Put on a happy face
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〈性的な内容を含みます。〉
夏休み中でも彼とはキス以上はなく、プラトニックな関係だった。
秀一君が隣に居てくれるだけで嬉しかった。
日本に来て初めて幸せだと思った。
こんな日々がずっと続くと思っていた。
夏休みの最後の日のデート。
白いTシャツに黒のセットアップ。
いつも以上に大人びて見えた。
ただ、今日はデートだというのに酷く暗い顔をしていた。
「悪いが今日はいつもと違う場所へ行く。」
挨拶もそこそこにぶっきらぼうに言い放つ。
無表情の彼についていき、降りた駅は新宿だった。
カフェやカラオケなどの店を通り過ぎても、一向に立ち止まらない。
珍しく秀一君は何も喋ってはくれなかった。
無言のまま連れられたのはー
「ここは?」
随分と高級そうなラブホテルだった。
「入るぞ。」
「えっ?ここ?えっ?」
意図がよく分からないまま手を引かれて中に入った。
そして彼は受付に紙を渡し、鍵を受け取った。
階を確認してエレベーターに乗り込む。
「どういうこと?」
「…こういうホテルに来てする事はひとつじゃないか?」
私を見る秀一君の目は飢えた狼のようだった。
油断していたら食い殺されそうな目付き。
思わず足がすくむ。
「だって…そういうの、しないんじゃ…。」
「…降りるぞ。」
有無を言わさず腕を掴まれて部屋に入れられた。
黒を貴重にしたオシャレな空間だった。
キングサイズのベッドが二つ、部屋も広くてお風呂もガラス張り。
部屋の入口で立ちすくんでいると後ろからそっと抱きしめられた。
「どうだ?気に入ったか?
父の名前を勝手に借りてこっそり予約した。
俺達の見た目なら高校生には見えないはずだし、受付のスタッフはじっくり俺達の顔なんて見ちゃいない。…大丈夫だ、金ならある。」
「なんでいきなり…。」
「嫌か?」
「いや…じゃない。」
「まず、シャワー浴びよう。先に入るといい。」
そう言われて混乱したままタオルを手に掴むとシャワー室に入った。
正直、さっきの秀一君の視線だけでもうドキドキが止まらなかった。
下半身がムズムズするような感覚。
身体の火照りを取りたくて冷水でシャワーをさっと浴びて急いで出て服を着た。
部屋に入ると交代で秀一君がシャワー室に入っていった。
ものの数分で出てくると下着1枚で部屋に戻ってきた。思わず顔を伏せた。
「なんで服を着てるんだ。どうせ脱ぐんだぞ。」
「だ、だって…男の人に、裸を見られたことない…。恥ずかしい。」
そういうと呆れたような悲しそうな顔で私の服を1枚ずつ脱がせていった。
「服を着たまま今までしてたのか?
いいか。今までの経験は全て無かったことにしろ。…俺とのこの経験が君にとっての初めてだと思え。今までの男とのどうでも良い行為は全て忘れろ。」
「あのね…ネタばらしするね。」
「なんだ?」
「私…未経験なの。」
「何が?」
「挿れたこと…実はないの…。」
「どういうことだ?説明しろ。」
「…初めて付き合った彼氏とは手を繋ぐだけの関係だった。…キスとか、身体の関係を迫られたけど、実際は怖くて何も出来なかった。
それでも良いって言ってくれてたから、結局関係は持たなかったの。
けど、ある日友達と話をしているのを聞いちゃって…。」
「何と…?」
「色々言ってたけど、関係を持った感想?みたいなのを言ってた。それで…顔が派手だしもっと軽い女かと思ってた。もう飽きたって。」
「…なるほどな。つまりヤったと言うことにして友達に見栄を張ったんだろうな。
挙句に君にヤラせて貰えなかった八つ当たりをしたんだろう。最低な男だ。」
「…私と付き合ったのは結局、身体目的だったって事だと思う。私…愛されてなかった。悔しかった。
…だから、男を手玉にとるくらいの女になって上位に立ちたかった。男というものを出し抜いてやりたいって思ってた。」
「…今まで誘われた時、どうしていたんだ?」
「…手で扱くのだけは、本当にしてた。
それ以外は、本当に何も…。
秀一君以外とはキスもした事ない。
…実は皆にこれを使ってた。」
カバンから出したものを秀一君に見せた。
「これは……オナホールか。」
「うん。まず、誘ってくる男に"恥ずかしいから"って言い訳して目隠しさせる。
それでトイレとかベンチとかに座らせて、相手のモノにゴム付ける。それで跨るようにして…自分に挿れる振りをして実際はこのオモチャに。
…男の人は興奮してるしゴム付けてるし、目隠しもしてるからバレた事ない。
自分は適当に喘いで手を動かすだけ。」
「なるほど。君は凄いな!」
シュウが可笑しそうに笑った。
「だって…初めては、結婚する相手とが良いって…思ってたから…。」
「そうか。あぁ…良かった…。
俺は、関係を持ったという男達にずっと嫉妬していた。気が狂いそうなほどに。
本当に良かったよ、君が自分自身を大切にしてくれていて…。」
「騙してごめん…。」
「ほっとした。なぁ…ナマエ、俺に…君の初めてをくれないか?もちろん無理にとは言わない。」
「秀一君なら…いいよ…。」
恥ずかしくなって俯く。
彼の手が頬に伸びて顔を上に上げられた。
「…優しくするよ。痛かったら言ってくれ。途中でやめたくなったら突き飛ばせ。引っぱたいても良い。」
そう言って唇をそっと押し当てられた。
キスは何度かしていたが、毎回この柔らかい感触になんとも言えない気持ちになる。
何度も角度を変えてキスをされて少し苦しくなってきた。息継ぎのために口を開けると舌を滑り込ませられる。
彼の舌が口内を貪る。どうしていいか分からなくて、応じるようになんとか舌を絡ませると秀一君が吐息を漏らした。
キスだけでクラクラして思わずベッドの端に座った。
一旦唇が離れると秀一君が覆いかぶさってきた。
綺麗な緑色の瞳が私の顔を覗き込んでいる。
じっと見つめられながら、胸の突起を摘んで優しく刺激された。思わず身体が跳ねる。
「気持ちいいか?」そのまま手のひらで胸の膨らみをなぞるように撫でられるとゾワゾワとした妙な気持ちよさが襲う。
「ッ…。」
「…気持ちよかったら声を出して構わない。」
片手で胸を弄りながら私の指の1本1本、手首、腕とゆっくりキスを落としていく。
そのまま肩に来ると、首筋をペロリと舐められた。
「ヒッ」
「首弱いのか?」
面白そうに首筋に触れるか触れないかギリギリで唇を這わせる。
くすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚だった。
「横になれ。」
言われた通りにすると股の間に顔を埋められた。
「何してんの!そんなとこ汚い!」
「汚くない。」ピチャピチャと秘部を舐められる。
尿道の上の突起を舐められて腰が震える。
初めての感覚に混乱した。
「ン…気持ちよすぎてなんだか怖い。」
「今までイった事は?自慰はした事あるか?」
「ない…。自分でする事もない…。」
「そうか。この突起はclitorisと言うんだ。男と同じく触られると気持ちがよくなる。ゆっくり試してみよう。」
そういうとまた股に顔をうずめて舐めた。
舌で転がしたりと刺激をされる。
快感にクラクラして頭が痛くなりそうだった。
「おい、ちゃんと呼吸しろ。大丈夫か?」
「はぁはぁ…む…り…はぁはぁ…」
「おい、過呼吸になるぞ。こっちは刺激が強すぎるか…。」
少し迷った後、左手で突起よりも下の方をなぞり愛液を指に纏わせた。
「力抜けよ。」指が中にゆっくり進められた。
痛みはないが異物感に顔をしかめる。
何かを探るように出し入れされる。
指が中をなぞるように這う。思わず腰がひける。
「大丈夫だ。絶対気持ちよくさせる。」
腰をしっかり掴むと、ある1箇所を内側から押すように刺激された。
「アッ!」
「ここか。」そういうと一定のリズムで出し入れを繰り返し、刺激を与えられる。
「アアッ!ウウッ…んッ!ああぁ、変な感じ…。」
「大丈夫だ。俺に任せておけ。何も考えず、快楽にだけ溺れろ。」
頭がクラクラする。
そう思って一瞬息を止めた瞬間、身体が大きく跳ねた。股がキュッとして全身に鐘の音が鳴り響いたかのようにジーンと外側に響くように快楽が広がっていった。
思わず涙目になる。
「上手にイケたな。…いい子だ。もう少し慣らすぞ。」
「ねぇ…私も…舐めてみてもいい?」
秀一君は一瞬躊躇ったが、そっと下着をおろした。
見た事がないサイズに若干引いた。
…大きすぎる。15歳で?これ?
初めてだったが色々雑誌とかで読んでやり方は知っている。
独特の匂いが鼻をつくが、とりあえず意を決して先から舐めていく。
カリから先端を重点的に舐めるとプツリと先走りが先端を濡らす。
思ったより味はしない。
口に含んで上下にゆっくり頭を動かす。
「ンッ………フ……ッ…ヤバイ、気持ちいいな。」
肩で息をするように呼吸が早くなる。
秀一君が自身の腕で口を塞いだ。
「…声…聞きたい。」
そういうと秀一君は腕を降ろし、小さく狼のような唸り声をあげた。
無意識なのか、少し彼の腰が動く。
彼の声で私もすっかり欲情してしまっていた。
他の人の喘ぎ声は気持ち悪いとしか思わなかったのに、秀一君のは愛おしいと思った。
「ねぇ…秀一君が…欲しい…。」
「…そうやって煽って…後悔するなよ。」
カバンからゴムの箱を取り出して開封した。
「こっそり買っておいたんだ。
俺はLサイズじゃないとキツいからな。」
装着すると四つん這いにさせられた。
「ナマエは恐らく下付きだ。正常位だと痛みが出るかもしれない。顔が見えないのは残念だがバックの方が痛みは少ないはずだ。」
本当にゆっくり、ゆっくりと中に入ってきた。
異物感もあったが、さっきイけたのもありなんだか気持ちがいい。
「痛くないか?」
「大丈夫…なんか、気持ちいい…。」
「そうか。もう少し進めるぞ。」
もう少し先に進めた時、突然強い痛みを感じた。
「いっった!!」
「ここが処女膜といわれる部分か。」
「聞いたことはある…。」
「本当に膜がある訳ではないんだ。穴が空いた粘膜のヒダなんだが…ここを破る時1番痛むんだ。
どうする?ここまででやめるか?」
「やめないで。大丈夫…。ちゃんと挿れて欲しい。」
「そうか…。ちょっと我慢しろよ。」
腰をがっちりと押さえつけられるとグッと中に入ってきた。
「ヒィッ!」痛みで悶絶する。
「呼吸を整えろ。ゆっくり、深呼吸だ…。そう。目を閉じるな。」
大きく息を吸った瞬間さらに奥まで挿入される。
痛みは伴ったものの、奥に強い刺激がきて甲高い声をあげた。
「…ホォー…奥が気持ちがいいのか。なかなか素質がある。」
何の?と聞きたくなったがそれどころではなかった。
そのままぐちゃぐちゃと奥を突くように小さく出し入れをされた。
「アアッ!」
「クッ…すまん。もう無理だ。俺が限界だ。
…このままイかせてくれ。…いいか?」
秀一君の声が震えている。
小さく頷くと今度はさっきよりも激しく突かれた。傷口に塩を塗られるような痛みと少しの快感が襲う。
「ッ……。」
突然動きが止まると、中から引き出された。
「あぁ良かった、出血はしていないようだ。
…無理をさせたな。」
彼の広げた腕に飛び込んだ。
初体験を済ませた感動と嬉しさで目頭が熱くなり、気づいたら涙で顔がびしょびしょになっていた。彼の胸元も随分と濡らしてしまった。
「痛かったけどッ、それよりも嬉しいぃぃ。」
思わず泣きじゃくった。化粧が凄いことになっているかもしれないけどそれどころではなかった。
「あぁ。俺も嬉しいよ。」
背中にしっかりとしがみつくと彼が汗ばんでいる事に気づいた。
「…思ったよりも、ゆっくり様子を見ながら動くというのはキツくてな…。一緒に風呂入ろう。」
「うん…。」
離れて気付いたがアイシャドウのラメが彼の肌についてしまってキラキラしていた。
「ごめん、化粧ついちゃった。」
「構わんよ。それだけ密着出来たと言う事だ。」
そう言って優しく笑った。
なるべく前を隠しながら風呂場に入った。
恥ずかしかったけど、お互い背中を洗ったりしてなんだか楽しかった。
「少し、待ってくれ。」
ホテルを出る間際、指輪を薬指に嵌められた。
「あまり高価なものではないが…牽制のためにつけておいてくれ。」
「牽制?いつも隣にいるからいらないんじゃ?」
「…ナマエ、愛してる。」
そう言って抱きしめる彼の声がほんの少しだけ、震えている気がした。泣きそうなのか?
少しして離れ、彼の顔を見たが泣いてはいなかった。
…気のせいだったんだろう。
「帰ろう。送るよ。」
「うん。」
彼の手を取ってホテルを出た。
いつも通り、家まで送ってくれた。
いつも通り、帰り際触れるだけのキスをして。
いつも通り、"バイバイ、またね"と言って。
また明日も会えると思ってた。
夏休み中でも彼とはキス以上はなく、プラトニックな関係だった。
秀一君が隣に居てくれるだけで嬉しかった。
日本に来て初めて幸せだと思った。
こんな日々がずっと続くと思っていた。
夏休みの最後の日のデート。
白いTシャツに黒のセットアップ。
いつも以上に大人びて見えた。
ただ、今日はデートだというのに酷く暗い顔をしていた。
「悪いが今日はいつもと違う場所へ行く。」
挨拶もそこそこにぶっきらぼうに言い放つ。
無表情の彼についていき、降りた駅は新宿だった。
カフェやカラオケなどの店を通り過ぎても、一向に立ち止まらない。
珍しく秀一君は何も喋ってはくれなかった。
無言のまま連れられたのはー
「ここは?」
随分と高級そうなラブホテルだった。
「入るぞ。」
「えっ?ここ?えっ?」
意図がよく分からないまま手を引かれて中に入った。
そして彼は受付に紙を渡し、鍵を受け取った。
階を確認してエレベーターに乗り込む。
「どういうこと?」
「…こういうホテルに来てする事はひとつじゃないか?」
私を見る秀一君の目は飢えた狼のようだった。
油断していたら食い殺されそうな目付き。
思わず足がすくむ。
「だって…そういうの、しないんじゃ…。」
「…降りるぞ。」
有無を言わさず腕を掴まれて部屋に入れられた。
黒を貴重にしたオシャレな空間だった。
キングサイズのベッドが二つ、部屋も広くてお風呂もガラス張り。
部屋の入口で立ちすくんでいると後ろからそっと抱きしめられた。
「どうだ?気に入ったか?
父の名前を勝手に借りてこっそり予約した。
俺達の見た目なら高校生には見えないはずだし、受付のスタッフはじっくり俺達の顔なんて見ちゃいない。…大丈夫だ、金ならある。」
「なんでいきなり…。」
「嫌か?」
「いや…じゃない。」
「まず、シャワー浴びよう。先に入るといい。」
そう言われて混乱したままタオルを手に掴むとシャワー室に入った。
正直、さっきの秀一君の視線だけでもうドキドキが止まらなかった。
下半身がムズムズするような感覚。
身体の火照りを取りたくて冷水でシャワーをさっと浴びて急いで出て服を着た。
部屋に入ると交代で秀一君がシャワー室に入っていった。
ものの数分で出てくると下着1枚で部屋に戻ってきた。思わず顔を伏せた。
「なんで服を着てるんだ。どうせ脱ぐんだぞ。」
「だ、だって…男の人に、裸を見られたことない…。恥ずかしい。」
そういうと呆れたような悲しそうな顔で私の服を1枚ずつ脱がせていった。
「服を着たまま今までしてたのか?
いいか。今までの経験は全て無かったことにしろ。…俺とのこの経験が君にとっての初めてだと思え。今までの男とのどうでも良い行為は全て忘れろ。」
「あのね…ネタばらしするね。」
「なんだ?」
「私…未経験なの。」
「何が?」
「挿れたこと…実はないの…。」
「どういうことだ?説明しろ。」
「…初めて付き合った彼氏とは手を繋ぐだけの関係だった。…キスとか、身体の関係を迫られたけど、実際は怖くて何も出来なかった。
それでも良いって言ってくれてたから、結局関係は持たなかったの。
けど、ある日友達と話をしているのを聞いちゃって…。」
「何と…?」
「色々言ってたけど、関係を持った感想?みたいなのを言ってた。それで…顔が派手だしもっと軽い女かと思ってた。もう飽きたって。」
「…なるほどな。つまりヤったと言うことにして友達に見栄を張ったんだろうな。
挙句に君にヤラせて貰えなかった八つ当たりをしたんだろう。最低な男だ。」
「…私と付き合ったのは結局、身体目的だったって事だと思う。私…愛されてなかった。悔しかった。
…だから、男を手玉にとるくらいの女になって上位に立ちたかった。男というものを出し抜いてやりたいって思ってた。」
「…今まで誘われた時、どうしていたんだ?」
「…手で扱くのだけは、本当にしてた。
それ以外は、本当に何も…。
秀一君以外とはキスもした事ない。
…実は皆にこれを使ってた。」
カバンから出したものを秀一君に見せた。
「これは……オナホールか。」
「うん。まず、誘ってくる男に"恥ずかしいから"って言い訳して目隠しさせる。
それでトイレとかベンチとかに座らせて、相手のモノにゴム付ける。それで跨るようにして…自分に挿れる振りをして実際はこのオモチャに。
…男の人は興奮してるしゴム付けてるし、目隠しもしてるからバレた事ない。
自分は適当に喘いで手を動かすだけ。」
「なるほど。君は凄いな!」
シュウが可笑しそうに笑った。
「だって…初めては、結婚する相手とが良いって…思ってたから…。」
「そうか。あぁ…良かった…。
俺は、関係を持ったという男達にずっと嫉妬していた。気が狂いそうなほどに。
本当に良かったよ、君が自分自身を大切にしてくれていて…。」
「騙してごめん…。」
「ほっとした。なぁ…ナマエ、俺に…君の初めてをくれないか?もちろん無理にとは言わない。」
「秀一君なら…いいよ…。」
恥ずかしくなって俯く。
彼の手が頬に伸びて顔を上に上げられた。
「…優しくするよ。痛かったら言ってくれ。途中でやめたくなったら突き飛ばせ。引っぱたいても良い。」
そう言って唇をそっと押し当てられた。
キスは何度かしていたが、毎回この柔らかい感触になんとも言えない気持ちになる。
何度も角度を変えてキスをされて少し苦しくなってきた。息継ぎのために口を開けると舌を滑り込ませられる。
彼の舌が口内を貪る。どうしていいか分からなくて、応じるようになんとか舌を絡ませると秀一君が吐息を漏らした。
キスだけでクラクラして思わずベッドの端に座った。
一旦唇が離れると秀一君が覆いかぶさってきた。
綺麗な緑色の瞳が私の顔を覗き込んでいる。
じっと見つめられながら、胸の突起を摘んで優しく刺激された。思わず身体が跳ねる。
「気持ちいいか?」そのまま手のひらで胸の膨らみをなぞるように撫でられるとゾワゾワとした妙な気持ちよさが襲う。
「ッ…。」
「…気持ちよかったら声を出して構わない。」
片手で胸を弄りながら私の指の1本1本、手首、腕とゆっくりキスを落としていく。
そのまま肩に来ると、首筋をペロリと舐められた。
「ヒッ」
「首弱いのか?」
面白そうに首筋に触れるか触れないかギリギリで唇を這わせる。
くすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚だった。
「横になれ。」
言われた通りにすると股の間に顔を埋められた。
「何してんの!そんなとこ汚い!」
「汚くない。」ピチャピチャと秘部を舐められる。
尿道の上の突起を舐められて腰が震える。
初めての感覚に混乱した。
「ン…気持ちよすぎてなんだか怖い。」
「今までイった事は?自慰はした事あるか?」
「ない…。自分でする事もない…。」
「そうか。この突起はclitorisと言うんだ。男と同じく触られると気持ちがよくなる。ゆっくり試してみよう。」
そういうとまた股に顔をうずめて舐めた。
舌で転がしたりと刺激をされる。
快感にクラクラして頭が痛くなりそうだった。
「おい、ちゃんと呼吸しろ。大丈夫か?」
「はぁはぁ…む…り…はぁはぁ…」
「おい、過呼吸になるぞ。こっちは刺激が強すぎるか…。」
少し迷った後、左手で突起よりも下の方をなぞり愛液を指に纏わせた。
「力抜けよ。」指が中にゆっくり進められた。
痛みはないが異物感に顔をしかめる。
何かを探るように出し入れされる。
指が中をなぞるように這う。思わず腰がひける。
「大丈夫だ。絶対気持ちよくさせる。」
腰をしっかり掴むと、ある1箇所を内側から押すように刺激された。
「アッ!」
「ここか。」そういうと一定のリズムで出し入れを繰り返し、刺激を与えられる。
「アアッ!ウウッ…んッ!ああぁ、変な感じ…。」
「大丈夫だ。俺に任せておけ。何も考えず、快楽にだけ溺れろ。」
頭がクラクラする。
そう思って一瞬息を止めた瞬間、身体が大きく跳ねた。股がキュッとして全身に鐘の音が鳴り響いたかのようにジーンと外側に響くように快楽が広がっていった。
思わず涙目になる。
「上手にイケたな。…いい子だ。もう少し慣らすぞ。」
「ねぇ…私も…舐めてみてもいい?」
秀一君は一瞬躊躇ったが、そっと下着をおろした。
見た事がないサイズに若干引いた。
…大きすぎる。15歳で?これ?
初めてだったが色々雑誌とかで読んでやり方は知っている。
独特の匂いが鼻をつくが、とりあえず意を決して先から舐めていく。
カリから先端を重点的に舐めるとプツリと先走りが先端を濡らす。
思ったより味はしない。
口に含んで上下にゆっくり頭を動かす。
「ンッ………フ……ッ…ヤバイ、気持ちいいな。」
肩で息をするように呼吸が早くなる。
秀一君が自身の腕で口を塞いだ。
「…声…聞きたい。」
そういうと秀一君は腕を降ろし、小さく狼のような唸り声をあげた。
無意識なのか、少し彼の腰が動く。
彼の声で私もすっかり欲情してしまっていた。
他の人の喘ぎ声は気持ち悪いとしか思わなかったのに、秀一君のは愛おしいと思った。
「ねぇ…秀一君が…欲しい…。」
「…そうやって煽って…後悔するなよ。」
カバンからゴムの箱を取り出して開封した。
「こっそり買っておいたんだ。
俺はLサイズじゃないとキツいからな。」
装着すると四つん這いにさせられた。
「ナマエは恐らく下付きだ。正常位だと痛みが出るかもしれない。顔が見えないのは残念だがバックの方が痛みは少ないはずだ。」
本当にゆっくり、ゆっくりと中に入ってきた。
異物感もあったが、さっきイけたのもありなんだか気持ちがいい。
「痛くないか?」
「大丈夫…なんか、気持ちいい…。」
「そうか。もう少し進めるぞ。」
もう少し先に進めた時、突然強い痛みを感じた。
「いっった!!」
「ここが処女膜といわれる部分か。」
「聞いたことはある…。」
「本当に膜がある訳ではないんだ。穴が空いた粘膜のヒダなんだが…ここを破る時1番痛むんだ。
どうする?ここまででやめるか?」
「やめないで。大丈夫…。ちゃんと挿れて欲しい。」
「そうか…。ちょっと我慢しろよ。」
腰をがっちりと押さえつけられるとグッと中に入ってきた。
「ヒィッ!」痛みで悶絶する。
「呼吸を整えろ。ゆっくり、深呼吸だ…。そう。目を閉じるな。」
大きく息を吸った瞬間さらに奥まで挿入される。
痛みは伴ったものの、奥に強い刺激がきて甲高い声をあげた。
「…ホォー…奥が気持ちがいいのか。なかなか素質がある。」
何の?と聞きたくなったがそれどころではなかった。
そのままぐちゃぐちゃと奥を突くように小さく出し入れをされた。
「アアッ!」
「クッ…すまん。もう無理だ。俺が限界だ。
…このままイかせてくれ。…いいか?」
秀一君の声が震えている。
小さく頷くと今度はさっきよりも激しく突かれた。傷口に塩を塗られるような痛みと少しの快感が襲う。
「ッ……。」
突然動きが止まると、中から引き出された。
「あぁ良かった、出血はしていないようだ。
…無理をさせたな。」
彼の広げた腕に飛び込んだ。
初体験を済ませた感動と嬉しさで目頭が熱くなり、気づいたら涙で顔がびしょびしょになっていた。彼の胸元も随分と濡らしてしまった。
「痛かったけどッ、それよりも嬉しいぃぃ。」
思わず泣きじゃくった。化粧が凄いことになっているかもしれないけどそれどころではなかった。
「あぁ。俺も嬉しいよ。」
背中にしっかりとしがみつくと彼が汗ばんでいる事に気づいた。
「…思ったよりも、ゆっくり様子を見ながら動くというのはキツくてな…。一緒に風呂入ろう。」
「うん…。」
離れて気付いたがアイシャドウのラメが彼の肌についてしまってキラキラしていた。
「ごめん、化粧ついちゃった。」
「構わんよ。それだけ密着出来たと言う事だ。」
そう言って優しく笑った。
なるべく前を隠しながら風呂場に入った。
恥ずかしかったけど、お互い背中を洗ったりしてなんだか楽しかった。
「少し、待ってくれ。」
ホテルを出る間際、指輪を薬指に嵌められた。
「あまり高価なものではないが…牽制のためにつけておいてくれ。」
「牽制?いつも隣にいるからいらないんじゃ?」
「…ナマエ、愛してる。」
そう言って抱きしめる彼の声がほんの少しだけ、震えている気がした。泣きそうなのか?
少しして離れ、彼の顔を見たが泣いてはいなかった。
…気のせいだったんだろう。
「帰ろう。送るよ。」
「うん。」
彼の手を取ってホテルを出た。
いつも通り、家まで送ってくれた。
いつも通り、帰り際触れるだけのキスをして。
いつも通り、"バイバイ、またね"と言って。
また明日も会えると思ってた。