Put on a happy face
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その後肉じゃがだけだと寂しいので刺身も購入。
「買い物付き合って頂いたお礼に、アイスでもどうですか?」
「いえ、そもそも私がお詫びをする立場ですし…。」
「甘いもの、お嫌いですか?」
「好きですが…。」
「遠慮はいりません。バーゲンダッツでいいですか?」
「えっ、いやもっと安くていいです!このガリガリ君で!」
「ダメです。こっちから選んで下さい。」
「えっ…えぇー…。じゃあ、バニラ…。」
「はい。」
「ありがとうございます…。お兄さんは買わないんですか?」
「僕は甘いものは不得意で。」
「そうですか…。」
買い物袋は全て持ってくれた。
彼の車で家に向かうらしい。
まぁ、私公安だし武術も出来るから何かあってもこんな優男簡単に倒せるだろう。
「そういえば、お互い名乗っていませんでしたね。
僕は沖矢昴です。よろしくお願いします。」
「私はナマエです。」
「苗字は?」
「…"ライネ"です。日本国籍だと来るに音って書きます。」
「どちら出身ですか?」
「元々はイギリス国籍でしたが家庭の事情で子供の頃からこちらに。」
「そうでしたか。」
「これが僕の車です。どうぞ。」
随分コンパクトな形の車だ。恐らく年代物だろう。
「可愛い車ですね。」
「えぇ。subaru360っていう車種なんです。」
「昴だからsubaruなんですか?やっぱり面白い人ですね。」
「好きに解釈して頂いて結構です。
シートベルト、締めましたか?」
「ッ…固いですね。」
「…ちょっと失礼。」
突然グッと距離が近くなりまるで覆いかぶさるような体勢になった。
思わずドキドキしてしまった。
「車が古いのもあって固いんです。これで大丈夫です。さ、走らせますよ。」
「は、はい。」ちょっとだけびっくりした…。
職場に男性は多いが、見知らぬ男性に近づかれるのはどうしても緊張してしまう。
「…沖矢さん、彼女いないんですか?」
「いたらとっくに料理教わっていると思いますが。」
話題が無さすぎて変な事を聞いてしまった。
「それもそうですね。沖矢さんって何してる人ですか?」
「大学院生です。」
「えっ?大学院生?学生?」
「えぇ。東都大学の工学部です。研究ばかりしているので恋人を作るきっかけもなくて。」
「何歳ですか?」
「27です。」
「27!?わ、若い…。」
「おや、僕と同じくらいかと思ってました。」
「こ…今年32…です。」
「そうでしたか。見えませんね。」
まさか、こんな落ち着いているのに私より4〜5歳下とは。失礼ながら私こそ歳近いのかと思ったよ…!
「僕は年上、好きですよ?」
「うえっ!?」
この男、真顔で何を言うんだ…!
「着きました。」
ちらりと見ると随分外に人だかりが出来ている。
そして…轟轟と家と思しきものに火柱が上がっている。
「お、沖矢さん…あの…まさかとは思いますが…この、燃えてるアパート…。」
「えぇ、僕の…借りている家です。」
「……。ご愁傷さまです。」
「大して荷物は置いていませんが、シャーロック・ホームズの本一式燃えてしまったのは悔しいですね…。」
「ホームズお好きなんですか?」
「えぇ。昔から好きでよく読んでました。
ちょっと警察に声をかけてくるので待っていて下さい。」
しばらくして戻ってきた。
「申し訳ないですが料理を教えてもらうのはまた今度にします。食材は持って帰って頂いて構いません。家まで送りますよ。ご自宅を知られたくなければ近くまででも良いですし。」
「あの、沖矢さん…今夜寝るとこあります?」
「適当にホテル探しますよ。」
「良ければうち、来ます…?」
「買い物付き合って頂いたお礼に、アイスでもどうですか?」
「いえ、そもそも私がお詫びをする立場ですし…。」
「甘いもの、お嫌いですか?」
「好きですが…。」
「遠慮はいりません。バーゲンダッツでいいですか?」
「えっ、いやもっと安くていいです!このガリガリ君で!」
「ダメです。こっちから選んで下さい。」
「えっ…えぇー…。じゃあ、バニラ…。」
「はい。」
「ありがとうございます…。お兄さんは買わないんですか?」
「僕は甘いものは不得意で。」
「そうですか…。」
買い物袋は全て持ってくれた。
彼の車で家に向かうらしい。
まぁ、私公安だし武術も出来るから何かあってもこんな優男簡単に倒せるだろう。
「そういえば、お互い名乗っていませんでしたね。
僕は沖矢昴です。よろしくお願いします。」
「私はナマエです。」
「苗字は?」
「…"ライネ"です。日本国籍だと来るに音って書きます。」
「どちら出身ですか?」
「元々はイギリス国籍でしたが家庭の事情で子供の頃からこちらに。」
「そうでしたか。」
「これが僕の車です。どうぞ。」
随分コンパクトな形の車だ。恐らく年代物だろう。
「可愛い車ですね。」
「えぇ。subaru360っていう車種なんです。」
「昴だからsubaruなんですか?やっぱり面白い人ですね。」
「好きに解釈して頂いて結構です。
シートベルト、締めましたか?」
「ッ…固いですね。」
「…ちょっと失礼。」
突然グッと距離が近くなりまるで覆いかぶさるような体勢になった。
思わずドキドキしてしまった。
「車が古いのもあって固いんです。これで大丈夫です。さ、走らせますよ。」
「は、はい。」ちょっとだけびっくりした…。
職場に男性は多いが、見知らぬ男性に近づかれるのはどうしても緊張してしまう。
「…沖矢さん、彼女いないんですか?」
「いたらとっくに料理教わっていると思いますが。」
話題が無さすぎて変な事を聞いてしまった。
「それもそうですね。沖矢さんって何してる人ですか?」
「大学院生です。」
「えっ?大学院生?学生?」
「えぇ。東都大学の工学部です。研究ばかりしているので恋人を作るきっかけもなくて。」
「何歳ですか?」
「27です。」
「27!?わ、若い…。」
「おや、僕と同じくらいかと思ってました。」
「こ…今年32…です。」
「そうでしたか。見えませんね。」
まさか、こんな落ち着いているのに私より4〜5歳下とは。失礼ながら私こそ歳近いのかと思ったよ…!
「僕は年上、好きですよ?」
「うえっ!?」
この男、真顔で何を言うんだ…!
「着きました。」
ちらりと見ると随分外に人だかりが出来ている。
そして…轟轟と家と思しきものに火柱が上がっている。
「お、沖矢さん…あの…まさかとは思いますが…この、燃えてるアパート…。」
「えぇ、僕の…借りている家です。」
「……。ご愁傷さまです。」
「大して荷物は置いていませんが、シャーロック・ホームズの本一式燃えてしまったのは悔しいですね…。」
「ホームズお好きなんですか?」
「えぇ。昔から好きでよく読んでました。
ちょっと警察に声をかけてくるので待っていて下さい。」
しばらくして戻ってきた。
「申し訳ないですが料理を教えてもらうのはまた今度にします。食材は持って帰って頂いて構いません。家まで送りますよ。ご自宅を知られたくなければ近くまででも良いですし。」
「あの、沖矢さん…今夜寝るとこあります?」
「適当にホテル探しますよ。」
「良ければうち、来ます…?」