Put on a happy face
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「シュウ。だいぶ前にイギリスに行ってたけど、この為だったんだね。」
「あぁ。ナマエにも内緒にしておきたくてな。…黙っていて悪かった。」
「ううん。…それより皆幸せそうな顔をしてて、見てるだけで泣きそうだよー。」
シュウに隠れながらコソコソ話をしていると、務武さんがこちらに気付いた。
「あ、もしかして君は秀一の奥さんかな?
初めまして、父の務武です。」
「初めまして!赤井家の皆さんには本当によくして頂いています。今日はメアリーさんに会いに来たんですが、まさかお父様にもお会い出来るとは。
光栄です!よろしくお願いします!」
「よろしく。不在にしている間、随分と変わってしまったな。まるで浦島太郎だよ。」
可笑しそうに豪快に笑った。
「シュウのお父さんって、結構愛想が良いタイプだよね。シュウとはだいぶ違う…。」
「秀吉と真純の性格を考えてみろ。そっくりだろ。」
なるほど。2人とも人懐っこい雰囲気があるが、お父さんの遺伝か。
「それで…これからパーティーかな?
俺も混ぜてもらおう。手ぶらで来てすまない。
空港から直に来たからな、何かを買う暇もなかった。」
「大丈夫、真純が調子に乗って沢山買い込んだんだ。
食べきれないくらいにね。」
秀吉君の手にはシャンパン。
グラスが回されてお酒が注がれた。
(真純ちゃんはオレンジジュース)
白ブドウの爽やかな香りが漂う。
『乾杯!』
パーティーはなかなか騒がしかった。
務武パパ(と呼べと言われたので)の両隣を真純ちゃんと秀吉君とメアリーママ(こちらもそう呼べと言われた)が争奪戦していた。
結局勝ったのは真純ちゃんとメアリーママ。
非力な秀吉君は圧倒的に不利だった。
しょんぼりしながらシュウの隣で座っていたが、お酒がすすむと今度は秀吉君とシュウの方で話が大盛り上がりした。
それを見て今度は真純ちゃんが話に入りたがったので私が席を譲ろうとしたが、シュウが意地でも私を隣に居させたがりまた争いになっていた。
正直面白くてしょうがなかった。
「真純は将来何を目指しているんだ?」
務武パパがワイン片手に尋ねた。
「勿論警察官だよ!」
現在、真純ちゃんは私と一緒に働きたいと言って警察官を目指している。その為工藤新一君と共に東都大学法学部で学んでいる。
「ま、部署は違うかもしれないけど、同じ建物で仕事出来てるって思うだけで嬉しいからね〜!」
か、可愛すぎか!!!
「可愛い〜!最高の妹だよぉー!!
警視庁で待ってるから!」
心の声だダダ漏れで真純ちゃんに抱きついた。
「えへへー。ボクずっとシュウ兄との写真見て、
ナマエ姉に憧れてたんだよ!!
それがこうやって近くに居られるのが嬉しいんだ。
だからもっと近い所に行きたいんだ。
…もっと色んな事を知りたい。」
イヤァー!!!キャアアァァ!イケメェ〜ン!
「可愛いだけでなくカッコイイなんて……!」
おそろしい子!!!(勿論良い意味で!!)
「だろー?」真純ちゃんの満面の笑みに射抜かれる。
「そうか。だが彼女は俺のだ。悪いな。
それに俺はFBIだから必要な時はいつでも捜査協力出来る。コネと人脈を使ってな。」
余裕そうに上から目線で対抗。コネと人脈といっても降谷さんや新一君を上手く使うんでしょ?
「なにそれ!シュウ兄ばっかりずるい!」
「それにあの写真は元々俺のだ。
あぁ、そういえば写真は俺の元に返してもらったよ。
長年保管感謝する。」
「ーッ!こうなったら勝負だ!」
「構わんが、今日は何で勝負する気だ?」
「チェス!」
「フン。勝てると思うなよ?」
「今度こそぜっったい勝つ!!!」
話を聞いていた秀吉君が笑顔でチェス盤をテーブルに置くと素早く去った。
「せっかく挨拶に来たのに騒々しくてごめんね。
まったく、ナマエさんの事になると兄さんも子供みたいになるんだから……。
昔からあんなにクールだった兄さんがこんな顔を見せるなんてびっくりだよ。あ、でも恋人にゾッコンになる点は兄弟だなと思うな。
兄さんとはたまに、凄く意外な所が似てたりするんだよ〜。」
「あはは、そうなの?でも私は凄い楽しいよ。
…ただ対戦する口実に使われた気がする。」
「いや、お互い本心で取り合いしているんだとは思うよ。
あ、ナマエさん何か飲む?
お酒はビールかワインかウィスキーがあるよ。
ウィスキーはスコッチとバーボンがあるけど。」
「あ、水で大丈夫。ありがとう。」
「ジュースもあるよ?オレンジジュース。」
「じゃあそれ貰っても良い?」
「うん、持ってくるから待ってて!」
「ナマエ、こっちに座りなさい。」
秀吉君が去った途端、ほろ酔いのメアリーママに呼ばれた。ほんのり顔が赤い。ソファーの空いた部分をトントンと叩いて座れと催促されていた。
「は、はい!」
空のグラスを持って隣に座る。
「お酒はもういいのか?」
「はい。今秀吉君がジュースを…。」
「そうか、なら良い。このチーズ食べるか?」
「大丈夫です。」
「オレンジジュースには合わないか。
そうだ、ケーキがある。一緒に食べよう。」
「じゃあ、いただきます。」
「一緒に来て選んでくれ。」
メアリーママの腕が肩にまわされる。
近づいた顔はとんでもなくセクシーだった。
ほんのりワインの良い香りがする。
私は照れて直視出来なかった。
…そうか、このご両親の色気をシュウは引き継いだのか。納得。
「ジュース持ってきたけど…ケーキ食べるの?
僕も貰おうかな。」
「秀吉、真純と秀一の分も持って行ってやれ。」
「分かった。」
キッチンでケーキの入った箱を開く。
10個位ケーキがみっちりと入っていた。
当初の予定では5人。6人になったとはいえシュウはケーキ食べれないだろうし、今日中に食べ切る事は出来ないだろう。
真純ちゃんが張り切って買ったという意味がわかる気がした。
「秀一にはコーヒーゼリー買ってある。
真純はショートケーキだろうな。
まったく、あの子、好きだからって4つもショートケーキ買ってきたのね……。
ナマエ、好きなの選びなさい。」
「じゃあ……チョコレートケーキ良いですか?」
「えぇ、勿論。私も同じのにしようかしら。
秀吉は?」
メアリーさんが声をかけた瞬間真純ちゃんの絶叫が響いた。多分シュウが問答無用で勝ったんだろう。
もう1回と叫んでいた。
「あいつら…。
秀一は手加減を知らんのか。
年の離れた妹に本気だして。
あの二人が騒々しくさせてすまないな。」
「いえ、見ていて楽しいです。
真純ちゃんも手加減されたら嬉しくないはずでしょうし。ほら、負けても楽しそうですよ?」
「それもそうだな。」
「あぁ。ナマエにも内緒にしておきたくてな。…黙っていて悪かった。」
「ううん。…それより皆幸せそうな顔をしてて、見てるだけで泣きそうだよー。」
シュウに隠れながらコソコソ話をしていると、務武さんがこちらに気付いた。
「あ、もしかして君は秀一の奥さんかな?
初めまして、父の務武です。」
「初めまして!赤井家の皆さんには本当によくして頂いています。今日はメアリーさんに会いに来たんですが、まさかお父様にもお会い出来るとは。
光栄です!よろしくお願いします!」
「よろしく。不在にしている間、随分と変わってしまったな。まるで浦島太郎だよ。」
可笑しそうに豪快に笑った。
「シュウのお父さんって、結構愛想が良いタイプだよね。シュウとはだいぶ違う…。」
「秀吉と真純の性格を考えてみろ。そっくりだろ。」
なるほど。2人とも人懐っこい雰囲気があるが、お父さんの遺伝か。
「それで…これからパーティーかな?
俺も混ぜてもらおう。手ぶらで来てすまない。
空港から直に来たからな、何かを買う暇もなかった。」
「大丈夫、真純が調子に乗って沢山買い込んだんだ。
食べきれないくらいにね。」
秀吉君の手にはシャンパン。
グラスが回されてお酒が注がれた。
(真純ちゃんはオレンジジュース)
白ブドウの爽やかな香りが漂う。
『乾杯!』
パーティーはなかなか騒がしかった。
務武パパ(と呼べと言われたので)の両隣を真純ちゃんと秀吉君とメアリーママ(こちらもそう呼べと言われた)が争奪戦していた。
結局勝ったのは真純ちゃんとメアリーママ。
非力な秀吉君は圧倒的に不利だった。
しょんぼりしながらシュウの隣で座っていたが、お酒がすすむと今度は秀吉君とシュウの方で話が大盛り上がりした。
それを見て今度は真純ちゃんが話に入りたがったので私が席を譲ろうとしたが、シュウが意地でも私を隣に居させたがりまた争いになっていた。
正直面白くてしょうがなかった。
「真純は将来何を目指しているんだ?」
務武パパがワイン片手に尋ねた。
「勿論警察官だよ!」
現在、真純ちゃんは私と一緒に働きたいと言って警察官を目指している。その為工藤新一君と共に東都大学法学部で学んでいる。
「ま、部署は違うかもしれないけど、同じ建物で仕事出来てるって思うだけで嬉しいからね〜!」
か、可愛すぎか!!!
「可愛い〜!最高の妹だよぉー!!
警視庁で待ってるから!」
心の声だダダ漏れで真純ちゃんに抱きついた。
「えへへー。ボクずっとシュウ兄との写真見て、
ナマエ姉に憧れてたんだよ!!
それがこうやって近くに居られるのが嬉しいんだ。
だからもっと近い所に行きたいんだ。
…もっと色んな事を知りたい。」
イヤァー!!!キャアアァァ!イケメェ〜ン!
「可愛いだけでなくカッコイイなんて……!」
おそろしい子!!!(勿論良い意味で!!)
「だろー?」真純ちゃんの満面の笑みに射抜かれる。
「そうか。だが彼女は俺のだ。悪いな。
それに俺はFBIだから必要な時はいつでも捜査協力出来る。コネと人脈を使ってな。」
余裕そうに上から目線で対抗。コネと人脈といっても降谷さんや新一君を上手く使うんでしょ?
「なにそれ!シュウ兄ばっかりずるい!」
「それにあの写真は元々俺のだ。
あぁ、そういえば写真は俺の元に返してもらったよ。
長年保管感謝する。」
「ーッ!こうなったら勝負だ!」
「構わんが、今日は何で勝負する気だ?」
「チェス!」
「フン。勝てると思うなよ?」
「今度こそぜっったい勝つ!!!」
話を聞いていた秀吉君が笑顔でチェス盤をテーブルに置くと素早く去った。
「せっかく挨拶に来たのに騒々しくてごめんね。
まったく、ナマエさんの事になると兄さんも子供みたいになるんだから……。
昔からあんなにクールだった兄さんがこんな顔を見せるなんてびっくりだよ。あ、でも恋人にゾッコンになる点は兄弟だなと思うな。
兄さんとはたまに、凄く意外な所が似てたりするんだよ〜。」
「あはは、そうなの?でも私は凄い楽しいよ。
…ただ対戦する口実に使われた気がする。」
「いや、お互い本心で取り合いしているんだとは思うよ。
あ、ナマエさん何か飲む?
お酒はビールかワインかウィスキーがあるよ。
ウィスキーはスコッチとバーボンがあるけど。」
「あ、水で大丈夫。ありがとう。」
「ジュースもあるよ?オレンジジュース。」
「じゃあそれ貰っても良い?」
「うん、持ってくるから待ってて!」
「ナマエ、こっちに座りなさい。」
秀吉君が去った途端、ほろ酔いのメアリーママに呼ばれた。ほんのり顔が赤い。ソファーの空いた部分をトントンと叩いて座れと催促されていた。
「は、はい!」
空のグラスを持って隣に座る。
「お酒はもういいのか?」
「はい。今秀吉君がジュースを…。」
「そうか、なら良い。このチーズ食べるか?」
「大丈夫です。」
「オレンジジュースには合わないか。
そうだ、ケーキがある。一緒に食べよう。」
「じゃあ、いただきます。」
「一緒に来て選んでくれ。」
メアリーママの腕が肩にまわされる。
近づいた顔はとんでもなくセクシーだった。
ほんのりワインの良い香りがする。
私は照れて直視出来なかった。
…そうか、このご両親の色気をシュウは引き継いだのか。納得。
「ジュース持ってきたけど…ケーキ食べるの?
僕も貰おうかな。」
「秀吉、真純と秀一の分も持って行ってやれ。」
「分かった。」
キッチンでケーキの入った箱を開く。
10個位ケーキがみっちりと入っていた。
当初の予定では5人。6人になったとはいえシュウはケーキ食べれないだろうし、今日中に食べ切る事は出来ないだろう。
真純ちゃんが張り切って買ったという意味がわかる気がした。
「秀一にはコーヒーゼリー買ってある。
真純はショートケーキだろうな。
まったく、あの子、好きだからって4つもショートケーキ買ってきたのね……。
ナマエ、好きなの選びなさい。」
「じゃあ……チョコレートケーキ良いですか?」
「えぇ、勿論。私も同じのにしようかしら。
秀吉は?」
メアリーさんが声をかけた瞬間真純ちゃんの絶叫が響いた。多分シュウが問答無用で勝ったんだろう。
もう1回と叫んでいた。
「あいつら…。
秀一は手加減を知らんのか。
年の離れた妹に本気だして。
あの二人が騒々しくさせてすまないな。」
「いえ、見ていて楽しいです。
真純ちゃんも手加減されたら嬉しくないはずでしょうし。ほら、負けても楽しそうですよ?」
「それもそうだな。」