あのままじゃ、門が閉まる前に魔物が侵入してくるかもしれなかったし、だからといって早く門を閉めていれば-------」
ユーリ
「確実にオレは魔物の餌になってたな。あん時は助かったぜ」
エステル
「そうだったんですね。ありがとうございます、リリーティア」
リリーティア
「いや、感謝するのはこっち方だよ。本当なら、騎士団の私たちがいち早く動かなければいけなかったのに。ユーリ、エステル、逃げ遅れた人たちを助けてくれてありがとう」
* 大目に見てくれ *
エステル
「リリーティア、外の世界はものすごく広いんですね。私、ずっと感激してるんです」
ユーリ
「フレンの心配はどうしたんだよ」
エステル
「だから、フレンを心配しながら、感激してるんです」
リリーティア
「ふふ、それはよかった。でも、世界はまだまだ広いから、きっとこの先にも驚くことがたくさんあるよ」
エステル
「本当ですか!とても楽しみです!」
ユーリ
「おいおい、目的忘れてんじゃねーぞ」
エステル
「あ!あれはなんです?」
ユーリ
「って、聞いちゃいねーな」
リリーティア
「彼女はほとんど部屋の中で過ごしていたから、外の世界は何もかもが珍しいものばかりなんだよ」
ユーリ
「ま、オレも結界の外はそんなに知ってるわけじゃねえからな。気持ちはわからなくもねえけど」
リリーティア
「それなら彼女のこと、大目に見てあげて」
ユーリ
「ということで、オレも好き勝手やるけど大目に見てくれよ、特別補佐さん」
リリーティア
「え、・・・ユーリの好き勝手って、何をする気?」
* リリーティアの戦い方 *
ユーリ
「リリィのそれ、変わったな武器だよな」
エステル
「魔術だけじゃなくて、剣のように扱うこともできるんですね」
リリーティア
「この武器は《レウィスアルマ》。世間一般には出回っていないものだから、珍しい武器なのは確かだよ」
エステル
「投げたり、くるくる回したりして、リリーティアの戦い方はまるで踊ってるかのようですね。見ていてとても綺麗でした」
リリーティア
「え・・・、綺麗・・・?」
エステル
「はい!」
リリーティア
「・・・はは、そんなこと初めて言われたよ。ありがとう」
* お墨付き *
ユーリ
「さすが隊長主席特別補佐。その名は伊達じゃねえってことか」
リリーティア
「私なんてまだまだ」
エステル
「そんなことありません。リリーティアは魔術も武術もすごいです。私なんて、魔物と戦うのも少し怖いですし」
リリーティア
「それが当たり前だよ。それでも、エステルはちゃんと魔物と戦えてるし、私から見れば魔術も剣術も様になってる」
エステル
「そ、そうですか?師匠(せんせい)には叱られっぱなしでしたが・・・」
リリーティア
「結界の外を出たことがない身で、それだけ戦えることができていれば十分だよ」
ユーリ
「特別補佐のお墨付きをもらったんだ。自信持っていいんじゃねえか」
エステル
「ふふ、そうですね。ありがとうございます、リリーティア」
第2話 青年 【スキット】 -終-
* エステルと呼んでください *
エステリーゼ
「リリーティア」
リリーティア
「なんでしょう、エステリーゼ様?」
エステリーゼ
「これからはわたしのことエステルって呼んでください」
リリーティア
「いえ、それは・・・、立場上そうはいきませんので」
エステリーゼ
「今は一緒に旅をする仲間、です。だから、敬語も必要ありません」
リリーティア
「そう言ってくださるのは嬉しいのですが、しかしですね・・・」
エステリーゼ
「難しいことではないですよ。ユーリと話をしている時と同じように、わたしに話せばいいだけなんですから」
リリーティア
「エステリーゼ様、それはさすがに」
エステリーゼ
「エステル、です!」
リリーティア「う・・・・・・」
ユーリ
「よっぽど呼んでもらいたいんだな」
ラピード
「ワフ~」
* ラピードとリリーティア *
ラピード
「ワフ」
リリーティア
「そういえば、砦ではありがとう。閉門を止めてくれたことと、あと、エステリーゼ様の傍にいてくれたことも含めて。助かったよ」
ラピード
「ワン!」
リリーティア
「ふふ。これからよろしく、えっと、確か名前は・・・」
エステリーゼ
「リリーティア、ずるいです!」
リリーティア
「え?」
ユーリ
「へえ、珍しいな。ラピードが人になつくなんて」
リリーティア
「そうなの?」
ユーリ
「ああ」
リリーティア
「改めて、これからよろしくラピード」
ラピード
「ク~ン」
エステリーゼ
「まだ、わたしなんて、一度も撫でたことありません・・・」
* エステルと呼んでください ② *
リリーティア
「エステリーゼ様」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「あの、エステリーゼ様?」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・エステル様」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・」
エステリーゼ
「・・・・・・」
リリーティア
「・・・・・・参りました」
エステリーゼ
「!」
リリーティア
「仲間としてよろしく、エステル」
エステル
「はい!リリーティア」
ユーリ
「結局、リリィが負けたか。意外とエステルって強情だな」
ラピード
「ワフ~」
* あの時の *
ユーリ
「そういや、あの時のあれはリリィがやったのか?」
エステル
「あの時?」
ユーリ
「俺がガキの人形拾って魔物の群れが迫ってきてた時だよ」
エステル
「あ!そういえば、急にあたり一面が白くなって、魔物たちの動きが少し遅くなりましたよね」
リリーティア
「あのままじゃ、門が閉まる前に魔物が侵入してくるかもしれなかったし、だからといって早く門を閉めていれば-------」
ユーリ
「確実にオレは魔物の餌になってたな。あん時は助かったぜ」
エステル
「そうだったんですね。ありがとうございます、リリーティア」
リリーティア
「いや、感謝するのはこっち方だよ。本当なら、騎士団の私たちがいち早く動かなければいけなかったのに。ユーリ、エステル、逃げ遅れた人たちを助けてくれてありがとう」
* 大目に見てくれ *
エステル
「リリーティア、外の世界はものすごく広いんですね。私、ずっと感激してるんです」
ユーリ
「フレンの心配はどうしたんだよ」
エステル
「だから、フレンを心配しながら、感激してるんです」
リリーティア
「ふふ、それはよかった。でも、世界はまだまだ広いから、きっとこの先にも驚くことがたくさんあるよ」
エステル
「本当ですか!とても楽しみです!」
ユーリ
「おいおい、目的忘れてんじゃねーぞ」
エステル
「あ!あれはなんです?」
ユーリ
「って、聞いちゃいねーな」
リリーティア
「彼女はほとんど部屋の中で過ごしていたから、外の世界は何もかもが珍しいものばかりなんだよ」
ユーリ
「ま、オレも結界の外はそんなに知ってるわけじゃねえからな。気持ちはわからなくもねえけど」
リリーティア
「それなら彼女のこと、大目に見てあげて」
ユーリ
「ということで、オレも好き勝手やるけど大目に見てくれよ、特別補佐さん」
リリーティア
「え、・・・ユーリの好き勝手って、何をする気?」
* リリーティアの戦い方 *
ユーリ
「リリィのそれ、変わったな武器だよな」
エステル
「魔術だけじゃなくて、剣のように扱うこともできるんですね」
リリーティア
「この武器は《レウィスアルマ》。世間一般には出回っていないものだから、珍しい武器なのは確かだよ」
エステル
「投げたり、くるくる回したりして、リリーティアの戦い方はまるで踊ってるかのようですね。見ていてとても綺麗でした」
リリーティア
「え・・・、綺麗・・・?」
エステル
「はい!」
リリーティア
「・・・はは、そんなこと初めて言われたよ。ありがとう」
* お墨付き *
ユーリ
「さすが隊長主席特別補佐。その名は伊達じゃねえってことか」
リリーティア
「私なんてまだまだ」
エステル
「そんなことありません。リリーティアは魔術も武術もすごいです。私なんて、魔物と戦うのも少し怖いですし」
リリーティア
「それが当たり前だよ。それでも、エステルはちゃんと魔物と戦えてるし、私から見れば魔術も剣術も様になってる」
エステル
「そ、そうですか?師匠(せんせい)には叱られっぱなしでしたが・・・」
リリーティア
「結界の外を出たことがない身で、それだけ戦えることができていれば十分だよ」
ユーリ
「特別補佐のお墨付きをもらったんだ。自信持っていいんじゃねえか」
エステル
「ふふ、そうですね。ありがとうございます、リリーティア」
第2話 青年 【スキット】 -終-