「よいしょ。随分片付いたなー。」

大した荷物もないので、次の日には届いた荷物と共にクローゼットや引き出しに荷物を収納した。
クローゼット等家具は既に設置済だった。BOSSやジェイムズ、私とシュウに甘すぎないか…。

部屋から出ると赤井秀一もどうやら荷物をまとめ終えたようだ。
「もう終わったの？」
「そちらこそ。女性の割に随分早いんじゃないか？」「荷物少ないタイプなの。」
「俺もだ。…昼はどうする？」
「私自炊派なの。嫌じゃなければ料理作るけど？」
「すまんな。俺は全く料理が出来なくて…。」
「大丈夫、そこも補佐するわ。」
笑顔を向けるとホッとしたような顔をしていた。
「手伝えるところはやるから言ってくれ。」
「はーい。」

とりあえず冷蔵庫には何も入っていないので、2人で近場のスーパーに車で行くことにした。
昨日スーパーに寄った時は朝ご飯しか買わなかったからな。

ちなみに2人とも長身、自分で言うのもアレだけど傍からみると美男美女だと思う。
目立たない方がおかしい。
買い物をしていると2度見している人がどれほど多い事か。
「シュウ、そのイケメンな顔なんとかして。
目立つでしょ…。」
「それは君にも言える事だぞ。どうにかしろ。」
「私は帽子被る事にする。シュウはサングラスでもかけてよ…。」
「次から善処しよう。」
一挙手一投足見られていることに戸惑いつつ、
さっと目当てのものをカゴに放り込んでいった。
シュウがカードで支払ってくれた。

生活費は割り勘で、と言ったが補佐をして貰えるお礼だと全てシュウが出してくれる事となった。
女性は何かとお金がかかるだろうと。
なんだか申し訳ないなぁ。