Put on a happy face
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朝起きたら昴さんの綺麗な顔が目の前にあって一瞬ドギマギしてしまった。
まだ寝ているらしい。
「昨日は楽しかったな。」
昴さんとずっとこの交友関係が続けば良い。
そう思っていたがそうはいかなかった。
突然電話が鳴って慌てて電話に出た。
相手は降谷さんだった。
とりあえずそっとベランダに出た。
「どうしました?」
「仕事を頼まれてくれ。」
「分かりました。どう言った内容でしょうか。」
「赤井秀一をおびき出す為にFBI捜査官を人質にしろ。」
「……。赤井秀一を組織に引き渡すんですか?」
「そのつもりだ。その間僕は赤井秀一が変装していると思われる男と接触する。」
「そんな人が居るんですか…?」
「ベルツリー急行にも居たんだが…突然江戸川コナンの周囲に現れた"沖矢昴"という男が怪しいと思っている。」
「降谷さん…。沖矢昴が怪しいって…どういう事ですか?」思わず声がふるえた。
「沖矢昴が、赤井秀一の可能性が高いという事だ。」
「……そんな、まさか…。」
「なんだ?もしかして沖矢昴という男を知っているのか?」
「は、はい……。友人です。」
「いつからだ?」
「えっと…。」
そうだ…あの頃、楠田陸道とか赤井秀一の死の真相を捜査し始めた頃。
「赤井秀一が死んだと分かった後からです…。」
「…タイミングが良すぎる。わざと接触してきたのかもしれない。君が公安だとバレている可能性は?」
「職業とか何も言ってませんが…本名は伝えてしまっています。家、バレてます。」
「…もしそいつが赤井秀一なら自分から言わなくても名前は知っているだろう。
ヤツなら家も簡単に調べられるだろうしその点は仕方がない。
正体もバレているかもしれないから、これからは接触を控えろよ。」
「分かりました…。」
まさか…沖矢昴が赤井秀一?
そうだとしたら複雑な思いだ。
告白したのはどういう気持ちでだろうか。
その方が利用出来ると思われたのか?
確かに背格好は似ている。顔は変装かもしれない。
でも声は?あの時聞いた声とは似ても似つかない。
何か秘策が…?
あ、そういえば隣は阿笠博士という発明家が住んでいたな…。もしかして声を変える何かが?
それでいつもハイネックなのかもしれない。
ベッドに寝ている彼に近付く。
震える手で彼のハイネックに手をかけた。
これで、捲れば……
「誘ってるんですか?」
「…昴さん、そのハイネックの中には何を隠してるんですか?」
「…ここから先はこちらのエリアだ。君の領分じゃない。」
「本当の事、教えて下さい…。」
そう言うと少し躊躇った後に昴さんが少しだけ目を開けた。
「そんな……。」
彼の開いた目から見えたのは綺麗なグリーン。
赤井秀一と同じ翠眼。
そこからは動きたくても頭が上手く働かなくて動けなかった。
「秀一…君…。」
昴さんは何も言葉を発することなく荷物を持つとさっさと出ていった。
昨日の、"これから起きるかもしれない事が気がかり"って…この事だったの…?
まだ寝ているらしい。
「昨日は楽しかったな。」
昴さんとずっとこの交友関係が続けば良い。
そう思っていたがそうはいかなかった。
突然電話が鳴って慌てて電話に出た。
相手は降谷さんだった。
とりあえずそっとベランダに出た。
「どうしました?」
「仕事を頼まれてくれ。」
「分かりました。どう言った内容でしょうか。」
「赤井秀一をおびき出す為にFBI捜査官を人質にしろ。」
「……。赤井秀一を組織に引き渡すんですか?」
「そのつもりだ。その間僕は赤井秀一が変装していると思われる男と接触する。」
「そんな人が居るんですか…?」
「ベルツリー急行にも居たんだが…突然江戸川コナンの周囲に現れた"沖矢昴"という男が怪しいと思っている。」
「降谷さん…。沖矢昴が怪しいって…どういう事ですか?」思わず声がふるえた。
「沖矢昴が、赤井秀一の可能性が高いという事だ。」
「……そんな、まさか…。」
「なんだ?もしかして沖矢昴という男を知っているのか?」
「は、はい……。友人です。」
「いつからだ?」
「えっと…。」
そうだ…あの頃、楠田陸道とか赤井秀一の死の真相を捜査し始めた頃。
「赤井秀一が死んだと分かった後からです…。」
「…タイミングが良すぎる。わざと接触してきたのかもしれない。君が公安だとバレている可能性は?」
「職業とか何も言ってませんが…本名は伝えてしまっています。家、バレてます。」
「…もしそいつが赤井秀一なら自分から言わなくても名前は知っているだろう。
ヤツなら家も簡単に調べられるだろうしその点は仕方がない。
正体もバレているかもしれないから、これからは接触を控えろよ。」
「分かりました…。」
まさか…沖矢昴が赤井秀一?
そうだとしたら複雑な思いだ。
告白したのはどういう気持ちでだろうか。
その方が利用出来ると思われたのか?
確かに背格好は似ている。顔は変装かもしれない。
でも声は?あの時聞いた声とは似ても似つかない。
何か秘策が…?
あ、そういえば隣は阿笠博士という発明家が住んでいたな…。もしかして声を変える何かが?
それでいつもハイネックなのかもしれない。
ベッドに寝ている彼に近付く。
震える手で彼のハイネックに手をかけた。
これで、捲れば……
「誘ってるんですか?」
「…昴さん、そのハイネックの中には何を隠してるんですか?」
「…ここから先はこちらのエリアだ。君の領分じゃない。」
「本当の事、教えて下さい…。」
そう言うと少し躊躇った後に昴さんが少しだけ目を開けた。
「そんな……。」
彼の開いた目から見えたのは綺麗なグリーン。
赤井秀一と同じ翠眼。
そこからは動きたくても頭が上手く働かなくて動けなかった。
「秀一…君…。」
昴さんは何も言葉を発することなく荷物を持つとさっさと出ていった。
昨日の、"これから起きるかもしれない事が気がかり"って…この事だったの…?