第2章<完結>
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アメリカ、ワシントンD.C.。FBI本部。
3日間こちらで事務処理の指揮を執る。
キャリーケースを持ち空港から本部へと直接向かう。
どうやらあまりにも仕事量が増えすぎて皆ボロボロ
らしい。
このままでは全てこなすのに1ヶ月はかかりそうだと現・事務統括であるオリオンが電話口でぐったりとしていた。
「オリ君、皆久しぶり〜!」部屋に入ると
「おおおっ!皆、天使様が来たぞ!」
「「「おおおっ!」」」すごい歓声だ。
「神のお助け!!」随分ざわついている。
ざっと資料の説明をされ、事務統括の席に久々にどっかりと座った。
ここに座るのは一体何年ぶりだろうか。
目をつぶり、深呼吸をして、情報処理能力を魔法で限界まで高める。
資料片手に、パソコンを3台同時に使用した。
元々あるバラバラの資料を熟考し、捜査しやすいよう情報をまとめて入力する。
皆に写真を入れてもらったり、必要な他の資料を付け加えてもらったりと指示をした。
時折電話をしながらメールを打ったり、資料を吟味する。
正直腕と耳がもっと欲しいくらいだ。
「オリ君、悪いけどこの書類を科学技術部に持って行って。これとこれ、調査依頼して。」
「はい!」
("あの人、事務統括をパシってる。すげぇ。何者なんだろう。"と新人やナマエを知らない人達からは感嘆の声が漏れていた。)
1日経過して、このペースなら5日間で終わりそうだなと口々に皆安心した声を漏らす。
皆、今日も徹夜だなぁーと遠くを見た時
「何してるの?帰っていいよ皆。疲れてるでしょ、後は任せて。ただ、食べ物と飲み物だけ何か買ってきてくれたら嬉しいな〜。甘いものあるともっと嬉しいな〜(小声)」と言うと10人くらい走って出ていった。
10分くらいして色々と大量購入してきたので流石に食べきれず皆で夕食として食べた。
食べた後は全員さっさと帰宅させた。
誰もいない事を確認し、魔法で資料をまとめたり
近くに運んだり皆のテーブルに分散させたりと
好き放題能力を駆使する事にした。
いやー、自分で言うのもなんだけども、つくづく魔法って便利だな。
喧嘩している事もあるし、なるべく3〜4日で終わらせて日本に帰りたかった。
…昴には申し訳ない事をした。
アメリカに行くことは言っていない。
冷静になってから色々と考えたのだが、
そもそもあの日私がノックをすれば良かったわけだし、男の人がそういうの見るのはある程度仕方ないし、
もしかしたら仕事関連だったのかもしれない。
しかも、昴の姿のまま放置してきちゃった。
支障はないだろうけど。
早く帰って仲直りしたかった。
…怒ったのは正直ちょっと寂しかったのかもしれない。私を見てほしかった。
【赤井/沖矢視点】
マンションがもぬけの殻だと分かってジェイムズに連絡し、アメリカに向かっていることが分かった。
沖矢昴はパスポートを持っていない。
初めて作る場合、6日位かかってしまう。
すぐにでも必要だった為ジェイムズに作成を依頼する。
なんとかパスポートを作ってもらえることにはなったが、今日と明日はジョディもキャメルも仕事が忙しくて灰原哀を監視出来ないらしい。
行くのは早くても明後日になりそうだった。
そこから飛行機で13時間かかるし、会えるのは数日先になりそうだ。
どうしようもない怒りから解放されたくてタバコが吸いたくなった。
とりあえずさっさと車に戻るとマンションの前の道路に停め直し、煙草に火をつけた。
「あれ、昴さん。こんなとこでどうしたの?」
「ボウヤ。ちょっと… ナマエと喧嘩してしまってな。」
「どうしたの?」
「聞いてくれるか?」
煙草を携帯灰皿に押し込んでコナンを車に乗せ事情を説明した。
「…という事があってだな。」
「…子供に話す内容じゃないね。」
「ボウヤなら大丈夫だろう?」
「……まぁ、でも仕事だったんでしょ?
それを説明すれば分かってくれるんじゃ」
「そうかもしれないが、怒って即座にアメリカへ行ってしまうほどだったのかと思ってな。」
「たまたまジェイムズさんから連絡があっただけじゃないの?あとは…寂しかったんじゃない?」
「寂しい?」
「お互い忙しかったんでしょ。それでそういうの見てたら怒るんじゃないの。女性って何かと気にかけて欲しいって所あるからさ。」
「…流石だな。蘭さんとそういう喧嘩もあるのか。」
「あっ、違っ…新一兄ちゃんがね?言ってただけだからね?」
「そういう事にしておこう。ありがとう、ボウヤ。
そういえば何処かへ行く所だったんじゃないのか?」
「さっきまで本屋に行ってたから今日はこっちから来ただけで、博士の家に行こうと思ってただけ。」
「そうか、俺も帰るからこのまま送ろう。」
「ありがとう。」
3日間こちらで事務処理の指揮を執る。
キャリーケースを持ち空港から本部へと直接向かう。
どうやらあまりにも仕事量が増えすぎて皆ボロボロ
らしい。
このままでは全てこなすのに1ヶ月はかかりそうだと現・事務統括であるオリオンが電話口でぐったりとしていた。
「オリ君、皆久しぶり〜!」部屋に入ると
「おおおっ!皆、天使様が来たぞ!」
「「「おおおっ!」」」すごい歓声だ。
「神のお助け!!」随分ざわついている。
ざっと資料の説明をされ、事務統括の席に久々にどっかりと座った。
ここに座るのは一体何年ぶりだろうか。
目をつぶり、深呼吸をして、情報処理能力を魔法で限界まで高める。
資料片手に、パソコンを3台同時に使用した。
元々あるバラバラの資料を熟考し、捜査しやすいよう情報をまとめて入力する。
皆に写真を入れてもらったり、必要な他の資料を付け加えてもらったりと指示をした。
時折電話をしながらメールを打ったり、資料を吟味する。
正直腕と耳がもっと欲しいくらいだ。
「オリ君、悪いけどこの書類を科学技術部に持って行って。これとこれ、調査依頼して。」
「はい!」
("あの人、事務統括をパシってる。すげぇ。何者なんだろう。"と新人やナマエを知らない人達からは感嘆の声が漏れていた。)
1日経過して、このペースなら5日間で終わりそうだなと口々に皆安心した声を漏らす。
皆、今日も徹夜だなぁーと遠くを見た時
「何してるの?帰っていいよ皆。疲れてるでしょ、後は任せて。ただ、食べ物と飲み物だけ何か買ってきてくれたら嬉しいな〜。甘いものあるともっと嬉しいな〜(小声)」と言うと10人くらい走って出ていった。
10分くらいして色々と大量購入してきたので流石に食べきれず皆で夕食として食べた。
食べた後は全員さっさと帰宅させた。
誰もいない事を確認し、魔法で資料をまとめたり
近くに運んだり皆のテーブルに分散させたりと
好き放題能力を駆使する事にした。
いやー、自分で言うのもなんだけども、つくづく魔法って便利だな。
喧嘩している事もあるし、なるべく3〜4日で終わらせて日本に帰りたかった。
…昴には申し訳ない事をした。
アメリカに行くことは言っていない。
冷静になってから色々と考えたのだが、
そもそもあの日私がノックをすれば良かったわけだし、男の人がそういうの見るのはある程度仕方ないし、
もしかしたら仕事関連だったのかもしれない。
しかも、昴の姿のまま放置してきちゃった。
支障はないだろうけど。
早く帰って仲直りしたかった。
…怒ったのは正直ちょっと寂しかったのかもしれない。私を見てほしかった。
【赤井/沖矢視点】
マンションがもぬけの殻だと分かってジェイムズに連絡し、アメリカに向かっていることが分かった。
沖矢昴はパスポートを持っていない。
初めて作る場合、6日位かかってしまう。
すぐにでも必要だった為ジェイムズに作成を依頼する。
なんとかパスポートを作ってもらえることにはなったが、今日と明日はジョディもキャメルも仕事が忙しくて灰原哀を監視出来ないらしい。
行くのは早くても明後日になりそうだった。
そこから飛行機で13時間かかるし、会えるのは数日先になりそうだ。
どうしようもない怒りから解放されたくてタバコが吸いたくなった。
とりあえずさっさと車に戻るとマンションの前の道路に停め直し、煙草に火をつけた。
「あれ、昴さん。こんなとこでどうしたの?」
「ボウヤ。ちょっと… ナマエと喧嘩してしまってな。」
「どうしたの?」
「聞いてくれるか?」
煙草を携帯灰皿に押し込んでコナンを車に乗せ事情を説明した。
「…という事があってだな。」
「…子供に話す内容じゃないね。」
「ボウヤなら大丈夫だろう?」
「……まぁ、でも仕事だったんでしょ?
それを説明すれば分かってくれるんじゃ」
「そうかもしれないが、怒って即座にアメリカへ行ってしまうほどだったのかと思ってな。」
「たまたまジェイムズさんから連絡があっただけじゃないの?あとは…寂しかったんじゃない?」
「寂しい?」
「お互い忙しかったんでしょ。それでそういうの見てたら怒るんじゃないの。女性って何かと気にかけて欲しいって所あるからさ。」
「…流石だな。蘭さんとそういう喧嘩もあるのか。」
「あっ、違っ…新一兄ちゃんがね?言ってただけだからね?」
「そういう事にしておこう。ありがとう、ボウヤ。
そういえば何処かへ行く所だったんじゃないのか?」
「さっきまで本屋に行ってたから今日はこっちから来ただけで、博士の家に行こうと思ってただけ。」
「そうか、俺も帰るからこのまま送ろう。」
「ありがとう。」