第4章
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"警察官等けん銃使用及び取扱い規範"が一部内容が変わった為、改めて銃の取り扱いを見直そうという事で講習会の開催が決定した。
警視庁勤務の警察官は全員参加必須なのだが、人数が多いのでホテルの宴会場を貸し切って数日に分けて行う。
我々はFBIとはいえ、一応公安に出入りする身なので講習会に出なければならないそうで先程安室から連絡が来た。
「講習会かぁ。そういうの久しぶり。」
「面倒だな。」
「まぁ仕方ないよ。持ち物は…筆記用具と普段使っている拳銃及びライフル、FBIの手帳ね。
えー…重いんだけどな、ライフル。登録者確認とかで必要なのかな…。」
「ナマエ、FBIのジャケットは持ってきているか?」
「ジャケット??」
「メールにかかれている。」
「え!?ほんとだ!制服で来いって!」
「どこにある?ズボンは誤魔化せるにしても、ジャケットはそうはいかんぞ。」
「…アメリカ。」
「……送ってもらうにしても日にちがかかるな。間に合うかギリギリだ。」
「どうしよう〜!」
「2枚持っているから1枚貸してやる。」
「いいのー!?」
試しに着てみたものの、案の定大きすぎてコートみたいになっている。
「Oh…どうしよう。これは…。」
横でシュウが笑っている。
「それは…サイズが合ってないな。大きすぎる。」
「やばい。ねぇ、これ魔法で縮めても良い?」
「構わんが、後で元に戻してくれよ。貸与されているのは2枚しかないんだ。」
「もちろん。後でちゃんと返す。うーん…こんなもんかな?まだ袖が長いかな…。」
「まさか日本で制服使うとは思わないよな。」
「そうなんだよね。シュウが持っていてくれて良かった。」
ただ、着ていると制服から若干タバコと香水の香りが漂う。なんだか包まれている感があって落ち着くから嫌ではないけど。むしろ嬉しい。
講習会当日
「シュウ、支度出来た?」
「あぁ。」
久しぶりにFBIのジャケットを羽織り、ライフルケースを背負うシュウがとてもかっこよくて見惚れる。
普段スーツを着ない人が久々にスーツに袖を通すのを見たような感覚だろうか。
その上、今回は割ときちんとした場なので帽子なし。色気増し増し。
「ん、どうした?早く行くぞ。」
「ヤバイ…。」
「何がだ?」
「…なんでもない。」
「緊張しているのか?別に大した事ではないだろう。話を聞くだけで。」
「うん。」ヤバイのは貴方の色気ですよ…とは言えないので返事をして後をついて行く。
車をホテルの駐車場に止めて、警備員の案内に従って会場へ向かう。
制服を着た大勢の警察官達がゾロゾロとホテルの宴会場へ入っていく光景は圧巻だ。
もう二度とお目にかかれない様だと思う。
「すごーい。人多い…。」
「2人とも。」
「あっ、おはよー!」
「やぁ、安室君。」
「もう受付したか?向こうでやっているからまだなら行ってこい。ここで待っていてやるから。」
「すぐ行ってくる!」
さっさと受付を済ませて安室と共に部屋に入ると、長テーブルとパイプ椅子がずらーっと大量に並んでいた。適当に右前方の席に着く。
テーブルには資料が置いてあった。
その資料を読みながら開始を待つ。
左にシュウ、右に安室。なんとも両脇が華やか。
左右どちらを向いてもイケメン。
うーん、こういうのを両手に花?って言うんだっけ?
ちなみに真後ろに風見君。うん…落ち着く。
「あれ、シュウ筆記用具は?」
「必要ない。頭に入れればいい事だ。」…流石です。
あっという間に席が埋まり、予定の時間より少し早く講習会が始まった。
1番前では黒田管理官がパワーポイントを使って資料の説明をしている。
いくつか補足もあり、資料に書き込んでいるとつい肘がぶつかって消しゴムを落としてしまった。
「あっ。」
「ん?…はい。」
「ごめん、あむ兄ありがとう。
…学生だと、消しゴム拾って貰って恋が始まる、とかあるよね。」
「ナマエ、今度消しゴム落とす時は俺の方に落とせ。」
「何言ってんの。不意に落とすものだからそんなコントロール出来ないし。」
「おいFBI。真面目に聞けよ。」
「そこの3人。何か質問があるのか?」
黒田管理官に睨まれてしまった。管理官の顔、怖!!
「管理官、〜の場合はどうなりますか?」
安室が上手く質問を投げかけてくれたおかげで特に注意されずその後もスムーズに話が進んだ。
一旦休憩の時間。
「さっきはごめんね!つい言いたくなっちゃって。」
「次から妙な事言うのやめろよ。思わず吹き出しそうになっただろ。それに赤井もふざけた事言うなよな。
誰が消しゴムをコントロールして落とすやつがいるんだよ。小学生か。」
「安室君は真面目だな。」
「お前、学生の頃真面目に授業聞くタイプじゃなかっただろ。」
「イギリスでは割と真面目に受けていたぞ。
…日本にいる間はサボっていた事が多かったが。
安室君は至極真面目に勉強していそうだな。」
「えぇ。僕は貴方と違ってサボったことなんてありませんから。常に成績トップでしたし。」
「奇遇だな、俺もだ。」
2人ともきっとオール満点だったんだろうな…。
…シュウは絶対要領が良いタイプ。
講習会も終わり、銃の登録確認を済ませて会場を出た。
「安室君、この後予定がなければ呑みに行かないか?」
「構わないけど車で来てるから一旦帰る。」
「俺もだ。後で集合しよう。…ナマエ、トイレに行ってくるからちょっと待っていてくれ。」
「赤井と一緒に行くのは嫌だが…僕も。」
「俺は別に嫌じゃない。行こう。」
安室がブツブツ言いながらトイレへ向かっていった。
「ナマエちゃん!」
「あ!佐藤刑事に高木刑事。これから講習会?」
「えぇ。FBIのジャケット着ているのを見ると本当にそうなんだなって感じるわ。なんかつい親しみやすくて忘れちゃう。」
「そう?嬉しー!」
「FBIでも講習会出るんですか?大変ですね。」
「そうなんだよね。」
「あれ、ナマエさんってタバコ吸いましたっけ?」
「吸わないよ。なんで?」
「あっ、いえ。一瞬タバコの様な香りがしたもので。」
「あー…さっき隣でシュウが吸ってたからかなー。」
元々シュウのジャケットを縮めて着ているなんて言えない。
「あ、シュウが帰ってきた。」
「待たせたな。あぁ、2人も講習会か?」
「お疲れ様です。これからなんです。」
安室がいない。多分だけど顔を合わせたことがある高木刑事達に公安だとバレたくなかったからさっさと帰ったんだろうな。
帰宅して適当に店を予約して安室と待ち合わせをする事にした。
警視庁勤務の警察官は全員参加必須なのだが、人数が多いのでホテルの宴会場を貸し切って数日に分けて行う。
我々はFBIとはいえ、一応公安に出入りする身なので講習会に出なければならないそうで先程安室から連絡が来た。
「講習会かぁ。そういうの久しぶり。」
「面倒だな。」
「まぁ仕方ないよ。持ち物は…筆記用具と普段使っている拳銃及びライフル、FBIの手帳ね。
えー…重いんだけどな、ライフル。登録者確認とかで必要なのかな…。」
「ナマエ、FBIのジャケットは持ってきているか?」
「ジャケット??」
「メールにかかれている。」
「え!?ほんとだ!制服で来いって!」
「どこにある?ズボンは誤魔化せるにしても、ジャケットはそうはいかんぞ。」
「…アメリカ。」
「……送ってもらうにしても日にちがかかるな。間に合うかギリギリだ。」
「どうしよう〜!」
「2枚持っているから1枚貸してやる。」
「いいのー!?」
試しに着てみたものの、案の定大きすぎてコートみたいになっている。
「Oh…どうしよう。これは…。」
横でシュウが笑っている。
「それは…サイズが合ってないな。大きすぎる。」
「やばい。ねぇ、これ魔法で縮めても良い?」
「構わんが、後で元に戻してくれよ。貸与されているのは2枚しかないんだ。」
「もちろん。後でちゃんと返す。うーん…こんなもんかな?まだ袖が長いかな…。」
「まさか日本で制服使うとは思わないよな。」
「そうなんだよね。シュウが持っていてくれて良かった。」
ただ、着ていると制服から若干タバコと香水の香りが漂う。なんだか包まれている感があって落ち着くから嫌ではないけど。むしろ嬉しい。
講習会当日
「シュウ、支度出来た?」
「あぁ。」
久しぶりにFBIのジャケットを羽織り、ライフルケースを背負うシュウがとてもかっこよくて見惚れる。
普段スーツを着ない人が久々にスーツに袖を通すのを見たような感覚だろうか。
その上、今回は割ときちんとした場なので帽子なし。色気増し増し。
「ん、どうした?早く行くぞ。」
「ヤバイ…。」
「何がだ?」
「…なんでもない。」
「緊張しているのか?別に大した事ではないだろう。話を聞くだけで。」
「うん。」ヤバイのは貴方の色気ですよ…とは言えないので返事をして後をついて行く。
車をホテルの駐車場に止めて、警備員の案内に従って会場へ向かう。
制服を着た大勢の警察官達がゾロゾロとホテルの宴会場へ入っていく光景は圧巻だ。
もう二度とお目にかかれない様だと思う。
「すごーい。人多い…。」
「2人とも。」
「あっ、おはよー!」
「やぁ、安室君。」
「もう受付したか?向こうでやっているからまだなら行ってこい。ここで待っていてやるから。」
「すぐ行ってくる!」
さっさと受付を済ませて安室と共に部屋に入ると、長テーブルとパイプ椅子がずらーっと大量に並んでいた。適当に右前方の席に着く。
テーブルには資料が置いてあった。
その資料を読みながら開始を待つ。
左にシュウ、右に安室。なんとも両脇が華やか。
左右どちらを向いてもイケメン。
うーん、こういうのを両手に花?って言うんだっけ?
ちなみに真後ろに風見君。うん…落ち着く。
「あれ、シュウ筆記用具は?」
「必要ない。頭に入れればいい事だ。」…流石です。
あっという間に席が埋まり、予定の時間より少し早く講習会が始まった。
1番前では黒田管理官がパワーポイントを使って資料の説明をしている。
いくつか補足もあり、資料に書き込んでいるとつい肘がぶつかって消しゴムを落としてしまった。
「あっ。」
「ん?…はい。」
「ごめん、あむ兄ありがとう。
…学生だと、消しゴム拾って貰って恋が始まる、とかあるよね。」
「ナマエ、今度消しゴム落とす時は俺の方に落とせ。」
「何言ってんの。不意に落とすものだからそんなコントロール出来ないし。」
「おいFBI。真面目に聞けよ。」
「そこの3人。何か質問があるのか?」
黒田管理官に睨まれてしまった。管理官の顔、怖!!
「管理官、〜の場合はどうなりますか?」
安室が上手く質問を投げかけてくれたおかげで特に注意されずその後もスムーズに話が進んだ。
一旦休憩の時間。
「さっきはごめんね!つい言いたくなっちゃって。」
「次から妙な事言うのやめろよ。思わず吹き出しそうになっただろ。それに赤井もふざけた事言うなよな。
誰が消しゴムをコントロールして落とすやつがいるんだよ。小学生か。」
「安室君は真面目だな。」
「お前、学生の頃真面目に授業聞くタイプじゃなかっただろ。」
「イギリスでは割と真面目に受けていたぞ。
…日本にいる間はサボっていた事が多かったが。
安室君は至極真面目に勉強していそうだな。」
「えぇ。僕は貴方と違ってサボったことなんてありませんから。常に成績トップでしたし。」
「奇遇だな、俺もだ。」
2人ともきっとオール満点だったんだろうな…。
…シュウは絶対要領が良いタイプ。
講習会も終わり、銃の登録確認を済ませて会場を出た。
「安室君、この後予定がなければ呑みに行かないか?」
「構わないけど車で来てるから一旦帰る。」
「俺もだ。後で集合しよう。…ナマエ、トイレに行ってくるからちょっと待っていてくれ。」
「赤井と一緒に行くのは嫌だが…僕も。」
「俺は別に嫌じゃない。行こう。」
安室がブツブツ言いながらトイレへ向かっていった。
「ナマエちゃん!」
「あ!佐藤刑事に高木刑事。これから講習会?」
「えぇ。FBIのジャケット着ているのを見ると本当にそうなんだなって感じるわ。なんかつい親しみやすくて忘れちゃう。」
「そう?嬉しー!」
「FBIでも講習会出るんですか?大変ですね。」
「そうなんだよね。」
「あれ、ナマエさんってタバコ吸いましたっけ?」
「吸わないよ。なんで?」
「あっ、いえ。一瞬タバコの様な香りがしたもので。」
「あー…さっき隣でシュウが吸ってたからかなー。」
元々シュウのジャケットを縮めて着ているなんて言えない。
「あ、シュウが帰ってきた。」
「待たせたな。あぁ、2人も講習会か?」
「お疲れ様です。これからなんです。」
安室がいない。多分だけど顔を合わせたことがある高木刑事達に公安だとバレたくなかったからさっさと帰ったんだろうな。
帰宅して適当に店を予約して安室と待ち合わせをする事にした。