Put on a happy face
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〈軽い性暴力を含みます。〉
学校へ行くと、ボディーガードがいなくなったとばかりに女子達に悪口を言われた。
「無様ね!赤井君に捨てられて。今まで男遊び激しかったツケがまわってきたのよ!」
「赤井君も見る目なかったわね。あっ、でも捨てたって事は見る目あるのか。あははは!」
「なんか言えよ。口も聞けなくなったの?」
「うるせぇ…黙れ。」殺気を放つと女子達はヒッと軽く悲鳴を上げて逃げていった。
唯一以前体育でペアになったバトミントン部の女の子が話しかけてくれた。
「大丈夫?気にすることないよ。」
「ありがとう。」
ため息をついて彼女から逃げるようにトイレへ行った。
手を洗っていると、さっきの女子達が他にも更に仲間を連れて後ろからバケツで水をかけてきた。
咄嗟に避けてバケツを掴む。
「ねぇ、これ、何?床掃除でもするの?偉いねぇ。でも私じゃなくて床に撒いたら?」
睨みながら口元だけ笑うと血相を変えてまた逃げていった。
それからは悪口を言われる事はあっても特に何もされなかった。
このまま何も起こらないと思っていた。
「ねぇ、犯沢先生が呼んでたよ。」
何故か隣のクラスの生徒に声をかけられた。
「え?あの生物の?分かった。ありがとう。」
生物学の教室に入った。
そもそも私、生物学とってないんだけど。
なんだろ。
「…こんにちは。犯沢先生?」
何の疑いもなく部屋に入ると突然口を塞がれた。
「ねぇ、君。僕の事、好きなんでしょ?
他の生徒たちから聞いたよ。僕の事、諦める代わりに誰とでも寝てたんだって?それがバレて赤井君に振られたんでしょ?可哀想に。
俺が慰めてあげる。」
「ん!?」
この男は何を言ってるんだ?あの嫌がらせしてきた女子達がありもしない事をこいつに吹き込んだのか?
困惑していると締めていたネクタイを外され手首を縛られた。
相手と距離をとるために咄嗟に蹴りをいれたが足をがっちりと掴まれてしまった。
「往生際悪いな。大丈夫、ゴムは使うから。安心して?ね?先生と生徒だから付き合えないけど、可哀想だからこうやって慰めてあげるよ。」
そう言って近づいてくる男の顔面に腕をふり降ろした。
顔面にヒットし鼻血を出した。
「このクソ女。ちょっと慰めてやろうとしたら調子に乗りやがって!」
先生がつけていたネクタイで更に机の足に腕を縛り付けられた。
力強く縛られていて思うように動けない。
足を閉じようと頑張っても女子高生が男の力に勝てるわけはない。
足を広げられて下着をとられた。
先生は携帯で私の秘部を撮影した。
「ん!んー!!」
「口のハンカチとってあげる。代わりに僕のこれ、舐めてね。」
馬鹿にした笑いをすると私の口にそいつの気持ちの悪いモノを押し当てられた。
ごめん…秀一君…。
私が初めから軽い女のフリをしなければ、こんな事にはならなかった。
私が間違ってた。だから振られたんだ。
「フフ…あははは!ほんっと…馬鹿だなぁ。」私。
上を向いて堪えたが、頬に一筋の涙が伝った。
あぁ、もうだめだ。
その時教室のドアがガチャガチャと音を立て、その数秒後にはドアが轟音と共に吹っ飛んだ。
先生は驚いてドアの方を見たが、その瞬間何かが飛んできて先生は教室の端の方まで吹き飛んだ。
その後私の視界に入ったのは金髪と翠眼。
縛られている腕を外してくれた。
「大丈夫?怪我は?」
首を振った。
「良かった。貴女がナマエさんね?」
「はい。もしかして…。」
「愚息が世話になった。私は秀一の母、メアリー。」
「メアリーさん…。」
その後バタバタと他の教師たちが入ってきた。
警察を呼んだり大騒ぎだ。
私を襲った先生は完全に伸びている。
「何をされた?」
「手を縛られて…写真撮られました。」
「キスやそれ以上は?」
「大丈夫でした。」
「本当か?嘘はないな?」
「はい。」
「良かった…。本当に良かった。」
そう言ってメアリーさんは抱きしめてくれた。
「ありがとうございました。昨日もハンカチを…。」
抱きしめられて気付いた。
メアリーさん、お腹膨らんでる?
「メ…メアリーさん…もしかして…妊婦さんですか?」
「あぁ、そうだ。」
「ちょっ、私を助けてる場合じゃないです!!お腹のお子さんが!あんな無茶を!大丈夫ですか??病院!!救急車ッ!!」
「フフフ…。あんな目にあったのに私の心配をしてくれるのか。ありがとう。私は大丈夫よ。」
「…でもなんで私がここにいるって分かったんですか?」
「貴女の教室で妙に落ち着かない子達がいてね。
貴女がどこにいるか問い詰めたら生物学の教室って聞いて。」
「それだけで?」
「秀一と一緒によく勉強会をしていたでしょう?息子が言ってたのよ。一緒に物理をとっているって。物理か生物かどちらかしか取れないって聞いていたから妙だと思った。
外から様子を伺ってたら鍵がかかっていた上に声が聞こえてね…。
…あの子の大切な人を、守れて良かった。」
その優しい眼差しが秀一君と重なって、気づいたら子供みたいに声を上げて泣いていた。
その間ずっと私の事を抱きしめてくれていた。
しばらくして落ち着いた頃、メアリーさんが一通の手紙をくれた。
「あの馬鹿息子…黙っていなくなったでしょう?
最後まで…辛くて言えなかったみたい。
あの子、本当は口下手だしどう言っていいか分からなかったんだと思う。許してあげて。」
「勿論です。この5ヶ月…幸せでした。」
「この手紙…書いたはいいけど渡せなかったみたい。教室にこれが置きっぱなしだったって聞いて取りに来たのよ。ついでに貴女に渡そうと思って。」
「ありがとう…ございます。」
「秀一…貴女に出会ってから毎日凄く幸せそうだった。ありがとう。
貴女は…自分の人生を大切に、楽しんで歩みなさい。」
「秀一君にも、以前似たような事を言われた気がします。」
「そう。…じゃあね。」
メアリーさんが目を細めて笑った。
「本当にありがとうございました!あの…昨日のハンカチ…。」
「…いつか…また会える事があったら返してもらうわ。捨てても構わないけど、良かったら持っていて頂戴。」
「大切に持っておきます。」
秀一君からの手紙はたった1文。
『It is my business to know what other people don’t know.』
"他の人達が知らないことを知るのが僕の仕事だ"
これ、シャーロックホームズの名言の一つじゃない。なんなの?これだけ?どういうこと?
あの文章の意味を考えに考えたけど、結局よく分からないまま月日だけが過ぎた。
あの後、バトミントン部の女の子が襲われた事を知って泣きながら慰めてくれた。
絶対に私と親友になる!と意気込んでくれて、本当にそれから親友になった。
大人になった今でも唯一の友達だ。
学校へ行くと、ボディーガードがいなくなったとばかりに女子達に悪口を言われた。
「無様ね!赤井君に捨てられて。今まで男遊び激しかったツケがまわってきたのよ!」
「赤井君も見る目なかったわね。あっ、でも捨てたって事は見る目あるのか。あははは!」
「なんか言えよ。口も聞けなくなったの?」
「うるせぇ…黙れ。」殺気を放つと女子達はヒッと軽く悲鳴を上げて逃げていった。
唯一以前体育でペアになったバトミントン部の女の子が話しかけてくれた。
「大丈夫?気にすることないよ。」
「ありがとう。」
ため息をついて彼女から逃げるようにトイレへ行った。
手を洗っていると、さっきの女子達が他にも更に仲間を連れて後ろからバケツで水をかけてきた。
咄嗟に避けてバケツを掴む。
「ねぇ、これ、何?床掃除でもするの?偉いねぇ。でも私じゃなくて床に撒いたら?」
睨みながら口元だけ笑うと血相を変えてまた逃げていった。
それからは悪口を言われる事はあっても特に何もされなかった。
このまま何も起こらないと思っていた。
「ねぇ、犯沢先生が呼んでたよ。」
何故か隣のクラスの生徒に声をかけられた。
「え?あの生物の?分かった。ありがとう。」
生物学の教室に入った。
そもそも私、生物学とってないんだけど。
なんだろ。
「…こんにちは。犯沢先生?」
何の疑いもなく部屋に入ると突然口を塞がれた。
「ねぇ、君。僕の事、好きなんでしょ?
他の生徒たちから聞いたよ。僕の事、諦める代わりに誰とでも寝てたんだって?それがバレて赤井君に振られたんでしょ?可哀想に。
俺が慰めてあげる。」
「ん!?」
この男は何を言ってるんだ?あの嫌がらせしてきた女子達がありもしない事をこいつに吹き込んだのか?
困惑していると締めていたネクタイを外され手首を縛られた。
相手と距離をとるために咄嗟に蹴りをいれたが足をがっちりと掴まれてしまった。
「往生際悪いな。大丈夫、ゴムは使うから。安心して?ね?先生と生徒だから付き合えないけど、可哀想だからこうやって慰めてあげるよ。」
そう言って近づいてくる男の顔面に腕をふり降ろした。
顔面にヒットし鼻血を出した。
「このクソ女。ちょっと慰めてやろうとしたら調子に乗りやがって!」
先生がつけていたネクタイで更に机の足に腕を縛り付けられた。
力強く縛られていて思うように動けない。
足を閉じようと頑張っても女子高生が男の力に勝てるわけはない。
足を広げられて下着をとられた。
先生は携帯で私の秘部を撮影した。
「ん!んー!!」
「口のハンカチとってあげる。代わりに僕のこれ、舐めてね。」
馬鹿にした笑いをすると私の口にそいつの気持ちの悪いモノを押し当てられた。
ごめん…秀一君…。
私が初めから軽い女のフリをしなければ、こんな事にはならなかった。
私が間違ってた。だから振られたんだ。
「フフ…あははは!ほんっと…馬鹿だなぁ。」私。
上を向いて堪えたが、頬に一筋の涙が伝った。
あぁ、もうだめだ。
その時教室のドアがガチャガチャと音を立て、その数秒後にはドアが轟音と共に吹っ飛んだ。
先生は驚いてドアの方を見たが、その瞬間何かが飛んできて先生は教室の端の方まで吹き飛んだ。
その後私の視界に入ったのは金髪と翠眼。
縛られている腕を外してくれた。
「大丈夫?怪我は?」
首を振った。
「良かった。貴女がナマエさんね?」
「はい。もしかして…。」
「愚息が世話になった。私は秀一の母、メアリー。」
「メアリーさん…。」
その後バタバタと他の教師たちが入ってきた。
警察を呼んだり大騒ぎだ。
私を襲った先生は完全に伸びている。
「何をされた?」
「手を縛られて…写真撮られました。」
「キスやそれ以上は?」
「大丈夫でした。」
「本当か?嘘はないな?」
「はい。」
「良かった…。本当に良かった。」
そう言ってメアリーさんは抱きしめてくれた。
「ありがとうございました。昨日もハンカチを…。」
抱きしめられて気付いた。
メアリーさん、お腹膨らんでる?
「メ…メアリーさん…もしかして…妊婦さんですか?」
「あぁ、そうだ。」
「ちょっ、私を助けてる場合じゃないです!!お腹のお子さんが!あんな無茶を!大丈夫ですか??病院!!救急車ッ!!」
「フフフ…。あんな目にあったのに私の心配をしてくれるのか。ありがとう。私は大丈夫よ。」
「…でもなんで私がここにいるって分かったんですか?」
「貴女の教室で妙に落ち着かない子達がいてね。
貴女がどこにいるか問い詰めたら生物学の教室って聞いて。」
「それだけで?」
「秀一と一緒によく勉強会をしていたでしょう?息子が言ってたのよ。一緒に物理をとっているって。物理か生物かどちらかしか取れないって聞いていたから妙だと思った。
外から様子を伺ってたら鍵がかかっていた上に声が聞こえてね…。
…あの子の大切な人を、守れて良かった。」
その優しい眼差しが秀一君と重なって、気づいたら子供みたいに声を上げて泣いていた。
その間ずっと私の事を抱きしめてくれていた。
しばらくして落ち着いた頃、メアリーさんが一通の手紙をくれた。
「あの馬鹿息子…黙っていなくなったでしょう?
最後まで…辛くて言えなかったみたい。
あの子、本当は口下手だしどう言っていいか分からなかったんだと思う。許してあげて。」
「勿論です。この5ヶ月…幸せでした。」
「この手紙…書いたはいいけど渡せなかったみたい。教室にこれが置きっぱなしだったって聞いて取りに来たのよ。ついでに貴女に渡そうと思って。」
「ありがとう…ございます。」
「秀一…貴女に出会ってから毎日凄く幸せそうだった。ありがとう。
貴女は…自分の人生を大切に、楽しんで歩みなさい。」
「秀一君にも、以前似たような事を言われた気がします。」
「そう。…じゃあね。」
メアリーさんが目を細めて笑った。
「本当にありがとうございました!あの…昨日のハンカチ…。」
「…いつか…また会える事があったら返してもらうわ。捨てても構わないけど、良かったら持っていて頂戴。」
「大切に持っておきます。」
秀一君からの手紙はたった1文。
『It is my business to know what other people don’t know.』
"他の人達が知らないことを知るのが僕の仕事だ"
これ、シャーロックホームズの名言の一つじゃない。なんなの?これだけ?どういうこと?
あの文章の意味を考えに考えたけど、結局よく分からないまま月日だけが過ぎた。
あの後、バトミントン部の女の子が襲われた事を知って泣きながら慰めてくれた。
絶対に私と親友になる!と意気込んでくれて、本当にそれから親友になった。
大人になった今でも唯一の友達だ。