第4章
夢小説設定
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次の場所は野外だった。
「へぇー。外にもあるんだね。凄いなぁ。さっきも広かったけど、ここは更に倍くらいあるんじゃない?」思わずキョロキョロ当たりを見回した。
「凄いでしょ!大人数でも出来るし、少人数だと隠れやすいからなかなか難易度高いみたいよ。
せっかくだし蘭と新一君も参加したら?」
「いや…このメンバーで勝てるわけねぇしやめとく。」
「わ、私もやめておこうかな。」
「そうか?残念だ。せっかくだから次は個人戦にしないか?」
「赤井、望むところだ。」安室がニヤリと笑う。
「ちょっと!私と飛田さんもいるんだからね!」
「もちろん全員倒すよ。」
ルールは最後の1人になったら終了。制限時間は15分。旗などはなし。
ーーー
開始の合図と共に一斉に安全を確保した。
壁伝いにそっと移動する。
全員気配を消しているせいかどこに誰がいるか全く分からない。足音すら聞こえないし当然姿も見えない。
これは…迎え撃った方が良いかもしれない。
そっと後ろに下がって小さい木製の小屋の中に入った。小屋と言っても2畳くらいの大きさ。
窓から覗いてみるも全く様子は分からない。
少しすると発砲音が遠くから聞こえた。
ヒット!という恐らく風見らしき声が聞こえる。
残りは赤井と安室。この2人に狙われたらヤバいかもしれない。
そろそろ小屋から出ようと立ち上がった瞬間、後ろから声がした。
「やはりここか。君の行動は手に取るように分かる。さぁ、来てもらおうか…こちらのエリアに。」
「ッ…。」ゆっくり振り返るも姿は見えない。
入口の壁に隠れているんだろう。
「窓から出て少し行くと安室君がいる。しかし彼に君を殺させたくはない。
ナマエ…大人しく、俺に殺されていろ。
これは俺の役目だ。」随分と真面目なトーンで話をしているが、心做しか楽しそうだ。
「嫌。」一言呟くと窓から飛び出し走り出した。
しかし、窓から出た瞬間に足を撃たれてしまった。
「ヒット!」両手を挙げて後ろを見ると、先程の小屋の屋根にライフルを構えたシュウが居た。
「入口の壁にいると思ったのに…。」
「残念だったな。」
そう言うとシュウは屋根から飛び降りて遠くの方へ走り去った。
しぶしぶ園子ちゃん達がいる観客席へと登った。
観客席は2階にあり、部屋になっている。
音が漏れないようしっかり防音だ。
部屋に入ると風見が項垂れているのが見えた。
「あむ兄に何か言われた?」こっそり聞くと
"これでよく公安が務まるなとまた言われてしまった"とボヤいていた。
「これゲームだし。そんな深刻に考える事ないよ。
私も呆気なくシュウに殺されたし。」
「赤井さんはそんな事言わないから良いじゃないですかぁ。赤井さん優しいですし…。」
「いや…任務中キレたらシュウも怖いよ…。」
昔、新人が油断してミスを犯したせいで捜査官一名が重症を負った事があった。
幸い捜査官は命に別状はなく、犯人は確保出来たし大事にはならなかったがシュウの怒りは凄まじかった。
あー…思い出すのも恐ろしい。やめよう。
思わず身震いして改めて安室と赤井の様子を見ることにした。
お互い様子を見て弾を撃ち、すぐさま移動している。
しかし一向に決着がつかない。
そのうち制限時間になってしまった。
終了の合図がなる。
「もう一度赤井と決着をつけさせてくれ!」
「俺も安室君と決着をつけたい。もう少し時間をくれ!」
「残念だけど、そろそろ夕食の時間が来るわ。また明日会場を借りれば良いんじゃないかしら?」
「このまま続けても決着つかないで延々とやってそうだし。シュウ、一旦部屋戻ろうよー!暑いし汗かいた。シャワー浴びてからご飯食べたい。」
そう言うと名残惜しそうに部屋に戻る事を了承してくれた。
…この2人はもう戦わせない方が良さそうだ。
「へぇー。外にもあるんだね。凄いなぁ。さっきも広かったけど、ここは更に倍くらいあるんじゃない?」思わずキョロキョロ当たりを見回した。
「凄いでしょ!大人数でも出来るし、少人数だと隠れやすいからなかなか難易度高いみたいよ。
せっかくだし蘭と新一君も参加したら?」
「いや…このメンバーで勝てるわけねぇしやめとく。」
「わ、私もやめておこうかな。」
「そうか?残念だ。せっかくだから次は個人戦にしないか?」
「赤井、望むところだ。」安室がニヤリと笑う。
「ちょっと!私と飛田さんもいるんだからね!」
「もちろん全員倒すよ。」
ルールは最後の1人になったら終了。制限時間は15分。旗などはなし。
ーーー
開始の合図と共に一斉に安全を確保した。
壁伝いにそっと移動する。
全員気配を消しているせいかどこに誰がいるか全く分からない。足音すら聞こえないし当然姿も見えない。
これは…迎え撃った方が良いかもしれない。
そっと後ろに下がって小さい木製の小屋の中に入った。小屋と言っても2畳くらいの大きさ。
窓から覗いてみるも全く様子は分からない。
少しすると発砲音が遠くから聞こえた。
ヒット!という恐らく風見らしき声が聞こえる。
残りは赤井と安室。この2人に狙われたらヤバいかもしれない。
そろそろ小屋から出ようと立ち上がった瞬間、後ろから声がした。
「やはりここか。君の行動は手に取るように分かる。さぁ、来てもらおうか…こちらのエリアに。」
「ッ…。」ゆっくり振り返るも姿は見えない。
入口の壁に隠れているんだろう。
「窓から出て少し行くと安室君がいる。しかし彼に君を殺させたくはない。
ナマエ…大人しく、俺に殺されていろ。
これは俺の役目だ。」随分と真面目なトーンで話をしているが、心做しか楽しそうだ。
「嫌。」一言呟くと窓から飛び出し走り出した。
しかし、窓から出た瞬間に足を撃たれてしまった。
「ヒット!」両手を挙げて後ろを見ると、先程の小屋の屋根にライフルを構えたシュウが居た。
「入口の壁にいると思ったのに…。」
「残念だったな。」
そう言うとシュウは屋根から飛び降りて遠くの方へ走り去った。
しぶしぶ園子ちゃん達がいる観客席へと登った。
観客席は2階にあり、部屋になっている。
音が漏れないようしっかり防音だ。
部屋に入ると風見が項垂れているのが見えた。
「あむ兄に何か言われた?」こっそり聞くと
"これでよく公安が務まるなとまた言われてしまった"とボヤいていた。
「これゲームだし。そんな深刻に考える事ないよ。
私も呆気なくシュウに殺されたし。」
「赤井さんはそんな事言わないから良いじゃないですかぁ。赤井さん優しいですし…。」
「いや…任務中キレたらシュウも怖いよ…。」
昔、新人が油断してミスを犯したせいで捜査官一名が重症を負った事があった。
幸い捜査官は命に別状はなく、犯人は確保出来たし大事にはならなかったがシュウの怒りは凄まじかった。
あー…思い出すのも恐ろしい。やめよう。
思わず身震いして改めて安室と赤井の様子を見ることにした。
お互い様子を見て弾を撃ち、すぐさま移動している。
しかし一向に決着がつかない。
そのうち制限時間になってしまった。
終了の合図がなる。
「もう一度赤井と決着をつけさせてくれ!」
「俺も安室君と決着をつけたい。もう少し時間をくれ!」
「残念だけど、そろそろ夕食の時間が来るわ。また明日会場を借りれば良いんじゃないかしら?」
「このまま続けても決着つかないで延々とやってそうだし。シュウ、一旦部屋戻ろうよー!暑いし汗かいた。シャワー浴びてからご飯食べたい。」
そう言うと名残惜しそうに部屋に戻る事を了承してくれた。
…この2人はもう戦わせない方が良さそうだ。