第4章
夢小説設定
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少し現場から離れて適当な路上に止めた。
「シュウ、今治療するから!」
タオルを外してもまだ血が滴っていた。急いで腕を綺麗に治す。
「口は?」
「ほっとけば治る。」
「口内炎出来ちゃうから見せて!」
「…口の中を見られるのは少々抵抗があるな。」
「そんな事言ってる場合じゃない!
…ここね。随分切ってるじゃん!これは血出るわ…。はい、治った。」
「助かった。」
「脇腹、念の為もう一度見せて。あ、良かった。綺麗に治ってる。結構出血したから念の為しばらく鉄分が多い食事にするからね。」
「あぁ。しばらくはレバーか…?」
「レバーとかカツオとか卵とか色々あるけどね。
……ごめん。庇ってもらったせいで怪我させちゃったね…。」
「謝る必要はない。俺がしたくてした事だ。
ナマエこそ怪我していないか?」
「若干背中が痛い。」
「見せてみろ。…おい、血が滲んでるぞ。」
「嘘?シートに血が付いちゃった?」
「シートなんてどうでも良い。早く自分の傷も治せ。」
「あー…うん。背中かぁ…。」
「出来ないのか?」
「うん。魔法をかけたくても手が届かない…。」
「チッ。ハティかスコール、来てくれ。」
「えっちょ」
コンコンと窓を叩く音がする。
ゆっくり振り返ると笑顔で黒いオーラを放つハティが見えた。
「ひ…久しぶりぃ〜!」引きつった笑みで手を振ってみた。
「車の外からも血の匂いがプンプンしますよ。一体お二人共何をされたんですか…?」
「爆発に巻き込まれてしまってな。ナマエの背中を治してやってくれ。」
「えっ、大丈夫。ほっとけば治る。」
「見せなさい。」
「嫌!変態!」
「赤ちゃんの頃から見慣れている背中を見ても何とも思いません。治すから早くしなさい。」
「はい…。」
「……治りましたよ。」
「あ、ありがとう。わざわざイギリスから来てもらって悪いね。もう帰って大丈夫…。」
「…何故日本にいるのにこんな怪我をするんですか…。アメリカに帰った時はどうなるか…。先が思いやられますね。
くれぐれも、親より先に神界へ行くのは止めてくださいよ!そうなったらあちらで延々に説教しますからね!」
「は、はい。気をつけます。」
ハティはすぐに消えた。
良かった、今日は説教を受けずに済んだ。
怒ると怖いし説教長いんだよね。
「…さて、帰るぞ。帰ったら今度は俺からの説教だ。」
「え゛。」
帰宅して早々シュウから長々と説教を受けた。
うん…やっぱりどちらも怒らせると怖いです。
その後数日して犯人は無事逮捕された。
犯人はあのショッピングモール内のアパレル店員だった。
しかも三階男性用トイレの真下にその店員の店があるらしい。
動機はその服屋の上司のイジメだそう。
いつも店の1つ上、三階の男性用トイレで説教や暴行を受けていたそう。
他のスタッフもイジメには薄々気づいてはいたものの、実際暴行を奮っているのを見た事がなかった為に注意する事が出来なかったらしい。
犯人はあの店とトイレの破壊が目的だった。
闇サイトで貯金を全て使い、爆弾を買えるだけ購入。
特定を逃れるため他のショッピングモールにも爆弾を仕掛けたが、被害を出したくなかった為警視庁に爆弾解除マニュアルを送り付けたとの事。
初めにトイレの入口付近の天井を爆発させたのはトイレ内の爆弾を解除させたくなかったのと、客や店員に避難を促す為だったらしい。
トイレの引き出しに仕掛けた爆弾で床を落とし、下の階の店を壊したかったそうだ。
その為あのトイレに仕掛けた爆弾のマニュアルだけ、最後のコードを切る部分を"白"から"赤"に書き換えて解除させないように細工をしたとの事。
私が赤を切らなかったのはやはり正解だったようだ。
その上、もしあの爆弾が解除されてもトイレだけはせめて壊したかったらしく、もう1つ爆弾をトイレの天井の換気口から仕掛けていたとの事だった。
私達が爆発に巻き込まれたのはその天井に仕掛けられた爆弾だったようだ。確認が甘かった。きちんと天井裏も見ておくべきだった…。
数日後警視庁に置いてもらっていた車を引き取った。
小五郎さんが慣れない左ハンドルを頑張って運転して運んでくれたらしい。
後でお礼に行かないと。
「シュウ、今治療するから!」
タオルを外してもまだ血が滴っていた。急いで腕を綺麗に治す。
「口は?」
「ほっとけば治る。」
「口内炎出来ちゃうから見せて!」
「…口の中を見られるのは少々抵抗があるな。」
「そんな事言ってる場合じゃない!
…ここね。随分切ってるじゃん!これは血出るわ…。はい、治った。」
「助かった。」
「脇腹、念の為もう一度見せて。あ、良かった。綺麗に治ってる。結構出血したから念の為しばらく鉄分が多い食事にするからね。」
「あぁ。しばらくはレバーか…?」
「レバーとかカツオとか卵とか色々あるけどね。
……ごめん。庇ってもらったせいで怪我させちゃったね…。」
「謝る必要はない。俺がしたくてした事だ。
ナマエこそ怪我していないか?」
「若干背中が痛い。」
「見せてみろ。…おい、血が滲んでるぞ。」
「嘘?シートに血が付いちゃった?」
「シートなんてどうでも良い。早く自分の傷も治せ。」
「あー…うん。背中かぁ…。」
「出来ないのか?」
「うん。魔法をかけたくても手が届かない…。」
「チッ。ハティかスコール、来てくれ。」
「えっちょ」
コンコンと窓を叩く音がする。
ゆっくり振り返ると笑顔で黒いオーラを放つハティが見えた。
「ひ…久しぶりぃ〜!」引きつった笑みで手を振ってみた。
「車の外からも血の匂いがプンプンしますよ。一体お二人共何をされたんですか…?」
「爆発に巻き込まれてしまってな。ナマエの背中を治してやってくれ。」
「えっ、大丈夫。ほっとけば治る。」
「見せなさい。」
「嫌!変態!」
「赤ちゃんの頃から見慣れている背中を見ても何とも思いません。治すから早くしなさい。」
「はい…。」
「……治りましたよ。」
「あ、ありがとう。わざわざイギリスから来てもらって悪いね。もう帰って大丈夫…。」
「…何故日本にいるのにこんな怪我をするんですか…。アメリカに帰った時はどうなるか…。先が思いやられますね。
くれぐれも、親より先に神界へ行くのは止めてくださいよ!そうなったらあちらで延々に説教しますからね!」
「は、はい。気をつけます。」
ハティはすぐに消えた。
良かった、今日は説教を受けずに済んだ。
怒ると怖いし説教長いんだよね。
「…さて、帰るぞ。帰ったら今度は俺からの説教だ。」
「え゛。」
帰宅して早々シュウから長々と説教を受けた。
うん…やっぱりどちらも怒らせると怖いです。
その後数日して犯人は無事逮捕された。
犯人はあのショッピングモール内のアパレル店員だった。
しかも三階男性用トイレの真下にその店員の店があるらしい。
動機はその服屋の上司のイジメだそう。
いつも店の1つ上、三階の男性用トイレで説教や暴行を受けていたそう。
他のスタッフもイジメには薄々気づいてはいたものの、実際暴行を奮っているのを見た事がなかった為に注意する事が出来なかったらしい。
犯人はあの店とトイレの破壊が目的だった。
闇サイトで貯金を全て使い、爆弾を買えるだけ購入。
特定を逃れるため他のショッピングモールにも爆弾を仕掛けたが、被害を出したくなかった為警視庁に爆弾解除マニュアルを送り付けたとの事。
初めにトイレの入口付近の天井を爆発させたのはトイレ内の爆弾を解除させたくなかったのと、客や店員に避難を促す為だったらしい。
トイレの引き出しに仕掛けた爆弾で床を落とし、下の階の店を壊したかったそうだ。
その為あのトイレに仕掛けた爆弾のマニュアルだけ、最後のコードを切る部分を"白"から"赤"に書き換えて解除させないように細工をしたとの事。
私が赤を切らなかったのはやはり正解だったようだ。
その上、もしあの爆弾が解除されてもトイレだけはせめて壊したかったらしく、もう1つ爆弾をトイレの天井の換気口から仕掛けていたとの事だった。
私達が爆発に巻き込まれたのはその天井に仕掛けられた爆弾だったようだ。確認が甘かった。きちんと天井裏も見ておくべきだった…。
数日後警視庁に置いてもらっていた車を引き取った。
小五郎さんが慣れない左ハンドルを頑張って運転して運んでくれたらしい。
後でお礼に行かないと。