第2章<完結>
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漏れ鍋に戻ると、随分人が多かった。
よく見ると皆見知った顔ばかりだった。
「ナマエちゃんがきたわー!!」
「わー!!」
同窓会かな?というレベルで同じ寮の友人が大勢来てくれていた。
皆にシュウを婚約者だと紹介した。
既に誰かが婚約者を連れてきた事を伝えてくれていたようで、私達が漏れ鍋に入った時点でお祝いムードだった。
誰かが持参したバタービールや大鍋ケーキが大量に振る舞われたり、トムがつまみや色々なお酒を振舞ってくれた。
「グレース、久しぶり。」
「久しぶり。よかった、貴女マグル界で仕事をするっていうから危険に巻き込まれたり魔法を使ってマグルに見られて捕まっているのかと思ったわ。」
「なかなか仕事が忙しくてね。久々に帰ってきたんだよー。」
「婚約、おめでと!」
「あぁ、ホプキンス、ありがとう。」
「婚約祝いだ!皆杖を上に向けて!
Woohoo!Congratulations!」
皆、杖を上に向けるとフラワーシャワーを降らせてくれた。普通の花と違って地面に落ちると消える。
部屋中が幻想的な雰囲気に包まれた。
「綺麗!ありがとう。」
「壮観だな。」
シュウも嬉しそうに見上げている。
その後も色々とお祝いしてもらってお酒がすすむ。
「ナマエちゃん。」
「リーマス。」
「…ずっと言いたかった。あの時は自然消滅みたいな事になって申し訳なかった。
君が凄すぎて引け目を感じていた。
僕は本当に君にとって必要な存在なのか疑問を持ってしまった。君の方が何もかも上だった。
劣等感から君を遠ざけてしまったんだ。」
「…謝ることないよ。私も真剣に向き合わなかった。友達と楽しんだり薬の研究に没頭しちゃったから。
今、お互い幸せでよかった。」
「そうだね。…赤井さん、貴方は非魔法族だからもしかしたら余計に彼女との差を感じるかもしれない。
けど絶対に彼女を離さないであげてほしい。」
「もちろんだ。」
「大丈夫。彼は魔法を使わなくても、凄い能力があるの。1300ヤード先から敵を倒す事が出来るんだよ。」
「それは凄い!どんな魔法使いでもそんな事は出来ないよ。そうか。それなら……僕がこうやって口出しする事ではなかったよね。赤井さん、申し訳ない。」
「いえ、参考にします。前例として。」
ニヤリとシュウが笑う。
「…赤井さん、またいつかお会いできたら一緒に飲みましょう。ナマエの学生時代の写真を見せたり、学生時代の話を聞かせてあげたいですし。
おっと、もうこんな時間か。
僕はそろそろ帰らないと。妻と子供が家で待ってるから。」
「うん、またね。リーマス。」
「…またね、"ナマエ"。お幸せに。」
一瞬で姿をくらました。
その後1時間位してようやく解散する。
残った未開封の大鍋ケーキや余ったお酒を家に持って帰った。
「おかえなさい。あら、随分沢山の荷物ね?」
「グレースやホプキンスやリーマス達が漏れ鍋に来てくれてね。お祝いしてくれたんだ。」
「良かったわね。…ルーピン先生との事は…?」
「あ、伝えたよ。和解もしたし、大丈夫。」
「そう。晩ご飯はどうする?」
「後で食べる。今ケーキやらお酒やらバタービールでおなかいっぱい。」
「俺も後にします。すみません。」
「いいのよ。お腹空いたら言ってちょうだいね。部屋でゆっくりしてて。家の中好きに回ってても良いし。」
「ありがとうございます。」
部屋に戻って明日は何をするか考える。
たまたま部屋にあった日刊予言者新聞を見ていたら、明日クィディッチの試合があるという事が分かった。せっかくだし見に行きたい!
リビングへ行き父を探す。
「あれ?お父さんは?」
「明日クィディッチの試合があるらしくて、皆で行こー!って言ってからどこかいっちゃったわ。」
そう言っていたら父が帰ってきた。
「おお、帰ってたのか。明日皆でクィディッチ見に行かないか?」
「丁度チケット取って欲しいって言いに行こうと思ってた。ありがとう!」
「まぁ、闇払い局・局長だからね。何かあった時の防衛かねてチケット取ったんだよ。」
「職権乱用?」
「適切な利用といってくれ。」
父も一緒に私の部屋に行き、シュウにクィディッチのルールや楽しみ方、クィディッチの歴史的大事故や珍事件等を話していた。
シュウもそれを楽しそうに聞いていた。
「是非これを読むと良い。クィディッチ今昔という教科書にもなっている本だよ。
僕は息子がいたら一緒にクィディッチをやりたいと思っていたんだ。クィディッチは無理だが、良ければ一緒に箒に乗らないか?」
「え、俺結構重いですが…。」
「大丈夫、強化魔法かけるし落ちても死なないようにするから!」
「怪我させないでよ!」
何故か二人で箒に乗ることになった。
暗い中箒に強化魔法をかけて父が前、シュウが後ろに乗る。
「なんだか、自転車のサドルがあるような感覚ですね。」
「そうだろう。クッション呪文というのがかけられていて、お尻や股間が痛くないようになっている。
…男にとって致命的だからね。」
父はフフフと笑ってウインクする。
「いくよー。肩に掴まっててね。」
そう言うと勢いよく飛んだ。
かなり高くまで飛ぶと、家の周辺を5分くらい飛んで帰ってきた。
「箒に乗るというのは楽しいな。クセになりそうだ。」
シュウはよっぽど楽しかったらしい。
ダイアゴン横丁以上に目を輝かせている。
「明日のクィディッチもきっとハマるよ。秀一君、また一緒に箒乗ろうね!」
「明日も乗らせて欲しいです。」
「勿論だよ。明日は夕方にしよう。上からみた夕日はとても綺麗だよ。」
どうやら箒のおかげで父とはかなり打ち解けたようだ。こうやって一緒に帰って来れて良かったかも。
ハティには感謝だな。
シュウはクィディッチ今昔を読みながら眠りについていた。
よく見ると皆見知った顔ばかりだった。
「ナマエちゃんがきたわー!!」
「わー!!」
同窓会かな?というレベルで同じ寮の友人が大勢来てくれていた。
皆にシュウを婚約者だと紹介した。
既に誰かが婚約者を連れてきた事を伝えてくれていたようで、私達が漏れ鍋に入った時点でお祝いムードだった。
誰かが持参したバタービールや大鍋ケーキが大量に振る舞われたり、トムがつまみや色々なお酒を振舞ってくれた。
「グレース、久しぶり。」
「久しぶり。よかった、貴女マグル界で仕事をするっていうから危険に巻き込まれたり魔法を使ってマグルに見られて捕まっているのかと思ったわ。」
「なかなか仕事が忙しくてね。久々に帰ってきたんだよー。」
「婚約、おめでと!」
「あぁ、ホプキンス、ありがとう。」
「婚約祝いだ!皆杖を上に向けて!
Woohoo!Congratulations!」
皆、杖を上に向けるとフラワーシャワーを降らせてくれた。普通の花と違って地面に落ちると消える。
部屋中が幻想的な雰囲気に包まれた。
「綺麗!ありがとう。」
「壮観だな。」
シュウも嬉しそうに見上げている。
その後も色々とお祝いしてもらってお酒がすすむ。
「ナマエちゃん。」
「リーマス。」
「…ずっと言いたかった。あの時は自然消滅みたいな事になって申し訳なかった。
君が凄すぎて引け目を感じていた。
僕は本当に君にとって必要な存在なのか疑問を持ってしまった。君の方が何もかも上だった。
劣等感から君を遠ざけてしまったんだ。」
「…謝ることないよ。私も真剣に向き合わなかった。友達と楽しんだり薬の研究に没頭しちゃったから。
今、お互い幸せでよかった。」
「そうだね。…赤井さん、貴方は非魔法族だからもしかしたら余計に彼女との差を感じるかもしれない。
けど絶対に彼女を離さないであげてほしい。」
「もちろんだ。」
「大丈夫。彼は魔法を使わなくても、凄い能力があるの。1300ヤード先から敵を倒す事が出来るんだよ。」
「それは凄い!どんな魔法使いでもそんな事は出来ないよ。そうか。それなら……僕がこうやって口出しする事ではなかったよね。赤井さん、申し訳ない。」
「いえ、参考にします。前例として。」
ニヤリとシュウが笑う。
「…赤井さん、またいつかお会いできたら一緒に飲みましょう。ナマエの学生時代の写真を見せたり、学生時代の話を聞かせてあげたいですし。
おっと、もうこんな時間か。
僕はそろそろ帰らないと。妻と子供が家で待ってるから。」
「うん、またね。リーマス。」
「…またね、"ナマエ"。お幸せに。」
一瞬で姿をくらました。
その後1時間位してようやく解散する。
残った未開封の大鍋ケーキや余ったお酒を家に持って帰った。
「おかえなさい。あら、随分沢山の荷物ね?」
「グレースやホプキンスやリーマス達が漏れ鍋に来てくれてね。お祝いしてくれたんだ。」
「良かったわね。…ルーピン先生との事は…?」
「あ、伝えたよ。和解もしたし、大丈夫。」
「そう。晩ご飯はどうする?」
「後で食べる。今ケーキやらお酒やらバタービールでおなかいっぱい。」
「俺も後にします。すみません。」
「いいのよ。お腹空いたら言ってちょうだいね。部屋でゆっくりしてて。家の中好きに回ってても良いし。」
「ありがとうございます。」
部屋に戻って明日は何をするか考える。
たまたま部屋にあった日刊予言者新聞を見ていたら、明日クィディッチの試合があるという事が分かった。せっかくだし見に行きたい!
リビングへ行き父を探す。
「あれ?お父さんは?」
「明日クィディッチの試合があるらしくて、皆で行こー!って言ってからどこかいっちゃったわ。」
そう言っていたら父が帰ってきた。
「おお、帰ってたのか。明日皆でクィディッチ見に行かないか?」
「丁度チケット取って欲しいって言いに行こうと思ってた。ありがとう!」
「まぁ、闇払い局・局長だからね。何かあった時の防衛かねてチケット取ったんだよ。」
「職権乱用?」
「適切な利用といってくれ。」
父も一緒に私の部屋に行き、シュウにクィディッチのルールや楽しみ方、クィディッチの歴史的大事故や珍事件等を話していた。
シュウもそれを楽しそうに聞いていた。
「是非これを読むと良い。クィディッチ今昔という教科書にもなっている本だよ。
僕は息子がいたら一緒にクィディッチをやりたいと思っていたんだ。クィディッチは無理だが、良ければ一緒に箒に乗らないか?」
「え、俺結構重いですが…。」
「大丈夫、強化魔法かけるし落ちても死なないようにするから!」
「怪我させないでよ!」
何故か二人で箒に乗ることになった。
暗い中箒に強化魔法をかけて父が前、シュウが後ろに乗る。
「なんだか、自転車のサドルがあるような感覚ですね。」
「そうだろう。クッション呪文というのがかけられていて、お尻や股間が痛くないようになっている。
…男にとって致命的だからね。」
父はフフフと笑ってウインクする。
「いくよー。肩に掴まっててね。」
そう言うと勢いよく飛んだ。
かなり高くまで飛ぶと、家の周辺を5分くらい飛んで帰ってきた。
「箒に乗るというのは楽しいな。クセになりそうだ。」
シュウはよっぽど楽しかったらしい。
ダイアゴン横丁以上に目を輝かせている。
「明日のクィディッチもきっとハマるよ。秀一君、また一緒に箒乗ろうね!」
「明日も乗らせて欲しいです。」
「勿論だよ。明日は夕方にしよう。上からみた夕日はとても綺麗だよ。」
どうやら箒のおかげで父とはかなり打ち解けたようだ。こうやって一緒に帰って来れて良かったかも。
ハティには感謝だな。
シュウはクィディッチ今昔を読みながら眠りについていた。