If story … 別ルート【完結】
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「えっ、警視庁?」
「えぇ。行きましょうか。その前に少し待っていて貰えますか?」
少し離れた所に車を停めて、車から降りる。
入口の警備員にこっそり持ってきておいた
ナマエのFBI手帳を見せる。
「あちらの方の身分証明はOKです。貴方のは?」
「赤井秀一です。」
首元の変声機のスイッチを切って目を開けて免許証を見せた。
「あぁ、よく見たら赤井さんですね…そういえば以前沖矢さんとしての写真見せて貰いましたね…。今日は変装ですか?」
「えぇ。ちょっと事情がありまして。降谷君に用事が。」
「そうでしたか、中へどうぞ。」
「ありがとう。」変声機のスイッチを入れて返答した。
車に乗り込んで警視庁の駐車場に駐車させてもらった。
「こんな所…入っていいの?」
「大丈夫です。これから会う人は警察官ですから。」
「そんな凄い人に…?」
「凄い…?まぁ、彼は公安。凄い人かもしれませんね。」
「公安!?私、そんな人と知り合いなの?」
「えぇ。」
公安の部屋の前に行くと風見が立っていた。
「降谷さんは奥の部屋でお待ちです。」
「ありがとう。」
「…私、貴方のこと見たことあるかも…?」
「私は風見裕也です。降谷さん…これから会う方の部下です。ナマエさんとは何度かお会いしたことがあります。」
風見が少し悲しそうな顔で見つめる。
「そう…なんですね。」
「ナマエ、行きますよ。」
奥の部屋に行くと安室君がパソコンを操作していた。
「来たのか、あか…沖矢。ナマエちゃんも、いらっしゃい。」
「ポアロの…人?」
「そこは覚えているんだ?あの時は安室透と名乗っていたんだけど、本名は降谷零です。」
「あむろ…?ふるや…?…ッ…。」
「また頭痛が?」
「ちょっと…座らせて。」
急いで椅子に座らせる。
「あぁ…ポアロで…仲良くなって…ハロちゃん…白いわんちゃんを散歩させた…そう…あむ兄って呼んでた。」
「そうだよ。」
「友達だった…?」
「…友人といっても問題はない間柄だったよ。よく料理の話をしてた。」
「それで…ファンクラブがあって…よく写真撮ってた。田中さんに…それで田中さんの…姪があむ兄の彼女…?」
「正解です。」
「段々思い出してきた。」
「ナマエちゃん、赤井秀一の事は何か覚えていますか?」
「秀一さん?…私の親戚なんでしょう?」
「いいえ、親戚ではありません。」
「やめてくれ、降谷君。」
「お前、それで良いのか?真実を言うべきだろ。」
「それだけはやめてくれ。」
「きちんと自分の口で伝えるんだな、FBI。」
「FBI?しんじつ?」
「気にしないで下さい。少しずつ記憶が戻って良かったですね。そろそろどこかでお昼を食べて帰りましょうか。」
「うん。あむ兄、今日は会ってくれてありがとう。またね。」
「あぁ。またな。」
「なんで僕のことは思い出すのに…赤井のことは思い出せないんだよ…。何でだよ、クソッ。」
部屋に残された降谷はイラついて椅子を蹴り飛ばし、椅子が倒れた金属音が部屋に響いた。
「えぇ。行きましょうか。その前に少し待っていて貰えますか?」
少し離れた所に車を停めて、車から降りる。
入口の警備員にこっそり持ってきておいた
ナマエのFBI手帳を見せる。
「あちらの方の身分証明はOKです。貴方のは?」
「赤井秀一です。」
首元の変声機のスイッチを切って目を開けて免許証を見せた。
「あぁ、よく見たら赤井さんですね…そういえば以前沖矢さんとしての写真見せて貰いましたね…。今日は変装ですか?」
「えぇ。ちょっと事情がありまして。降谷君に用事が。」
「そうでしたか、中へどうぞ。」
「ありがとう。」変声機のスイッチを入れて返答した。
車に乗り込んで警視庁の駐車場に駐車させてもらった。
「こんな所…入っていいの?」
「大丈夫です。これから会う人は警察官ですから。」
「そんな凄い人に…?」
「凄い…?まぁ、彼は公安。凄い人かもしれませんね。」
「公安!?私、そんな人と知り合いなの?」
「えぇ。」
公安の部屋の前に行くと風見が立っていた。
「降谷さんは奥の部屋でお待ちです。」
「ありがとう。」
「…私、貴方のこと見たことあるかも…?」
「私は風見裕也です。降谷さん…これから会う方の部下です。ナマエさんとは何度かお会いしたことがあります。」
風見が少し悲しそうな顔で見つめる。
「そう…なんですね。」
「ナマエ、行きますよ。」
奥の部屋に行くと安室君がパソコンを操作していた。
「来たのか、あか…沖矢。ナマエちゃんも、いらっしゃい。」
「ポアロの…人?」
「そこは覚えているんだ?あの時は安室透と名乗っていたんだけど、本名は降谷零です。」
「あむろ…?ふるや…?…ッ…。」
「また頭痛が?」
「ちょっと…座らせて。」
急いで椅子に座らせる。
「あぁ…ポアロで…仲良くなって…ハロちゃん…白いわんちゃんを散歩させた…そう…あむ兄って呼んでた。」
「そうだよ。」
「友達だった…?」
「…友人といっても問題はない間柄だったよ。よく料理の話をしてた。」
「それで…ファンクラブがあって…よく写真撮ってた。田中さんに…それで田中さんの…姪があむ兄の彼女…?」
「正解です。」
「段々思い出してきた。」
「ナマエちゃん、赤井秀一の事は何か覚えていますか?」
「秀一さん?…私の親戚なんでしょう?」
「いいえ、親戚ではありません。」
「やめてくれ、降谷君。」
「お前、それで良いのか?真実を言うべきだろ。」
「それだけはやめてくれ。」
「きちんと自分の口で伝えるんだな、FBI。」
「FBI?しんじつ?」
「気にしないで下さい。少しずつ記憶が戻って良かったですね。そろそろどこかでお昼を食べて帰りましょうか。」
「うん。あむ兄、今日は会ってくれてありがとう。またね。」
「あぁ。またな。」
「なんで僕のことは思い出すのに…赤井のことは思い出せないんだよ…。何でだよ、クソッ。」
部屋に残された降谷はイラついて椅子を蹴り飛ばし、椅子が倒れた金属音が部屋に響いた。