スピンオフ 降谷の日常【更新休止中】
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目が覚めた。ここは…そうだ、昨日彼女の家に泊まったんだ。人の家なのに随分リラックスして寝れた。
疲れのせいかもしれない。
スマホで時間を確認するともう9時だった。
夜8時に寝たから11時間睡眠。
随分寝てしまったな。
「えれなさんおはようございます。」
リビングへ行くと味噌汁の良い香りがした。
「降谷さん、おはようございます。そろそろ起こそうと思っていたんですよ。」
「もしかして朝食待たせてましたか?」
「私もゆっくりしていたので大丈夫ですよ。さ、座っててください。」
「良ければ何か手伝います。」
「じゃあ、このお味噌汁とご飯まずは運んで下さい。鮭が今焼けたので今持っていきます。」
「ありがとうございます。」
その後きゅうりのわさび漬けやだし巻き玉子も出てきた。旅館のような朝食だ。
「美味しそうですね。豪勢だ。」
「大したものではないですよ。どうぞ。」
「「頂きます。」」
「ん、このだし巻き玉子美味しいです。とても綺麗に巻けてますね。しかも出汁が美味しい…。」
「そうですか?良かったです。昨日カレーに入れたあごだしが残っていたので白だしと一緒に少し混ぜて入れたんです。あごだしは市販のものですけどね。」
「市販だろうとなんだろうと、作る手間がかかっている事は事実ですよ。本当にどれも美味しいです、ありがとうございます。」
「とんでもないです、褒めてもらえて嬉しいです。弟は和食より洋食派だったものであまり和食を褒められた事がなくて。」
「最近の若い子はガツンとしたものが好きですよね。僕は潜入の為にポアロという喫茶店でアルバイトをしていたんですが、わりとパンチの効いた料理がよく売れていました。一番売れていたのはサンドイッチですけどね。僕が考案したんです。」
「あ、ポアロのサンドイッチ有名だって聞いた事があります!店員さんがイケメンだって友達が騒いでいましたがもしかして、降谷さんの事だったんですかね?でも苗字が違うような…。」
「潜入のために安室透という偽名で働いていたんです。だから警察内部以外からのほとんどの方に"安室"と呼ばれる事が多いです。出来れば、二人きり以外では透と呼んでください。二人きりの時は好きに呼んで構いませんので…。あまり公安だとバレたくはなくて。」
「分かりました…透さん。」
「はい!」
「二人きりの時は…零さんって呼んで良いですか?」
「えぇ、お願いします。」
彼女に名前で呼ばれて少しドキッとしてしまった。
中学生男子か…。
「あのー、せっかく恋人ですし、"さん"はなしで良いですよ?あと敬語やめませんか?」
「あっ…せめて慣れるまではさんか君付けて良いですか?あの…まだ恥ずかしくて。敬語は極力控える…ね?」
「分かった。ゆっくり慣れてくれれば良いよ。さんは他人行儀だから君で良いよ。」
「…そういえば零君は何歳?」
「もうすぐ30だよ。えれなは?」
「私は28になったばっかり。」
「あまり歳は変わらないね。
…なにか悩み事?昨日より顔が晴れないみたいだけど。」
「うん。……あのね、私ずっとこの間の事が全部夢だったんじゃないかと思ってた。
声をかけてもらったとき、凄く嬉しくて。こんな私が?って少し不安になったけど幸せだった。
だからしばらく音信不通で、全部妄想だったのかなって思ってたから、凄く今一緒に居られて嬉しい。」
「本当にごめん。組織壊滅して、後処理が本当に忙しくて。少しでも合間を見て連絡すべきだった…。」
「違うの!ニュースとか見て、本当に忙しそうなのは分かってたの。零くん大丈夫かな?とかずっと心配だった。昨日の酷い顔見てここまでかとびっくりしちゃったけど。
…私本当に自分に自信がなくて。仕事は好きだし仕事に対しては自信があるんだけど、それ以外になると全然ダメで…。実は恋愛経験全然ないの。」
「料理も上手いし気配りも凄い。仕事はきちんとこなすし責任感がある。全然ダメだと思う要素はないよ。しかも僕が初めての彼氏って事?最高じゃないか。…何もかも君の初めての相手だって事だし。
…あ、ごめん、そういう意味じゃない!
顔を赤らめないで!
ほら、デートとか手を繋いだりとか自分が初めてだって事だし嬉しいよ。」
「ありがとう…。」
食器洗いを任せて貰いその間支度をさせて今日は一緒にハロに会いに行く事にした。
「お待たせしましたー!」
「そのワンピース、似合ってるね。行こうか。…どうした?」
「男の人に服を褒められる事ってなかったから、ちょっと恥ずかしくなっただけ…。」
「えれなは褒めがいがあるね。乗って、僕の車で行こう。」
ドアを開けてやり助手席に座らせる。
運転席に座り出発した。
思ったより道が空いていて20分位で着いた。
受付で"安室です、ハロに会いに来ました。"と言うとスタッフが案内してくれた。
本当にホテルの一室のような部屋に案内され、ドアを開ける。
「ワンワン!」
「ハロ!久しぶりだな!ごめんな、なかなか来れなくて…。」
「クーンクーン…ワフッ!」
「あ、その人は僕の彼女。えれなだよ。」
「ワンワン!」尻尾をふって彼女に擦り寄っている。
「もう気に入ったのか?」
「ワンっ!」
「こんにちは!ハロちゃん。可愛いー!抱っこしても良い?」
「ワフッ!」
「フワフワ!綿あめみたいー。可愛いねぇー!」
ハロは尻尾をちぎれんばかりに振っている。
喜びのあまり顔を舐めた。
「こらハロ、僕ですらまだキスしてないんだ、抜け駆けしないでくれよ。」
「ちょっ、何言ってるの、もう!」
「ハロ、こっちにもおいで。」
抱っこから下ろされると今度は自分に飛びかかってきた。抱っこしてやると遠慮なく顔を舐められる。
「ハロ、くすぐったいよ。…顔がビショビショだ。」
お昼をそのホテル内で摂り、夕方まで彼女とハロと三人で過ごした。
車で自宅まで送った。
「今日は付き合わせてしまってすみません。」
「ハロちゃんと遊べて良かったです。また行きましょ!」
「ありがとう。また、落ち着いたら連絡するね。」
そう言って彼女を抱き寄せた。
「またしばらく連絡出来ないかもしれない。でも落ち着くまで待っていて欲しい。」
額に軽くキスをした。
「///。大丈夫、待ってるからね?」
「じゃあ、またね。」
エンジンを吹かし、自宅に帰宅した。
家に着いて軽く掃除をし、冷蔵庫の中身を掃除した。
その後買い物へ行っていくつか作り置きをして今日食べる分以外冷凍庫へ入れた。
また明日から怒涛の一日が始まる。
頑張らなければ。
疲れのせいかもしれない。
スマホで時間を確認するともう9時だった。
夜8時に寝たから11時間睡眠。
随分寝てしまったな。
「えれなさんおはようございます。」
リビングへ行くと味噌汁の良い香りがした。
「降谷さん、おはようございます。そろそろ起こそうと思っていたんですよ。」
「もしかして朝食待たせてましたか?」
「私もゆっくりしていたので大丈夫ですよ。さ、座っててください。」
「良ければ何か手伝います。」
「じゃあ、このお味噌汁とご飯まずは運んで下さい。鮭が今焼けたので今持っていきます。」
「ありがとうございます。」
その後きゅうりのわさび漬けやだし巻き玉子も出てきた。旅館のような朝食だ。
「美味しそうですね。豪勢だ。」
「大したものではないですよ。どうぞ。」
「「頂きます。」」
「ん、このだし巻き玉子美味しいです。とても綺麗に巻けてますね。しかも出汁が美味しい…。」
「そうですか?良かったです。昨日カレーに入れたあごだしが残っていたので白だしと一緒に少し混ぜて入れたんです。あごだしは市販のものですけどね。」
「市販だろうとなんだろうと、作る手間がかかっている事は事実ですよ。本当にどれも美味しいです、ありがとうございます。」
「とんでもないです、褒めてもらえて嬉しいです。弟は和食より洋食派だったものであまり和食を褒められた事がなくて。」
「最近の若い子はガツンとしたものが好きですよね。僕は潜入の為にポアロという喫茶店でアルバイトをしていたんですが、わりとパンチの効いた料理がよく売れていました。一番売れていたのはサンドイッチですけどね。僕が考案したんです。」
「あ、ポアロのサンドイッチ有名だって聞いた事があります!店員さんがイケメンだって友達が騒いでいましたがもしかして、降谷さんの事だったんですかね?でも苗字が違うような…。」
「潜入のために安室透という偽名で働いていたんです。だから警察内部以外からのほとんどの方に"安室"と呼ばれる事が多いです。出来れば、二人きり以外では透と呼んでください。二人きりの時は好きに呼んで構いませんので…。あまり公安だとバレたくはなくて。」
「分かりました…透さん。」
「はい!」
「二人きりの時は…零さんって呼んで良いですか?」
「えぇ、お願いします。」
彼女に名前で呼ばれて少しドキッとしてしまった。
中学生男子か…。
「あのー、せっかく恋人ですし、"さん"はなしで良いですよ?あと敬語やめませんか?」
「あっ…せめて慣れるまではさんか君付けて良いですか?あの…まだ恥ずかしくて。敬語は極力控える…ね?」
「分かった。ゆっくり慣れてくれれば良いよ。さんは他人行儀だから君で良いよ。」
「…そういえば零君は何歳?」
「もうすぐ30だよ。えれなは?」
「私は28になったばっかり。」
「あまり歳は変わらないね。
…なにか悩み事?昨日より顔が晴れないみたいだけど。」
「うん。……あのね、私ずっとこの間の事が全部夢だったんじゃないかと思ってた。
声をかけてもらったとき、凄く嬉しくて。こんな私が?って少し不安になったけど幸せだった。
だからしばらく音信不通で、全部妄想だったのかなって思ってたから、凄く今一緒に居られて嬉しい。」
「本当にごめん。組織壊滅して、後処理が本当に忙しくて。少しでも合間を見て連絡すべきだった…。」
「違うの!ニュースとか見て、本当に忙しそうなのは分かってたの。零くん大丈夫かな?とかずっと心配だった。昨日の酷い顔見てここまでかとびっくりしちゃったけど。
…私本当に自分に自信がなくて。仕事は好きだし仕事に対しては自信があるんだけど、それ以外になると全然ダメで…。実は恋愛経験全然ないの。」
「料理も上手いし気配りも凄い。仕事はきちんとこなすし責任感がある。全然ダメだと思う要素はないよ。しかも僕が初めての彼氏って事?最高じゃないか。…何もかも君の初めての相手だって事だし。
…あ、ごめん、そういう意味じゃない!
顔を赤らめないで!
ほら、デートとか手を繋いだりとか自分が初めてだって事だし嬉しいよ。」
「ありがとう…。」
食器洗いを任せて貰いその間支度をさせて今日は一緒にハロに会いに行く事にした。
「お待たせしましたー!」
「そのワンピース、似合ってるね。行こうか。…どうした?」
「男の人に服を褒められる事ってなかったから、ちょっと恥ずかしくなっただけ…。」
「えれなは褒めがいがあるね。乗って、僕の車で行こう。」
ドアを開けてやり助手席に座らせる。
運転席に座り出発した。
思ったより道が空いていて20分位で着いた。
受付で"安室です、ハロに会いに来ました。"と言うとスタッフが案内してくれた。
本当にホテルの一室のような部屋に案内され、ドアを開ける。
「ワンワン!」
「ハロ!久しぶりだな!ごめんな、なかなか来れなくて…。」
「クーンクーン…ワフッ!」
「あ、その人は僕の彼女。えれなだよ。」
「ワンワン!」尻尾をふって彼女に擦り寄っている。
「もう気に入ったのか?」
「ワンっ!」
「こんにちは!ハロちゃん。可愛いー!抱っこしても良い?」
「ワフッ!」
「フワフワ!綿あめみたいー。可愛いねぇー!」
ハロは尻尾をちぎれんばかりに振っている。
喜びのあまり顔を舐めた。
「こらハロ、僕ですらまだキスしてないんだ、抜け駆けしないでくれよ。」
「ちょっ、何言ってるの、もう!」
「ハロ、こっちにもおいで。」
抱っこから下ろされると今度は自分に飛びかかってきた。抱っこしてやると遠慮なく顔を舐められる。
「ハロ、くすぐったいよ。…顔がビショビショだ。」
お昼をそのホテル内で摂り、夕方まで彼女とハロと三人で過ごした。
車で自宅まで送った。
「今日は付き合わせてしまってすみません。」
「ハロちゃんと遊べて良かったです。また行きましょ!」
「ありがとう。また、落ち着いたら連絡するね。」
そう言って彼女を抱き寄せた。
「またしばらく連絡出来ないかもしれない。でも落ち着くまで待っていて欲しい。」
額に軽くキスをした。
「///。大丈夫、待ってるからね?」
「じゃあ、またね。」
エンジンを吹かし、自宅に帰宅した。
家に着いて軽く掃除をし、冷蔵庫の中身を掃除した。
その後買い物へ行っていくつか作り置きをして今日食べる分以外冷凍庫へ入れた。
また明日から怒涛の一日が始まる。
頑張らなければ。