Put on a happy face
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「おき…じゃなかった、昴さん何作ります?」
「以前家主の奥さんに煮物を教わったんです。もう一度作ってみたいので、出来を評価してもらえますか?」
「分かりました。じゃあメインは私が作ります。
…生姜焼きとかお好きですか?」
「好きです。」
「じゃあ今日は生姜焼きと煮物にしましょう。きゅうりの浅漬けも作ろうかな。」
「楽しみです。」
「昴さんも生姜焼きの作り方覚えましょうね。」
「…頑張ります。」
買い物を終えて早速準備に取り掛かる。
まずは煮物の準備をしてもらった。
私は隣で浅漬けの素にとキュウリをビニール袋に突っ込んだ。
…しかし私、居る意味あるのかなと思うくらい手際が良い。教える事は何も無い。
記憶力良いし手先器用だしイケメンだし…。
「昴さんって苦手な事あります?」
「…女性を口説く事ですかね。」
「ブフォ」思わず吹き出した。
「あまり僕は空気を読んで発言したり駆け引きとかは苦手なもので…。」
「昴さんってドストレートに言うタイプですか?」
「そうかもしれません。」
「そもそもホストとかじゃなければ口説くの得意な人居ませんよ。」
「ポアロの金髪の彼はどうでしょう?」
「え?安室さんの事?」
「ご友人…なんでしょう?僕には連絡をくれず、ポアロに通いつめるなんて…よっぽど彼にぞっこんだったんですか?」
「うぇ、えっと…そういうんじゃ…。ただお昼食べに行ってただけですよ?」
「コナン君から聞きました。探偵である彼に人探しを依頼したとか。」
「そうですけど…。」
「…依頼して関わるうちに好きになったんですか?」
「ち、違いますよ。」
「…良かった。じゃあ僕がアプローチしても構わないですよね。じゃあドストレートに言いますね。
好きです。付き合って下さい。」
…何が起きた?苦手な話から安室の話になって…
何故告白???昴さんが、私を??
「ご、ごめん…なさい…。」
「…そのネックレスについている指輪の送り主が忘れられないんですか?」
「ッ…。」思わずネックレスを握りしめる。
「その彼は、貴女の手の届かない所へ行ってしまったんでしょう?…僕を代わりにしてくれても良いですから。」
「そんな事、昴さんに失礼です。」
「僕には親も兄弟も、もう誰も居ないんです。
お願いです…。付き合ってくれとは言いません。
…時々、傍にいて下さい。」
縋るように言う彼の姿が昔の自分と重なった。
「1人で…頑張ってきたんですね。…今までのように…友人で良ければ…。」
「ありがとうございます。…そろそろ煮物出来ましたかね。」
突然何事もなかったようにケロッと煮物の確認に行ってしまった。
「昴さん…からかってます?」
「ナマエさんが好きなのは本当ですよ。でも正直こうやって押しに弱い貴女が心配です。
弱いフリをして近づいてくる狼共は沢山居ますので、今後お気をつけて。」
「昴さんのドS!!酷い!!」
「おや、バレましたか。僕はこうみえてsadistなんです。それに肉食系ですので。」
昴さん!それ笑顔で言う内容ではないよ!
秀一君の事が忘れられない…けど、今回昴さんに告白されて浮き足立っている自分がいる。
こんな中途半端な自分が心底嫌になる。
全て悪いのは…私。
「以前家主の奥さんに煮物を教わったんです。もう一度作ってみたいので、出来を評価してもらえますか?」
「分かりました。じゃあメインは私が作ります。
…生姜焼きとかお好きですか?」
「好きです。」
「じゃあ今日は生姜焼きと煮物にしましょう。きゅうりの浅漬けも作ろうかな。」
「楽しみです。」
「昴さんも生姜焼きの作り方覚えましょうね。」
「…頑張ります。」
買い物を終えて早速準備に取り掛かる。
まずは煮物の準備をしてもらった。
私は隣で浅漬けの素にとキュウリをビニール袋に突っ込んだ。
…しかし私、居る意味あるのかなと思うくらい手際が良い。教える事は何も無い。
記憶力良いし手先器用だしイケメンだし…。
「昴さんって苦手な事あります?」
「…女性を口説く事ですかね。」
「ブフォ」思わず吹き出した。
「あまり僕は空気を読んで発言したり駆け引きとかは苦手なもので…。」
「昴さんってドストレートに言うタイプですか?」
「そうかもしれません。」
「そもそもホストとかじゃなければ口説くの得意な人居ませんよ。」
「ポアロの金髪の彼はどうでしょう?」
「え?安室さんの事?」
「ご友人…なんでしょう?僕には連絡をくれず、ポアロに通いつめるなんて…よっぽど彼にぞっこんだったんですか?」
「うぇ、えっと…そういうんじゃ…。ただお昼食べに行ってただけですよ?」
「コナン君から聞きました。探偵である彼に人探しを依頼したとか。」
「そうですけど…。」
「…依頼して関わるうちに好きになったんですか?」
「ち、違いますよ。」
「…良かった。じゃあ僕がアプローチしても構わないですよね。じゃあドストレートに言いますね。
好きです。付き合って下さい。」
…何が起きた?苦手な話から安室の話になって…
何故告白???昴さんが、私を??
「ご、ごめん…なさい…。」
「…そのネックレスについている指輪の送り主が忘れられないんですか?」
「ッ…。」思わずネックレスを握りしめる。
「その彼は、貴女の手の届かない所へ行ってしまったんでしょう?…僕を代わりにしてくれても良いですから。」
「そんな事、昴さんに失礼です。」
「僕には親も兄弟も、もう誰も居ないんです。
お願いです…。付き合ってくれとは言いません。
…時々、傍にいて下さい。」
縋るように言う彼の姿が昔の自分と重なった。
「1人で…頑張ってきたんですね。…今までのように…友人で良ければ…。」
「ありがとうございます。…そろそろ煮物出来ましたかね。」
突然何事もなかったようにケロッと煮物の確認に行ってしまった。
「昴さん…からかってます?」
「ナマエさんが好きなのは本当ですよ。でも正直こうやって押しに弱い貴女が心配です。
弱いフリをして近づいてくる狼共は沢山居ますので、今後お気をつけて。」
「昴さんのドS!!酷い!!」
「おや、バレましたか。僕はこうみえてsadistなんです。それに肉食系ですので。」
昴さん!それ笑顔で言う内容ではないよ!
秀一君の事が忘れられない…けど、今回昴さんに告白されて浮き足立っている自分がいる。
こんな中途半端な自分が心底嫌になる。
全て悪いのは…私。