第2章<完結>
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【安室透視点】
その日はいつものポアロの日常だった。
開店前に掃除をして、店内をチェック、電球を変えたりして。
開店後しばらくして自分の"ファンクラブ"らしい団体のおば様方が訪れた。
最近、時々いらしていた方がファンクラブに新たに加入したと言われた。鬼塚さんというらしい。
僕の事を熱心な目で見ていたのは気づいていたので、なるほど。と思った。
しばらくして他のお客さんもチラホラ来る。
午後になり、ランチが捌けた頃ナマエちゃんが来た。いつものように注文を受ける。
彼女は最近朝のジョギングの時、専ら僕とハロの写真を撮ることに力を入れている。
ファンクラブで写真がとても喜ばれているらしい。
朝のジョギングの様子なんて大した情報でも無いしバレても何も被害は無いので好きにさせている。
彼女の1番の問題は警戒心が無さすぎる。
朝のジョギングの後に僕の家へ寄ることがある。
僕の家に朝ごはんを食べに来る事もあるし、彼女がお弁当箱に朝食を作り持ってきてくれて僕の家で食べる事もある。
朝食後は洗い物をしてくれたりハロと沢山遊んでくれたりしている…。
男の家に入っても大丈夫なのか?沖矢は怒らないんだろうか。知らないのか?
時々わざと彼女にちょっかいを出す。
わざと顔を近付けたり手を肩や腰に回してみたり。
ナマエちゃんはイギリス出身だからか、
そんなスキンシップは当然のように受け止めている。
"安室お兄ちゃ〜ん"と、猫のようにふざけて甘えている時もある。
その姿がとても可愛く、当然僕は少し女性として意識しているんだけど、あまりにケロッとしているから男としての魅力が無いのかと愕然とする。
そんな事を考えながら接客をしていると、バシャッという何かが零れる音と鬼塚さんの怒鳴り声が店内に響いた。
左を見るとナマエちゃんが何故か頭からコーヒーをかぶっていた。
理解不能な状況に一瞬固まってしまったが店内へ人が駆け込んでくる音ではっとして急いでタオルを取りに行った。
助けられなかった自分が悔しい。
喫茶店の裏方の部屋からでも沖矢の怒鳴り声が聞こえる。
タオルを取って戻ると先に梓さんがタオルを手渡していた。
僕も鬼塚さんに怒りが湧き、一介のバイトにも関わらずつい他の客に迷惑をかけるなら出入り禁止にします!と声を荒らげてしまった。
それでもなお反論するので呆れてしまった。
どうやらナマエちゃんが僕の事を好きであると勘違いしているらしい。
そうだったらどんなに良かったか。
あの胡散臭い沖矢に、赤井かもしれない男に引き渡すのは悔しかったがそうする他なかった。
ケーキを二つ箱に入れて渡し送り出した。
その後は自分が持ってきたタオルでテーブルやメニューを拭いてモップで床を綺麗にする。
その後鬼塚さんのアイスコーヒーを入れ直した。
鬼塚さんはどうやらこってり田中さんに絞られたらしくしょんぼりしている。
反省してくれると良いんだが。
「写真をいつも提供してくれてるのに。何考えてるんだい。前にも説明したのに!」
「皆騙されてるんだよ…。こんな写真を撮れる仲だって事さ。」
「ただのジョギング仲間よ!沖矢さんっていう彼氏がいてものすごくラブラブなんだから、有り得ないわよ。ましてどっちとくっつこうとナマエちゃんの勝手でしょ、若いンだから。」
こんなような会話が延々ループしているようだ。
田中さんだけでなくファンクラブの皆はどうやら
ナマエちゃんの味方のようだ。
その日はいつものポアロの日常だった。
開店前に掃除をして、店内をチェック、電球を変えたりして。
開店後しばらくして自分の"ファンクラブ"らしい団体のおば様方が訪れた。
最近、時々いらしていた方がファンクラブに新たに加入したと言われた。鬼塚さんというらしい。
僕の事を熱心な目で見ていたのは気づいていたので、なるほど。と思った。
しばらくして他のお客さんもチラホラ来る。
午後になり、ランチが捌けた頃ナマエちゃんが来た。いつものように注文を受ける。
彼女は最近朝のジョギングの時、専ら僕とハロの写真を撮ることに力を入れている。
ファンクラブで写真がとても喜ばれているらしい。
朝のジョギングの様子なんて大した情報でも無いしバレても何も被害は無いので好きにさせている。
彼女の1番の問題は警戒心が無さすぎる。
朝のジョギングの後に僕の家へ寄ることがある。
僕の家に朝ごはんを食べに来る事もあるし、彼女がお弁当箱に朝食を作り持ってきてくれて僕の家で食べる事もある。
朝食後は洗い物をしてくれたりハロと沢山遊んでくれたりしている…。
男の家に入っても大丈夫なのか?沖矢は怒らないんだろうか。知らないのか?
時々わざと彼女にちょっかいを出す。
わざと顔を近付けたり手を肩や腰に回してみたり。
ナマエちゃんはイギリス出身だからか、
そんなスキンシップは当然のように受け止めている。
"安室お兄ちゃ〜ん"と、猫のようにふざけて甘えている時もある。
その姿がとても可愛く、当然僕は少し女性として意識しているんだけど、あまりにケロッとしているから男としての魅力が無いのかと愕然とする。
そんな事を考えながら接客をしていると、バシャッという何かが零れる音と鬼塚さんの怒鳴り声が店内に響いた。
左を見るとナマエちゃんが何故か頭からコーヒーをかぶっていた。
理解不能な状況に一瞬固まってしまったが店内へ人が駆け込んでくる音ではっとして急いでタオルを取りに行った。
助けられなかった自分が悔しい。
喫茶店の裏方の部屋からでも沖矢の怒鳴り声が聞こえる。
タオルを取って戻ると先に梓さんがタオルを手渡していた。
僕も鬼塚さんに怒りが湧き、一介のバイトにも関わらずつい他の客に迷惑をかけるなら出入り禁止にします!と声を荒らげてしまった。
それでもなお反論するので呆れてしまった。
どうやらナマエちゃんが僕の事を好きであると勘違いしているらしい。
そうだったらどんなに良かったか。
あの胡散臭い沖矢に、赤井かもしれない男に引き渡すのは悔しかったがそうする他なかった。
ケーキを二つ箱に入れて渡し送り出した。
その後は自分が持ってきたタオルでテーブルやメニューを拭いてモップで床を綺麗にする。
その後鬼塚さんのアイスコーヒーを入れ直した。
鬼塚さんはどうやらこってり田中さんに絞られたらしくしょんぼりしている。
反省してくれると良いんだが。
「写真をいつも提供してくれてるのに。何考えてるんだい。前にも説明したのに!」
「皆騙されてるんだよ…。こんな写真を撮れる仲だって事さ。」
「ただのジョギング仲間よ!沖矢さんっていう彼氏がいてものすごくラブラブなんだから、有り得ないわよ。ましてどっちとくっつこうとナマエちゃんの勝手でしょ、若いンだから。」
こんなような会話が延々ループしているようだ。
田中さんだけでなくファンクラブの皆はどうやら
ナマエちゃんの味方のようだ。