第2章<完結>
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どうしよう、来てしまった、この日が。
赤井家のお母様と会う日が…。
どうしよう…どうしよう…
「落ち着け、取って食いやしない。」
「緊張するに決まってるじゃない!
シュウだって私のお父さんに会う時同じ気持ちだったでしょ!」
「…そうだな。だが今回真純もいるし大丈夫だろ。」
「うん、それは少し心強い…。」
心臓が口から出そう。
「時間だ。そろそろ出かけるぞ。」
今回は珍しく私の車で出かける。
マスタングで行くと身元がバレそうだからだ。
最近出番が無かったなー、
私の愛車ベントレー・コンチネンタルGT。
シュウは念の為サングラスで顔を隠している。
到着しホテルに入ると真純ちゃんが待っていた。
「やぁ!よく来たね。待ってたよ!」
「うん。緊張しかしない、どうしよ。心臓が。」
「大丈夫だよ、ママはさすがに取って食いやしないよ!」
「二人して同じ事言わないで!」
真純ちゃんがカードキーでロック解除してドアを開ける。
「ママ、来たよー!」
「お邪魔します…。」
最後に部屋に入るとバタンとドアがしまった。
カチリ。
後ろから引き金を引く音が聞こえる。
「手を上げろ。後頭部で手を組んで跪け。」
言われた通りにする。
「なにやってんの!」
「母さん!やめてくれ!」
銃口が背後から前にまわってきて、目の前にはお母様と思しき金髪の女の子の姿が見えた。
「お前が秀一の恋人か?」
「はい、秀一さんにはお世話になっております。
ナマエベルナドットです。FBI捜査官をしています。事務総監補佐及び"N"と呼ばれる部隊に所属しています。部隊とはいえ私一人だけですが…。」
「そうか。"N"の事は聞いた事がある。
聞きたい事は1つ。
…お前は絶対に秀一を裏切らないと言いきれるか?
たとえお前の命がかかっていても。」
「もうバカなマネはやめろ!」シュウが怒鳴る。
「…ええ、もちろんです。秀一さんを死んでも守りきります。」
「……嘘はついていないようだ。試すようなマネをして悪かった。」
「…いえ、大丈夫です。空砲しか入っていないようですし。」
「よく分かったな。本当にすまない。服が汚れてしまった。」
足元の汚れをパタパタと払ってくれた。
「あぁっ、秀一さんのお母様の手が汚れます、大丈夫です自分でやりますっ!」
「…さ、広くはないが椅子に座ってくれ。
秀一は適当にベッドにでも寝てろ。」
「久々に会うのにママシュウ兄に冷たい。
じゃあボクはシュウ兄の隣でゴロゴロしよー。」
「真純、狭いぞ。」
「シングルベッドだもん、仕方ないじゃん。」
「隣のベッド行けよ。」
「ケチー!いいじゃん!」
「二人ともうるさい、出て行かすぞ。」
「「……。」」
「いつもうちの子供達が世話になっているな。
私はメアリー世良だ。」
「あっ、よろしくお願いします。」
「うちの愚息が色々と迷惑をかけているだろう。
いつもすまないな。」
「とんでもないです、色々支えになってもらっています。」
「何かあったら言いなさい、私は秀一よりもナマエさんの味方ですからね。
…さっき、命をかけても秀一を守れるかと聞いたが…私はそんな事は望んでいない。
むしろ秀一がナマエさんを守るべきだからな。わかっているな?」
「あぁ、当然だ。」
「ありがとうございます!」
「さて、秀一、よくぞこんな可愛い子を連れてきたな!褒めてやろう。職場で出会ったのか?」
初めてここでニコリと笑いかけてくれた。
「潜入前に上からの命令で一緒に住む事になってな。それで会った。」
「嫁入り前のお嬢さんと一緒に住んでいたのか!
このドアホ!本当に御両親に申し訳ない。」
「命令だから仕方ないだろ。それとナマエの両親とはもう会った。」
「えっ、シュウ兄もう両親に挨拶したのか!?」
「そういう訳では無かったんだが、最終的にはそんな感じだったな。」
「粗相はないだろうな?ナマエさん、大丈夫だったか?」
「あっはい、両親共にとっても喜んでました。」
「御両親はどちらの出身なんだ?」
「父がイギリス国籍、母は日本人ですがイギリス国籍です。」
「そうか、では皆子供の頃は同じイギリスに居たんだな。」
「そうですね。…メアリーさん、あの…ホグワーツって聞いた事あります?」
「あぁ…親戚の子が行くと言っていた学校だな。
…もしかして、魔女なのか?」
「そうです。ホグワーツ出身です。」
「魔女?え?どういうこと?」
真純ちゃんが興味津々だ。
「…そうか。本当に素晴らしいお嬢さんを連れてきたな。私達がその事を知っていても問題はないのか?」
「えぇ、仕事上必要な人と、婚約者やその家族には知らせる事が出来ます。」
「じゃあ問題ないな!秀一と結婚してくれるのか?」
「私は、そうしたいと思っています。」
「お前はどうなんだ?秀一。」
「今死んだ事になっている以上、結婚は出来ない。組織壊滅してから戸籍を復活させて籍を入れられるまで待ってもらうしかない。」
「このバカ。あんまり女性を待たせるなよ。一旦戸籍をダメにしやがって。他に方法があったんじゃないのか!」
「検討した結果だ。目処がついたらジェイムズに頼んで戸籍を復活させる。」
「ナマエさん、それまで待ってやってもらえるか?」
「もちろんです、いくらでも待ちます。」
「ありがとう、秀一を好きになってくれて。」
「こちらこそです、ありがとうございます…。」
「一つ聞きたいんだが、魔法で私を元の姿に戻せるか?」
「一時的には出来ますが…。」
「一度でいいから久々に戻りたいんだ。務武さんや秀吉はいないが、こうして家族が集まったからな…。」
「写真あります?」
写真を見せてもらい、別室で姿を変える。
「ここはこうで…」
「なるほど…」
別室で元に戻し部屋から出ると二人が驚いていた。
「わー!!いつものママだー!ナマエ姉凄い!」
「流石だな。」
「久々だな、この体。」
「改めて見ると秀一さんとメアリーさん、顔そっくりですね。」
「そうだな、秀一は1番私に顔が似ている。
ただ秀一は慎重さが欠けていることが稀にある。
だから時折手を貸してやってくれ。」
メアリーさんは苦笑する。
「はい。」
「さ、もう子供の姿に戻してくれ。わざわざすまなかったな、ありがとう。」
部屋でまた子供の姿に戻す。
「またママが縮んじゃった。」
真純ちゃんは残念そうだ。
そうだよね、早く元に戻って欲しいよね。
「おい、秀一。」
「今から婚姻届持ってこい。」
「は?」
「保証人覧を次はいつ書けるか分からん。
こうして会える機会はお互い元の状態に戻るまでは無理だろう。だから今のうち書いておく。
あとナマエさん、いつか御両親に会わせて欲しい。きちんと挨拶がしたい。」
「分かりました。」
「私が元に戻るまでは会えないが、その後機会が作れたら頼んだよ。さ、早く取ってこい。」
しぶしぶシュウが立ち上がり、その格好で行こうとするので別室に突っ込んで念の為昴の姿にする。
私の車の鍵を渡すと部屋を出ていった。
赤井家のお母様と会う日が…。
どうしよう…どうしよう…
「落ち着け、取って食いやしない。」
「緊張するに決まってるじゃない!
シュウだって私のお父さんに会う時同じ気持ちだったでしょ!」
「…そうだな。だが今回真純もいるし大丈夫だろ。」
「うん、それは少し心強い…。」
心臓が口から出そう。
「時間だ。そろそろ出かけるぞ。」
今回は珍しく私の車で出かける。
マスタングで行くと身元がバレそうだからだ。
最近出番が無かったなー、
私の愛車ベントレー・コンチネンタルGT。
シュウは念の為サングラスで顔を隠している。
到着しホテルに入ると真純ちゃんが待っていた。
「やぁ!よく来たね。待ってたよ!」
「うん。緊張しかしない、どうしよ。心臓が。」
「大丈夫だよ、ママはさすがに取って食いやしないよ!」
「二人して同じ事言わないで!」
真純ちゃんがカードキーでロック解除してドアを開ける。
「ママ、来たよー!」
「お邪魔します…。」
最後に部屋に入るとバタンとドアがしまった。
カチリ。
後ろから引き金を引く音が聞こえる。
「手を上げろ。後頭部で手を組んで跪け。」
言われた通りにする。
「なにやってんの!」
「母さん!やめてくれ!」
銃口が背後から前にまわってきて、目の前にはお母様と思しき金髪の女の子の姿が見えた。
「お前が秀一の恋人か?」
「はい、秀一さんにはお世話になっております。
ナマエベルナドットです。FBI捜査官をしています。事務総監補佐及び"N"と呼ばれる部隊に所属しています。部隊とはいえ私一人だけですが…。」
「そうか。"N"の事は聞いた事がある。
聞きたい事は1つ。
…お前は絶対に秀一を裏切らないと言いきれるか?
たとえお前の命がかかっていても。」
「もうバカなマネはやめろ!」シュウが怒鳴る。
「…ええ、もちろんです。秀一さんを死んでも守りきります。」
「……嘘はついていないようだ。試すようなマネをして悪かった。」
「…いえ、大丈夫です。空砲しか入っていないようですし。」
「よく分かったな。本当にすまない。服が汚れてしまった。」
足元の汚れをパタパタと払ってくれた。
「あぁっ、秀一さんのお母様の手が汚れます、大丈夫です自分でやりますっ!」
「…さ、広くはないが椅子に座ってくれ。
秀一は適当にベッドにでも寝てろ。」
「久々に会うのにママシュウ兄に冷たい。
じゃあボクはシュウ兄の隣でゴロゴロしよー。」
「真純、狭いぞ。」
「シングルベッドだもん、仕方ないじゃん。」
「隣のベッド行けよ。」
「ケチー!いいじゃん!」
「二人ともうるさい、出て行かすぞ。」
「「……。」」
「いつもうちの子供達が世話になっているな。
私はメアリー世良だ。」
「あっ、よろしくお願いします。」
「うちの愚息が色々と迷惑をかけているだろう。
いつもすまないな。」
「とんでもないです、色々支えになってもらっています。」
「何かあったら言いなさい、私は秀一よりもナマエさんの味方ですからね。
…さっき、命をかけても秀一を守れるかと聞いたが…私はそんな事は望んでいない。
むしろ秀一がナマエさんを守るべきだからな。わかっているな?」
「あぁ、当然だ。」
「ありがとうございます!」
「さて、秀一、よくぞこんな可愛い子を連れてきたな!褒めてやろう。職場で出会ったのか?」
初めてここでニコリと笑いかけてくれた。
「潜入前に上からの命令で一緒に住む事になってな。それで会った。」
「嫁入り前のお嬢さんと一緒に住んでいたのか!
このドアホ!本当に御両親に申し訳ない。」
「命令だから仕方ないだろ。それとナマエの両親とはもう会った。」
「えっ、シュウ兄もう両親に挨拶したのか!?」
「そういう訳では無かったんだが、最終的にはそんな感じだったな。」
「粗相はないだろうな?ナマエさん、大丈夫だったか?」
「あっはい、両親共にとっても喜んでました。」
「御両親はどちらの出身なんだ?」
「父がイギリス国籍、母は日本人ですがイギリス国籍です。」
「そうか、では皆子供の頃は同じイギリスに居たんだな。」
「そうですね。…メアリーさん、あの…ホグワーツって聞いた事あります?」
「あぁ…親戚の子が行くと言っていた学校だな。
…もしかして、魔女なのか?」
「そうです。ホグワーツ出身です。」
「魔女?え?どういうこと?」
真純ちゃんが興味津々だ。
「…そうか。本当に素晴らしいお嬢さんを連れてきたな。私達がその事を知っていても問題はないのか?」
「えぇ、仕事上必要な人と、婚約者やその家族には知らせる事が出来ます。」
「じゃあ問題ないな!秀一と結婚してくれるのか?」
「私は、そうしたいと思っています。」
「お前はどうなんだ?秀一。」
「今死んだ事になっている以上、結婚は出来ない。組織壊滅してから戸籍を復活させて籍を入れられるまで待ってもらうしかない。」
「このバカ。あんまり女性を待たせるなよ。一旦戸籍をダメにしやがって。他に方法があったんじゃないのか!」
「検討した結果だ。目処がついたらジェイムズに頼んで戸籍を復活させる。」
「ナマエさん、それまで待ってやってもらえるか?」
「もちろんです、いくらでも待ちます。」
「ありがとう、秀一を好きになってくれて。」
「こちらこそです、ありがとうございます…。」
「一つ聞きたいんだが、魔法で私を元の姿に戻せるか?」
「一時的には出来ますが…。」
「一度でいいから久々に戻りたいんだ。務武さんや秀吉はいないが、こうして家族が集まったからな…。」
「写真あります?」
写真を見せてもらい、別室で姿を変える。
「ここはこうで…」
「なるほど…」
別室で元に戻し部屋から出ると二人が驚いていた。
「わー!!いつものママだー!ナマエ姉凄い!」
「流石だな。」
「久々だな、この体。」
「改めて見ると秀一さんとメアリーさん、顔そっくりですね。」
「そうだな、秀一は1番私に顔が似ている。
ただ秀一は慎重さが欠けていることが稀にある。
だから時折手を貸してやってくれ。」
メアリーさんは苦笑する。
「はい。」
「さ、もう子供の姿に戻してくれ。わざわざすまなかったな、ありがとう。」
部屋でまた子供の姿に戻す。
「またママが縮んじゃった。」
真純ちゃんは残念そうだ。
そうだよね、早く元に戻って欲しいよね。
「おい、秀一。」
「今から婚姻届持ってこい。」
「は?」
「保証人覧を次はいつ書けるか分からん。
こうして会える機会はお互い元の状態に戻るまでは無理だろう。だから今のうち書いておく。
あとナマエさん、いつか御両親に会わせて欲しい。きちんと挨拶がしたい。」
「分かりました。」
「私が元に戻るまでは会えないが、その後機会が作れたら頼んだよ。さ、早く取ってこい。」
しぶしぶシュウが立ち上がり、その格好で行こうとするので別室に突っ込んで念の為昴の姿にする。
私の車の鍵を渡すと部屋を出ていった。