If story … 別ルート【完結】
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目が覚めるとナマエはまだ寝ていた。
ウィッグのせいで額から汗が滲んでいる。
ハイネックで寝ると本当に暑い。
汗が額から滲んでくるので思わずウィッグを外した。
シャワーでも浴びようと立ち上がるとうーんと声がした。
ちらりとみるとナマエが薄目を開けていた。
一瞬妙な顔をして目を擦っていた。
マズイ。慌ててウィッグを被った。
「おはようございます。」
「おはよう…。私…今…寝ぼけてたかも。一瞬昴が秀一さんに見えた。」
「まだ疲れてるんですよ、きっと。」
「そうかも…もうちょっと寝てるね。」
「朝ごはんが出来たら起こしますね。」
「うん…。」またすぐに寝入った。
寝た事を確認して着替えを手に風呂場へ向かった。
シャワーて冷水を浴びるとすっきりと目が覚めた。
「段々と暑くなる時期にこの状態は辛い。」
服を着て髪とウィッグを乾かした。
代えはあるものの、洗わなくてはならないし乾かす場所が困る。工藤邸の場所を借りるべきだろうか…。
そう考えながら沖矢になった。
風呂から出て簡単に朝食を作る。
たまごサンドを作ってやるか。
スクランブルエッグを作りカラシマヨネーズを塗ったくる。
焼いた食パンに挟んで対角線上にカットし三角にする。
寝室へ向かいナマエを起こした。
「朝食が出来ましたよ。起きて下さい。」
「ん…ありがとう…。」
「まだ眠いですか?」
「ちょっと。でも昴も眠いでしょ?私が夜中何度も起こしちゃったから。」
「大丈夫ですよ、僕はショートスリーパーなもので。3時間も寝れば十分です。」
「え、短すぎない?」
「夜中起こされても今日はいつもより寝れたので大丈夫ですよ。」
「私…タバコの匂いで安眠出来るのかも…。」
「ではタバコ吸ってから一緒に寝ても構いませんか?」
「うん…出来ればそうしてもらえると…。」
「僕もその方が有難いです。なるべく本数減らしているんですが、元々ヘビースモーカーなもので。」
「体に悪いからほどほどにね?」
「えぇ。分かっていますよ。あぁ、そうだ。」
財布からチケットを取り出して見せた。
「実は今週、ディズニーランドに行く予定だったんです。…行きますか?」
「えっ!行きたい!!」
「では今週行きましょう。少し距離があるので…申し訳ないですがマスタングで行っても構いませんか?僕の車は長距離にあまり向かないもので。もちろんまた頭痛がするようでしたらやめますが…。」
「ううん、大丈夫だと思う。それまで慣らす。」
「もしも慣れないようでしたらナマエのベントレー借りますからね。」
「うん、好きに使って。今の私だと運転出来るか怪しいし。」
「運転は危ないのでやめておきましょう。どこかへ行く時は僕が運転します。」
「ごめんね、お願いします。」
「さ、朝食冷めてしまいます。食べましょう。」
サンドイッチを完食しナマエにはミルクティーを出した。
「ありがとう…私の好きなやつだ…。」
「コーヒー飲まないですもんね。…今日はどこか行きますか?」
「普段よく行ってた所ってある?」
「そうですね…1つに絞れないのであちこちドライブ行きましょうか。」
「うん、楽しみだなー。」
「二人、知り合いに会おうかと思います。」
「分かった…。」
「不安な顔しなくて大丈夫です。僕が説明しますから。支度を終えたら鍵をかけて駐車場に来てください。」
着替えてスマホと財布、タバコ・マッチ・携帯灰皿をポケットに突っ込み鍵を手に駐車場へ行った。
車の中で窓を開けてタバコを吸った。
二本目のタバコに火をつけた所でナマエが来て車に乗り込んだ。
「お待たせ。」
「そのワンピース…。」
「これ?可愛いよね。」
「よくお似合いです。それ僕が買った服です。」
鬼塚さんに飲み物をかけられた後買ってやった服だ。
「そうなの?ありがとう。」
「いえ。そういえば煙たくないですか?
…今ちょうど火をつけてしまったんです。吸いながら運転していても?」
「大丈夫。窓開けてくれてるし。」
「すみません。…シートベルト閉めましたね?では行きますよ。」
エンジンをかけて出発した。
初めに木馬荘へ行った。火事で全焼したので今は新しく綺麗なアパートが建っている。
「ここは、僕が初めに借りた家です。といっても以前住んでいたアパートは全焼してしまったので今は新しい建物になっていますがね。」
「燃えちゃったの!?」
「えぇ。おや、あの子は。」
「あれ!赤い人!」
「赤い人…?」
「やぁ、ボウヤ。久しぶりですね。」
「ボウヤじゃないもん、杉浦開人だもん!」
「そうでしたね。ご家族は元気ですか?」
「うん!新しい家も経ったし皆元気だよ!」
「それは良かった。彼は大家の息子さんです。」
「僕このお姉さん見たことある!お兄ちゃんが連れ込んでいた女の人だ!」
「連れ込んでた…笑。開人君、家に入ってた、って言って。」ナマエは堪らず吹き出していた。
「バイバイ、赤い人!お姉さん!」
「さようなら。」「ばいばーい!」
また車を走らせた。
「赤い人って何?」
「彼は人を車に例えていたんです。赤い車って何がありますか?」
「えっ、この車も赤いけど…。」
「皆がよく知っている車ですよ。」
「消防車?」
「そうです。僕は共同の庭にあった花壇によく水をあげていたんです。その事に気づいたあのボウヤが赤い人とあだ名をつけていたようです。」
「なるほど〜!私の方がよっぽど赤い人だなと思っちゃった。」
「苗字が赤井、ですもんね。」
「うん。…ねぇ、私、本当に苗字赤井だった?」
「そうですよ。」
「英語名じゃなかった?…正直違和感があって。まるで苗字を変えたばかりのような…。」
「…それについては今詳しく教えられません。」
「えっ、なんで?」
「もっと記憶が…戻ったら教えますね。貴女のご両親の事も。」
「私の両親、生きてる?」
「生きてますよ。イギリスにいますけどね。」
「日本にいないんだ…。」
「会いたいですか?」
「会いたいけど…ちょっと会うのも怖いかも。
…いつか会いに行く。」
「そうですね、もう少し落ち着いたら行きましょう。」
次に工藤邸へ向かった。
インターホンを鳴らすと工藤新一と毛利蘭がいた。
二人には記憶を無くしたことを伝えていた。
「俺は工藤新一です。今は大学生しながら探偵しています。」
「毛利蘭です。私も大学生でナマエちゃんとは友人だったの。」
「そうだったんだ…イタタ…。」
「頭痛いんですか?車で休みます?」
「ポアロ…喫茶店…そうだ…私蘭ちゃんと…園子ちゃんに…声をかけて友達に…。」
「家の中で休んで下さい。中へどうぞ。」
新一に案内されお茶を貰うと頭痛は治まったらしい。
「私…ここ知ってる。昴と住んでたような。」
「木馬荘が燃えたあとここの家に居候していました。一時期は2人でここに住んでいたこともありますよ。」
「そうだったんだ。他にも色々思い出したよ。
蘭ちゃんと園子ちゃんと…真純ちゃん…新一くんの事。皆でお泊まり会したり海行ったような。」
「そうそう!行った!」蘭は喜んではしゃいだ。
「ボウヤの所に来て正解だったな。」
「ボウヤ、って…新一くんボウヤっていう歳じゃないでしょ?」
「あぁ…あだ名みたいなものです。ねぇ…新一君。」
「そうですね。」
「へぇー。あ、お茶ご馳走様でした!」
「そろそろ次の場所へ向かいます。二人ともありがとうございました。」
「お役に立ててなによりです。また来てください。」
「何かあったら連絡してね。スマホに連絡先があると思うから。」
「私スマホのデータ消えちゃってて…。」
蘭と新一に連絡先教えてもらい次の場所へ向かった。
「最後にもう1人に会いに行きますが、大丈夫ですか?」
「うん。また何か思い出せるかも。」
ウィッグのせいで額から汗が滲んでいる。
ハイネックで寝ると本当に暑い。
汗が額から滲んでくるので思わずウィッグを外した。
シャワーでも浴びようと立ち上がるとうーんと声がした。
ちらりとみるとナマエが薄目を開けていた。
一瞬妙な顔をして目を擦っていた。
マズイ。慌ててウィッグを被った。
「おはようございます。」
「おはよう…。私…今…寝ぼけてたかも。一瞬昴が秀一さんに見えた。」
「まだ疲れてるんですよ、きっと。」
「そうかも…もうちょっと寝てるね。」
「朝ごはんが出来たら起こしますね。」
「うん…。」またすぐに寝入った。
寝た事を確認して着替えを手に風呂場へ向かった。
シャワーて冷水を浴びるとすっきりと目が覚めた。
「段々と暑くなる時期にこの状態は辛い。」
服を着て髪とウィッグを乾かした。
代えはあるものの、洗わなくてはならないし乾かす場所が困る。工藤邸の場所を借りるべきだろうか…。
そう考えながら沖矢になった。
風呂から出て簡単に朝食を作る。
たまごサンドを作ってやるか。
スクランブルエッグを作りカラシマヨネーズを塗ったくる。
焼いた食パンに挟んで対角線上にカットし三角にする。
寝室へ向かいナマエを起こした。
「朝食が出来ましたよ。起きて下さい。」
「ん…ありがとう…。」
「まだ眠いですか?」
「ちょっと。でも昴も眠いでしょ?私が夜中何度も起こしちゃったから。」
「大丈夫ですよ、僕はショートスリーパーなもので。3時間も寝れば十分です。」
「え、短すぎない?」
「夜中起こされても今日はいつもより寝れたので大丈夫ですよ。」
「私…タバコの匂いで安眠出来るのかも…。」
「ではタバコ吸ってから一緒に寝ても構いませんか?」
「うん…出来ればそうしてもらえると…。」
「僕もその方が有難いです。なるべく本数減らしているんですが、元々ヘビースモーカーなもので。」
「体に悪いからほどほどにね?」
「えぇ。分かっていますよ。あぁ、そうだ。」
財布からチケットを取り出して見せた。
「実は今週、ディズニーランドに行く予定だったんです。…行きますか?」
「えっ!行きたい!!」
「では今週行きましょう。少し距離があるので…申し訳ないですがマスタングで行っても構いませんか?僕の車は長距離にあまり向かないもので。もちろんまた頭痛がするようでしたらやめますが…。」
「ううん、大丈夫だと思う。それまで慣らす。」
「もしも慣れないようでしたらナマエのベントレー借りますからね。」
「うん、好きに使って。今の私だと運転出来るか怪しいし。」
「運転は危ないのでやめておきましょう。どこかへ行く時は僕が運転します。」
「ごめんね、お願いします。」
「さ、朝食冷めてしまいます。食べましょう。」
サンドイッチを完食しナマエにはミルクティーを出した。
「ありがとう…私の好きなやつだ…。」
「コーヒー飲まないですもんね。…今日はどこか行きますか?」
「普段よく行ってた所ってある?」
「そうですね…1つに絞れないのであちこちドライブ行きましょうか。」
「うん、楽しみだなー。」
「二人、知り合いに会おうかと思います。」
「分かった…。」
「不安な顔しなくて大丈夫です。僕が説明しますから。支度を終えたら鍵をかけて駐車場に来てください。」
着替えてスマホと財布、タバコ・マッチ・携帯灰皿をポケットに突っ込み鍵を手に駐車場へ行った。
車の中で窓を開けてタバコを吸った。
二本目のタバコに火をつけた所でナマエが来て車に乗り込んだ。
「お待たせ。」
「そのワンピース…。」
「これ?可愛いよね。」
「よくお似合いです。それ僕が買った服です。」
鬼塚さんに飲み物をかけられた後買ってやった服だ。
「そうなの?ありがとう。」
「いえ。そういえば煙たくないですか?
…今ちょうど火をつけてしまったんです。吸いながら運転していても?」
「大丈夫。窓開けてくれてるし。」
「すみません。…シートベルト閉めましたね?では行きますよ。」
エンジンをかけて出発した。
初めに木馬荘へ行った。火事で全焼したので今は新しく綺麗なアパートが建っている。
「ここは、僕が初めに借りた家です。といっても以前住んでいたアパートは全焼してしまったので今は新しい建物になっていますがね。」
「燃えちゃったの!?」
「えぇ。おや、あの子は。」
「あれ!赤い人!」
「赤い人…?」
「やぁ、ボウヤ。久しぶりですね。」
「ボウヤじゃないもん、杉浦開人だもん!」
「そうでしたね。ご家族は元気ですか?」
「うん!新しい家も経ったし皆元気だよ!」
「それは良かった。彼は大家の息子さんです。」
「僕このお姉さん見たことある!お兄ちゃんが連れ込んでいた女の人だ!」
「連れ込んでた…笑。開人君、家に入ってた、って言って。」ナマエは堪らず吹き出していた。
「バイバイ、赤い人!お姉さん!」
「さようなら。」「ばいばーい!」
また車を走らせた。
「赤い人って何?」
「彼は人を車に例えていたんです。赤い車って何がありますか?」
「えっ、この車も赤いけど…。」
「皆がよく知っている車ですよ。」
「消防車?」
「そうです。僕は共同の庭にあった花壇によく水をあげていたんです。その事に気づいたあのボウヤが赤い人とあだ名をつけていたようです。」
「なるほど〜!私の方がよっぽど赤い人だなと思っちゃった。」
「苗字が赤井、ですもんね。」
「うん。…ねぇ、私、本当に苗字赤井だった?」
「そうですよ。」
「英語名じゃなかった?…正直違和感があって。まるで苗字を変えたばかりのような…。」
「…それについては今詳しく教えられません。」
「えっ、なんで?」
「もっと記憶が…戻ったら教えますね。貴女のご両親の事も。」
「私の両親、生きてる?」
「生きてますよ。イギリスにいますけどね。」
「日本にいないんだ…。」
「会いたいですか?」
「会いたいけど…ちょっと会うのも怖いかも。
…いつか会いに行く。」
「そうですね、もう少し落ち着いたら行きましょう。」
次に工藤邸へ向かった。
インターホンを鳴らすと工藤新一と毛利蘭がいた。
二人には記憶を無くしたことを伝えていた。
「俺は工藤新一です。今は大学生しながら探偵しています。」
「毛利蘭です。私も大学生でナマエちゃんとは友人だったの。」
「そうだったんだ…イタタ…。」
「頭痛いんですか?車で休みます?」
「ポアロ…喫茶店…そうだ…私蘭ちゃんと…園子ちゃんに…声をかけて友達に…。」
「家の中で休んで下さい。中へどうぞ。」
新一に案内されお茶を貰うと頭痛は治まったらしい。
「私…ここ知ってる。昴と住んでたような。」
「木馬荘が燃えたあとここの家に居候していました。一時期は2人でここに住んでいたこともありますよ。」
「そうだったんだ。他にも色々思い出したよ。
蘭ちゃんと園子ちゃんと…真純ちゃん…新一くんの事。皆でお泊まり会したり海行ったような。」
「そうそう!行った!」蘭は喜んではしゃいだ。
「ボウヤの所に来て正解だったな。」
「ボウヤ、って…新一くんボウヤっていう歳じゃないでしょ?」
「あぁ…あだ名みたいなものです。ねぇ…新一君。」
「そうですね。」
「へぇー。あ、お茶ご馳走様でした!」
「そろそろ次の場所へ向かいます。二人ともありがとうございました。」
「お役に立ててなによりです。また来てください。」
「何かあったら連絡してね。スマホに連絡先があると思うから。」
「私スマホのデータ消えちゃってて…。」
蘭と新一に連絡先教えてもらい次の場所へ向かった。
「最後にもう1人に会いに行きますが、大丈夫ですか?」
「うん。また何か思い出せるかも。」