第2章<完結>
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朝ご飯を食べて寛いでいると、博士の家の方がなんだか騒がしい。
二人で見に行ってみると子供達が騒いでいた。
「皆どうしたんだい?」
「おう、昴の兄ちゃんに姉ちゃん、聞いてくれよ!」
「博士が…」(光彦)
「ぎっくり腰になっちゃったんだってー!!」(歩)
「おめーら仕方ねぇだろ?」
「じゃあ僕が一緒に行きましょうか?博士のビートルお借りしましょう。」
「えっ」哀ちゃん嫌そう。
「私も行きたいー。皆で行こ?」
「「「やったぁー!!!」」」
「哀ちゃん、私もいるから大丈夫だよ、昴怖くないよ。」哀ちゃんに耳打ちする。
「博士、一人で大丈夫かしら?」
「私が後で博士の腰に効きそうな薬あげるから大丈夫。」
「…そう。じゃあ私も行くわ。」
「灰原、行くぞー。」
「今行くわ。」
哀ちゃんとは以前、科学や薬に関する話で盛り上がってそれ以降随分と仲良くなれた。
だから私がいればなんだか安心するらしい。
ちなみに私はマグル(=非魔法族)オタクだったから科学も独学で勉強していた。
「どうしましょう、人数的にナマエお姉さんが乗れません!」
「大丈夫、別ルートで行くから。東都動物園でしょう?」
「着いたらLINEするよ。また後でな。」
昴から言われ返答する。
皆を見送ると博士の家に入った。
「博士、居るー?大丈夫ー?」
「うぉぉ…ナマエ君、昴君と一緒に皆を連れて行ってもらってすまんかったな。いてて…。」
「博士、できる限り背筋伸ばして。」
「こうかの?」
パチン!腰を軽く叩くフリをして魔法で腰を治した。
「おや!治った!ナマエ君凄いのぅ!
ぎっくり腰は魔女の一撃と呼ばれておるが、まるで治す方の魔女の一撃じゃな!」
「それは良かった。たまたま関節ズレていただけかもしれませんねー。」適当に誤魔化す。
「ナマエ君はどうやって動物園に行くんじゃ?昴君の車かの?」
「ううん。昴の車、変なクセがあって乗りにくいから…電車で行くわ。じゃあ博士、後でねー!」
そう言って家を出て、一旦自宅のマンションに戻った。
お出かけ用の服に着替えると昴のLINEを待った。
しばらくすると
"着きました。入口でチケットを買って待ってます。
そういえば、昨日言っていた罰ゲーム、1週間後にしますから。"とLINEが来た。
なんでそこ律儀に覚えてんの?
オブリビエイトかけるぞ?(忘却の呪文)
姿現しで人通りの少ない道に行き、動物園の入口へ向かう。
「おーい、こっちだぞー!」
元太くんの元気の良い声が聞こえる。
皆が手を振ってくれていた。
「お待たせ!」
「どうやってきたんですか?」(光彦)
「電車よ。意外とスムーズだったから、同じ位に着いて良かった。さ、行こう。」
チケットを入口で渡し中へ入る。
「わぁ!パンダさんを見る券配ってるよ!歩美見たい!」
どうやらパンダを見るには整理券を取らないといけないらしい。
「え、すっげー混んでねぇか?」
元太くんは気が進まないようだ。
「じゃあ別行動しましょうか。」
「私は歩美ちゃんとナマエさんと行くわ。」
「じゃあ男女別ですね。」
「ではナマエ、また後で。」
昴が子供達を引き連れて行ってしまった。
整理券を受け取ったので、後は指定の時間に来れば良いようだ。
パンダを見るまでは30分もあるのでにその間にペンギンやゾウ、フラミンゴ、トラなどを見た。
唯一残念なのは、私が動物達の声が聞こえてしまうこと。
「何見てんだよ!」と脅すトラ、
「魚まだかなー。」とのほほんとしているペンギン、
「自分が1番美しい!」と小競り合いをするフラミンゴなど…。
子供達二人が楽しんでくれているのが幸い。
まぁ一人はそんなに子供ではないだろうけど。
そうこうしているうちにパンダの列に並ぶ時間が来てしまった。
列の流れが良いのか、思ったより並んですぐにパンダは見れた。
え、めっちゃ可愛い!ふわふわ!目が見えない!
「笹美味しいよ!こんなに食べれるの凄いでしょ!」
「え?」
「ナマエお姉さんどうしたの?」
「あっ、いや、なんでもないよ!可愛いね!」
しまった、パンダの声だった。反応しちゃったよ。
「うん!」
歩美ちゃんと哀ちゃんは真剣にパンダを見ている。
「凄いでしょ!こんなブランコも出来るんだよー!!見ててねぇー!!アッッ」
「ブフォッ」
まって、可愛すぎないか?
自慢してブランコ乗ってコロンって落ちるとかヤバくない?可愛すぎて頬が緩む。
「ひっくり返っちゃって可愛いねー!」
「そうだね!」
マズイ、油断すると笑いが止まらない。
「楽しそうね?そんなにパンダがひっくり返ったのがツボなのかしら?」
哀ちゃんに冷静にツッこまれてしまった。
「うん、可愛いなぁーって!」
「そう。貴女って以外と笑い上戸なのかしら?
もっとクールなタイプかと思ってたわ。」
「顔がキツイからクールに見られるんだけどね、喋ったらそうでも無いと言われるかもしれない。」
「…そうかもしれないわね、喋ると話しやすいものね。」
「ありがとう。」なんだかんだ褒められた?
パンダを見て昴達と合流した。
軽食が買える所があったので皆でお昼にした。
予想通り、テーブルはほとんど元太くんが買ったもので溢れかえっている。
お昼を食べた後は両生爬虫類館に行った。
カエル、イモリ…色々いるなー。
「歩美、怖い〜。」
「大丈夫だよ、一緒に手を繋ごう?…哀ちゃんも。」
哀ちゃんは気を使ったのか歩美ちゃんと手を繋いだ。
歩美ちゃんは両手を繋がれて安心したのか嬉しそうにしていた。
元太くんはすっげーしか言っていないし、コナン君は生き物の説明文を読んでいた。
光彦君はカメレオンに夢中だ。
もっと先へ行くと今度は蛇のゾーンだった。
部屋は割と明るい。
部屋に入った瞬間、蛇達が一斉に私の方を見て直立し動かなくなった。
しまった!
おじいちゃんが蛇の化身、その上蛇界の最高神でもある。その子孫の私にビビるのは当然だった。
手をパタパタとして直立不動を解くように促すと今度は床に這ったまま動かなくなった。
…頭が高い!と言っている訳では無い。マズイ。
どうしよう。
とりあえず近くのケースにいた蛇に顔を近づけ、
目で"普通にしてて!"と合図した。
………?あれ、動かないんだけど。
え?もしかして、緊張のあまりフリーズしてる?
手を振ったけど動かない。
もう私はここに居ない方が良さそうだ。
「私、あっち見ようかなー。」
蛇に怖がる歩美ちゃんを言い訳に違う部屋へ行った。
あ、蛇達が動く音が聞こえる。良かった。
後ろをチラッと見ると昴が苦笑いしていた。
昴は事情を知っているから察したんだろう。
蛇達が恐れ戦いている事を。
光彦君達が不審がっている。
「なんなんでしょう、僕たちが入ったら動きが一旦止まりましたね。妙に頭が上がっていたというか起立!ってなってましたねー。」
「なんだろうなー。蛇ってあんなに一斉に動くのか?あんな様子見た事ねーけど。」
コナン君まで不審がっている!!
足早に爬虫類館を出て他の動物を観察するとあっという間に夕方になってしまった。
最後はそれぞれお土産コーナーで買い物をする。
「博士にもお土産買わないと。」
「博士に沢山お菓子あげないでね。」
哀ちゃんから忠告されたので少しクッキーが入ったパンダの小物入れにする。
私は何買おうかな。チラッと棚を見ると見えたのは
「可愛いー!狼と蛇のぬいぐるみ…。」
思わずムギュっと抱きしめた。
「ナマエは本当に蛇と狼が好きですね。」
「あ、すばる…。」
「それも会計してくるので、僕のカゴに入れて下さい。」
「いいの?ありがとうー!」
「コナン君は何買ったの?」
「蘭姉ちゃんにピンクのペンギンのぬいぐるみ。」
「お、蘭ちゃん好きそう。」
元太くんは主にお菓子、歩美ちゃんはパンダのぬいぐるみ、光彦君はお菓子と図鑑を買っていた。
皆がビートルに乗って帰る姿を見届けて私も帰路に着いた。
流石にすぐに帰ると怪しまれるので、マンションである程度待機してから様子を見て工藤邸に帰るつもりだ。
時間を見て工藤邸へ向かうと丁度着いた所らしかった。
博士へお土産を渡し、工藤邸へと入った。
昴は子供達を送っていくらしい。
買ってきたぬいぐるみをリビングに飾って夕食の支度をする。
お、昴帰ってきた。
「…なんだか、ナマエの御先祖様に監視されているようだな。」
ぬいぐるみを見て開口一番に言った。
「それはないよ、大丈夫。ほんとこれ、凄く可愛い。昴、ありがとう。」
「あぁ。かまわんよ。…それにしても動物園の蛇達が凄かったな。直立不動だったな。
その上近くにいた蛇にこっそり近づいて何やらしていたようだが…固まっていたしな。」
「流石にバレてたか。いや、近くにいた蛇に普通にしててって合図したんだけど、逆に恐がらせちゃって。申し訳なかったなー。」
「魔女や魔法使いは皆、動物と話が出来るのか?」
「パーセルマウスと呼ぼれる人は蛇と話せるらしいけど、今までほとんどいないらしいよ。」
「そうなのか。ナマエはそれとは違うのか?」
「うん。動物たち大体なんでも話が出来るよー。そうそう、パンダがすっごく可愛かったの!
ブランコ上手でしょ!見て見て!って言った瞬間、コロンって落ちてて。
それ見て吹き出したら哀ちゃんに笑い上戸だと思われた。」
「そんな声が聞こえてたらさぞ面白いだろうな。」
色々話をしながら夕食を食べた。
あまりにも色々楽しくて、忘れていた。
…罰ゲームの存在を。
二人で見に行ってみると子供達が騒いでいた。
「皆どうしたんだい?」
「おう、昴の兄ちゃんに姉ちゃん、聞いてくれよ!」
「博士が…」(光彦)
「ぎっくり腰になっちゃったんだってー!!」(歩)
「おめーら仕方ねぇだろ?」
「じゃあ僕が一緒に行きましょうか?博士のビートルお借りしましょう。」
「えっ」哀ちゃん嫌そう。
「私も行きたいー。皆で行こ?」
「「「やったぁー!!!」」」
「哀ちゃん、私もいるから大丈夫だよ、昴怖くないよ。」哀ちゃんに耳打ちする。
「博士、一人で大丈夫かしら?」
「私が後で博士の腰に効きそうな薬あげるから大丈夫。」
「…そう。じゃあ私も行くわ。」
「灰原、行くぞー。」
「今行くわ。」
哀ちゃんとは以前、科学や薬に関する話で盛り上がってそれ以降随分と仲良くなれた。
だから私がいればなんだか安心するらしい。
ちなみに私はマグル(=非魔法族)オタクだったから科学も独学で勉強していた。
「どうしましょう、人数的にナマエお姉さんが乗れません!」
「大丈夫、別ルートで行くから。東都動物園でしょう?」
「着いたらLINEするよ。また後でな。」
昴から言われ返答する。
皆を見送ると博士の家に入った。
「博士、居るー?大丈夫ー?」
「うぉぉ…ナマエ君、昴君と一緒に皆を連れて行ってもらってすまんかったな。いてて…。」
「博士、できる限り背筋伸ばして。」
「こうかの?」
パチン!腰を軽く叩くフリをして魔法で腰を治した。
「おや!治った!ナマエ君凄いのぅ!
ぎっくり腰は魔女の一撃と呼ばれておるが、まるで治す方の魔女の一撃じゃな!」
「それは良かった。たまたま関節ズレていただけかもしれませんねー。」適当に誤魔化す。
「ナマエ君はどうやって動物園に行くんじゃ?昴君の車かの?」
「ううん。昴の車、変なクセがあって乗りにくいから…電車で行くわ。じゃあ博士、後でねー!」
そう言って家を出て、一旦自宅のマンションに戻った。
お出かけ用の服に着替えると昴のLINEを待った。
しばらくすると
"着きました。入口でチケットを買って待ってます。
そういえば、昨日言っていた罰ゲーム、1週間後にしますから。"とLINEが来た。
なんでそこ律儀に覚えてんの?
オブリビエイトかけるぞ?(忘却の呪文)
姿現しで人通りの少ない道に行き、動物園の入口へ向かう。
「おーい、こっちだぞー!」
元太くんの元気の良い声が聞こえる。
皆が手を振ってくれていた。
「お待たせ!」
「どうやってきたんですか?」(光彦)
「電車よ。意外とスムーズだったから、同じ位に着いて良かった。さ、行こう。」
チケットを入口で渡し中へ入る。
「わぁ!パンダさんを見る券配ってるよ!歩美見たい!」
どうやらパンダを見るには整理券を取らないといけないらしい。
「え、すっげー混んでねぇか?」
元太くんは気が進まないようだ。
「じゃあ別行動しましょうか。」
「私は歩美ちゃんとナマエさんと行くわ。」
「じゃあ男女別ですね。」
「ではナマエ、また後で。」
昴が子供達を引き連れて行ってしまった。
整理券を受け取ったので、後は指定の時間に来れば良いようだ。
パンダを見るまでは30分もあるのでにその間にペンギンやゾウ、フラミンゴ、トラなどを見た。
唯一残念なのは、私が動物達の声が聞こえてしまうこと。
「何見てんだよ!」と脅すトラ、
「魚まだかなー。」とのほほんとしているペンギン、
「自分が1番美しい!」と小競り合いをするフラミンゴなど…。
子供達二人が楽しんでくれているのが幸い。
まぁ一人はそんなに子供ではないだろうけど。
そうこうしているうちにパンダの列に並ぶ時間が来てしまった。
列の流れが良いのか、思ったより並んですぐにパンダは見れた。
え、めっちゃ可愛い!ふわふわ!目が見えない!
「笹美味しいよ!こんなに食べれるの凄いでしょ!」
「え?」
「ナマエお姉さんどうしたの?」
「あっ、いや、なんでもないよ!可愛いね!」
しまった、パンダの声だった。反応しちゃったよ。
「うん!」
歩美ちゃんと哀ちゃんは真剣にパンダを見ている。
「凄いでしょ!こんなブランコも出来るんだよー!!見ててねぇー!!アッッ」
「ブフォッ」
まって、可愛すぎないか?
自慢してブランコ乗ってコロンって落ちるとかヤバくない?可愛すぎて頬が緩む。
「ひっくり返っちゃって可愛いねー!」
「そうだね!」
マズイ、油断すると笑いが止まらない。
「楽しそうね?そんなにパンダがひっくり返ったのがツボなのかしら?」
哀ちゃんに冷静にツッこまれてしまった。
「うん、可愛いなぁーって!」
「そう。貴女って以外と笑い上戸なのかしら?
もっとクールなタイプかと思ってたわ。」
「顔がキツイからクールに見られるんだけどね、喋ったらそうでも無いと言われるかもしれない。」
「…そうかもしれないわね、喋ると話しやすいものね。」
「ありがとう。」なんだかんだ褒められた?
パンダを見て昴達と合流した。
軽食が買える所があったので皆でお昼にした。
予想通り、テーブルはほとんど元太くんが買ったもので溢れかえっている。
お昼を食べた後は両生爬虫類館に行った。
カエル、イモリ…色々いるなー。
「歩美、怖い〜。」
「大丈夫だよ、一緒に手を繋ごう?…哀ちゃんも。」
哀ちゃんは気を使ったのか歩美ちゃんと手を繋いだ。
歩美ちゃんは両手を繋がれて安心したのか嬉しそうにしていた。
元太くんはすっげーしか言っていないし、コナン君は生き物の説明文を読んでいた。
光彦君はカメレオンに夢中だ。
もっと先へ行くと今度は蛇のゾーンだった。
部屋は割と明るい。
部屋に入った瞬間、蛇達が一斉に私の方を見て直立し動かなくなった。
しまった!
おじいちゃんが蛇の化身、その上蛇界の最高神でもある。その子孫の私にビビるのは当然だった。
手をパタパタとして直立不動を解くように促すと今度は床に這ったまま動かなくなった。
…頭が高い!と言っている訳では無い。マズイ。
どうしよう。
とりあえず近くのケースにいた蛇に顔を近づけ、
目で"普通にしてて!"と合図した。
………?あれ、動かないんだけど。
え?もしかして、緊張のあまりフリーズしてる?
手を振ったけど動かない。
もう私はここに居ない方が良さそうだ。
「私、あっち見ようかなー。」
蛇に怖がる歩美ちゃんを言い訳に違う部屋へ行った。
あ、蛇達が動く音が聞こえる。良かった。
後ろをチラッと見ると昴が苦笑いしていた。
昴は事情を知っているから察したんだろう。
蛇達が恐れ戦いている事を。
光彦君達が不審がっている。
「なんなんでしょう、僕たちが入ったら動きが一旦止まりましたね。妙に頭が上がっていたというか起立!ってなってましたねー。」
「なんだろうなー。蛇ってあんなに一斉に動くのか?あんな様子見た事ねーけど。」
コナン君まで不審がっている!!
足早に爬虫類館を出て他の動物を観察するとあっという間に夕方になってしまった。
最後はそれぞれお土産コーナーで買い物をする。
「博士にもお土産買わないと。」
「博士に沢山お菓子あげないでね。」
哀ちゃんから忠告されたので少しクッキーが入ったパンダの小物入れにする。
私は何買おうかな。チラッと棚を見ると見えたのは
「可愛いー!狼と蛇のぬいぐるみ…。」
思わずムギュっと抱きしめた。
「ナマエは本当に蛇と狼が好きですね。」
「あ、すばる…。」
「それも会計してくるので、僕のカゴに入れて下さい。」
「いいの?ありがとうー!」
「コナン君は何買ったの?」
「蘭姉ちゃんにピンクのペンギンのぬいぐるみ。」
「お、蘭ちゃん好きそう。」
元太くんは主にお菓子、歩美ちゃんはパンダのぬいぐるみ、光彦君はお菓子と図鑑を買っていた。
皆がビートルに乗って帰る姿を見届けて私も帰路に着いた。
流石にすぐに帰ると怪しまれるので、マンションである程度待機してから様子を見て工藤邸に帰るつもりだ。
時間を見て工藤邸へ向かうと丁度着いた所らしかった。
博士へお土産を渡し、工藤邸へと入った。
昴は子供達を送っていくらしい。
買ってきたぬいぐるみをリビングに飾って夕食の支度をする。
お、昴帰ってきた。
「…なんだか、ナマエの御先祖様に監視されているようだな。」
ぬいぐるみを見て開口一番に言った。
「それはないよ、大丈夫。ほんとこれ、凄く可愛い。昴、ありがとう。」
「あぁ。かまわんよ。…それにしても動物園の蛇達が凄かったな。直立不動だったな。
その上近くにいた蛇にこっそり近づいて何やらしていたようだが…固まっていたしな。」
「流石にバレてたか。いや、近くにいた蛇に普通にしててって合図したんだけど、逆に恐がらせちゃって。申し訳なかったなー。」
「魔女や魔法使いは皆、動物と話が出来るのか?」
「パーセルマウスと呼ぼれる人は蛇と話せるらしいけど、今までほとんどいないらしいよ。」
「そうなのか。ナマエはそれとは違うのか?」
「うん。動物たち大体なんでも話が出来るよー。そうそう、パンダがすっごく可愛かったの!
ブランコ上手でしょ!見て見て!って言った瞬間、コロンって落ちてて。
それ見て吹き出したら哀ちゃんに笑い上戸だと思われた。」
「そんな声が聞こえてたらさぞ面白いだろうな。」
色々話をしながら夕食を食べた。
あまりにも色々楽しくて、忘れていた。
…罰ゲームの存在を。