第2章<完結>
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
気づいたら組織壊滅してから一年が経過した。
後処理の大半は終わったので、あとは組織の残党を捕まえるのみだ。
まぁ、ほとんどが下っ端なのでそこまで危険はないはず。
しかしもう少し状況を見る必要もある為私とシュウだけが日本に残った。
なので前と変わらず私は事務総監補佐として日本で時折捜査資料を作りつつ、大学院生として過ごした。
シュウも沖矢として大学院生として生活する傍ら、アメリカ大使館の護衛を時々行っていた。
本来大使館の警備は日本の警察や自衛官などが行うものだが、FBIということで特別に任されたらしい。
後処理も落ち着き灰原哀を護衛する必要がなくなった今、そこまでする事もなく暇だからとジェイムズや安室に何か仕事を振ってくれと頼んだらしい。
少年探偵団の子供達は小学二年生、
新一君達は高校三年生になっていた。
そして今、私達はとある場所にいる。
客人は教会の椅子に座り、今か今かと新郎新婦の登場を待ち構えている。
オルガンと聖歌隊のメロディーと共に扉が開いた。
拍手に出迎えられて
出てきたのは……
羽田秀吉が先に入場した。
全身白のタキシード、青い蝶ネクタイ。
メガネはなく、テレビで見るような凛々しい顔をして壇上へ上がる。
カメラのシャッター音が響き渡る中、今度は美しいドレスを纏った由美さんと緊張した面持ちのお父さんがバージンロードを歩いてきた。
秀吉君の方に娘を差し出すと由美さんのお父さんは席に着いた。
感動の挙式が終わり、チャペルから出た二人をフラワーシャワーで祝う。
皆のフラワーシャワーを受けたあと、後ろ向きで由美さんが思いっきりブーケを投げた。
…受け取ったのは園子ちゃんだ。
蘭ちゃんと園子ちゃんと新一君は以前何度か事件に一緒に関わったらしく、新郎の友人として来ていた。
園子ちゃんは嬉しそうにブーケを抱きしめて
「やった!次は私も真さんと♡」と未来に思いを馳せていた。
微笑ましく見ていたら昴が耳元で"次は俺達だけどな。"と囁いた。想像して思わず顔が赤くなる。
「そんなに赤くなる事か?」と笑われてしまった。
隣の建物へ行き今度は披露宴だ。
それぞれ席に着く。
ちなみに将棋関係者など多くの来客の目があるので、シュウは兄として参加せず、沖矢昴の姿で友人として参加している。
席は真純ちゃんや赤井家ご両親と一緒だから周囲からは親戚だと思われているかもしれないけど。
出席者は警察関係の人達や将棋関係者に加えて報道関係者も数名いた。
披露宴の様子を新聞に出すそう。もちろん一般人だから由美タンの顔は隠すらしいが、有名人は結婚式すらも大変だな。
きっと明日の新聞の一面を飾るだろう。
結婚式が全て終了したあとは赤井家と宮本家で食事会をするらしい。
私達は食事会に出る訳にはいかずそのまま帰宅した。
マンションの方に一緒に帰宅して引き出物のカタログギフトを吟味していると隣に昴が座った。
「結婚式、いつしたい?」
「ぇ゛っ。」
「しないのか?」
「シタイデス…。」
「…その割には嬉しそうではないが?したくないか?」
「いや、もっとずっと先かなって思ってたから…意外で。」
「両親顔合わせしたし籍も入れている。プロポーズも済んでいるし後は結婚式だけだろう?」
「うん。なんか最近昴と一緒の時間が多くて、本当にシュウと結婚出来る実感湧かないなー。」
「ホォー?悪いが君の夫は赤井秀一だが?」
目を開いて怒りマークが出ている。
「モチロンデス。」
「…もしかして昴の方が好みなのか…?」
私の膝上にコテンと倒れ込むと不安そうにじっと見つめてきた。
え、何それ可愛すぎないか?
「"昴"に言われても答えづらい。」
と言うと変装したままだったのを思い出したらしく苦笑した。
「とりあえず、ゼクシィ買おう。」
「ブフォ」思わぬ言葉に吹いた。
「ゼクシィ似合わなそうな男ナンバーワンだよ。」
「酷いな。こう見えて一途なのはよく知ってるだろう。死んでも浮気はしない。」
「分かってるんだけどね。だってシュウも昴も凄いモテそうだし。…じゃあ明日本屋さん行こ。」
「あぁ。」私に膝枕をされたままシュウは目を閉じた。
「…眠いの?」
「いや。なんだかほっとしてしまった。生きて家族が結婚式をする姿を見れるとは…潜入時代思っていなかった。」
「そうだね。」
私がカタログギフトを見ていたらそのまま寝てしまったらしい。昴のメガネを外してテーブルに置きブランケットをかけてあげた。
「…良かったね…シュウ。」
後処理の大半は終わったので、あとは組織の残党を捕まえるのみだ。
まぁ、ほとんどが下っ端なのでそこまで危険はないはず。
しかしもう少し状況を見る必要もある為私とシュウだけが日本に残った。
なので前と変わらず私は事務総監補佐として日本で時折捜査資料を作りつつ、大学院生として過ごした。
シュウも沖矢として大学院生として生活する傍ら、アメリカ大使館の護衛を時々行っていた。
本来大使館の警備は日本の警察や自衛官などが行うものだが、FBIということで特別に任されたらしい。
後処理も落ち着き灰原哀を護衛する必要がなくなった今、そこまでする事もなく暇だからとジェイムズや安室に何か仕事を振ってくれと頼んだらしい。
少年探偵団の子供達は小学二年生、
新一君達は高校三年生になっていた。
そして今、私達はとある場所にいる。
客人は教会の椅子に座り、今か今かと新郎新婦の登場を待ち構えている。
オルガンと聖歌隊のメロディーと共に扉が開いた。
拍手に出迎えられて
出てきたのは……
羽田秀吉が先に入場した。
全身白のタキシード、青い蝶ネクタイ。
メガネはなく、テレビで見るような凛々しい顔をして壇上へ上がる。
カメラのシャッター音が響き渡る中、今度は美しいドレスを纏った由美さんと緊張した面持ちのお父さんがバージンロードを歩いてきた。
秀吉君の方に娘を差し出すと由美さんのお父さんは席に着いた。
感動の挙式が終わり、チャペルから出た二人をフラワーシャワーで祝う。
皆のフラワーシャワーを受けたあと、後ろ向きで由美さんが思いっきりブーケを投げた。
…受け取ったのは園子ちゃんだ。
蘭ちゃんと園子ちゃんと新一君は以前何度か事件に一緒に関わったらしく、新郎の友人として来ていた。
園子ちゃんは嬉しそうにブーケを抱きしめて
「やった!次は私も真さんと♡」と未来に思いを馳せていた。
微笑ましく見ていたら昴が耳元で"次は俺達だけどな。"と囁いた。想像して思わず顔が赤くなる。
「そんなに赤くなる事か?」と笑われてしまった。
隣の建物へ行き今度は披露宴だ。
それぞれ席に着く。
ちなみに将棋関係者など多くの来客の目があるので、シュウは兄として参加せず、沖矢昴の姿で友人として参加している。
席は真純ちゃんや赤井家ご両親と一緒だから周囲からは親戚だと思われているかもしれないけど。
出席者は警察関係の人達や将棋関係者に加えて報道関係者も数名いた。
披露宴の様子を新聞に出すそう。もちろん一般人だから由美タンの顔は隠すらしいが、有名人は結婚式すらも大変だな。
きっと明日の新聞の一面を飾るだろう。
結婚式が全て終了したあとは赤井家と宮本家で食事会をするらしい。
私達は食事会に出る訳にはいかずそのまま帰宅した。
マンションの方に一緒に帰宅して引き出物のカタログギフトを吟味していると隣に昴が座った。
「結婚式、いつしたい?」
「ぇ゛っ。」
「しないのか?」
「シタイデス…。」
「…その割には嬉しそうではないが?したくないか?」
「いや、もっとずっと先かなって思ってたから…意外で。」
「両親顔合わせしたし籍も入れている。プロポーズも済んでいるし後は結婚式だけだろう?」
「うん。なんか最近昴と一緒の時間が多くて、本当にシュウと結婚出来る実感湧かないなー。」
「ホォー?悪いが君の夫は赤井秀一だが?」
目を開いて怒りマークが出ている。
「モチロンデス。」
「…もしかして昴の方が好みなのか…?」
私の膝上にコテンと倒れ込むと不安そうにじっと見つめてきた。
え、何それ可愛すぎないか?
「"昴"に言われても答えづらい。」
と言うと変装したままだったのを思い出したらしく苦笑した。
「とりあえず、ゼクシィ買おう。」
「ブフォ」思わぬ言葉に吹いた。
「ゼクシィ似合わなそうな男ナンバーワンだよ。」
「酷いな。こう見えて一途なのはよく知ってるだろう。死んでも浮気はしない。」
「分かってるんだけどね。だってシュウも昴も凄いモテそうだし。…じゃあ明日本屋さん行こ。」
「あぁ。」私に膝枕をされたままシュウは目を閉じた。
「…眠いの?」
「いや。なんだかほっとしてしまった。生きて家族が結婚式をする姿を見れるとは…潜入時代思っていなかった。」
「そうだね。」
私がカタログギフトを見ていたらそのまま寝てしまったらしい。昴のメガネを外してテーブルに置きブランケットをかけてあげた。
「…良かったね…シュウ。」