第2章<完結>
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この半年、結婚式準備に忙しかった。
あまり仕事は多くなかったので助かったが、思ったより花やらテーブル装飾やら決めることが多くて疲れた。
あと、ずっとやってみたかった事がある。
前撮りをしてみたい。
そして、シュウと、昴と二人との写真を残したかった。
同じ人物であることは確かだけど、私にとってはシュウも昴も大切な存在には変わりない。
撮影スタッフには"兄のような存在で、ずっと支えてもらってきた。だから一緒に写真を撮りたい"と言い訳をしようと思う。
鎌倉の海辺で写真を撮ることにした。
季節は10月なので海には人がほとんどいなかった。
シュウには上下ライトグレーのスーツ、ベストと蝶ネクタイ、ポケットチーフはグレー。
とても似合っている。
私は裾が長く広がって、裾のレースが綺麗に見えるものにした。
二の腕が隠せる袖があるドレスにした。腕を出すのがちょっと出すの恥ずかしかった。
今回、また父に頼んで昴に変装して来てもらっていた。
上下黒のスーツ、赤いネクタイで来ていたが、
1枚だけシュウのジャケットと蝶ネクタイ・ベストを着させて上半身アップで撮ってもらった。
スマホでも1枚撮影する。
これでシュウの事を知らない人には"昴と前撮りをした"と言うことにして写真を見せられる。
前撮りは無事に終わって、とうとう明日は結婚式だ。
次の日
朝から式場に入り支度をする。
シュウは髪を整えるくらいなので後から来る。
支度を終えて部屋で待っているとノックが聞こえた。
「お連れ様がお見えになりましたよ。」
「どうぞ。」
「ナマエ。…とても綺麗だ。ベールを被っていると余計に儚く見える…。」
「シュウもかっこいいよ。」
「こんな素敵な花嫁が横で歩いてくれるとは。嬉しい限りだ。」
いよいよ挙式が始まった。
シュウが先に行き、その後父と共にレッドカーペットを歩く。
入口で母にベールを取ってもらう。
その時母がおめでとうと言ってくれて泣きそうになってしまった。涙をこらえてシュウの元へ父と歩く。
奥ではシュウが優しい眼差しでこちらを見ている。
父から腕を離した時、シュウが父の手をとって
「ナマエさんを必ず幸せにします。」と言って握手を交わした。
私の緩んだ涙腺が更に緩んで一筋涙が頬を伝った。
シュウの方へ近づくと笑って涙を拭ってくれた。
壇上へ上がりサインをして指輪交換。
誓いのキスは跪いたシュウが手の甲にキスをした。
挙式を終えてフラワーシャワーで出迎えて貰ったあとブーケを投げた。
今回受け取ったのは蘭ちゃんだ。
前回秀吉くんの結婚式で園子ちゃんが受け取っていたので、今度は蘭ちゃんに受け取ってもらいたいと思ったのでこっそり操作した。
次は披露宴が開始し、新郎新婦の主賓挨拶としてジェイムズにスピーチをお願いした。
その後乾杯の挨拶をジョディにしてもらった。
その後は会食しつつ、時々皆がお祝いの言葉を述べに席に来てくれた。
シュウの方にはこれでもかとお酒がなんども注がれる。特にあむ兄がこれでもかと溢れんばかりに注いでいった。シュウは足元のバケツには入れずお酒を全部呑んでいるのに何事もなく平然としているのが凄い。
ちなみに今日はあむ兄と彼女のえれなちゃんにも来てもらっている。
実は1年前、安室が突如家に来たらしく、スコッチが亡くなった状況を細かく教えろと迫ったらしい。
意地でも言う気はなかったが、安室に土下座され真実が知りたいんだと言われて教える事にしたらしい。
状況を伝え、自分が全て悪かった。銃を奪われなければ、後ろから来る足音に気を取られてシリンダーの手を緩めなければ助かったはずだと謝罪した。
ライが殺したのではないと分かっていたものの、状況が分かると安室は酷くショックを受けた。
お前のせいじゃない、僕があの時タイミング悪く行かなければ良かったんだ。とシュウに言い、今まで見た事がないくらい大泣きしたらしい。
今度二人でスコッチの墓参りに行きお互い誠心誠意謝罪しようと約束し、それ以来お互い友人枠に収まったようだ。ごくたまに二人で呑みにも行っているらしい。
ケーキカットを終えて中座する。
お色直しの間、新一くんの友人だという黒羽快斗君が手品を披露してくれる事になってる。
黒羽快斗君が怪盗キッドだった事は私とシュウ、新一くんだけが知っている。
快斗君も組織の人間に父を殺されていたらしいが、組織が壊滅した今、組織が追っていた謎の特殊なビックジュエルを探す必要もなくなり今やテレビで天才マジシャンとして有名だ。
実際盗んでも返していたし理由があっての事だと分かったので正体が分かっても放っておいた。
ーーーーー
お色直しは私だけ。
ドレスの色は赤にした。
胸元と裾に赤い花のような装飾が沢山使われていて裾はレースが綺麗。
胸元のネックレスは赤い花弁が繋がったようなデザインでドレスに合う。
再度入場すると快斗くんの計らいで天井から沢山の赤い薔薇の花びらが降ってきた。とても綺麗だった。
口パクで快斗くんに"ありがとう"と伝えると快斗くんはニッコリ笑いパッと姿を消した。
無事に披露宴を終えて、その後は園子・蘭・真純と共に二次会という名の女子会をする。
シュウは安室と二人で飲み会をするらしい。あんなに呑んだのにまだ呑むのか。
赤井家ご両親と秀吉くん、私の両親は居酒屋で新郎新婦不在の結婚おめでとう会を開くらしい。
あまり仕事は多くなかったので助かったが、思ったより花やらテーブル装飾やら決めることが多くて疲れた。
あと、ずっとやってみたかった事がある。
前撮りをしてみたい。
そして、シュウと、昴と二人との写真を残したかった。
同じ人物であることは確かだけど、私にとってはシュウも昴も大切な存在には変わりない。
撮影スタッフには"兄のような存在で、ずっと支えてもらってきた。だから一緒に写真を撮りたい"と言い訳をしようと思う。
鎌倉の海辺で写真を撮ることにした。
季節は10月なので海には人がほとんどいなかった。
シュウには上下ライトグレーのスーツ、ベストと蝶ネクタイ、ポケットチーフはグレー。
とても似合っている。
私は裾が長く広がって、裾のレースが綺麗に見えるものにした。
二の腕が隠せる袖があるドレスにした。腕を出すのがちょっと出すの恥ずかしかった。
今回、また父に頼んで昴に変装して来てもらっていた。
上下黒のスーツ、赤いネクタイで来ていたが、
1枚だけシュウのジャケットと蝶ネクタイ・ベストを着させて上半身アップで撮ってもらった。
スマホでも1枚撮影する。
これでシュウの事を知らない人には"昴と前撮りをした"と言うことにして写真を見せられる。
前撮りは無事に終わって、とうとう明日は結婚式だ。
次の日
朝から式場に入り支度をする。
シュウは髪を整えるくらいなので後から来る。
支度を終えて部屋で待っているとノックが聞こえた。
「お連れ様がお見えになりましたよ。」
「どうぞ。」
「ナマエ。…とても綺麗だ。ベールを被っていると余計に儚く見える…。」
「シュウもかっこいいよ。」
「こんな素敵な花嫁が横で歩いてくれるとは。嬉しい限りだ。」
いよいよ挙式が始まった。
シュウが先に行き、その後父と共にレッドカーペットを歩く。
入口で母にベールを取ってもらう。
その時母がおめでとうと言ってくれて泣きそうになってしまった。涙をこらえてシュウの元へ父と歩く。
奥ではシュウが優しい眼差しでこちらを見ている。
父から腕を離した時、シュウが父の手をとって
「ナマエさんを必ず幸せにします。」と言って握手を交わした。
私の緩んだ涙腺が更に緩んで一筋涙が頬を伝った。
シュウの方へ近づくと笑って涙を拭ってくれた。
壇上へ上がりサインをして指輪交換。
誓いのキスは跪いたシュウが手の甲にキスをした。
挙式を終えてフラワーシャワーで出迎えて貰ったあとブーケを投げた。
今回受け取ったのは蘭ちゃんだ。
前回秀吉くんの結婚式で園子ちゃんが受け取っていたので、今度は蘭ちゃんに受け取ってもらいたいと思ったのでこっそり操作した。
次は披露宴が開始し、新郎新婦の主賓挨拶としてジェイムズにスピーチをお願いした。
その後乾杯の挨拶をジョディにしてもらった。
その後は会食しつつ、時々皆がお祝いの言葉を述べに席に来てくれた。
シュウの方にはこれでもかとお酒がなんども注がれる。特にあむ兄がこれでもかと溢れんばかりに注いでいった。シュウは足元のバケツには入れずお酒を全部呑んでいるのに何事もなく平然としているのが凄い。
ちなみに今日はあむ兄と彼女のえれなちゃんにも来てもらっている。
実は1年前、安室が突如家に来たらしく、スコッチが亡くなった状況を細かく教えろと迫ったらしい。
意地でも言う気はなかったが、安室に土下座され真実が知りたいんだと言われて教える事にしたらしい。
状況を伝え、自分が全て悪かった。銃を奪われなければ、後ろから来る足音に気を取られてシリンダーの手を緩めなければ助かったはずだと謝罪した。
ライが殺したのではないと分かっていたものの、状況が分かると安室は酷くショックを受けた。
お前のせいじゃない、僕があの時タイミング悪く行かなければ良かったんだ。とシュウに言い、今まで見た事がないくらい大泣きしたらしい。
今度二人でスコッチの墓参りに行きお互い誠心誠意謝罪しようと約束し、それ以来お互い友人枠に収まったようだ。ごくたまに二人で呑みにも行っているらしい。
ケーキカットを終えて中座する。
お色直しの間、新一くんの友人だという黒羽快斗君が手品を披露してくれる事になってる。
黒羽快斗君が怪盗キッドだった事は私とシュウ、新一くんだけが知っている。
快斗君も組織の人間に父を殺されていたらしいが、組織が壊滅した今、組織が追っていた謎の特殊なビックジュエルを探す必要もなくなり今やテレビで天才マジシャンとして有名だ。
実際盗んでも返していたし理由があっての事だと分かったので正体が分かっても放っておいた。
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お色直しは私だけ。
ドレスの色は赤にした。
胸元と裾に赤い花のような装飾が沢山使われていて裾はレースが綺麗。
胸元のネックレスは赤い花弁が繋がったようなデザインでドレスに合う。
再度入場すると快斗くんの計らいで天井から沢山の赤い薔薇の花びらが降ってきた。とても綺麗だった。
口パクで快斗くんに"ありがとう"と伝えると快斗くんはニッコリ笑いパッと姿を消した。
無事に披露宴を終えて、その後は園子・蘭・真純と共に二次会という名の女子会をする。
シュウは安室と二人で飲み会をするらしい。あんなに呑んだのにまだ呑むのか。
赤井家ご両親と秀吉くん、私の両親は居酒屋で新郎新婦不在の結婚おめでとう会を開くらしい。