If story … 別ルート【完結】
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夜中妙な声が聞こえてきた。
慌てて起き上がるとナマエが魘されていた。
「危ない!避けて!キャアアア!」
「ナマエ、目を覚まして下さい!ナマエ!」揺すると慌てて抱きついてきた。
「こわ…怖かったあぁ!」
体が震え、動揺していて泣いている。
「大丈夫ですよ、ただの夢です。大丈夫。」
抱き締め返しながらゆっくり頭を撫でた。
「爆弾…解除してるのに…間に合わなくて…爆発して…鉄板がとんできて…。」
「夢は夢です。」
「私は夢で必死に秀一さんを…助けようとしてた…。それも夢?」
「気にしない事が1番です。寝ましょう、抱きしめていてあげますから。」
「うん…。」
その後も繰り返し爆発の夢を見てしまうらしく何度も魘されていた。その度に起こしては抱きしめた。
「寝るのが怖い。」
「…ホットミルクでも作りましょうか。ベッドに横になっていてください。」
「うん…。」
彼女がお気に入りのマグカップに牛乳を入れて電子レンジで温める。
「お待たせしました。」
「ありがとう。」
「…あの、飲み終わるまでタバコ吸ってきても良いですか…?」
「うん、もちろん。」
「ベランダ、借りますよ。」
部屋着に臭いがついては困るのでこっそり変声機を外してポケットに入れ、上着を脱いだ。
ソファーの上に服を置いてタバコとマッチ、灰皿を手にベランダに出る。
夜風が涼しい。
ただ、長くいると冷えてしまいそうだ。
タバコを咥えてマッチで火をつけた。
大きく息を吸ってタバコを堪能する。
吐き出した煙が視界を白くした。
どうしたら彼女はゆっくり眠れるだろうか。
考えながらベランダから部屋を見るとナマエがベッドからこちらをじっと見つめていた。
声が出せないのでニッコリ微笑みながら手を振ってみた。
少し微笑みながら手を振り返してくれた。
火が消えた事をきちんと確認してタバコとマッチを手に戻ると服を掴んだ。
目の前で変声機をつけられないので無言でトイレへ行き服を着て変声機をつけた。
「飲み終わりましたか?」
「うん。ご馳走様でした。」
「寝ましょうか。」
「うん…。昴、ほんのりタバコの匂いがする。」
「あぁ…すみません、タバコ臭いですかね。」
慌てて手で口を覆う。
「ううん…落ち着く。なんだかよく寝れそう。」
「そう…ですか…。」
そう言うと一瞬で眠りについたらしい。
自分も横になり目を閉じた。
「シュウ…。」
驚いて顔を見るとどうやら寝言だったらしい。
「昴が恋人だと言いながら別の男の名前を呼ぶなんて…ズルいぞ。」そう言いつつも頬が緩んだ。
ナマエの頭をクシャクシャと撫でて今度こそ眠りについた。
慌てて起き上がるとナマエが魘されていた。
「危ない!避けて!キャアアア!」
「ナマエ、目を覚まして下さい!ナマエ!」揺すると慌てて抱きついてきた。
「こわ…怖かったあぁ!」
体が震え、動揺していて泣いている。
「大丈夫ですよ、ただの夢です。大丈夫。」
抱き締め返しながらゆっくり頭を撫でた。
「爆弾…解除してるのに…間に合わなくて…爆発して…鉄板がとんできて…。」
「夢は夢です。」
「私は夢で必死に秀一さんを…助けようとしてた…。それも夢?」
「気にしない事が1番です。寝ましょう、抱きしめていてあげますから。」
「うん…。」
その後も繰り返し爆発の夢を見てしまうらしく何度も魘されていた。その度に起こしては抱きしめた。
「寝るのが怖い。」
「…ホットミルクでも作りましょうか。ベッドに横になっていてください。」
「うん…。」
彼女がお気に入りのマグカップに牛乳を入れて電子レンジで温める。
「お待たせしました。」
「ありがとう。」
「…あの、飲み終わるまでタバコ吸ってきても良いですか…?」
「うん、もちろん。」
「ベランダ、借りますよ。」
部屋着に臭いがついては困るのでこっそり変声機を外してポケットに入れ、上着を脱いだ。
ソファーの上に服を置いてタバコとマッチ、灰皿を手にベランダに出る。
夜風が涼しい。
ただ、長くいると冷えてしまいそうだ。
タバコを咥えてマッチで火をつけた。
大きく息を吸ってタバコを堪能する。
吐き出した煙が視界を白くした。
どうしたら彼女はゆっくり眠れるだろうか。
考えながらベランダから部屋を見るとナマエがベッドからこちらをじっと見つめていた。
声が出せないのでニッコリ微笑みながら手を振ってみた。
少し微笑みながら手を振り返してくれた。
火が消えた事をきちんと確認してタバコとマッチを手に戻ると服を掴んだ。
目の前で変声機をつけられないので無言でトイレへ行き服を着て変声機をつけた。
「飲み終わりましたか?」
「うん。ご馳走様でした。」
「寝ましょうか。」
「うん…。昴、ほんのりタバコの匂いがする。」
「あぁ…すみません、タバコ臭いですかね。」
慌てて手で口を覆う。
「ううん…落ち着く。なんだかよく寝れそう。」
「そう…ですか…。」
そう言うと一瞬で眠りについたらしい。
自分も横になり目を閉じた。
「シュウ…。」
驚いて顔を見るとどうやら寝言だったらしい。
「昴が恋人だと言いながら別の男の名前を呼ぶなんて…ズルいぞ。」そう言いつつも頬が緩んだ。
ナマエの頭をクシャクシャと撫でて今度こそ眠りについた。