第2章<完結>
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時折大学院の研究室で、教授と論文を精査している。
英語は母国語なので、時々研究室で実際に手伝いをしてバイト代を貰っていた。
思ったより今日は教授との話し合いに熱中してしまい、ついついお昼を食べ損ねてしまった。
ちなみに昴は家にいて灰原哀ちゃんを監視しているようだ。
「お腹すいたなぁ〜…。ん?」
目の前に良さそうな喫茶店を見つけた。
"喫茶ポアロ"。昔からありそうな雰囲気のお店。
ちょっと入ってみよ…。
店内に入ると喫茶店の雰囲気にそぐわない金髪色黒の物凄いイケメンがお出迎えしてくれた。
どこかでみたような…?とも思ったもののお腹すいている私に思考能力はない。
とにかく何か食べたい!
席に案内されると、可愛らしい髪の長い女性がおしぼりとお水とメニューを持ってきてくれた。
「まだランチもやってますので。」
金髪のお兄さんが声をかけてくれた。
私そんなにお腹空いてる顔してるのかな。
「すみません、さっき窓を開けた時お腹すいた〜と言っている貴女の声が聞こえてしまって。」
「そうでしたか、お恥ずかしい。大学院生なんですけど、研究室で論文書くのに忙しくて食べ損ねてしまって。」
「オススメはハムサンドです。他にも色々ありますのでどうぞ。」人懐っこい顔で教えてくれる。
「じゃあハムサンドと、ミルクティー下さい。砂糖なしで。」
「かしこまりました。」
少しするとハムサンドとミルクティーが来た。
…美味しい!
「お兄さん、これすっごい美味しいです!」
「ありがとうございます。僕は安室透といいます。」
「安室さん。またこれ食べに来ますね!」
「是非。お待ちしてます。」
あっという間に食べ終えると、安室さんが試作品だというケーキを持ってきてくれた。
「味の感想を聞かせて欲しくて。もちろんお代は結構です。疲れた時には甘いものがオススメですよ。」
「わー!良いんですか?!ありがとうございます!頂きます!」
ケーキももちろんものすごく美味しかった。
お土産に買って帰りたいレベル…。
ケーキを堪能しつつ、他にお客さんはほとんどいなかったので本を読ませて貰った。
少しすると他のお客さんが来た。
女子高生二人だった。1人はロングヘア、もう1人はショートヘアにカチューシャをつけている。
常連なのかメニューなしで注文をして教科書を広げる。
「もう今日の宿題ぜんっぜん分かんないわよ!」
「ここら辺の範囲難しいよね〜。私もちょっと分からない所ある。」
英語の教科書を片手に二人でウンウンと唸っている。
なんだか気になってしまってチラッと見ると床にシャーペンが転がっていた。
「あの、落としましたよ。」
カチューシャの女の子に声をかけると一瞬驚いたものの直ぐに笑顔でありがとうございます!と元気な声があがった。
「あの…良かったら英語の宿題、お手伝いしましょうか?私、外国語学部英米語学科の大学院生なの。」
「え、お姉さん大学院生なの!しかも英語!」
「本を読んでいたのにご迷惑になりませんか?」
遠慮がちにロングヘアの子が尋ねる。
「気晴らしに本を読んでいただけなの。大丈夫。」
席をくっつけてお互い自己紹介をする。
「東都大学の大学院生の、ナマエベルナドットです。ナマエって呼んでね。苗字分かりにくいから。」
「ハーフなんですか?」
「父がイギリス人でね。母が日本人。元々イギリスとかに住んでたんだけど、日本で翻訳家になりたくて。」
「カッコイイ〜!東都大学の美人大学院生!きっとモテモテね!あ、私は鈴木園子。園子って呼んでね!」
「私は毛利蘭です。ここの上にある毛利探偵事務所は父が経営してるの。蘭って呼んでくださいね。」
「園子ちゃんと蘭ちゃんね。じゃあ何かあったら探偵のお父様の所へお邪魔するね!」
「利用しないのが何よりですけどね。」
蘭ちゃんが苦笑いする。
宿題を見てあげると2人とも理解力が高くて、すぐに分かってくれた。
「ナマエさん、先生にもなれるんじゃない?」
「すっごく分かりやすいです!」
「良かった〜!」
「発音も違うし!本場は違うわねぇ〜。」
「また何かあったらいつでも教えるよ。」
「良いんですか?じゃあ連絡交換しましょ!!
LINEやってる?」
「イマイチLINEよく分からなくて。」
「教えてあげる!ダウンロードして…。次にQRコード読み取ってもらうから。」
園子ちゃんのおかげであっという間に2人の連絡先交換が出来た。
「スマホに変えたばかりでよく分からなくて。ありがとう。」
「じゃあ私達はスマホの使い方を教えてあげるわね!」
「あ、メールだ。そろそろ帰らないと。
じゃあまたね、園子ちゃん、蘭ちゃん。」
席を元に戻して2人に手を振り、会計をする。
「あの二人の分も私に払わせて。勉強頑張ってるから。」
こっそり安室さんにささやく。
「優しいんですね、ナマエさん。」
「私も昔ああやって友達と勉強したなぁって、懐かしくなっちゃって。」
ホグワーツで勉強した頃を思い出した。
「なるほど。」
「また来ますね。」
「「またどうぞ〜。」」
充実した気持ちで店を出た。
昴が一緒に買い物に行きたがってる。
早く向かってあげよう。
曲がり角を曲がった所で姿を消した。
英語は母国語なので、時々研究室で実際に手伝いをしてバイト代を貰っていた。
思ったより今日は教授との話し合いに熱中してしまい、ついついお昼を食べ損ねてしまった。
ちなみに昴は家にいて灰原哀ちゃんを監視しているようだ。
「お腹すいたなぁ〜…。ん?」
目の前に良さそうな喫茶店を見つけた。
"喫茶ポアロ"。昔からありそうな雰囲気のお店。
ちょっと入ってみよ…。
店内に入ると喫茶店の雰囲気にそぐわない金髪色黒の物凄いイケメンがお出迎えしてくれた。
どこかでみたような…?とも思ったもののお腹すいている私に思考能力はない。
とにかく何か食べたい!
席に案内されると、可愛らしい髪の長い女性がおしぼりとお水とメニューを持ってきてくれた。
「まだランチもやってますので。」
金髪のお兄さんが声をかけてくれた。
私そんなにお腹空いてる顔してるのかな。
「すみません、さっき窓を開けた時お腹すいた〜と言っている貴女の声が聞こえてしまって。」
「そうでしたか、お恥ずかしい。大学院生なんですけど、研究室で論文書くのに忙しくて食べ損ねてしまって。」
「オススメはハムサンドです。他にも色々ありますのでどうぞ。」人懐っこい顔で教えてくれる。
「じゃあハムサンドと、ミルクティー下さい。砂糖なしで。」
「かしこまりました。」
少しするとハムサンドとミルクティーが来た。
…美味しい!
「お兄さん、これすっごい美味しいです!」
「ありがとうございます。僕は安室透といいます。」
「安室さん。またこれ食べに来ますね!」
「是非。お待ちしてます。」
あっという間に食べ終えると、安室さんが試作品だというケーキを持ってきてくれた。
「味の感想を聞かせて欲しくて。もちろんお代は結構です。疲れた時には甘いものがオススメですよ。」
「わー!良いんですか?!ありがとうございます!頂きます!」
ケーキももちろんものすごく美味しかった。
お土産に買って帰りたいレベル…。
ケーキを堪能しつつ、他にお客さんはほとんどいなかったので本を読ませて貰った。
少しすると他のお客さんが来た。
女子高生二人だった。1人はロングヘア、もう1人はショートヘアにカチューシャをつけている。
常連なのかメニューなしで注文をして教科書を広げる。
「もう今日の宿題ぜんっぜん分かんないわよ!」
「ここら辺の範囲難しいよね〜。私もちょっと分からない所ある。」
英語の教科書を片手に二人でウンウンと唸っている。
なんだか気になってしまってチラッと見ると床にシャーペンが転がっていた。
「あの、落としましたよ。」
カチューシャの女の子に声をかけると一瞬驚いたものの直ぐに笑顔でありがとうございます!と元気な声があがった。
「あの…良かったら英語の宿題、お手伝いしましょうか?私、外国語学部英米語学科の大学院生なの。」
「え、お姉さん大学院生なの!しかも英語!」
「本を読んでいたのにご迷惑になりませんか?」
遠慮がちにロングヘアの子が尋ねる。
「気晴らしに本を読んでいただけなの。大丈夫。」
席をくっつけてお互い自己紹介をする。
「東都大学の大学院生の、ナマエベルナドットです。ナマエって呼んでね。苗字分かりにくいから。」
「ハーフなんですか?」
「父がイギリス人でね。母が日本人。元々イギリスとかに住んでたんだけど、日本で翻訳家になりたくて。」
「カッコイイ〜!東都大学の美人大学院生!きっとモテモテね!あ、私は鈴木園子。園子って呼んでね!」
「私は毛利蘭です。ここの上にある毛利探偵事務所は父が経営してるの。蘭って呼んでくださいね。」
「園子ちゃんと蘭ちゃんね。じゃあ何かあったら探偵のお父様の所へお邪魔するね!」
「利用しないのが何よりですけどね。」
蘭ちゃんが苦笑いする。
宿題を見てあげると2人とも理解力が高くて、すぐに分かってくれた。
「ナマエさん、先生にもなれるんじゃない?」
「すっごく分かりやすいです!」
「良かった〜!」
「発音も違うし!本場は違うわねぇ〜。」
「また何かあったらいつでも教えるよ。」
「良いんですか?じゃあ連絡交換しましょ!!
LINEやってる?」
「イマイチLINEよく分からなくて。」
「教えてあげる!ダウンロードして…。次にQRコード読み取ってもらうから。」
園子ちゃんのおかげであっという間に2人の連絡先交換が出来た。
「スマホに変えたばかりでよく分からなくて。ありがとう。」
「じゃあ私達はスマホの使い方を教えてあげるわね!」
「あ、メールだ。そろそろ帰らないと。
じゃあまたね、園子ちゃん、蘭ちゃん。」
席を元に戻して2人に手を振り、会計をする。
「あの二人の分も私に払わせて。勉強頑張ってるから。」
こっそり安室さんにささやく。
「優しいんですね、ナマエさん。」
「私も昔ああやって友達と勉強したなぁって、懐かしくなっちゃって。」
ホグワーツで勉強した頃を思い出した。
「なるほど。」
「また来ますね。」
「「またどうぞ〜。」」
充実した気持ちで店を出た。
昴が一緒に買い物に行きたがってる。
早く向かってあげよう。
曲がり角を曲がった所で姿を消した。