「二人はこれからどうすんのよ？」
園子ちゃんに突然つっこまれた。
「ずっと日本にいるの？」
「どうだろう。ある程度組織の残党を残らず確保したらアメリカに帰るつもり。」
「えー！アメリカに帰っちゃうの！？」
園子ちゃんがショックを受ける。
「仕方ないじゃない、元々日本に来てくれてたんだから！」（蘭）
「ボクもアメリカに戻るから、シュウ兄達には早く一緒にアメリカに戻ってきて欲しいよ。」
「日本で働けないの？」
「うん、今度はアメリカの人達を助けないと。
でもたまに遊びにくるから！ね？」
「そうね。その間英語を沢山教えてね！」
「もちろん！」

「蘭ちゃんは大学卒業したら結婚だっけ？」
「うん、一応。でもまだ先の事だから、いつになるかは分からないし。」
「いいなー。私も早く結婚したい！結婚式で素敵なドレスが着てみたいわー！
…ねぇねぇ、ナマエちゃんは子供どうするの？」
「まだ何も考えてないなー。いつか欲しいとは思うけど…。」
「絶対二人のお子さん美形よねぇ！」
蘭ちゃんがキャッキャしている。
「産まれたら僕にも抱っこさせてね！」
「待って、まだまだ仕事が落ち着くまでは考えられないよー。」

シュウと子供に関する話はまだした事がなかった。
一体どう思っているんだろうか。
特殊な家系だから子供にも色々と影響を与えそうで怖い気もするけど。

いつかさりげなく話を振ってみよう。