Put on a happy face
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夏休み初日。
今日は勉強会を私の家でする事になっている。
男性を家にあげるのは初めてだ。
家には誰もいないので親から何か言われる事もない。
約束の時間より10分前、2階から秀一君が住んでいる向かいのマンションを見つめる。
少しするとカバンを持った秀一君が出てきた。
嬉しくなって慌てて玄関へ向かい、インターホンを押される前にドアを開けた。
「あぁ、待っていてくれたのか。」
「2階から見えた。」
「そうか。」
ハグと、頬にキスをされた。
彼の温かい体温が心地良い。
「私の部屋2階だから。こっち来て。」
案内してお茶を出した。
「女性らしい部屋だ。綺麗にしているな。」
昨日頑張って掃除したなんて言えない。
「それにいい匂いがする。」
部屋の芳香剤買って置いたんです…。
「そ、そう?それより、勉強会しよ。」
「そういえば分からないと言っていた所はどこだ?教えてやろう。」
「ありがとう!ここなんだけど。」
「数学か。どれ…あぁ、ここな。1度考え方が分かれば簡単だよ。」
懇切丁寧に教えてくれたおかげで直ぐに理解出来た。
「え、わかりやす!秀一君、先生になれるんじゃない?指導者とか向いてそう。」
「そうか。だが生憎教師になる気はないんだ。」
困ったような悲しそうな顔をした。
それ以上彼の将来について触れてはいけない気がして、何も聞かなかった。
「ナマエは何になりたいんだ?」
「…詳しくは言えないけど、親と同じ仕事をしようと思ってる。
前に、秀一君がもっと視野を広げろって言ってたでしょ?親の事、嫌がるだけじゃなくて…ちょっと理解してみようかなって思ったの。
…あ、親はヤバイ仕事とかじゃないからね?
機密事項が多い仕事なの。」
「そうか。…ナマエなら何にでもなれるさ。」
「そうかな。」嬉しくてニコニコしていたら何故か突然秀一君は黙ってしまった。
「…?どうしたの?」
私の笑顔そんなに気持ち悪かったかな?
顔を覗き込むと顔を真っ赤にして俯いていた。
「あー…すまない、あまりに…可愛くて。」
女の子慣れしていると思っていたのに意外な反応。
私も釣られて赤くなった。
「もぉー!恥ずかしいじゃん。」
笑って誤魔化して肩を叩くと秀一君が困ったような顔をした。
「ッ…あまり密室で近づかないでくれ。俺だって男なんだ。」
必死な彼が可愛くて軽く頬にキスをしてみた。
「ッ…クソ。」
突然立ち上がると窓を開けて顔を突き出した。
「しばらくこっち来るな。」
怒らせちゃったかな?頬にキスなんてイギリスでは挨拶だったのに。
仕方が無いので一人で勉強を再開した。
「勃った…。」窓の外を眺めながらボソッと呟いた。
今日は勉強会を私の家でする事になっている。
男性を家にあげるのは初めてだ。
家には誰もいないので親から何か言われる事もない。
約束の時間より10分前、2階から秀一君が住んでいる向かいのマンションを見つめる。
少しするとカバンを持った秀一君が出てきた。
嬉しくなって慌てて玄関へ向かい、インターホンを押される前にドアを開けた。
「あぁ、待っていてくれたのか。」
「2階から見えた。」
「そうか。」
ハグと、頬にキスをされた。
彼の温かい体温が心地良い。
「私の部屋2階だから。こっち来て。」
案内してお茶を出した。
「女性らしい部屋だ。綺麗にしているな。」
昨日頑張って掃除したなんて言えない。
「それにいい匂いがする。」
部屋の芳香剤買って置いたんです…。
「そ、そう?それより、勉強会しよ。」
「そういえば分からないと言っていた所はどこだ?教えてやろう。」
「ありがとう!ここなんだけど。」
「数学か。どれ…あぁ、ここな。1度考え方が分かれば簡単だよ。」
懇切丁寧に教えてくれたおかげで直ぐに理解出来た。
「え、わかりやす!秀一君、先生になれるんじゃない?指導者とか向いてそう。」
「そうか。だが生憎教師になる気はないんだ。」
困ったような悲しそうな顔をした。
それ以上彼の将来について触れてはいけない気がして、何も聞かなかった。
「ナマエは何になりたいんだ?」
「…詳しくは言えないけど、親と同じ仕事をしようと思ってる。
前に、秀一君がもっと視野を広げろって言ってたでしょ?親の事、嫌がるだけじゃなくて…ちょっと理解してみようかなって思ったの。
…あ、親はヤバイ仕事とかじゃないからね?
機密事項が多い仕事なの。」
「そうか。…ナマエなら何にでもなれるさ。」
「そうかな。」嬉しくてニコニコしていたら何故か突然秀一君は黙ってしまった。
「…?どうしたの?」
私の笑顔そんなに気持ち悪かったかな?
顔を覗き込むと顔を真っ赤にして俯いていた。
「あー…すまない、あまりに…可愛くて。」
女の子慣れしていると思っていたのに意外な反応。
私も釣られて赤くなった。
「もぉー!恥ずかしいじゃん。」
笑って誤魔化して肩を叩くと秀一君が困ったような顔をした。
「ッ…あまり密室で近づかないでくれ。俺だって男なんだ。」
必死な彼が可愛くて軽く頬にキスをしてみた。
「ッ…クソ。」
突然立ち上がると窓を開けて顔を突き出した。
「しばらくこっち来るな。」
怒らせちゃったかな?頬にキスなんてイギリスでは挨拶だったのに。
仕方が無いので一人で勉強を再開した。
「勃った…。」窓の外を眺めながらボソッと呟いた。