Put on a happy face
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工藤邸で着替えなどを取り、食材を買って帰った。
「先に部屋着に着替えさせてもらっても良いですか?」
「どうぞ。脱衣所使って下さい。」
着替えて出てきたが相変わらずのハイネック。
ズボンがジャージっぽいものに変わったくらいか。
そんなにハイネック好きなのか。
せっかくならつまみになる物が良いだろうと思ってメニューを決めた。
梅キュウリ、明太チーズマヨポテト、唐揚げ、
最後にお茶漬けにすることにした。
「一緒に作ります。」
「じゃあキュウリ切って貰えます?あと梅干しほぐして下さい。」
その間手際よく料理に勤しんだ。
「それじゃあ、乾杯〜!」
「乾杯。」
昴さんと一緒にビールを開けた。
公安が他人と一緒に呑んで大丈夫かと思われると思うが、念の為昴さんの事は調べてある。
特に不審な点はなかったし、きちんと大学院にも問い合わせた。だから何か事件の関係者という事はまずないだろう。
つまり安心して一緒に過ごせるという事だ。
「唐揚げにビール…最高。」
「唐揚げ凄く美味しいです。…懐かしい味がします。」
「…お母さんの味的な感じですか?」
「いえ…。内緒です。」
昔の恋人に作って貰ったのと似てたんだろうか。
ほんの少しモヤモヤした。
…モヤモヤ?私が?なんで?
「すみません、余計な事を言いました。誰かと比べるまでもなく美味しいです。また作って下さいね。」
「勿論です。」
これだけカッコイイんだからそりゃあモテるだろうし、恋人の1人や2人、いやそれ以上居たはずだよね。
しばらく食べ進めていると今度は昴さんがウィスキーに手を伸ばした。
「氷出しますね。」
「ありがとうございます。」
「ウィスキー、好きですよね。」
「えぇ…。最近はバーボン一筋でね。」
バーボンと言われてつい反応してしまう。
「そ、そうですか。」
「ウィスキー、呑んでみます?」
「1口だけ…。」
グラスを受け取り1口呑んでみた。
木やスパイスのような独特な味の後にガツンとアルコールが舌を刺激した。
「うわ…。私お酒があまり強くないので、得意な味ではないかもです。」
「慣れると美味しいですよ。でも甘いカクテルの方が似合っているんじゃないですか?」
「どうせ舌がお子様ですよ。」
その後も映画の感想を言い合いながら呑んでいたらあっという間にビールの空容器が増えた。
「んー…。少し一気に飲みすぎました。」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。少しフワフワする程度で。昴さんは全く変わりませんね…。」
「お酒かなり強いんですよ。」
「へぇー…。良いなぁ。…昴さん、お茶漬け食べません?」
「お湯やりますよ。電気ポット借りますね。」
「じゃあ私お茶漬けの素出しますね。」
お茶漬けの袋を手に昴さんの隣に立っているとじっと見つめられた。
「ん?どうしました?」
グイッと腕を引かれたと思ったら次の瞬間には昴さんの腕の中にいた。
「昴さん?」
「すみません…。僕も酔っているのかもしれません。急に人恋しくなりました。」
「…ありますよね、呑んでいると。私の方が歳上だし、素直に甘えて下さい。」
「…ありがとう…ございます…。」
呑んでいるのに昴さんの手は随分冷たい。
冷たいグラスを持っていたせいか、あるいは他に何か理由があるのか。
電気ポットのお湯が沸いたらしく、カチッという音がして昴さんは離れていった。
その時の顔はなかなか忘れられない。
悲しい顔でもしているのかと思ったら、彼は笑顔だった。
いつも以上に笑顔を顔に貼り付けていた。
「昴さん、何か辛いことがあったんですか?そんなわざとらしい笑顔、やめてください。」
「……流石に誤魔化せませんね。
…これから起こるかもしれない事が気がかりで…。」
「そうですか。」
一体なんだろうか。でも深く聞くほどの間柄じゃない。それが悔しい。
「こうやって一緒に居てくださることが僕にとって幸せです。そんな顔をしないで下さい。」
その後は何事もなかった振りをお互いしてお茶漬けを食べて寝ることにした。
また同じベッドで横になる。
「「おやすみなさい。」」
「先に部屋着に着替えさせてもらっても良いですか?」
「どうぞ。脱衣所使って下さい。」
着替えて出てきたが相変わらずのハイネック。
ズボンがジャージっぽいものに変わったくらいか。
そんなにハイネック好きなのか。
せっかくならつまみになる物が良いだろうと思ってメニューを決めた。
梅キュウリ、明太チーズマヨポテト、唐揚げ、
最後にお茶漬けにすることにした。
「一緒に作ります。」
「じゃあキュウリ切って貰えます?あと梅干しほぐして下さい。」
その間手際よく料理に勤しんだ。
「それじゃあ、乾杯〜!」
「乾杯。」
昴さんと一緒にビールを開けた。
公安が他人と一緒に呑んで大丈夫かと思われると思うが、念の為昴さんの事は調べてある。
特に不審な点はなかったし、きちんと大学院にも問い合わせた。だから何か事件の関係者という事はまずないだろう。
つまり安心して一緒に過ごせるという事だ。
「唐揚げにビール…最高。」
「唐揚げ凄く美味しいです。…懐かしい味がします。」
「…お母さんの味的な感じですか?」
「いえ…。内緒です。」
昔の恋人に作って貰ったのと似てたんだろうか。
ほんの少しモヤモヤした。
…モヤモヤ?私が?なんで?
「すみません、余計な事を言いました。誰かと比べるまでもなく美味しいです。また作って下さいね。」
「勿論です。」
これだけカッコイイんだからそりゃあモテるだろうし、恋人の1人や2人、いやそれ以上居たはずだよね。
しばらく食べ進めていると今度は昴さんがウィスキーに手を伸ばした。
「氷出しますね。」
「ありがとうございます。」
「ウィスキー、好きですよね。」
「えぇ…。最近はバーボン一筋でね。」
バーボンと言われてつい反応してしまう。
「そ、そうですか。」
「ウィスキー、呑んでみます?」
「1口だけ…。」
グラスを受け取り1口呑んでみた。
木やスパイスのような独特な味の後にガツンとアルコールが舌を刺激した。
「うわ…。私お酒があまり強くないので、得意な味ではないかもです。」
「慣れると美味しいですよ。でも甘いカクテルの方が似合っているんじゃないですか?」
「どうせ舌がお子様ですよ。」
その後も映画の感想を言い合いながら呑んでいたらあっという間にビールの空容器が増えた。
「んー…。少し一気に飲みすぎました。」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。少しフワフワする程度で。昴さんは全く変わりませんね…。」
「お酒かなり強いんですよ。」
「へぇー…。良いなぁ。…昴さん、お茶漬け食べません?」
「お湯やりますよ。電気ポット借りますね。」
「じゃあ私お茶漬けの素出しますね。」
お茶漬けの袋を手に昴さんの隣に立っているとじっと見つめられた。
「ん?どうしました?」
グイッと腕を引かれたと思ったら次の瞬間には昴さんの腕の中にいた。
「昴さん?」
「すみません…。僕も酔っているのかもしれません。急に人恋しくなりました。」
「…ありますよね、呑んでいると。私の方が歳上だし、素直に甘えて下さい。」
「…ありがとう…ございます…。」
呑んでいるのに昴さんの手は随分冷たい。
冷たいグラスを持っていたせいか、あるいは他に何か理由があるのか。
電気ポットのお湯が沸いたらしく、カチッという音がして昴さんは離れていった。
その時の顔はなかなか忘れられない。
悲しい顔でもしているのかと思ったら、彼は笑顔だった。
いつも以上に笑顔を顔に貼り付けていた。
「昴さん、何か辛いことがあったんですか?そんなわざとらしい笑顔、やめてください。」
「……流石に誤魔化せませんね。
…これから起こるかもしれない事が気がかりで…。」
「そうですか。」
一体なんだろうか。でも深く聞くほどの間柄じゃない。それが悔しい。
「こうやって一緒に居てくださることが僕にとって幸せです。そんな顔をしないで下さい。」
その後は何事もなかった振りをお互いしてお茶漬けを食べて寝ることにした。
また同じベッドで横になる。
「「おやすみなさい。」」