【赤井秀一視点】

帰り道スーパーに寄り、酒とタバコ・次の日の朝食を買ってから帰宅した。
ソファーに座り一息つこうとタバコに手を伸ばす。
「ちょっと！未成年の前で吸わないで。吸うならベランダかテラス！換気扇の下は料理したりするからダメ！」
「…手厳しいな。分かった。」
タバコを吸って戻るとナマエがソファーで捜査資料をパラパラと捲っていた。
「ナマエは何が得意なんだ？」
「そっちは？」
「俺は截拳道と狙撃が得意だ。」
「薬耐性は？」
「悪いがない。まだFBIに入ってそんなに経って無いのでね。」
「私はBOSSからシュウを約5年で潜入出来るよう調整しろと言われてる。それと色々薬剤耐性つけさせるようにって。
私は一緒に潜入出来ないから…。」
「そうか。よろしく頼む。
ナマエはFBIいつからいるんだ？」
「私も1年ちょっとかな〜。事務統括をしてたから、事件のデータはほとんど全て頭にある。」
「それで俺の補佐をしろと？…大丈夫か？」
「私の事、まだ何も聞いてない？」
「あぁ。名前しか。」
「…ちょっと待ってね。」
携帯を出すとどこかへ電話をする。
「あ、ジェイムズ？私の事どこまで言っていいの？…あ、全部？分かった。じゃあまたね。
うん、上手くやる。大丈夫よ。」
電話を切るとこっちを向いた。

「今から言うこと、悪いけど全部信じてね。

…私、魔女なの。」
…俺の耳はおかしくなったか？