第2章<完結>
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せっかく同じ大学院生のようなので、カモフラージュかねて図書館へ行く事にした。
「あの図書館は貴重な本まで揃っていてなかなか良い。専門書も多くて勉強するにはとても良い環境だぞ。」
「へー。そうなんだ。せっかくだし、色々読んでみようかな。」
こっちは適当に英語の小説等を読んでいればいいが、あちらは工学部。専門性の高い学部のため、話を合わせるため日々色々勉強しているらしい。
勉強は意外と楽しいと言っていた。
宮野志保、現・灰原哀ちゃんの身の安全の確保と組織の情報を得る以外は特に仕事はないようで、勉強する時間はたっぷりとあるようだ。
図書館に着くとお互い本を数点選び、向かいあって席に着いた。
昴はパソコンを開きつつ本を読んで何やら調べ物をしている。更にノートまで丁寧に書いている。
ぬかりないな…。
その開いているのか開いていないのか分からないような目でよく見えるな、と感心して顔を見ていると怪訝な顔をされてしまった。
「前、見えてる…?」
「見えてますよ。当たり前じゃないですか。」
「そうだよね。うん。ごめん。」
昴の顔を見るのを諦めてしばらく本を読んでいると、突然お互い声をかけられた。
「「あの…良かったらお茶とかどうですか!」」
…どうやら2人同時にナンパのようだ。
後ろに男女のグループそれぞれキャッキャしている。
きっと "行ってこいよ!" と けしかけられたんだろう。マジで勘弁して。
お互いに指を指し、ツレがいますのでと断った。
少し残念そうだったが思いの外すぐに引き下がって、笑いながら図書館を出ていった。
なんだが自分達が笑われたようで不愉快だ。
周囲からもチラチラ視線を感じるし、二人でいると目立つのかもしれない。
落ち着いて本を読んでいられないので、今日の所は諦めて帰宅した。
今度はなるべく別々か、離れて座ろうと決めた。
「あの図書館は貴重な本まで揃っていてなかなか良い。専門書も多くて勉強するにはとても良い環境だぞ。」
「へー。そうなんだ。せっかくだし、色々読んでみようかな。」
こっちは適当に英語の小説等を読んでいればいいが、あちらは工学部。専門性の高い学部のため、話を合わせるため日々色々勉強しているらしい。
勉強は意外と楽しいと言っていた。
宮野志保、現・灰原哀ちゃんの身の安全の確保と組織の情報を得る以外は特に仕事はないようで、勉強する時間はたっぷりとあるようだ。
図書館に着くとお互い本を数点選び、向かいあって席に着いた。
昴はパソコンを開きつつ本を読んで何やら調べ物をしている。更にノートまで丁寧に書いている。
ぬかりないな…。
その開いているのか開いていないのか分からないような目でよく見えるな、と感心して顔を見ていると怪訝な顔をされてしまった。
「前、見えてる…?」
「見えてますよ。当たり前じゃないですか。」
「そうだよね。うん。ごめん。」
昴の顔を見るのを諦めてしばらく本を読んでいると、突然お互い声をかけられた。
「「あの…良かったらお茶とかどうですか!」」
…どうやら2人同時にナンパのようだ。
後ろに男女のグループそれぞれキャッキャしている。
きっと "行ってこいよ!" と けしかけられたんだろう。マジで勘弁して。
お互いに指を指し、ツレがいますのでと断った。
少し残念そうだったが思いの外すぐに引き下がって、笑いながら図書館を出ていった。
なんだが自分達が笑われたようで不愉快だ。
周囲からもチラチラ視線を感じるし、二人でいると目立つのかもしれない。
落ち着いて本を読んでいられないので、今日の所は諦めて帰宅した。
今度はなるべく別々か、離れて座ろうと決めた。