Put on a happy face
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急いでマンションに帰り、部屋でスマホの電源を入れて降谷さんに電話をした。
「もしm」
「今どこだ!?大丈夫か!?怪我は??」
「今自宅マンションです。起きたらここにいました。特に怪我はしていません。」
「…言いにくい事かもしれないが、実は襲われてた…とかないか?」
「ないですよ。身体に異変があったら流石に分かります。」
「…そうか、それなら良かった…。今から家行ってもいいか?」
「勿論です。こちらから行きましょうか?」
「いや、いい。待っていてくれ。」
その後20分位して降谷さんが来た。
ドアを開けると無言で部屋に入ってきて真剣な眼差しで全身をくまなく見られた。
「降谷さん?」
「はぁー……良かった……。」
私の両肩を掴んで項垂れた。
「良かった…。また仲間を失ったかと…。」
よく見ると降谷さんの手が小刻みに震えていた。
目の前に降谷さんの頭のてっぺんが見える。
思わず手を伸ばして撫でると驚いたように身体が動いた。
「何してる…。」
「降谷さんの頭のてっぺん、初めて見ました。いつも背が高いから見えた事ないんですよね。髪の毛フワフワ…。羨ましい…。シャンプー何使ってるんですか?」
「馬鹿か!今そんな話する空気じゃないだろ!」
そう言って1度は私の顔を真顔で見たものの、発言が面白かったらしく笑いながらしゃがみ込んだ。
「あははは!ほんっと…馬鹿…。」
「降谷さん、私は大丈夫ですから。そうやって時々気を抜いて笑っていて下さい。」
「あぁ…。君には敵わないな。」
立ち上がると持っていたビニール袋を私に手渡した。
「まだ何も食ってないんだろ?…サンドイッチで良ければ作る。」
「えっ!?良いんですか!?降谷さんのサンドイッチ大好きです!!」
思わず目を輝かせると降谷さんに呆れられた。
「…もっと色々ショックを受けているのかと思ったが…元気だな。」
「まぁ、別に連れ去られたといっても何も被害ないですし。マンションは赤井秀一にバレましたけど。」
「引っ越すか?セーフハウスを緊急で用意してもいい。」
「…彼からしたら昔の恋人ですし、そんなに悪いようにはされない気がします。」
「スコッチや宮野明美がどうなったか忘れたのか!」
「……。ですよね。まぁ何か起きるまではとりあえずここに住みます。気に入ってるんですよね、ここ。色々便利だし…。」
「分かった…。だが今日だけ念の為ここに泊まる。」
「え!降谷さんとお泊まり会ですか?楽しそうですね。お酒買っておけば良かった。」
「言っておくが今日は呑まない。赤井が乗り込んできたらどうする。危機感持てよ。」
「そうですか、残念。」
昼食にサンドイッチを作って貰い、夕食にはテーブルに乗り切らない位様々な和食が並んだ。
「豪勢ですね。美味しそう…!」
「僕が作ったんだから旨いに決まってるだろ。ほら、冷めないうちに食え。」
「いただきます!…うまッ!!」
「そうか、良かった。」
嬉しそうな顔をして降谷さんも箸をつけた。
「降谷さん、良いお嫁さんになりますね。出来ない事ほとんどないし、本当スパダリ…。」
「せめて旦那にしてくれよ。なんで嫁なんだよ。」
「降谷さん、恋人作らないんですか?」
「僕の…恋人は…この国さ。」
「そうですか。」
「…もっと何か言えよ。」
「降谷さん、日本大好きですもんね。納得。私はそこまでではないもので…。」
「せめて裏切るような事はするなよ?」
ギロリと睨まれた。
降谷さんは何かを察しているのかもしれない。でも私を尋問したり問い詰めた所で何も言わないのを分かっているので、軽く牽制するだけに留めたのだろう。
「当たり前ですよ。公安に不利になるようなマネは絶対しません。」
「当然だ。」
お皿洗いをしてそれぞれお風呂に入ってソファーでくつろいだ。
「降谷さん、アイス食べません?ハーゲンダッツのバニラか明治の抹茶アイスがあります。」
「抹茶アイス。」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「降谷さん、ハーゲンダッツ嫌いですか?」
「元々発祥がアメリカだろ。」
「徹底してますね。」
隣でハーゲンダッツを貪る。うん、美味しい。
ただずっと食べてると手が冷えた。
真剣にニュースを見ている降谷さんの首元に手を当ててみた。
「こら。冷たい。」怒ってるのか笑ってるのか分からない微妙な顔をされた。
「降谷さん温かい。」
「今度やったら背中に冷たい手を突っ込むからな。」
「はーい。」
もう一度やりたかったが今度は全く隙がなくなってしまったので諦めた。
「ソファー借りるぞ。」
「え、ベッド使って下さいよ。私ソファーで良いです。上司をソファーに寝かすなんて。」
「プライベートだと上司なんて扱いじゃないくせに。」
「いやぁ…すみません。降谷さん、歳下だからつい構いたくなっちゃって。」
「そういう事してるから一部の奴が恋人同士なんて勘違いするんだよ。」
「ですよねー。」
「普段からそうやって上司を適当に扱ってる罰だ。僕はベッド借りる。」
「どうぞ。」
クローゼットから余分な布団を出してソファーに横になる。
「おやすみなさい。」
「…おやすみ。」
「もしm」
「今どこだ!?大丈夫か!?怪我は??」
「今自宅マンションです。起きたらここにいました。特に怪我はしていません。」
「…言いにくい事かもしれないが、実は襲われてた…とかないか?」
「ないですよ。身体に異変があったら流石に分かります。」
「…そうか、それなら良かった…。今から家行ってもいいか?」
「勿論です。こちらから行きましょうか?」
「いや、いい。待っていてくれ。」
その後20分位して降谷さんが来た。
ドアを開けると無言で部屋に入ってきて真剣な眼差しで全身をくまなく見られた。
「降谷さん?」
「はぁー……良かった……。」
私の両肩を掴んで項垂れた。
「良かった…。また仲間を失ったかと…。」
よく見ると降谷さんの手が小刻みに震えていた。
目の前に降谷さんの頭のてっぺんが見える。
思わず手を伸ばして撫でると驚いたように身体が動いた。
「何してる…。」
「降谷さんの頭のてっぺん、初めて見ました。いつも背が高いから見えた事ないんですよね。髪の毛フワフワ…。羨ましい…。シャンプー何使ってるんですか?」
「馬鹿か!今そんな話する空気じゃないだろ!」
そう言って1度は私の顔を真顔で見たものの、発言が面白かったらしく笑いながらしゃがみ込んだ。
「あははは!ほんっと…馬鹿…。」
「降谷さん、私は大丈夫ですから。そうやって時々気を抜いて笑っていて下さい。」
「あぁ…。君には敵わないな。」
立ち上がると持っていたビニール袋を私に手渡した。
「まだ何も食ってないんだろ?…サンドイッチで良ければ作る。」
「えっ!?良いんですか!?降谷さんのサンドイッチ大好きです!!」
思わず目を輝かせると降谷さんに呆れられた。
「…もっと色々ショックを受けているのかと思ったが…元気だな。」
「まぁ、別に連れ去られたといっても何も被害ないですし。マンションは赤井秀一にバレましたけど。」
「引っ越すか?セーフハウスを緊急で用意してもいい。」
「…彼からしたら昔の恋人ですし、そんなに悪いようにはされない気がします。」
「スコッチや宮野明美がどうなったか忘れたのか!」
「……。ですよね。まぁ何か起きるまではとりあえずここに住みます。気に入ってるんですよね、ここ。色々便利だし…。」
「分かった…。だが今日だけ念の為ここに泊まる。」
「え!降谷さんとお泊まり会ですか?楽しそうですね。お酒買っておけば良かった。」
「言っておくが今日は呑まない。赤井が乗り込んできたらどうする。危機感持てよ。」
「そうですか、残念。」
昼食にサンドイッチを作って貰い、夕食にはテーブルに乗り切らない位様々な和食が並んだ。
「豪勢ですね。美味しそう…!」
「僕が作ったんだから旨いに決まってるだろ。ほら、冷めないうちに食え。」
「いただきます!…うまッ!!」
「そうか、良かった。」
嬉しそうな顔をして降谷さんも箸をつけた。
「降谷さん、良いお嫁さんになりますね。出来ない事ほとんどないし、本当スパダリ…。」
「せめて旦那にしてくれよ。なんで嫁なんだよ。」
「降谷さん、恋人作らないんですか?」
「僕の…恋人は…この国さ。」
「そうですか。」
「…もっと何か言えよ。」
「降谷さん、日本大好きですもんね。納得。私はそこまでではないもので…。」
「せめて裏切るような事はするなよ?」
ギロリと睨まれた。
降谷さんは何かを察しているのかもしれない。でも私を尋問したり問い詰めた所で何も言わないのを分かっているので、軽く牽制するだけに留めたのだろう。
「当たり前ですよ。公安に不利になるようなマネは絶対しません。」
「当然だ。」
お皿洗いをしてそれぞれお風呂に入ってソファーでくつろいだ。
「降谷さん、アイス食べません?ハーゲンダッツのバニラか明治の抹茶アイスがあります。」
「抹茶アイス。」
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「降谷さん、ハーゲンダッツ嫌いですか?」
「元々発祥がアメリカだろ。」
「徹底してますね。」
隣でハーゲンダッツを貪る。うん、美味しい。
ただずっと食べてると手が冷えた。
真剣にニュースを見ている降谷さんの首元に手を当ててみた。
「こら。冷たい。」怒ってるのか笑ってるのか分からない微妙な顔をされた。
「降谷さん温かい。」
「今度やったら背中に冷たい手を突っ込むからな。」
「はーい。」
もう一度やりたかったが今度は全く隙がなくなってしまったので諦めた。
「ソファー借りるぞ。」
「え、ベッド使って下さいよ。私ソファーで良いです。上司をソファーに寝かすなんて。」
「プライベートだと上司なんて扱いじゃないくせに。」
「いやぁ…すみません。降谷さん、歳下だからつい構いたくなっちゃって。」
「そういう事してるから一部の奴が恋人同士なんて勘違いするんだよ。」
「ですよねー。」
「普段からそうやって上司を適当に扱ってる罰だ。僕はベッド借りる。」
「どうぞ。」
クローゼットから余分な布団を出してソファーに横になる。
「おやすみなさい。」
「…おやすみ。」