Put on a happy face
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ナマエが仕事へ行ってからも時折指輪に付けたGPSから居場所を確認した。
暫く警視庁から出て来ない。やはり仕事が忙しくてまた缶詰になっているのかもしれない。
また寝ずに三徹、なんてことにならないと良いが。
幸い22時を過ぎると警視庁から出てきた。
これから帰るのか。
一安心して煙草に火をつけて大きく息を吸った。
息を吐くと目の前が煙で白く霞む。
煙が消えた所でふとスマホを見ると家とは全く違う方向へと移動している事に気付いた。
「何処へ行く気だ…?」
何かの事件かもしれない。
テレビをつけると銀行強盗の犯人が立てこもっている様子が映し出されていた。
「なるほど… 。そういえばナマエはスナイパーだったな。」
数日前に大規模な爆破事件があったからSATのスナイパーが負傷して人手不足なのかもしれない。
様子を伺っていたが次の日になってもナマエの居場所は変わらず、廃ビルの屋上から動かない。
雨も降っているし大丈夫だろうか。
それにこれから段々と暗くなる。
夜になれば尚更冷えるだろう。
このままでは風邪を引いてしまうのでは。
「…俺も過保護だな…。」困ったように笑うとライフルをバッグに詰め、急いで変装すると車に乗り込んだ。
もう随分と外は暗い。
念の為暗視スコープも手に持って別の廃ビルの屋上へと上がった。
スコープ越しにナマエを見た。
ジャケットを被って伏せたまま微動だにしない。
ジャケットの色がいつもより濃いのは水を吸ったせいだろう。
今度は犯人を覗く。
「犯人の位置が悪いな…。」
常に人質の後ろに隠れているようだ。
これでは狙えない。
しばらく様子を見ているとSATの隊員が食料を手渡そうと近づいた。
きっとこのチャンスを見逃さないだろう。
引き金に手をかけたまま様子を伺った。
もうすぐだ…。
そう思った瞬間発砲音が響き、犯人は驚いて中へと逃げ込もうとした。恐らくナマエの居る所からだと犯人が見えなくなる。
…仕方がない。犯人の頭を狙って引き金を引いた。
「任務完了。」
ナマエは驚いてこちらの方を見ていたが、向こうからは見えないはずだ。
急いで車に乗り込んで立ち去った。
少しすると彼女もマンションに着いたらしい。
何か連絡があるかと思ったが何もない。
疲れているんだろうな。
次の日の朝になってもマンションからは1歩も出ていない。疲れて寝ているんだろう。
しかし昼前になって連絡を取ってみても返事がない。
なんだか嫌な予感がする。
再び沖矢になって家を出た。
暫く警視庁から出て来ない。やはり仕事が忙しくてまた缶詰になっているのかもしれない。
また寝ずに三徹、なんてことにならないと良いが。
幸い22時を過ぎると警視庁から出てきた。
これから帰るのか。
一安心して煙草に火をつけて大きく息を吸った。
息を吐くと目の前が煙で白く霞む。
煙が消えた所でふとスマホを見ると家とは全く違う方向へと移動している事に気付いた。
「何処へ行く気だ…?」
何かの事件かもしれない。
テレビをつけると銀行強盗の犯人が立てこもっている様子が映し出されていた。
「なるほど… 。そういえばナマエはスナイパーだったな。」
数日前に大規模な爆破事件があったからSATのスナイパーが負傷して人手不足なのかもしれない。
様子を伺っていたが次の日になってもナマエの居場所は変わらず、廃ビルの屋上から動かない。
雨も降っているし大丈夫だろうか。
それにこれから段々と暗くなる。
夜になれば尚更冷えるだろう。
このままでは風邪を引いてしまうのでは。
「…俺も過保護だな…。」困ったように笑うとライフルをバッグに詰め、急いで変装すると車に乗り込んだ。
もう随分と外は暗い。
念の為暗視スコープも手に持って別の廃ビルの屋上へと上がった。
スコープ越しにナマエを見た。
ジャケットを被って伏せたまま微動だにしない。
ジャケットの色がいつもより濃いのは水を吸ったせいだろう。
今度は犯人を覗く。
「犯人の位置が悪いな…。」
常に人質の後ろに隠れているようだ。
これでは狙えない。
しばらく様子を見ているとSATの隊員が食料を手渡そうと近づいた。
きっとこのチャンスを見逃さないだろう。
引き金に手をかけたまま様子を伺った。
もうすぐだ…。
そう思った瞬間発砲音が響き、犯人は驚いて中へと逃げ込もうとした。恐らくナマエの居る所からだと犯人が見えなくなる。
…仕方がない。犯人の頭を狙って引き金を引いた。
「任務完了。」
ナマエは驚いてこちらの方を見ていたが、向こうからは見えないはずだ。
急いで車に乗り込んで立ち去った。
少しすると彼女もマンションに着いたらしい。
何か連絡があるかと思ったが何もない。
疲れているんだろうな。
次の日の朝になってもマンションからは1歩も出ていない。疲れて寝ているんだろう。
しかし昼前になって連絡を取ってみても返事がない。
なんだか嫌な予感がする。
再び沖矢になって家を出た。