第1章<完結>
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【ほんのり媚薬表現あり。】
同居して1年程が経過した頃、隣町で黒の組織の一員と見られる金髪の女性の目撃談が上がった。
「週末、調査に行こうと思う。」
シュウがこちらをチラッと見て反応を伺う。
「えっ…接触するには早くない…?会えるか分からないし、根拠も…。」
「だからこそだ。どちらにしろ犯罪の温床である事は分かっている。調査すべきだ。」
「…そうね。」
「悪いが今回は一緒に行ってもらわないと成り立たん。」
「分かってる。大丈夫よ。」
現場は会員制のクラブ。売上金が黒の組織の手に渡っている可能性があり、金髪の女性が時折様子を確認に来ているらしい。
話によるとそこは普通のクラブではなく、ある薬目的で皆入り浸っているとの事。
"媚薬"である。
効果がかなり高く、連れてこられた女性がその気がなくても薬を盛られてハイになっている所を併設されている個室に連れ込まれ、事に及んでしまう。
男性側が希望を伝えない限り、一律女性に盛られるとの事。
その為ナマエが一緒に行く必要がある。
「万が一盛られたら…大丈夫か?」
「薬の調査の為にも気をつけて飲まないようにするけど、既存の薬なら少しは耐性付けてあるから大丈夫…。解毒剤も家には一通りあるし。ただ、黒の組織が作った最新の薬だったら…飲んだらヤバいかもね…。」
「大丈夫だ、その時は俺が守る。」
「…ありがとう、シュウ。」
心強い。と思うと同時に心の奥がムズムズした。
どういう感情かは自分でもよく分からない。
この1年一緒に住んでみて嫌な点はほとんどなかった。
お互いそれぞれ任務に出る事もあって、そこから帰ってくる度お互いほっとしたし一緒にいて落ち着くと思った。
時折見せるシュウの笑顔や仕草、何気ない一言にドキドキする事もあった。
恋愛感情かはよく分からない。
今まで研究に学生生活を費やし、友達と楽しくやっていたが私は恋愛にはかなり疎かった。
ダンスパーティーの申し込みは沢山あったけど、とりあえず寮で1番よく話をしていた男子学生とペアになっただけだし。
彼氏はいなかったかというと、1人いた。
ホグワーツの先生だった。
先生と生徒というのもあり、相手も遠慮してキス以上の関係になった事はなかった。
それもすれ違いが増えて自然消滅してしまったし、卒業してからは連絡は一切取っていない。
その点シュウは恋愛経験多いだろうな…と考えて胸の奥がチクッとした。
「百面相をしてどうした。不安に思う気持ちは分かるが仕事だぞ。これ以上危険な任務は他にもあっただろう。」
「いや違、任務の事じゃなくて…。」
「じゃなくて…?」シュウが顔を近づけてくる。
「…顔赤いぞ、大丈夫か?熱か?」
「ち…違う違う、なんでもない。晩御飯どうしようかなと思ってただけ。」
「…まったく。本当に食べる事好きだよな…。」
ちょっと呆れた顔をされてしまった。
ジェイムズにも調査へ行く事を伝え、了承を得た。
何かあった時の為にも自分達に盗聴器をつけ、仲間を待機させる事になった。
数日後の為にも色々用意しなければ。
同居して1年程が経過した頃、隣町で黒の組織の一員と見られる金髪の女性の目撃談が上がった。
「週末、調査に行こうと思う。」
シュウがこちらをチラッと見て反応を伺う。
「えっ…接触するには早くない…?会えるか分からないし、根拠も…。」
「だからこそだ。どちらにしろ犯罪の温床である事は分かっている。調査すべきだ。」
「…そうね。」
「悪いが今回は一緒に行ってもらわないと成り立たん。」
「分かってる。大丈夫よ。」
現場は会員制のクラブ。売上金が黒の組織の手に渡っている可能性があり、金髪の女性が時折様子を確認に来ているらしい。
話によるとそこは普通のクラブではなく、ある薬目的で皆入り浸っているとの事。
"媚薬"である。
効果がかなり高く、連れてこられた女性がその気がなくても薬を盛られてハイになっている所を併設されている個室に連れ込まれ、事に及んでしまう。
男性側が希望を伝えない限り、一律女性に盛られるとの事。
その為ナマエが一緒に行く必要がある。
「万が一盛られたら…大丈夫か?」
「薬の調査の為にも気をつけて飲まないようにするけど、既存の薬なら少しは耐性付けてあるから大丈夫…。解毒剤も家には一通りあるし。ただ、黒の組織が作った最新の薬だったら…飲んだらヤバいかもね…。」
「大丈夫だ、その時は俺が守る。」
「…ありがとう、シュウ。」
心強い。と思うと同時に心の奥がムズムズした。
どういう感情かは自分でもよく分からない。
この1年一緒に住んでみて嫌な点はほとんどなかった。
お互いそれぞれ任務に出る事もあって、そこから帰ってくる度お互いほっとしたし一緒にいて落ち着くと思った。
時折見せるシュウの笑顔や仕草、何気ない一言にドキドキする事もあった。
恋愛感情かはよく分からない。
今まで研究に学生生活を費やし、友達と楽しくやっていたが私は恋愛にはかなり疎かった。
ダンスパーティーの申し込みは沢山あったけど、とりあえず寮で1番よく話をしていた男子学生とペアになっただけだし。
彼氏はいなかったかというと、1人いた。
ホグワーツの先生だった。
先生と生徒というのもあり、相手も遠慮してキス以上の関係になった事はなかった。
それもすれ違いが増えて自然消滅してしまったし、卒業してからは連絡は一切取っていない。
その点シュウは恋愛経験多いだろうな…と考えて胸の奥がチクッとした。
「百面相をしてどうした。不安に思う気持ちは分かるが仕事だぞ。これ以上危険な任務は他にもあっただろう。」
「いや違、任務の事じゃなくて…。」
「じゃなくて…?」シュウが顔を近づけてくる。
「…顔赤いぞ、大丈夫か?熱か?」
「ち…違う違う、なんでもない。晩御飯どうしようかなと思ってただけ。」
「…まったく。本当に食べる事好きだよな…。」
ちょっと呆れた顔をされてしまった。
ジェイムズにも調査へ行く事を伝え、了承を得た。
何かあった時の為にも自分達に盗聴器をつけ、仲間を待機させる事になった。
数日後の為にも色々用意しなければ。